インキュバス イン テイワット 作:朝潮
じゅる……れじゅ……れる……
身体中をれろれろと舌が這い回る。
そんな様子を寝ぼけ目でぼうっと眺める。
どちらかというと、心地よいと言うよりもくすぐったい。
「それ楽しいですか?」
「きゃっ……お、起きていたのか」
「まあ、これだけ舐められたら」
ようやく頭が回り始めてきたので、ジンに話しかけてみた。
驚いたジンは飛び跳ねるように離れる。
「い、いや。寝汗をかいていたようだからな。綺麗にしていたのだ」
「ふーん?」
ジンは目を泳がせまくってよくわからない言い訳をし始める。
オレの胸板はジンの唾液でべとべとになっていた。
別に舐めたければ舐めさせてあげるのに。
「わ、私は騎士団の任がある。先に失礼する」
全裸で跨っていたジンは、いそいそと服を集める。
セックスするのに無理矢理脱ぎ散らかしてしまっていたため、服にはシワがついてしまっている。
そのだらしない服装は、昨日ジンに何かがあったという事を明白に物語っていた。
まあ、既に昨日の酒飲みから噂が飛び回っているかもしれないが。
(早くやめなければと頭ではわかっていたが……逞しい体に我慢ができなかった……っ)
ジンは卑しい自分の性欲を恥じながら着衣を始めていた。
起きたら好きな男の腕の中。しかも互いに全裸。
彼女はインキュバスとしてのフェロモンにくらりと惹かれて理性を失っていた。
そして、今すぐにでも離れないと止まれなくなってしまう事が容易に想像がついてしまった。
ジンは一時的に理性が戻った今のうちにと最後の胆力で踏みとどまったのだ。
「逃げないでくださいよ」
「わ、わ……っ」
オレは部屋から出て行こうと服を着ていた首筋にキスをする。
ちゅう、ちゅうと襟元に吸い付くと汗のしょっぱい味がした。
「な、なんだ……」
「オレにも舐めさせてください」
首筋に舌を這わせて汗を舐め取る。
うん。何が楽しいかとは思ったがなんだかんだ楽しいな。
「ひっ……ぁ……やめ……っ」
敏感な場所を舐められて、段々と力が抜けていく。
オレは弱々しい抵抗の言葉を無視して、中途半端に着て隠されていた胸を揉みしだく。
布越しにもちもちとした柔らかいおもちがオレの手の中で形を変える。
バーバラよりも少し大きい、柔らかおっぱい。
胸を愛撫しながら、首筋から頸、顎、そして耳へとゆっくりと移動する。
びく、びく。と体を敏感に反応させながら、じっと耐えるジン。
耳元で舌をちろちろと動かすと、甘い鳴き声をあげる。
昨日あれだけ舐めてやったのにまだ慣れていないのか、耳責めに面白いように反応する。
完全に力の抜けたジンは、へなへなとベッドの上に倒れ込んだ。
「はぁ……はぁ……はぁ……」
ベッドの上で荒い吐息を漏らすジンは、涙目でじっと見つめてくる。
なんとも加虐心をそそられる顔だ。
「こんな朝から、駄目だ……」
「朝から男の体を舐め回してた人が今更真面目ぶっても遅いですよ」
「そ、それは……かっこいい体だったからつい……」
恥ずかしそうに目を逸らすジンは、顔を覆い隠して視線から逃れようとする。
オレは隙を見せたジンのズボンに手をかける。
「じゃあ、オレもエロい体のジンさんについ我慢できなくなっても良いですよね?」
「あっ……」
下着ごとずらされたジンは抵抗なく下半身を晒す。
想像通りそこは既に朝露に濡れていた。
「本当に、これ以上は駄目だ……止まれなくなってしまう……」
ジンは半脱ぎ状態のまま四つん這いでベッドの上で逃げる。
尻を振り逃げるその姿は逆に誘っているかのようだ。
オレは小ぶりなお尻を掴んでこれ以上逃げないように引き寄せる。
「ぁっ!……ど、どうして。断ったと言うのに……」
と言う割に蜜壺からはたらたらと涎を垂らしている。
見事な誘い受け芸を披露した雌犬にはご褒美をやらないとな。
オレはジンの尻たぶを掴んで左右に開き、秘所を露わにする。
濡れそぼったおまんこときゅっと締まったアナルまで丸見えだ。
「ほら、ジン。挿入れてやるから腰を上げろ」
「うぅ……えっちの時にだけ呼び捨てにして、ズルいぞ……」
ジンはもう逃げられないと察したのか、大人しく腰を上げる。
まるで雌犬が交尾を待つかのような体勢だ。
くち……
オレはベッドの上に膝立ちで上がり、入り口に熱り勃つ肉棒を擦り付ける。
ジンの肉壺は、当てがっただけで啄むように吸い付いてくる。
「ん……あぁ……っ」
腰を進めると、昨日再び形を教え込んだ膣口がくっぷりと亀頭を咥え込んだ。
ずちゅりと、ぷにぷにの膣壁をかき分けながら挿入していく。
ばち!と大きな水音を立てて一気に奥まで貫くように腰を打ちつけた。
とちゅ♡とちゅ♡とちゅ♡
リズム良くジンの膣をいじめる。
ピストンに合わせて、甘い鳴き声が漏れ出した。
「あっ♡はっ♡あっ♡やっ♡」
朝立ちでガチガチになっている肉槍を子宮へと叩きつけるように出し入れする。
膣奥を突く度に、ジンは段々と性感を高めていく。
リズムに合わせてふるふると震える尻肉のその中央で、
きゅっきゅっとまんこの締まりと一緒に収縮するアナルがチラッチラッと見え隠れしていた。
オレは好奇心に従って指でつついてみる。
「ひゃあっ!?な、そこは違っ……」
アナルを触ると、驚いたジンがぎゅううと締め付けてくる。
肉厚の膣壁が、食いちぎらんとばかりに肉棒を圧迫する。
どうやらアナルも敏感なようだ。
それならとオレは更に指を這わせる。
つんつん、さわさわ。ぷにぷに。
未知の感覚に括約筋がきゅっと締まり穴を隠す。
オレはアナルのシワを伸ばすように、2本の指でぐいと無理矢理広げてみる。
「なんでそんなトコ……やだぁ……」
腕が崩れ、顔を枕に突っ伏してお尻を上げながら。
屈服宣言をするように、甘えた声で鳴く一匹のメス。
普段凛々しい女のメスの顔は何故こうも唆られるのだろうか。
「すみません。ジンさんが可愛いので意地悪をしてしまいました」
オレはジンの可愛らしい反応をもっと見ようとジンに覆い被さる。
とち、とち。と腰だけで膣奥を掘削しながら耳元で謝る。
嫌がっているようなのでアナルを弄るのは、まあまた今度にしてやろう。
「お詫びにジンさんの好きなベロキスセックスをしましょう」
オレはすぐにでも唇同士が触れ合いそうな至近距離でジンの顔を振り向かせる。
蕩けた顔をしていたジンはそんな提案にすぐに食いついた。
「んむ……ちゅ……じゅる……んちゅっ……」
返事代わりに差し出された唾液でしっとりと濡れた舌をはむ。
唇ごと貪るような、舌と舌が絡み合う大人のキス。
互いの唾液が混ざり合い、もうどちらのものかもわからない唾液を飲み下す。
「ん、んっ……むっ……んむっ……」
腰を動かしながらなので、時折口が離れてしまうのだが。
その度に、ジンが口に縋って唇を突き出してくる。
可愛らしいその仕草に、オレはジンの頭へと腕を回す。
小さい子を褒めるかのように、なでりなでりと頭を撫でる。
錦糸のようなサラサラとした髪が指の間からこぼれ落ちる。
姉妹揃って、甘くじっくりと責められるのが好きなのは同じだが。
妹の方は前戯でお互い気持ちを高め合うのが好きなのに対して、
姉の方は前戯している時間があるのならば一秒でも長く繋がるのが好きなのだ。
なので、こうやって挿入してから愛撫してやるのだ。
(胸が……破裂してしまいそうだ……)
騎士団を従える者として、甘えた所を見せられないジン。
そんな彼女が唯一甘えることができる相手に弱点を一気に突かれ。
ジンの許容量を超えた幸福度が、彼女の理性を再び消し飛ばした。
きゅううっと心臓が締め付けられるような感覚が何故か愛おしい。
(すき、すき、すき、すき)
腰を突かれる度。舌を混じり合わせる度。愛おしさが高まっていく。
自分の事を自分以上に知り尽くしている彼へ。安心しきった様子で身を任せる。
とちゅ。とちゅ。
ゆっくりと、時間をかけて、少しずつ性感を高めていく。
刺激的には弱いはずが、ジンは脳イキで絶頂に達した。
背中が反り上がり、ぎゅっと手に力が入る。
「あ゛……っ!」
余韻でヒクヒクと痙攣している間も、変わらずゆっくりとピストンを続ける。
弾薬に限りのある男の絶頂と違い、女は快感に限度がない。
ジンはしばらく絶頂から降りて来られないだろう。
「っっ!……っ〜!」
ジンはそんな余裕も無くなったのか、キスをも忘れて枕に顔を埋める。
快感に耐え、必死に声を抑えているようだ。そんないじらしい姿に嗜虐心が煽られる。
もっと鳴かせてやりたいという欲求が湧き上がり、上がってきていた射精感をググッと押し留める。
んぇ……にゅる……ずじゅるる……
髪に隠れた耳を探し当て、その小さな穴の中をべろべろ舐め回す。
脳に直接届けるように、奥へ奥へと侵入させる。
「っ……!」
ジンが腰を跳ねさせた瞬間、膣肉がギュッと肉棒を締め付けてきた。
彼女の体は全身が性感帯となり、どこもかしこも感じてしまうらしい。
オレはそんな弱点まみれの彼女の体を虐めるように愛撫を続ける。
耳の穴に舌をねじ込み、ぐちゅりとかき回す。
同時にピストンを早めて子宮口を小突き続けるとジンはくぐもった嬌声を上げた。
「〜!」
膣肉はきゅうきゅうと肉棒を締め付けてくる。
絶頂から降りてこられないジンは快感から逃げるために腰を引く。
そんなジンに、逃がさないとばかりに覆い被さるように体重をかけ、腰をグリグリと押し付ける。
手首を掴んで、絶対に逃げられないようにしてから。押し留めていた精を解き放つ。
ぶびゅるるっ! びゅるるっ!びゅるるっ!
子宮の中に吐き出すように、最奥に押し付けて。一滴もこぼさないように精を放つ。
ビクンッビクンッと大きく体が跳ねる度に、膣肉が肉棒を締め付けてくる。
もう何度目だろうか。ぎゅううっとキツく締まり吐精中の肉棒を刺激する。
我慢しただけあって、馬鹿げた量の精液を吐き出した。
おさまりきらなかった精子が逆流し、コポコポと溢れ出ている間も。
びく、びく、と余韻でちんぽが跳ねる。強い快感に暫く動けずにいると。
快感に耐えきれなかったジンが、大きな絶頂と共に潮を吹き出した。
「ジンさん。大丈夫ですか?」
流石に心配になったオレは顔を覗き込むと。
涎と鼻水に塗れ、ぐちゃぐちゃになったジンが目を回していた。