先日投稿した話でドーマウスのマスターとデュエルしていた彼が登場しています。
デュエルの勝敗が喫した後、向かいの席に座っているそいつは落ち込んでいた。
もし目に見えて悔しがるような落ち込み方をしていたのであれば、俺はおどけたり茶化したりして励ましただろう。
しかし、行きつけのカードショップでの顔馴染みになったそいつはあくまで平静そうに振る舞いながら内心で深く落ち込んでいた。
だからこそ、気づいてしまった。
初めて組んだデッキを披露する今日を楽しみにし、ガチで準備していたんだなと。
そもそも俺もそいつの思い入れはよく知っていたので、愛用のエクソシスターデッキを使うつもりだったのだ。
だが、不覚にも持参し損ねてしまった。
言い訳にしかならないが、新しい構築が突然思い浮かんで実際にカードを広げて試したのがよくなかった。
それで形になったのならまだよかったものの、構築としてパッとしなかったうえにデッキも忘れたのだから本当にいただけない。
だから、以前から約束していたそのデュエルでは辛うじて持参していた別のデッキを使わざるを得なかった。
カドショがあったフロアから機械的に下降し続けていたエレベーターが一階に到達し、そのドアがゆっくりと左右に開く。
それと同時に遠く聞こえる歩道を行く人々の喧噪と夕時の涼やかな空気が流れ込んで来て、狭い基内を満たすように広がった。
同じフロアから乗った人たちが出て行くのに続いて俺もそいつと一緒にエレベーター内から出るが、顔馴染みの足取りはどことなくフラフラとしていて危なっかしい。
それこそ、このまま帰せば帰路で事故に遭ってもおかしくないくらいに危うく思えた。
さすがに心配になって具合を尋ねるが、顔馴染みは不思議そうに首を傾げて大丈夫と答えるばかりだ。
結局いつものようにカドショの入るビルの前で別れるしかなく、雑踏に紛れるように姿を消すそいつの背中を見送ることしかでなかった。
「そんなに後悔するんでしたら、ご友人に勝たせてあげた方がよかったんじゃないですか?」
後悔にも似た苦々しさを誤魔化すように溜め息を吐いていると、誰もいない少し離れたところから気遣うように問いかけられる。
俺は地面を見たまま彼女からの問いかけに首を左右に振って答える。
本来使うのと別のデッキだったとはいえ、勝負なのだから手加減をした方が間違いなく失礼だ。
あと、あいつを友人と言っていいかは結構怪しいんじゃないだろうか。
確かにカドショで顔を合わせる度に決闘したり雑談したりしてるが、お互いに本名さえも未だに知らない。
もしかしたら今後それくらいは知ることもあるかもしれないが、それ以上にプライベートな情報を知る機会はほとんどないし教える機会もないと断言していいだろう。
何と言うか、どこまで行ってもそういう付き合いの相手ではある。
「――それです。それなんですよ、マスター!」
顔を上げれば、修道服を思わせる落ち着いた色合いの軍服を着た彼女がいつの間にか間近に立っていた。
風に微かに揺れるスカートは脛の辺りまで覆うように広がっていて、レギンス生地のズボンに包まれたほっそりとした足をほとんど隠している。
肩にかかるほどのショートヘアは緩やかにウェーブしていて、付けられた銀色の髪飾りが夕日を受けて薄っすらと輝いていた。
彼女はエクソシスター・ステラ。
デュエリストの間ではある種の都市伝説としてまことしやかに囁かれているカードの精霊という幽霊のような存在だ。
その証拠にステラは俺以外からは知覚されていないし、自分自身の意志で俺の周囲に姿を見せたり消したりすることもできる。
「わたしからすれば、それこそ不思議なりません。
名前も知らない方だというのに、マスターは顔を合わせる度に楽しそうに過ごされています。
それとも、わたしが不勉強なだけでマスターがされているカードゲームというのはそういうものなのでしょうか?」
年ごろの女の子が抱くには真っ当な疑問だが、仮にもカードの精霊であるステラがそれを言ってもいいのだろうかとは若干思わなくもない。
だが、俺が知るステラの背景を思えば彼女が娯楽と縁遠いのも不自然なことではなかった。
あくまで俺の経験に基づく感覚の話になってしまうが、カードゲームの類とはそういうものなのではないかと思う。
きっと……、俺たちはデュエルを通して言葉を交わす以上に多くのことを語り合っている。
もちろんデュエルの最中に交わされるやりとりもあるが、実際はそれだけには留まらない。
組むテーマの選択からデッキに入れるカードの種類の比率、あとは実戦での手札の見せ方などなど。
挙げ始めれば多すぎてキリがないが、デュエルを構成する小さな要素の一つ一つにデュエリスト個々人の思考や価値観はどうしても表れる。
俺たちは実際のデュエルを通してそれらを感じ取り、勝利を目指す過程で目の前に座る相手のことを少なからず知るのだ。
だからこそ勝敗が決した後には自然と語り合え、交流が生まれる。
そして気が合うようであれば、また会ったときにデュエルを申し込むに違いない。
もちろんあくまで人と人との話だから例外はいくらだってあるが、おそらくそんな感じなのではないだろうか。
「……はあ、分かったような分からないな?」
俺のとりとめのない語りを聞き終えたステラは何とも言えないような曖昧な表情を浮かべながら一応頷いてくれた。
自分でも上手く説明できた自信はまったくなかったので、彼女の反応には納得しかない。
元々説明が上手くない自覚はあるが、言語化が難しい感覚的な話なんだよなぁ。
それはそれとして、そんな話にも真摯に耳を傾けて最大限理解しよう努力してくれる優しさは間違いなく彼女の美徳だろう。
「……えと、その。あ、ありがとうございます。マスター」
頭をぺこりと下げ、はにかむように微笑む小柄な彼女はとても愛らしい。
しかし、そんなステラに対して俺は衝撃の事実を伝えなければならない。
ステラはまだ知らないが、いまやデュエルは面と向かい合わずとも出来るのだ。
それこそ携帯端末の一つさえあれば、いつでもどこでもデュエルできる時代はすでに訪れている。
「えぇっ!? では、マスターがさっきまで話していたことは!?」
まぁ……それはそれ、これはこれということだ。
いい感じの結論が出たところで空きっ腹が空腹を訴えているのに気づき、近くで外食を済ませてから帰るかとこの後の予定を大雑把に定めて歩き出す。
「ま、マスター。待ってください~!」
ステラがぱたぱたと走って追いかけて来てくれるのを見て口元が自然と緩む。
その背後には夕日が並び立つ建物の奥にゆっくりと沈んでいく光景が見えていた。
最近の休日はずっと賑やかになって、いままで以上にあっという間だ。
俺は立ち止まってステラのことを待ちながら、そんなことを考えていた。
*
思い返せば、一人暮らしを始めたのは大学に進学した頃だった。
それが社会人になった現在でも変わらず続いているので、積み重ねた一人暮らしの歴もそこそこ長くなったと言えよう。
でも、だからこそステラが一緒に暮らすようになった最近まで、そのありがたみを忘れていたのかもしれない。
「――おかえりなさい、マスター。お仕事、今日もお疲れ様でした」
週末の夜、疲れた身体を引きずるようにしながら帰った俺をステラが満面の笑顔と共に迎えてくれる。
その微笑みを見るだけでこの一週間で溜まった疲労もすべて浄化されるようだった。
「もうっ、マスターったら大げさなんですから」
ステラは頬を微かに紅潮させながら謙遜するように手を勢いよく左右に振る。
謙虚なのは彼女のいいところの一つだが、こればかりはステラこそ分かっていないと声を大にして言いたい。
夜遅くに疲れながら帰って来たときに誰かが笑顔で出迎えてくれることへの喜びと安堵感。
ステラがいてくれるだけでどれくらい救われているか。
この暖かさを知ってしまったら、もう一人でいることには決して戻れない。
あの頃もあの頃なりの楽しさを見出してはいたが、また戻るくらいならばこの場で爆発四散した方が余程マシだ。
「マスター、その……、大丈夫ですか? もしかしなくても、いつもよりお疲れじゃありません?」
ステラに心配するような調子で問われ、俺は部屋着に着替えていた手を止めてふと考えてしまう。
いまは別に繁忙期というわけではないが、確かに今週は通してずっと忙しかった気がする。
だから普段と比較して疲れてるか否かで言えば、疲れてるのかもしれない。
そういう忙しさ自体はステラと出会う前からよくあったので、実感はあまりないのだが。
「いけないです。そういう自覚のない疲れこそ一番危険なんですよ。そうですね、えっと……でしたら久しぶりにあれはどうですか?」
ステラの視線の先にあるのはペン立てに納められている耳かきだ。
俺からやって欲しいと以前お願いし、ステラが定期的にやってくれていたが、確かにしばらくお願いしていなかったかもしれない。
ちなみに最初こそ使っていたのはありふれたお安めの耳かきだったのだが、彼女に定期的にやってもらっている内にどうにも物足りなくなってしまってしまい、いまではそこそこお高めの耳かきがペン立てに納められている。
耳かきも関心を持って調べてみると案外奥の深い世界だというのはそのときに知ったことだ。
しかし何だか催促してしまったように思えてバツの悪さを感じていると、ステラが否定するように首を左右に振った。
「そんなこと言わないでください、マスター。わたしがマスターのことを癒して差しあげたいんです」
ステラは言い終えるや否や顔全体を真っ赤に染めて俯いてしまう。
俺の反応を窺うようにこちらを上目遣いに見ながらもじもじとしている姿は可愛すぎてヤバい。
それでいながら普段は顕現するのを控えたり、翌日の俺のことを考えて適度な距離感で接してくれる極めて理性的な一面があるのだから本当にいい子すぎる。
そんな素敵な子がカードの精霊であるとはいえ俺なんかの元にいるのは人類の損失ではないかと考えてしまうが、明日は休日で他ならぬステラ自身が耳かきをしたいと言ってくれているのだ。
一体何を遠慮する必要があるというのか、俺よ!
「はい。任せてください、マスター!」
俺が葛藤を乗り越えて頷いて答えれば、ステラはまるで花が咲いたように嬉しそうに破顔した。
*
ステラはペン立てに手を伸ばして耳かきを掴むとベッドに座り込む。
元々俺一人で使っていた安物のそれはギィと軽い音を立てながら僅かに沈み込み、彼女の小柄な身体を受け止めた。
「さぁ、マスター。遠慮しないでどうぞ」
彼女は落ち着いた色合いのスカートの上から太ももの辺りをポンポンと叩きながら微笑む。
導かれるように俺はベッドの上に横になってステラのほっそりとした太もも上に頭をそっと乗せた。
そのまま見上げれば、彼女の困惑を滲ませた何とも言えない表情と遭遇する。
あらためて見ても落ち着いた色合いの軍服や緩やかにウェーブした髪型の印象も相まって、どことなく小動物的な印象を抱かせる。
あるいは、妹的というべきか。
いや……ステラは実際に妹のような存在ではあるので、それについては受ける印象としては間違いではないのかもしれないが。
いずれにしても何故だか無性に手を伸ばしてわしゃわしゃと撫でたくもなるが、それをしたらお許しがあるこの状況でもさすがに怒られるだろう。
「マスター……その、わたしがしたいのは睨めっこではなく耳かきなのですが……」
ステラに困ったように言われ、俺はボンヤリと我に返る。
とりあえずお約束のボケをしたかっただけで彼女の邪魔をしたかったわけではない。
言われた通りに太ももの上でステラに背を向けるように寝そべると、彼女は安堵したように小さく息を吐いた。
「それじゃあ始めますから、あまり動かないでいてくださいね?」
ステラの手にしている耳かきの先端が穴の中にそっと差し込まれ、心地いい音と共にカリカリと掻かれ始める。
最初こそ身体が反射的に身構えて震えてしまったが、すぐに入っていた全身の力も抜けていく。
瞼を閉じながらステラの細やかな息遣いや耳かきが掻いている軽々な音を堪能していると、こういうシチュエーションがASMRとして一定の需要があるのも納得できるというものだ。
「マスター、次は梵天を入れていきますよ」
彼女は小声で囁くと俺の耳の中から耳かきを一度抜き、上下をくるっと入れ替える。
梵天とはステラがいま握っている耳かきの先端に付いている白いふわふわのそれで、細かい耳垢を集めるために使うために付いている。
ステラは梵天を探るようにゆっくりと耳の中に入れると繊細な力加減でしゅっしゅっと動かし始めた。
心地よくもくすぐったい感触が背筋をぞわぞわっと撫で、身体全体が反射的に跳ねるように動いてしまう。
「……マスター。だ、大丈夫ですか?」
さっきよりも反応が些か顕著だったからだろうか、ステラが気遣うように尋ねる。
大丈夫と答えると彼女は安堵したように短く息を吐き、梵天を動かす作業を再開した。
間もなく終えたようでステラは梵天を俺の耳からゆっくりと抜くと、今度は小さな顔をそっと近づけ――
「――すぅ、ふぅぅ~~」
囁き声の乗った息を優しく吹きかけられ、今度こそ身体が無意識に大きく震えてしまう。
ついでに情けない声も零してしまった俺を見て、ステラは小さく微笑みながら手を伸ばして俺の側頭部の辺りにそっと触れた。
「ふふっ、マスターってば可愛いです。よし、よし♥」
愛おしむように撫でる手つきは全身に溜まった疲れや強張りを優しく溶かすようだ。
ステラは小動物的で妹系な女の子だと思うが、こんなにも母性的で他者を慈しむ心にも溢れている。
だからこそ、チーム・リリウムの救護担当なのだろう。
「さぁ、マスター。次は反対の耳をお掃除しますからごろんとしてください」
言われた通りに身体を反転させるが、無性に甘えたくなってしまって、俺はステラの下腹部に抱きつくように顔を埋めさせる。
そして自らの匂いを残すように埋めた顔を左右にすりすりと動かして揺らす。
「……っっ、マスター……っん♥」
彼女は驚いたように小柄な身体をビクンと跳ねさせるが、それだけだ。
半分溶けた理性の赴くまま、大きく鼻を鳴らして肺の中をステラの匂いで満たす。
可憐な花を思わせる彼女の芳香は吸い込めば吸い込むほどに多幸感に満ち溢れ、もっともっと欲しくなってしまう。
「ままっ、待ってください……マスター! まだっ、耳かきがまだ途中ですから……、ね?」
ステラに慌てた調子で呼びかけられ、完全に溶けかけていた理性が辛うじて形を取り戻す。
彼女が言うのであれば仕方がないので渋々ながらステラの下腹部から少しだけ離れ、耳かきをしやすそうな位置に頭を戻した。
「それじゃあ、こっちの耳も綺麗に……しますね?」
囁くような声で確認しながらステラが反対の耳の穴にゆっくりと耳かきの先端を入れていく。
その手つきは先ほどまでと変わらない優しく繊細なそれだったが、一度振り切ってしまった昂りが軽々に落ち着くはずもなく。
彼女の耳かきがもたらす心地よさは甘美な痺れに換わり、下半身に熱を次第に集めていった。
「ふぅぅ~~。はい、マスター。こちらも終わりましたよ」
夢と現の狭間をボーっと彷徨っている間にもステラが再び息を吹きかけてくれて耳かきが終わる。
何とも言えない気怠さに意識を支配されたままステラをボンヤリと見上げると、彼女は口元をふっと緩めて頭をゆっくりと撫でてくれた。
「もぉ……マスターは困ったさんですね。でも、大丈夫です。わたしに任せてください」
そう口にした声色はどこか呆れたようだったが、確かに嬉しそうに弾んでいて。
俺はまるで幼子のような気持ちになりながら、聖女のように愛おしさを湛えた笑みを浮かべるステラに頷いて応えていた。
*
「マスター、ズボンを脱がせるので腰を浮かせてもらっていいですか?」
ステラは俺の腰の辺りに向かって両手を伸ばすと慣れた手つきでカチャカチャとベルトを緩めていく。
それに合わせるように腰を軽く浮かせれば、彼女は下に履くパンツと一緒に膝の辺りまで俺のズボンを下ろして肉棒を露わにした。
大きく膨らんで反るように屹立した愚息がペチンと音を軽く立てながら臍に命中する。
当たったそれは竿の部分に血管を薄っすらと浮かびあがらせ、ステラに見られていることにより興奮してるかのようにヒクヒクと小刻みに震えながら先端から我慢汁を溢れ出させていた。
「薄っすらと分かってはいましたけど……マスターのおちんちん、もうこんなにおっきく……」
ステラと久しぶりに触れ合って歯止めが効かなくなっているのだろう。
正直、こうやって見られているのさえもどかしく感じられる。
いま感じている昂りを訴えるかのように肉棒がビクビクッと跳ね、ステラが愛おしそうに微笑む。
「ふふっ、大丈夫ですよ。たっくさん気持ちよくしてあげますからねぇ♥」
ステラはうっとりとしたように囁きながら指で鈴口をそっとなぞり、溢れ出ていた我慢汁を掬い取る。
そのまま手のひらで塗すように広げると、亀頭全体を包み込むように手で握って撫でるように動かし始めた。
痺れるような刺激が全身を駆け抜け、情けない声が口から自然と零れ出る。
手の動きに合わせて反射的に腰を跳ねさせる俺を見ながら、ステラもまた微かに開いた口の端から熱っぽい吐息を零していた。
「マスター、かわいいです♥ もっと、もぉっとわたしが気持ちよくしてあげますよぉ♥」
慣れた丁寧な手つきで快楽を引き出され、溜まった熱が体内でじんわりと膨らんでいく。
しかし、その一方でどうにも口寂しい心地がしてしまって、俺は求めるように口をぱくぱくと動かしてしまっていた。
ステラはそれに気づいたようで、彼女が動きを止めた次の瞬間には上半身だけ裸になっていた。
実は特技が早着替えでそれを披露した……というわけではなく、ステラはカードの精霊なので衣装の脱ぎ着が文字通り一瞬で可能なのである。
普段は軍服でピッチリと隠された染み一つない透き通るような肌が晒され、胸元では小ぶりなおっぱいがぷるぷると揺れている。
その先端は瑞々しい桜色をしていて、ポチッと見えている乳首と併せて食べごろの果実を彷彿とさせた。
生唾を飲み込みながらステラの柔肌を見上げていると、彼女は照れたようにはにかんで笑ってみせた。
「マスター……目がとってもギラギラしてます」
そうだろうかとはぐらかそうとしたのに、口から出るのは熱を帯びた荒い息ばかりだった。
これでは認めているようなものだと内心思っていると、ステラはふっと口元を緩めて甘く微笑んだ。
「かわいいマスター♥ マスター、ほぉら……貴方の、貴方だけのステラのおっぱいですよ♥」
そして上半身をそっと傾けると、俺の口元におっぱいを近づける。
素肌を晒した胸元をほとんど押しつけるような体勢なので、ステラの匂いが鼻を通って瞬く間に身体全体に広がっていき、思考が痺れて理性がぐずぐずと溶け出す。
本能が求めるままに差し出しされた桜色の突起を口に含み、ちゅぱちゅぱと音を立てて吸う。
「っう……っっ、んっ♥ おっぱいをちゅぱちゅぱできて、えらい♥ えらい♥ ご褒美におちんちんをもっとしこしこしてあげますね♥」
ステラは一瞬だけ上半身を大きく震わせたが優しい笑みをすぐに浮かべ、竿を包み込むように握っていた手の動きを早め始める。
際限なく溢れ出る我慢汁を潤滑油にしながら、彼女の手がしゅっしゅっと滑っていく。
届けられた刺激によって思わずステラのおっぱいから口を離しそうになるが、何とか深くしゃぶり込んで瑞々しい色の乳輪に舌を這わせる。
「……っっ、うぅっん♥ マスター、それは……ズルぃぃっ♥ んんっ、ならぁ……わたしもぉ、しこしこ♥ しこしこ♥」
ステラの手つきが快楽を引き出す緩やかな動きから搾り取るそれに変わり、肉棒の上で滑る手の動きが一気に速くなる。
俺もステラの乳輪の縁をれろぉとなぞるように舐め、可愛らしく膨らんだ乳首をピンと舌で弾いた。
「っあ、ぁあんっ♥ マスター、マスター……っ!!♥ マスターのおちんちんもおっきくなって、そろそろ……そろそろっ出そうなんですね?♥ いいですよぉ、このままわたしの手にぴゅっぴゅううして気持ちよくなってくださいっっ♥♥」
猛烈に膨らんだ昂りに抗うようにステラのおっぱいを力強く引っ張って吸うが、抵抗もむなしく瞼の裏で明滅していた視界が一気に弾ける。
彼女の手の中で一回り大きく膨らんだ肉棒が暴発し、その先端から白濁液が勢いよく吐き出された。
そのまま続く射精の勢いに合わせて無意識に腰を突き上げながら、ステラの小ぶりなおっぱいを引っ張って吸う。
全身を脱力感が支配して肉棒が一旦の落ち着きを取り戻した頃には、辺りを濃い臭いが強烈に満たしていた。
「いっぱいぴゅっぴゅっできてえらかったですね、マスター♥ あまりにもたくさん出たので手のひらで受け止めきれなかったのが少々心残りですけど……」
ステラが上半身をゆっくりと起こすと片手がお椀を形作られており、白濁液がたっぷりと溜まっている様がちらりと見えた。
そして先ほどまで吸われていた彼女のおっぱいには真っ赤な跡が生じていて、先っぽに見える乳首には噛み跡が薄っすらと残っていた。
しかし、ステラはそんな跡を愛おしそうに眺めて口元を緩める。
「マスター、ちゅぱちゅぱもいっぱいしてくれたんですね♥ 頑張ることができて、マスターは本当にえらいです。よしよし♥ えらい♥ えらい♥」
本当に俺なんかには勿体ないくらい、なんて優しくて可愛い子なのだろう。
空いている手で汗に塗れた髪をゆっくりと撫でられている内に、暖かな心地がじんわりと広がっていく。
それらが下半身に集まり、射精したばかりの肉棒が再び大きく膨れあがる。
いますぐにでもステラにもっと、もっと愛してると伝えたかった。
「……マスター、その、わたしも…………マスターと深くつながりたい、です……」
顔全体を真っ赤に染めながら消え入るような声で吐露してくれたステラは、正直に言って、それはもうすっごく可愛かった。
*
「マスター……、早くぅ♥」
一糸まとわぬ姿になったステラが四つん這いになり、俺に向かって臀部を曝け出す。
キュッと引き締まった腰の先に見える小ぶりで形のいい尻が媚びるように左右にふりふりと揺れた。
その狭間に見える彼女の蜜壺もねだるように、雌の匂いをむわぁっと放っている。
可愛らしいステラの印象からはあまりにも遠い猛烈な色気にクラクラとなりながら、俺は彼女に背後から覆い被さって大きく膨らんだ亀頭を蜜壺の入口に宛がう。
「っっ……うぅん♥ マスター♥」
ぬちゅうと卑猥な音を立てながら入口を押し広げられ、ステラはビクンッと小柄な身体を大きく跳ねさせる。
甘い響きと共に向けられた彼女の瞳の端には薄っすらと涙が溜まっており、その姿はとても綺麗だった。
俺は指で溜まっている滴を掬い取りながら、彼女の小さな唇に自分のそれを近づける。
「んんっ……ちゅ、ちゅぷぅ♥ れろっ、じゅぷ……ちゅうぅ♥ れろれろぉ……ちゅっ、じゅぷぅ♥」
ステラの口内でお互いの舌を絡ませ合いながら唾液を無造作に交換し合う。
彼女の顎の辺りを通るように混ざり合った唾液がだらぁと垂れて、シーツの上にぽたぽたと落ちて染みを描く。
しかしお互いの鼻同士が触れ合うほどに深い口づけが続き、俺はその間にも腰をゆっくりと押し進めた。
「はぁっ……はぁはぁ、あぁっ♥ マスターのおちんちんが私の一番奥に触れてぇ♥ あぁっ、んんっ……あっ♥ マスター、マスターっっ♥♥」
息が途切れて顔を離したステラが手にギュッと力を込め、シーツが波紋を形作るように引っ張られる。
このままの体勢も悪くはないだろうが、俺の中の俺がこれだけでは物足りないと訴えている。
だから、俺は置かれていたステラの手首を後ろから握ると背後から彼女の身体を思い切り引っ張って、膝立ちのような体勢に強引に移行させた。
「つっ、あぁっ……あ゛ぁん♥ マスター、それだめっ……だめぇ♥ マスターのおちんちんが一番奥をゴリゴリってぇ♥ だめだめ、わたしこんなの知らないっ……しらないからぁ♥♥」
お互いの指を絡ませるように後ろから彼女の手をぎゅっと握りしめ、俺はステラの身体を背後から思い切り突き上げた。
腰を振る度に彼女の小柄な身体がばちゅんぬちゅっと破裂音と水音が混ざり合ったような音を立てながら跳ねるように大きく震え、小ぶりなおっぱいが汗を飛び散らせてぷるんぷるんと激しく揺れている。
「マスター、マスターっっ♥♥ だめだめ、わたしイくイっちゃいますぅぅ♥ マスターもそろそろ出そう、ですかぁ?♥ よかったぁ……あぁっ、んんっ♥ あっ……つっ、でしたらこのまま一緒にぃ♥ わたし、マスターと一緒がいいですぅ♥」
ステラからの問いかけに何とか答えれば、彼女は顔を上気させながら安堵したように息を零した。
彼女の言葉を裏付けるように蜜壺が受け入れている肉棒をギュッと抱きしめ、温かな抱擁によってもたらされた至上の快楽が全身を突き抜ける。
瞼の裏が再び白く明滅するのを感じながら、俺はステラの身体をいま一度力強く引っ張って思い切り突き上げた。
「あぁっ、んんっ……、あっ、マスターマスターぁぁぁっっ♥ 好き好き好きぃ……、大好きですぅぅ♥♥ ああっ……、あぁ、あ゛ああ―――っっっ!!!♥♥♥」
俺は吐き出される精のすべてをステラの子宮に注ぎ込むつもりで彼女の最奥を何度も何度も突き上げた。
ステラは絹を裂くような悲鳴をあげながら華奢な身体を弓なり状に折れんばかりに仰け反らせる。
そして挿入したままの肉棒から白濁液が吐き出される度にビクビクッと小刻みに震え続けていた。
*
あいつと次に会ったときはエクソシスターデッキでデュエルしたいなぁ。
ステラと抱き合いながら愛し合った余韻に浸っている内に、そんなことがボンヤリと思い浮かんだ。
そして、そんな考えに至ってようやく気がつく。
どうやら先日のデュエルでエクソシスターデッキを使えなかったことを俺は相当後悔しているらしい。
「――マスター、どうしたんですか? 悪戯を思いついた小さい子みたいな顔をしてます」
腕の中にすっぽりと収まっているステラが俺を見上げ、囁くような小声で尋ねる。
汗に濡れた彼女の前髪が額にぴったりと張りついている様はカードのイラストからは想像ができない光景で、とても色っぽく煽情的だった。
しかしそちらに意識を取られるとせっかく落ち着いた熱がすぐに再燃してしまいそうだったので、俺は誤魔化すように咳払いをしてからステラにいま思ったことを伝えた。
「エクソシスターの一員としてはお姉様たちと共に戦える機会があるのは嬉しいですけど……、その、ご友人が使っていたM∀LICEデッキはわたし達と相性があまりよくないですよね?」
デッキとしてのエクソシスターの伝家の宝刀と言えば、やはりエクソシスター・ミカエリスの効果による除外での着地狩りだろう。
そして、対するM∀LICEと言えばデッキとしての動きに除外が組み込まれたサイバース族のテーマである。
これらの特徴だけで考えても、ミカエリスの効きが悪い相手であるというステラの指摘はそこまで的を外してはいないだろう。
しかし、その不利を覆す……あるいは覆すためにあらゆるカードと睨めっこし、ああでもないこうでもないと試してみるのが楽しいのだ。
それもまた間違いなくカードゲームの醍醐味の一つと言えるだろう。
「……ふふっ。マスター、一緒にがんばりましょう」
ステラは小さく微笑むと顔をグッと上げ、俺の唇にちゅっとキスをしてくれる。
勝利の女神から口づけをもらった以上は負けるわけにはいかないなと思いながら、俺は愛しい彼女の身体をもう一度ギュッと抱きしめた。