※この作品はR-18です。

ひょんなことから同級生たちと同棲することになり、楽しいからいいやと油断していたら毎晩毎晩大変なことになった   作:松木ユキ

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第11話 布団の匂い

 講義を終え、家に帰ると菜摘が一人で居間にいた。どうやらレポートか何かをしているらしく、パソコンをカタカタと叩いている。

 

「ただいまー、菜摘」

「お、お帰りなさい。……柊さんは一緒じゃないんですか?」

「ああ、なんか用事があるから実家に行くってさ。遅くなるだろうし、今日は帰らないんじゃないか」

「そうですか、分かりました」

「今朝から気になってたんだけど、何かお前おかしくない?」

「……いえ、なんでもないんです」

 

 菜摘はちらりとこちらを見たあと、再びパソコンの画面に目を向けた。その近くには衣類か何かの入った袋が二、三個転がっている。どうやら、菜摘も実家に戻って必要な荷物をこちらに持って来ていたらしいな。

 

「菜摘、今日の夜はどうする?」

「えっ?」

「布団はまだ来てないだろ? 柊が『私の布団を使っていいですよ』って言ってたぞ」

「……じゃあ、柊さんの布団を使います」

 

 やっぱり様子が変だなあ。菜摘は心ここにあらずといった感じで、なんだかぼーっとしている。うーん、これは困ったなあ……。

 

***

 

「俺はちょっと課題をやるから、先に寝てて。たぶん二時間くらいかかるから」

「は、はい。……おやすみなさい」

 

 夕飯や風呂なんかを済ませたあと、今度は俺が居間でパソコンを叩いていた。菜摘は白いパジャマを着て、髪を濡らしたまま突っ立っている。……何か言いたげにしているな。

 

「菜摘、どうかしたか?」

「あっ、いえ! 本当になんでもないんです」

「悩みとかあるなら言えよ。いつでもいいからな」

「……センパイのバーカ」

「え?」

「なんでもないです。おやすみなさい」

 

 菜摘はぷいっと向こうを向いて、そのまま部屋の方へと歩いていった。気になるけど、今は課題の方が先だ。俺はパソコンに目を戻し、ひたすら文献を読み続けた。……そして、一時間後。

 

「終わったー!!」

 

 意外にも早く課題が進み、予定の半分の時間で終わってしまった。俺はネットで課題を提出し、ほっと息をつく。さて、明日も早いから寝ようかな。

 

 俺は明日の朝飯の準備などを済ませたあと、菜摘を起こさないよう静かに部屋に向かった。アイツはもう寝たかな。柊の布団は俺のと違って潮の臭いとかしないだろうしな……。そんなことを考えながら、俺は部屋の扉を開ける。

 

「っ……ふっ……」

 

 ん? ……なんか音がするな。人の声? いやでも、菜摘は柊の部屋で寝ているはずだしな。まさか泥棒が入ったわけでもあるまいし。俺はそっと部屋に入り、電気のスイッチを探す。よし、ここだ!

 

「あっ!」

「あっ……」

 

 その瞬間――俺の掛け布団を抱きしめている菜摘と目が合ってしまった。ふと下半身の方を見やると、菜摘はパジャマのズボンをパンツごとずり下ろしており――薄めの陰毛に包まれ、愛液でびしょびしょに濡れた性器を丸出しにしていた。……もしかして、オナニーしてた?

 

「な、菜摘ッ!?」

「せせせ、センパイ!?」

 

 菜摘は慌てて壁の方を向き、なんとか秘部を隠そうと努めている。……が、今度は可愛い尻が丸見えだ。なんとか誤魔化そうとしているのか、菜摘からの必死に言い訳が聞こえてきた。

 

「ち、違うんですよ!? その、暑いから脱ごうかな~なんて」

「じゃあなんで掛け布団抱いてたんだ?」

「そそそ、それは! 上半身は暑いんですけど下半身は寒かったんですよ!」

「逆になってるぞ」

「あああ、あれ?」

「……一人で、エロいことしてたんだろ?」

 

 俺が核心を突くと、菜摘は黙ってしまった。向こうを向いているから、どんな顔をしているのかは分からない。しばらく沈黙の時間が流れたが――やがて、嗚咽のような声が聞こえてきた。

 

「……ぐっ、ひっぐ……」

「な、菜摘?」

「だってえ、センパイがあ……センパイが悪いんだもん……」

「どどど、どうした!?」

「来ないでくださいっ!」

 

 心配になって駆け寄ろうとしたが、菜摘が声で制してきた。いや、そもそもそこは俺の布団なんだが……。

 

「その、とにかく話してくれよ」

「……センパイ、分からないんですか?」

「な、何が?」

「昨日の夜、見ちゃったんです。……柊さんとえっちなことしてましたよね?」

「えっ」

 

 ――時が、止まったような気がした。たしかに昨日、菜摘は寝ていたはず。……いや、それを確かめていたわけじゃない。寝ているふりをしていたのか、それともカマをかけてきているのかは分からない。

 

「してましたよね?」

「……何が言いたいんだ」

「ゆうべ、センパイが寝てるかと思って抱き着いちゃったんです。……そしたら、なんだか身体が小刻みに揺れてて。そっと柊さんの方を見たら――すっごく気持ちよさそうにしてました」

 

 菜摘は壁の方を向いたまま、悲しそうな声で淡々と語っている。……全部バレてたのかよ。

 

「……そうか」

「私――すっごく悲しくなりました。高校のときはあんなにカッコよくて、私のことをいつも助けてくれたセンパイが、他の女の人に取られたみたいで」

「……」

「だけど、私諦めきれなくて! ……お布団の匂いだけでもって、そうしたらセンパイにえっちしてもらってる気に――」

「だから、俺の布団でオナニーしていたのか?」

「……はい」

「……」

 

 俺は――俺はこの後輩になんて声を掛ければ良いのだろうか? 信頼していた相手が、自分の目の前で他の女と盛り合っている。……そんな目に遭った人間に対し、張本人である俺がなにを言えばいいのだろうか?

 

「……悪かった。お前の言う通り、俺は柊とそういうことをしていた」

「はい。……ですよね」

 

 そこから、しばらく菜摘は黙り込んでいた。俺はどうすることも出来ず、じっと待つ。……しばらくしてから、菜摘が再びこちらを向いた。その秘部はさっきよりも愛液に塗れており、照明の光を反射してぬらぬらと艶めかしく輝いている。

 

「な、菜摘?」

「……センパイ。こっちに来てくれませんか」

「えっ?」

「早く」

 

 発言の意図を理解できぬまま、俺はそっと近くに歩み寄る。近づいていくうちに、股間のところに薄く生えている陰毛や、蜜で覆われた少し黒ずんだヒダがはっきりと見えてきて――俺は思わず目を逸らしてしまう。

 

「……来たぞ、菜摘」

「センパイ。私のこと、見てください」

「えっ?」

「なんでそっぽ向いてるんですか? ……私のおまんこ、見たくないですか?」

「お、おい」

「見て、見てくださいよお……」

 

 菜摘は懇願するように声を絞り出した。こうも必死に言われると、俺も従うしかない。逸らしていた目をそっと股間の方に向けてやると、菜摘は自らの右手を性器に伸ばそうとしていた。人差し指と中指の二本を膣口に押し当て、ゆっくりと進めていく。

 

「ああっ、くっ……」

「な、菜摘……!?」

「センパイが柊さんと『そういう関係』だってことは分かってます。だから『私とえっちして』なんて言いません」

「じゃあ、なんで」

「せめて――私が一人でするとこ、見ててください」

「はっ?」

「そして、お願いです。春センパイも――私を見て、オナニーしてください……」

 

 菜摘はそう言い切ると、一気に指を膣内に押し進めた。聞いたことも無いような嬌声を上げ、身体をびくんと跳ねさせる。

 

「あああっ……! やっ、春センパイ……!」

「菜摘……」

「やああっ、ああっ……! 春センパイ、お願い……!」

 

 高校時代からずっと可愛がっていた後輩が、自らの性器を晒してだらしなく自慰をしている。雑に下ろされた菜摘のパンツを見ると、クロッチの部分には染みが出来ており、敷き布団にも愛液が飛び散っているようだった。

 

「ああっ、やあっ……」

 

 菜摘は徐々に指を動かす速さを上げていき、膣壁への圧力を高めていった。ぐちゅぐちゅといやらしい音が響くと、菜摘はさらに上のパジャマに手を突っ込み、自らの胸を触り始めた。よく注視してみると、ノーブラなのか、触っているのと反対側では硬くなった乳首が浮かび上がっている。

 

「わ、私を見てくださいっ……!」

 

 泣き出しそうな菜摘の声。「やめろ」と言うべきなのに――俺の肉棒はどんどん立ち上がってくる。

 

「センパイ、おっきくなってるんですか……?」

「これは、その……」

「嬉しい……えへへ」

 

 しかし俺のズボンが膨らんでいるのを見ると、菜摘は一気に笑顔になった。俺に裏切られたと思っているはずなのに、まだ慕ってくれているのか。……そんな後輩の言うことを、聞かないわけにはいかないな。

 

「センパイ……?」

「菜摘……」

 

 そして間もなく、俺は――自らの肉棒を握っていたのだった。

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