ひょんなことから同級生たちと同棲することになり、楽しいからいいやと油断していたら毎晩毎晩大変なことになった 作:松木ユキ
「二人とも、何してるんですか……?」
膝から崩れ落ちたまま、柊は俺たちに問うた。真っ青な顔をして、信じられないといった表情である。
「その、これはっ……」
「な、なんで菜摘さんに精子がかかってるんですか……?」
「いやだから、えっと……」
俺は必死に言い訳を考えたが、思いつかなかった。いや、この状況をうまく抜け出す方が無理というもの。セックスしていたわけじゃないけど、「二人でオナニー見せ合ってただけなんだよね」っていうのも大概だしな……。
「ねえ、春センパイ」
「えっ?」
その時、菜摘の声がした。思わずそちらの方を向いてみると、菜摘はニヤリと微笑んでいる。こ、こんな状況で何を考えてるんだ……?
「センパイ、今夜は柊さんは
「はっ?」
「えっ?」
意味不明な言葉に、俺と柊は戸惑う。か、帰って来ないだって? 柊なら、今まさに部屋の入口に――
「センパイったら、まだ入れる前なのに出しちゃうなんてえ」
「いやだから、そこに柊が――」
「もー、お楽しみはここからですよ?」
「菜摘、いったいどうしたんだよ!?」
呆然とする柊と、ニヤニヤと笑う菜摘。訳が分からずにいると、菜摘はさらに話を続けた。
「だって、センパイは柊さんと付き合ってないんですよね?」
「えっ? あっ、ああ」
「だったら、私とえっちしても浮気じゃない。そうじゃないですか?」
「な、菜摘……?」
さっきと言ってることが違うぞ!? 俺と柊が「そういう関係」だからえっちしない、とか言っていたはずなのに。
「よく考えれば、私が遠慮する必要なんて何もないんですよ。だから……続きをしましょう?」
菜摘はニヤついた表情のまま、柊のほうをちらりと見た。もしかして、柊が現れたことで開き直ったのか……?
「やっ、嫌です!!」
「!?」
その時、俯いていた柊が大声を出した。崩れ落ちていたところから立ち直り、俺たちの方につかつかと歩み寄ってくる。そして俺の肩を後ろから掴み、懇願するように口を開いた。
「私以外とえっちしちゃだめです!」
「柊……」
「春くんは私とだけ――」
「センパイ、柊さんが帰って来ないうちに早くしましょう?」
しかし――菜摘はまるで柊がいないかのように、俺にそう促したのだった。コイツ、あくまで柊がまだ帰っていないことにするつもりなのか……? けど、流石にこの状況下で菜摘の提案に乗るわけにはいかない。
「……悪いけど、もう今日は出来ない。寝るよ」
「春くん……!」
俺がそう言うと、柊は安心したような声を漏らした。こんな柊を見て、このまま菜摘と――なんて出来るわけがない。そう思っていたのだが、菜摘は冷たい声で俺に告げた。
「……センパイと柊さんが同居していること、大学の人に言ってもいいんですか?」
「「はあっ!?」」
「そもそも柊さんが悪いんですよ? 私の目の前でセンパイとえっちなことしたんですから」
「み、見てたんですね……」
痛いところを突かれたのか、柊はすっかり黙り込んでしまった。絵に描いたような修羅場になってしまい、俺もただただちんこ丸出しで突っ立っているしかない。すると菜摘が身体を起こし、あっという間に俺の肉棒を咥え込んでしまった。
「んんっ……」
「ちょっ、菜摘!?」
「菜摘さん!?」
すっかり柔らかくなっていた竿が、ぬるぬるとした菜摘の唾液に包まれる。乳房についていた白濁液が垂れ落ちそうになるのを、菜摘は手で受け止めていた。
「ぷはっ。……センパイのおちんちん、美味しいです」
「そ、そんなわけないだろ」
「いえっ、本当に美味しいんです。……ずっと妄想していたのが、やっと現実になったんですから」
感慨深そうに語ると、菜摘は再び竿を口に入れた。じゅぽじゅぽと音を立てて出し入れしつつ、自らの秘部をかき混ぜるように刺激している。少し黒ずんだヒダから愛液がたらたらと流れ出て、ぽたりぽたりと敷き布団に染みを作っていた。
「だ、だめえっ!」
「柊!?」
我慢ならなくなったようで、柊が菜摘の肩を掴んだ。俺から引きはがそうと、必死に力を込めている。だが菜摘も負けてはおらず、竿を口から出すどころかさらに奥深くまで飲み込んでしまった。
「な、菜摘さん……!」
「んんっ、んんっ!」
「菜摘、それヤバいっ……!」
亀頭が菜摘の粘膜に触れて、ぬるぬると刺激される。さっき出したばかりの肉棒にはあまりにも刺激的で、身体の中から血液が竿に注ぎこまれていくのがはっきりと分かった。菜摘は俺の両足を抱きかかえるようにして、力いっぱいフェラチオをしている。
「やだっ、やめてくださいっ……!」
「ぷはあっ。センパイ、柊さんとどっちが気持ちいいですか?」
「そ、そんなの分かんねえよ」
「春くん……!」
涙目で懇願する柊。菜摘を突き飛ばすのは簡単だが、股間から伝わってくる快感がそれを阻んでくる。柊を悲しませたくないという理性と、このまま菜摘を汚したいという本能がぶつかり合っていた。菜摘は左手で竿を掴み、唾液をローション代わりにしてしごき始める。
「センパイ、これ気持ちいい?」
「あ、ああ……」
「やだっ、やだっ!」
「柊さんがいないうちに私の手で気持ちよくなっちゃってえ。センパイったらプレイボーイなんだからあ」
「だから、私はここにいるってば!」
あくまで柊はいないことにしているらしい。菜摘にも意地があるようで、後ろからやいのやいのと騒ぐ柊には目もくれない。さらに右手を唾液で湿らせると、菜摘は俺の金玉を優しくなで始めた。全身に鳥肌が立つような感じがした後、一気にその刺激が快楽へと変わる。
「な、菜摘っ……!」
「あはっ、これ好きなんですね!」
「春くん、ねえってば……!」
「ひ、ひいら――」
「センパイ?」
「んんっ!?」
思わず柊に声を掛けようとしたのだが、菜摘は左手で竿をキツく締め付けてきた。急激な刺激に驚いて声を上げてしまう。だが、その締め付けはまるで精液を絞り出さんとする膣壁のようで――脳みそが溶けていくような感覚だった。
「こうやって握るのが好きなんですね~」
「やっ、やめっ……」
「あっ、センパイのどんどんおっきくなってる~!」
「菜摘……!」
菜摘の言う通り、俺の肉棒はむくむくと膨れ上がっていった。さっきあれだけ菜摘の腹にぶちまけたというのに、今にも金玉から精子がせりあがってきそうな気がする。それを後押しするかのように、菜摘は玉袋を揉むように刺激し、艶めかしい声で俺を煽ってきた。
「センパイ、イっちゃうんですかあ……?」
「菜摘っ、それヤバっ……!」
「もー、本当は私の中に出してほしいのに……」
「そ、そんなの絶対ダメ!」
「センパイ、柊さんには出すのに私に出せないわけがないですよねえ?」
「春くんやめてえっ……!」
もう半分泣きだしている柊と、目の前の肉棒に虜になっている菜摘。ただでさえ二人に何を言えばいいのか分からないのに、自らの性器をいやというほど刺激されており、ただただ口をぱくぱくと動かすことしか出来なかった。
「あっ、センパイ出ちゃいそう……!」
「で、出るっ……!」
体ががくがくと震える。既に肉棒は爆発しそうなほど膨張していて、今にも精を解き放とうとしていた。が、その時――菜摘の体を突き飛ばす者がいた。
「いい加減にしてくださいっ!」
「ちょっ、何するんですかっ!?」
「んんっ……!」
「ひ、柊!?」
次の瞬間、柊が俺の竿を咥えこんでしまったのだ。要するに、菜摘からちんこを横取りしたのである。
「んんんっ……、んんっ……!」
「ああっ、柊っ……!」
「ひ、ひどい! センパイを取らないでくださいっ!」
「きゃあっ!?」
今度は菜摘が柊を押しのけ、竿を掴み取る。二人は押し合いへし合いでもみくちゃになっており、肉棒を掴んだり舐めたり口に含んだりと大騒ぎであった。そして、暴発寸前の状態でそんなことをされたものだから――俺は俺で限界に近づいていた。
「そもそも柊さんがセンパイとえっちしてなければよかったのに!」
「昨日はえっちまでしてないですよ!」
「昨日『は』ってことはやっぱりえっちしたんじゃないですか! 付き合ってないくせに!」
「い、いいじゃないですか! 別に菜摘さんには関係ない!」
「私が先にセンパイのおちんちんを舐めたかったのに! この泥棒猫!」
「う、うるさい! こんなのは早い者勝ちですよ!」
「ああっ、ちょっとっ……!」
「そうだっ、春くんもなんか言ってくださ――」
「で、出るっ……!」
「「えっ??」」
二人が困惑してこちらを見た瞬間――俺は散々寸止めされていた大量の精液を発射した。亀頭から飛び出したそれは、汚い放物線を描いて二人の顔面へと飛んでいく。
「きゃっ!」
「ひゃああっ!」
思わぬ射精に、慌てて目をつむる二人。だがしかし、無情にも白濁液が美少女二人の顔を染めていった。粘り気のある液体が、あっという間に柊と菜摘を汚していく。菜摘は鼻からほっぺにかけて、柊は口元の周りを白化粧されてしまった。
「はあっ、はあっ……」
「……」
「……」
大量の射精に息を切らす俺と、急に黙りこくる二人。どうやら精液が冷や水となって、菜摘たちのことを落ち着かせてしまったらしい。冷や水というよりは人肌くらいだけどな。などとしょうもないことを考えていると、目をつぶったままの菜摘が静かに口を開いた。
「……ねえ、柊さん」
「な、なんですか?」
「よく考えたら、二人の女を自宅に囲ってるセンパイが一番悪いと思いませんか?」
「たしかに……」
ギクリ。痛いところを突かれてしまった。そうだよな、冷静に考えるとどうやっても一番悪いのは俺なんだよな。柊にはさんざん中出ししたあげく、今度は菜摘と一緒に対面オナニー。……あれ? 俺、かなり悪くないか?
「柊さん。こうなったら運命共同体です」
「そうですね。この悪い人を成敗しないと……」
「待て待て待て待て」
「待ちませんよ?」
柊は冷たい声を出し、口元の精液をぺろりと舐めとった。そして上に着ていたセーターを下着ごと脱ぎ――たわわに実った乳房を露わにしたのである。
「な、なにすんだ――」
「春くん。観念してください」
「へっ?」
「センパイ、許してくださいね。これから柊さんと一緒に――」
「「お仕置きしますから」」
人生で一番長い夜が、始まった――