※この作品はR-18です。

ひょんなことから同級生たちと同棲することになり、楽しいからいいやと油断していたら毎晩毎晩大変なことになった   作:松木ユキ

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第3話 同衾

 柊の言葉を聞き、俺はただただ困惑するばかりだった。一緒の布団……って、本気か!? 大人の男女が同衾する意味など――柊も分かっているはずなのに。

 

「ほ、本気か?」

「本気ですっ! 私、実家じゃ今でも両親と一緒に寝ていて……」

「そ、そうなんだ……」

「今日は頑張って一人で寝ようと思ったんですけど、やっぱり怖くて……」

 

 そんな奴がよく下宿しようと思ったもんだな……。しかしこのまま「一人で寝ろ」と追い返すわけにもいかない。柊は疲れているだろうし、ここは仕方ないか。

 

「……分かったよ。いいぞ、一緒に寝ても」

「ほ、本当ですかっ!?」

「ああ、部屋から布団持って来て――」

「ありがとうございますっ!」

「ええっ!?」

 

 二人で布団を並べて寝るつもりだったのだが、なんと柊は何も持たずに俺の布団に向かってきたのだ。そうだよな、最初から「布団に入ってもいいですか」なんて聞いてきたもんな。

 

「失礼しますっ」

「あ、ああ……」

 

 呆気に取られているうちに、柊は掛け布団をめくって身を潜らせてきた。シャンプーか何かの良い香りが漂ってきて、思わずドキリとしてしまう。ってか、本当に髪がさらさらだなあ。

 

「狭くないですか?」

「だ、大丈夫だよ」

「なら良かったです」

 

 俺と柊は二人並んで仰向けに寝ていた。いいのかな、恋人でもないのに。ましてや相手はあの柊琴音。……すごいことになっちゃったな。

 

 俺たちは互いに何も言わず、ただただ時間だけが過ぎていった。もともとあまり眠くなかったけど、隣に柊がいると思うとドキドキしてますます寝付けない。悶々としていると、柊が話しかけてきた。

 

「……春くん、起きてますか?」

「う、うん」

「あの、今日はありがとうございました。何から何まで、お寿司までご馳走になっちゃって」

「いいよいいよ、気にしないで」

「これから、よろしくお願いしますね」

「こちらこそ、よろしくな」

 

 ふと左を向くと、同様にこちらに顔を向けた柊と目が合った。思わず照れ臭くなってしまい、互いにぱっと目をそらす。おかしい、柊とはただの友人だったはずなのに。これじゃ付き合いたてのカップルみたいじゃないか。

 

「あの、春くん?」

「な、なに?」

「……もうちょっと近づいても、いいですか?」

「え?」

「その、寒くて……」

 

 もう四月とはいえ、まだまだ夜は肌寒い。俺は薄い布団の方が好きなのだが、柊には少し足りなかったみたいだな。

 

「あ、悪い。毛布取ってくるから――」

「いや、そうじゃなくてっ!」

「うおっ!?」

 

 体を起こして毛布を探しに行こうと思ったのだが、柊が俺の寝間着を掴んできた。布団に引き倒されるような格好になってしまい、驚いて声を上げてしまった。

 

「あっ、ごめんなさいっ!」

「いや、大丈夫。……それより、どうしたの?」

「は、春くんがいいんです」

「え?」

「春くん、湯たんぽになってくださいっ」

「ちょ、えっ?」

 

 気づいたときには――柊は優しく俺にしがみついていた。柔らかな温もりが体全体に伝わってきて、心が絆されていくような気分だ。

 

「柊……」

「春くん、あったかいです……」

「お、お前もな……」

 

 反射的に、俺も柊の背中に手を回す。コイツ、こんなに積極的な奴だったのか。普段は見られない一面を見ているみたいで、不思議な気分だ。

 

「……ねえ、春くん」

「なに?」

「さっき――私のハダカ、見ましたよね?」

「えっ!?」

 

 唐突になんだよ!? ちょっといい雰囲気だと思ったのに急に咎められちまった!

 

「あ、あれは」

「分かってます、わざとじゃないですよね」

「もちろんだよ。でも、なんで」

「……どう思いましたか?」

 

 目の前には柊の顔がある。暗くてよく分からないが、笑っているようにも、不安そうにも見える。

 

「どうって……」

「嫌でしたか? 見苦しかったですか?」

「そ、そんなわけない」

「……良かった」

 

 柊はさらにぎゅうと抱きしめてきた。パジャマの胸の部分が当たってきて、俺はゴクリと唾を飲む。これ、つ(・)け(・)て(・)な(・)い(・)よな? なんだか感触が柔らかいし、その……突起みたいなのもあるし。

 

「なあ、お前は何がしたいんだ」

「……手、貸してください」

「えっ?」

 

 柊は俺の右手を掴むと、ゆっくりと動かし始めた。どうするのかと思えば、そのまま自らの上半身へと導いていき――そのまま、胸に当ててしまったではないか。

 

「ひ、柊!?」

「その、男の人って……好きなんですよね?」

「好きって、何が」

「……胸、好きなんですよね?」

 

 右手からは柔らかな手触りが伝わってくる。パジャマ越しでもはっきりと分かる、たわわで綺麗な形をした柊の乳房。なあ柊、いったい何をするつもりなんだ……?

 

「お前、こんなことしていいのかよ」

「春くんならいいんです。それに――私、家賃すら払えませんから」

「そんなこと気にしなくて……って、どこ触ってんだよ!?」

「いいから、じっとしてください……」

 

 いつの間にか、柊は俺の股間に手を伸ばしていたのだ。そのままズボンに手を突っ込んできて、パンツの上から俺のちんこをごそごそと漁っている。

 

「や、やめろって……!」

「でも、ちょっと固くなってますよ?」

「それは、お前が……!」

 

 さっきあんな下着姿を見せられたうえに、今は右手でおっぱいを触らされているのだ。この状況で平常状態でいるのが無理な注文というもの。

 

「柊、駄目だって……!」

「どうしてですか?」

「だって俺たち、恋人でもないのに……」

「春くん、私のことが嫌いなんですか?」

「そ、そんなわけないけど……」

「じゃあ、遠慮しないでください」

「ひ、柊っ……!」

 

 柊はパンツの中に手を突っ込み、直接俺の竿を鷲掴みにしてしまった。それでは飽き足らないのか、さらに玉の方をまさぐっていく。

 

「それ、ヤバいって……!」

「その、頑張りますから……!」

「えっ?」

「春くんが気持ちよくなるように、頑張りますから……!」

 

 そして、柊はゆっくりと竿を上下にしごき始めた。柔らかな手で、包み込むように。目の前には可愛らしい顔、髪から漂う良い香り、そして股間から伝わってくるぎこちない快感。余すことなく刺激され、俺の心はどんどんとろけていった。

 

「柊……」

「き、気持ちいいですか……?」

「あ、ああ……!」

「良かったです。一応……初めてなんですからね?」

「えっ……?」

 

 よく見ると、柊は顔を真っ赤にしていた。たしかに、毎日飲み会もせずに帰っていたんじゃ――そんな機会はなかったかもしれないな。だけど、初めてこんなことをする相手が俺でいいのか……?

 

「んっ、んっ……」

 

 柊は一生懸命に俺のちんこを擦っている。やはり初めてというのは本当らしく、その手つきはどこか覚束ない。しかしそのまだらな刺激が逆に効果的で、俺の竿はますますいきり立っていった。

 

「柊っ……!」

「春くん、その……」

「な、なんだ?」

「お、おっぱい触っていいんですよ……?」

 

 上目遣いで、おねだりするような柊の声。「触っていい」ではなく、「触ってほしい」と訴えかけるようで、俺の心は完全にとらわれてしまった。

 

「あ、ああ……」

「やあっ……!」

 

 右手でパジャマの上から乳房を触ると、柊が艶やかな声を漏らした。吐息すら愛おしく、まるで天使のようにすら思える。たまらなくなって、俺は右手をさらに深く乳房に沈み込ませた。

 

「やっ、いやあっ……!」

「あっ、痛かったか?」

「そうじゃないです。ただ……恥ずかしくて」

「……可愛い」

「や、やめてください……」

 

 柊はすっかり小さくなってしまった。しかしその手は容赦なくちんこを攻め続けており、俺に安心する隙を与えてくれない。なかなかやるな……。

 

「なあ、柊」

「は、はい?」

「その……直接触っても、いいか?」

「えっ……」

 

 予想していなかったのか、柊は戸惑いの表情を見せた。暗くても分かるくらい、耳まで真っ赤になっている。流石に無理かと思ったが――柊は声も出さずに小さく頷いた。

 

「……」

「いいのか、柊?」

「は、恥ずかしいから聞き返さないでください……」

 

 その言葉を聞き、俺は柊のパジャマに手をかけた。右手を潜り込ませていくと、たわわに実った二つの手触り。

 

「ひゃ、ひゃあっ……」

「柔らかいな」

「は、春くんのはすごく固いですけど」

「でも、お前もここは固くなってるぞ」

「だ、だめえっ……!」

 

 やがて山の頂点に達した俺は、そこにある突起を指先でなぞった。それに呼応して、突起はすぐにぷっくりと膨れていく。

 

「や、やあっ……!」

「気持ちいいか、柊?」

「は、恥ずかしいです……」

 

 俺たちは布団の中でもぞもぞと蠢きながら、互いの体を触り合っていた。柊は俺のちんこを、俺は柊のおっぱいを弄んでいる。柊はさらに手の動きを加速させていき、さらなる快感を与えようとしてきていた。

 

「ど、どうですか春くん……?」

「き、気持ちいいよ……」

「ふふ、嬉しい……ひゃあっ!?」

「ほら、これはどうだ?」

「やあっ、やああっ……!」

 

 意地悪して、わざと爪を立てるように乳首に与える刺激を変えてみた。なかなか効果てきめんだったようで、柊の声がさらに高くなっていく。普段のおしとやかな姿からは想像もできない、いやらしい声。

 

「やだっ、春くんの変態……!」

「お前が言うなよ」

「むう……じゃあ、こうですっ!」

「ちょ、ヤバいって……!」

 

 柊は俺の亀頭の方に手をあて、ぐりぐりと攻撃してきた。コイツ、本当に初めてなのか……? やけに手慣れてるし、どこで勉強したんだろう。

 

「ほらっ、どうですか春くん……!」

「なあ、柊」

「なんですか?」

「……もしかして、意外とむっつりなのか?」

「そ、そんなわけないじゃないですかっ!!」

 

 柊はちょっと怒ったのか、ふんと鼻を鳴らしていた。それでも手の動きは止めず、変わらずしごき続けている。さ、流石にそろそろヤバいっ……!

 

「なあ柊、流石にそろそろ……!」

「で、出そうなんですかっ?」

「ああっ、ヤバい……」

「でも、お布団汚しちゃいますよね……?」

「え?」

「……春くんだから、特別サービスですっ」

 

 次の瞬間、柊は掛け布団を左手で取り除き、そして――俺の竿を咥え込んでしまったのだ。ぬめっとした感触が全身を走り、身震いしてしまう。

 

「ひ、柊っ!?」

「んっ、んんっ!」

「そんな、いいのかよっ……!?」

「んっ、んんっ……」

 

 柊は舌先で竿を舐め、亀頭にむしゃぶりついていた。ただでさえ寸止めみたいな状態だったのに、これじゃとても耐えられない。

 

「だ、出すぞっ……!」

「んっ、んんっ……!」

「ああっ……!」

 

 そして、全身を快感が走り抜けていき――俺は全力で精を解き放った。気づけば俺は柊の頭をひっつかんでおり、イラマチオのように竿を深く押し込んでいた。柊は苦しそうな声を漏らし、目を見開いている。

 

「んんーっ、んーっ!!」

「ごめんっ、このままっ……!」

 

 いつまでも射精が止まらず、竿がびくびくと波打っているのが自分でも分かる。液体が竿の中を伝っているのがよく感じられ、しばらく経ったあと――ようやく全て出し終わり、一気に脱力感が押し寄せてきた。俺が頭を離してやり、柊は息を切らしていた。

 

「はあっ、はあっ……」

「ごめん、乱暴にして……」

「もー、春くんったら。……そんなに気持ちよかったんですか?」

「あ、ああ」

「ふふ……」

 

 俺は咎められるのかと思ったが、それどころか柊はどことなく嬉しそうだった。ってか、初めてなのに飲み込んじゃったのか……?

 

「なあ、飲んだのか……?」

「え? はい、じゃないと汚しちゃうじゃないですか」

「そ、そうだけど……」

 

 すごいな、柊。てっきり清純なイメージだったけど――思ったより変態さんかもしれないな。

 

「あー、春くん何か変なこと考えましたね?」

「べ、別にそんなこと」

「んふふ、分かるんですからねえ?」

 

 そう言って、柊は俺の頬を指でつついた。やっぱりいちいち所作が可愛いな。……それにしても、家(・)賃(・)代(・)わ(・)り(・)にこんなことをしてくるなんて。

 

「なあ、柊」

「なんですか?」

「その……やっぱり家賃払ってもらっていいか?」

「えっ?」

「なんか、お金の代わりに体で払ってもらってるみたいでさ。……あんまりよくないと思うんだ」

「春くん……」

 

 予想外の言葉だったのか、柊は少し戸惑っていた。でもなあ、あんまり高い金額を払ってもらうわけにもいかないしなあ……。

 

「あの、いくら払えばいいんですか……? 私、そんなにお金は……」

「……百円とか?」

「えっ?」

 

 柊の声色は明らかに上ずっていた。数秒間だけ無言の時間が続いたが、間もなく――柊は俺に抱きついてきた。

 

「ちょ、柊!?」

「やっぱり春くんの家に住んでよかったです! ありがとうございます!」

「こ、こちらこそよろしくな」

「はいっ、よろしくお願いします!」

 

 俺も柊の背中に手を回し、声を掛ける。やれやれ、とんだ一日だった。流石に疲れてきたし、そろそろ寝るとするかな――

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