※この作品はR-18です。

やはり八幡の性春マジカルチンポはまちがっている。   作:ぷうち☆りん

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クリスマスだからね。


比企谷八幡の夢の場合(由比ヶ浜結衣、川崎沙希、雪ノ下陽乃、雪ノ下雪乃)

 クリスマス。それはぼっちである俺とは

 まるで縁のない話である。

 そもそも俺の名は比企谷八幡。

 弓矢の神が元ネタ(※要出典)なワケだからクリスマスを祝うのは間違っているのだ。

 そもそも、クリスマスに婚前交渉を行うなど言語道断なワケであり神仏を恐れぬ行為だろうが……。

 

『うーん……どこからツッコミを入れるべきだろうか』

 

 と、自認神、それも邪神様の声が頭に響く。 

 ひょんなことから気に入られ、そこらの

 エロ漫画にも引けを取らないトンデモ体験並びにマジカルチンポを俺に齎した張本神である。というか、まだ高校2年の夏休みの筈ではなかったか? 

 まさか人生の一大イベントである修学旅行をスキップしたってワケじゃないよね? 

 いや、修学旅行を楽しみにしていたワケじゃないよ? ホントダヨ? 

 

『まあ、アレだよ。所謂真夏の夜の……』

「やめてくださいよホント!」

 

 不穏なワードをブロックして俺はベッドに横たわりつつ一人ごちる。これは明晰夢……というヤツなのではないだろうか? 

 あるいは邪神様の力によるバーチャル的なアレとかソレとかか。知らんけど。

 つまり夢か。ならゴロゴロするとしよう。

 夢の世界で更に眠るってお得感あるよね。

 

『そうかそうか。ならもっとお得にして

 あげようじゃないか』

 

 邪神様はそんな事を仰るが俺は構う事なく

 瞳を閉じようとしたのだが。

 ベッドがいきなり橇に変わってしまう。

 更に服までサンタ風のものに変わるではないか……!! 

 

『さあ、八幡くん。君はこれからサンタとしてヒロイン達にプレゼントを届けに行くのだ』

 

 と、高らかに邪神様はのたまうが普通に屋根から入ったら不法侵入になると思うんですけど。

 しかし雪ノ下の家はオートロックですよ? 

 しかもヒロイン達て。エロゲじゃあるまいし……。

 しかし拒否権はないのは明白。

 夢の世界ならゴリ押しも可能だろう。

 可能ですよね? 

 

 ー

 

 と、いうワケで外は千葉だというのに

 雪景色。夢の世界だと言うのに冬の夜空はとても寒い。

 カエルは変温動物だし、俺は自認土属性だから風や氷に弱いのだ。いわば4倍弱点。

 すいません、体調悪いんで帰っていいです? と、アニメやマンガ宜しく空に橇を

 走らせながらお伺いを立ててみるのだが。

 

『ダメ』

 

 と却下されてしまった。つ、辛い。

 早く由比ヶ浜の家に向かって暖を取ろう。

 うーん、この不審者。

 ともかくも飛空艇ばりに由比ヶ浜邸の屋根に垂直着陸。

 ピタッと止まる辺り物理法則も何もあったモンじゃねえな。

 屋根からベランダに降りて確認してみると流石に窓に鍵はかかっている。

 幾ら由比ヶ浜でもその辺りの防犯意識は

 しっかりしているようだ。一安心。

 

(てなワケで邪神様。鍵がかかっていると

 言うことで諦めましょう)

『鍵がかかっている? なら開けて貰えばいいじゃないか』

 

 邪神様はさも当然のことの様に宣う。

 やむなく軽くノックしてみると……

 なんと素敵なご都合主義だろうか。

 ガラッと窓が開かれた。

 

「ヒッキー? どうしたの?」

 

 きょとんとした顔で由比ヶ浜……いや、結衣はいつも以上の呑気さと人の良さを示してくる。ていうか俺の格好を見てなんか反応は無いのか。まあ、いい。

 プレゼントを渡せばミッションコンプリートなのだろう。問題はどうやって結衣の家に入り込んだかの言い訳をすべきかだが……。

 

「いや、ちょっとサンタさんの仕事を

 手伝うことになってな……」

「なにそれウケる。奉仕部の一環ってヤツ?」

「まあ〜……そうなるか」

「ひょっとして……ヒッキーが前に話してくれたあの話?」

 

 由比ヶ浜には邪神様について簡単に説明しているからかサッシ、ならぬ察しの良さを

 発揮する。

 俺が頷くと、

「そっか。ふふ、ヒッキーは優しいね」と微笑みかけてくれる。相変わらずの観音様の如き優しさ。ほっこりしてしまう。

 

『いいかい、八幡くん。結衣ちゃんには

 しっかりとご奉仕しないといけないからね』

(それが目的だったんですか⁉)

 

 まあ、そういうことであればやぶさかでもないけれども。

 結衣の部屋に招かれて部屋のドアを閉める。

 ふわっと嗅ぎ慣れたシャンプーの匂いが鼻腔をくすぐる。こう言っては何だが、彼女の体臭も加わっているので、なんとも言えない良い香りであった。 更にパジャマ姿。

 無防備というか隙だらけだ。

 

「それで、あたしにどんなプレゼントを

 してくれるの?」

「まあ、大したことはできないが。

 リクエストがあれば……。

 現金は3000円位しかない」

「あはは。何それ。

 じゃあお金じゃなくて……褒めて♡」

 

 何とも抽象的なリクエストである。

 しかも言葉なんて幾らでも出てくる粗悪な

 ジャンク品だろうに……。

 況して俺の口から発せられた言葉に

 何の価値があるのやら。

 しかし、早く、早く、とせがむ様に結衣は

 こちらを見ている。

 

「褒めるったってな……普段から可愛いし優しい」

「えへへー、そうかなー」

 

 う〜ん。このチョロイン。あまりにもチョロすぎて将来が不安だな。

 いや、結衣の将来を俺如きが案じるなど烏滸がましいとは思うが。

 

「ヒッキーはしっかりしてるよね。

 自分をしっかり持っているって感じ」

「相変わらず見る目がねえな。

 そんなのは見せかけだ」

 

 夢の中とはいえ由比ヶ浜には悪いがここはハッキリしておかないとな。

 所詮俺の外面なんて脆い作り物。

 雪だるまみたいにぶくぶくに太った自意識を固めてそれらしくしただけ。

 雪ノ下の様な北風相手ならそれでもいいが

 結衣の様な太陽にかかってはデロデロに溶けて無様で醜い姿になるだけ。

 それが、怖い。

 いつか失望されるんじゃないか、

 落胆されるんじゃないか、そう思えてならないんだ。

 だから俺は……。

 

「それは違うよヒッキー。ヒッキーは自分の心の中に真っ直ぐに道を作ってると思う」

「俺の心の中はガードレールもガードパイプもない歩道みたいなもんだぞ。

 真っ直ぐどころかボコボコだ」

「そんなことない! ヒッキーは迷っても間違ってもまた歩けるんだもん。

 凄いよ。だってあたしなんかすぐ挫折するし……」

 

 結衣は項垂れてしまう。

 しまった。結衣を否定したいワケではないんだ。ただ……自分が情けなくて腹立たしいだけで。褒めろと言われているのにこのざまだ。

 

「ヒッキーはあたしが落ち込んでいる時にもちゃんと道を教えてくれるし……。

 うん。やっぱりヒッキーは優しいんだよ」

「おいおい。結衣が優しいからこそだろ」

「違うよ。私は本音でぶつかるのが怖いだけ。ヒッキーは本音でぶつかってもフォローしてくれるじゃん。凄いわかりにくいけど」

 

 なんだこの互いに謙遜するというか、褒め合うというか……弁証法はバカップルのためにあるものではない筈だが。

 

「わ、解った。俺も優しいし、結衣も優しい。それでいいな」

「う〜ん。まあいいよ」

 

 う〜ん、背中がもぞもぞする。

 小っ恥ずかしいというか弱さを晒して

 受け入れられたという安堵感なのか? 

 夢の中とはいえ由比ヶ浜の前だとこんな感じになっちまう。

 

「ほかには?」

「他には……。そうだな……。胸がデカい」

「いきなり下ネタ!? しかも言い切りだし! じゃあヒッキーのオチンチンだっておっきいじゃん!」

 

 耳まで赤くして結衣は俺のぞんざいな褒め言葉に言い返す。ムードも何もあったものではない。

 よし、プレゼントはこれで終わりという事で納得してもらうとしよう。

 夢の中でパシられるのは精神的にも良くないからな……。

 と、俺は中座しようとしたのだが。

 

「胸が大きいって、誰と比べて?」

「え?」

 

 な、何か目が据わっておられる様な。

 それに声のトーンがいつもより低くなっているような。

 

「比較対象なんていないが?」

「嘘。ヒッキーは優しいから絶対女の子の

 気持ちを踏み躙ることなんてしないもん」

 

 あと優しいの基準はよくわからんが。

 ともかく、こうなってしまった由比ヶ浜は

 なかなか引き下がらないのは経験上知っている。困ったもんだ。

 

「そうだな……結衣の胸は柔らかいのに、形もいいし大きくて最高だと思う。それに、ピンク色の乳首は可愛らしいと思うぞ」

「……」

 

 結衣の手が俺の肩を押し下げ、視界が反転する。天井を見上げる格好になった俺の腰に跨るようにして結衣が覆いかぶさる。彼女の大きな双丘が重力に引かれ、たぷんと揺れる。

 

「サキサキとか陽乃さんに……ま、負けないから!」

「サキサキはあだ名なのに陽乃さんはさん付けなのか!?」

 

 まああの人をあだ名呼びする度胸は俺にもない。なんて間の抜けた事を考えていた途端ズボンがずり下ろされてしまっていた。

 

「ま、待て待て結衣!!」

「待たない! 私以外のおっぱいじゃ満足できない位ヒッキーを骨抜きにするんだから!!」

 

 と、涙目で独占欲を剥き出しにした結衣は

 その見事なおっぱいで我が愚息を挟み込む。何度か現実でもしてもらった経験もあるが今日のパイズリは一味も二味も違う。

 

(柔らかい……柔らかすぎる……)

 

 まるで温かい綿飴の中に埋もれているかのような至福感。結衣の吐息が肌にかかるたびに背筋を電流が駆け巡る。彼女自身も熱くなってきたのか、薄く汗ばんだ肌が擦れ合い、さらなる刺激となって押し寄せる。

 

「ゆ……結衣……それ以上は……」

 

 結衣の動きは徐々に大胆になり、豊満な乳房を上下させるたびに湿った水音が微かに響く。先端からは透明な雫が溢れ出し、その粘液によってさらに滑りが増していく。

 

「はぁ……あん♡ヒッキーのおっきくなってる……ほら……♡ヒッキーが褒めてくれた私の乳首で、コリコリしてあげるから……♡」

 

 熱に浮かされたように呟くと、硬くなったピンク色の突起が意図的に裏側を擦ってくる。その瞬間、脊髄から脳天まで稲妻のような衝撃が貫いた。

 

「あ……!」

「んああ……♡」

 

 衝撃に震えたのは結衣も同じだったらしい。乳首に俺の愚息からトロトロと染み出る先走り汁が絡みつき、鋭敏になったそこを直撃したためかビクンッと身体を震わせている。紅潮した頬、潤んだ瞳が悩ましげに俺を見やる

 

「ああ……♡私、おっぱい気持ちよくなってる……♡おっぱいでヒッキーとセックスしてるみたいだよぉ♡♡♡

 もう……ヒッキーのせいなんだからね……!」

「ちょ、そんな理不尽な……ああっ!?」

 

 更に激しいパイズリが始まり、俺の制止は虚しくも快楽の大波に飲み込まれていく。結衣の動きに合わせて形を変える柔肉の感触が全身を痺れさせ、思考能力を奪っていく。彼女の体温と甘い香りが混ざり合い、理性が急速に崩壊していく。

 

「ひゃあん……! ヒッキーのおっきいのが……乳首ゴリゴリしてる……♡もっと……もっとしてあげるから……私の胸で全部……飲ませて……♡」

 

 そう言いながら、今度は胸全体を使って締め付けるように包み込んでくる。圧迫された愚息が脈打ち、限界寸前の危険信号を送ってきた。まずい。このままでは……

 

「ゆ、結衣……も……もう……ダメだ……」

「んぅ……? いいよ……出して……私の胸に……全部出しても……ヒッキーのなら平気だもん……♡」

 

 潤んだ瞳で見つめられながら甘い誘惑を囁かれれば抵抗できるはずもなく──

 

「うぐっ!」

 

 熱い白濁が結衣の谷間から飛び散り、その瑞々しい肌を汚していく。同時に結衣も小さく声を漏らし、絶頂を迎えたように身体を震わせた。

 

「あ……あつい……♡ヒッキーのいっぱい……出てる……♡」

 

 放心状態の結衣の表情には満足感と共に僅かな照れが見え隠れしている。その仕草があまりにも愛らしくて……

 

「結衣……」

 

 思わず名を呼ぶと彼女はゆっくりと目を開け、トロンとした瞳で俺を見つめ返した。

 思わず彼女の顎をクイ、と上げるとそのまま唇を重ね合わせる。初めは驚いていたもののすぐに舌を絡ませてくる素直な反応が堪らなく愛おしい。

 

「……結衣」

「……うん♡」

 

 脱皮する蛇か、或いは羽化する蝶のようにか。彼女はパジャマを脱ぎ捨てると対面座位のまま抱きつく。既に十分濡れた秘裂へと指を伸ばすと熱を持った蜜穴は難なく俺を受け入れてくれた。

 結衣の小さな手が俺のものを握りながら自らの花弁へと導いていく。そしてゆっくりと腰を下ろしていく。

 熱く蕩けるような感触が広がり、結合部からこぽりと愛液が零れ落ちる。全て収まったところで深く息を吐く結衣は満ち足りた笑みを浮かべる。

 

「ヒッキーの……おっきいのが……私の中にある……嬉しい……♡」

 

 それから緩やかに腰を動かし始めると膣壁全体が絡みついてくる。内側から締め上げるような甘美な圧力に思わず呻き声が出てしまう。

 

「ヒッキー……気持ちいい? 私の……好き?」

「当たり前だろ……最高だよ」

「えへへ……良かったぁ……私も……ヒッキーとするの……大好き……♡」

 

 徐々に速度を上げていく結衣の動きに合わせて俺も下から突き上げると彼女の喘ぎ声が部屋中に響く。肌と肌がぶつかり合い弾ける音が官能的な旋律となり二人を煽り立てる。

 

「ひっ……あん……♡ヒッキー……激しいよぉ……♡」

「辛いか?」

 

 首を横に振る結衣が愛しい。

 グッと腰を掴むと引き寄せてさらに深く繋がる角度を探る。最奥まで突き刺された瞬間結衣の背中が大きくしなり甲高い嬌声が上がった。

 

「あああぁっ!! そこ……いいっ♡

 そこ……ゴリゴリってされるの……好きぃ……♡♡♡」

「そうか……俺も結衣の奥をゴリゴリやるのが好きだぞ」

「そう……なんだあ♡」

 

 おっぱいを突き出して悶える結衣の胸は俺の掌で掬うように揉まれている。柔らかいのに張りがあり吸い付くような感触が永遠に触れていたくなる魔性の果実だ。ピンク色の蕾が指先に当たる度に結衣がキュン♡と膣を締め上げてくる。

 

「あ……だめ……イっちゃう……かも♡」

 

 結衣が悩ましげに声を挙げた。今まで以上に強く激しく突き上げると同時に彼女の最も敏感な場所を重点的に攻める。

 

「ひゃあぁっ! イク……イキそう……♡」

 

 蕩けながらも襞は粟だっているの様に

 痙攣し新たな蜜を滴らせている。それを潤滑油代わりに使い再び抽挿を開始すると待ち望んでいた刺激に歓喜するような嬌声が上がる。

 

「ああ……♡素敵……♡ヒッキーとのセックス大好き……♡もっと……もっとしてぇ……♡」

「言われなくても……こっちだってまだまだ物足りないからな」

 

 パンッパンッと乾いた音が鳴り響くほど激しく打ち付けると結合部から溢れた愛液が泡立ち糸を引いている。その光景すら興奮材料となり互いを求め合う行為は加速する一方だった。

 そして遂にその時が訪れる。

 

「ああぁ……来る……来ちゃう……!!」

「俺も……もう……出すぞ!」

 

 最後の力を振り絞るように一際強く腰を打ち付けると同時に熱い奔流が勢いよく放たれる。同時に結衣も背筋を大きく仰け反らせ絶叫に近い声で達した。

 ぐったりと凭れ掛かってくる体重を感じながら優しく髪を撫でてやる。

 

「凄かった……ヒッキー」

「ああ……」

「えへへ……幸せ♡」

 

 照れ臭そうに微笑む結衣がたまらなく可愛くて自然とキスをしてしまう。触れるだけの口づけから始まり次第に深いものへ変わっていく。その間もお互いの身体を密着させ余韻に浸るよう抱き合っていた。

 夢である筈なのに確かに残る感触と体温。

 この瞬間だけは現実よりも確かな幸福感があった。

 

『賢者モードに浸っている所なんだけどね八幡くん。結衣ちゃんだけを相手にしておしまい……というのもちょっと私としては物足りないんだよね』

(つくづく邪神様なんスねえ……)

 

 寝息を立てている結衣をベッドに運び、

 布団をかけておく。

 夢の世界でそこまで気遣う事があるのか? 

 いや、夢で出ることは現実にも出るかもしれないからな。

 

 ー

 

 しかし魔法の橇というのはオートパイロット機能まであるらしい。

 沙希の家まで自動で運んでくれるなんて便利すぎるだろ。

 という沙希の家ってこんなだっけか? 

 どこかち◯まる子やサ◯エさんを彷彿とさせる一軒家だ。

 しかし僅かとはいえ風呂の窓を空けている

 のはどうなんだ? 

 意外に抜けているというか呑気な所があるよなあ……。

 変質者が強引に入ってきたらどうするつもりなのか……。

 

『まあ変質者はここにいるけどね』

(誰がそうさせているんスかね……)

 

 邪神様の合いの手もそこそこに、俺は窓からすっ、と覗き込んでみる。

 いたのは当然の様に沙希その人である。

 プロポーションは勿論ながら由比ヶ浜ともまた違う凛とした雰囲気を感じさせる。

 長い髪もしっとりと濡れており妙な艶っぽさがあった。髪を下ろすと雰囲気が変わるものなんだなあ……。

 

「すまん、ちょっといいか。俺だ」

「……? ひっ!?」

 

 が、俺が声をかけると怯えた様子で身を屈める。こういう所も見かけによらない。

 しかしサンタ服で浴室に窓から入るというのも変な気分である。

 一応靴は脱いでいるが。

 

「……って、なんだ。ハチじゃない。

 何その格好?」

「おいおい。俺だって気が付かなかったのか……」

「そんな余裕あるわけないでしょ……。

 というか、玄関から来なよ」

 

 身を屈めたまま涙目で抗議された。

 いや、まったくもってド正論である。

 

「しかし、ここは夢の世界だからな」

「何それ、意味わかんないんだけど。

 寝言は寝ていいなよ」

 

 まさか夢の世界でツッコまれるとは……。

 

「でもハチが言うならそうなんだろね。じゃあ折角だし……」

「お、おう。で」

 

 何だこの全幅の信頼感。

 たかが反社に食い物にされそうになっていた所を邪神様と平塚先生とで助けただけだったのだが……。

 あれ、結構大ごとじゃない? 

 ともかく俺の意思は置き去りのまま沙希は立ち上がって腕を組みながら挑発的な視線を向けてくる。

 

「ほら、脱ぎなって」

 

 言われるがまま更衣室にて服を脱いで

 俺は再び浴室へと向かう。

 しかし改めてみるとべらぼうな美人だよな。 気が強そうに見えて押しに弱いし、

 家事は得意みたいだし、こんな嫁さんが貰えるヤツは幸せもんだろうなぁ……。

 

『ほらほら〜。結衣ちゃんにも言われただろ? ちゃんとご奉仕してあげないと』

(まあ、ご奉仕するのは嫌じゃないんですがね)

 

「……で、何かほしいものはあるか? 

 サンタとして一応仕事はしないといかんからな」

「……そうだね」

 

 数秒の間を置いて、沙希は願いを口にした。

 

 ー

 

「んん……♡あっ♡はあ……♡♡♡」

 

 ハーブでも奏でる様に俺は沙希の肢体を撫でたり弾いたり、項に口づけしたりと前戯に励む。

 既に沙希の身体は熱を帯びており呼吸も荒くなり始めている。

 指を曲げて耳をさわさわと擦るとぴくりと反応するのが可愛らしい。

 

「うん……♡ひゃあ……♡♡♡」

「気持ちいいか?」

「……聞かないでよ馬鹿」

 

 憎まれ口を叩いても満更ではなさそうなのが微笑ましい。暫く堪能した後俺は沙希の耳朶に軽く噛みつくようにして愛撫する。すると小さく悲鳴を上げて身を捩る様がいじらしくもあり嗜虐心を煽られる。

 が、いかんいかん。

 沙希のリクエストは「優しくしてくれ」だったからな。

『優しくしてくれの意味が違うんじゃない? ま、エロゲ空間的には正解か。わはは』

 

 なにがわはは、なんだか……。

 と、俺はぷっくり膨れ上がった沙希の乳首

 に背後から下乳を持ち上げて舌を這わせる。沙希は少しのけぞって反応した。

 

 

「っ♡」

「痛かったら言ってくれよ」

「別に……こんなの痛くも痒くもないけど……♡」

 

 

 沙希の右胸にしゃぶりつき左胸は指で摘みながら優しく、ソフトに弄り倒す。

 さらに、ずぶ……♡と沙希の中に愚息を差し込む。

 既にとろとろにほぐれていて、Gスポットを掠める様にすると沙希の腰が浮く。

 

「ふぁ……♡」

「気持ちいいか?」

「だから聞くなってば……♡」

「痛かったら言うんだぞ?」

 

 念のため釘を刺しておくと沙希は頷いた。

 そして俺はゆっくりと指を動かしながら沙希の乳首を刺激していく。時に歯を立て甘噛みしたり強く吸ったりすると沙希は声にならない叫びを上げながら快楽に悶える。

 沙希の胸は由比ヶ浜に勝るとも劣らないボリュームであるが張りがあって若々しさを感じさせる。弾力を愉しみつつ今度は両方同時に口に含んでみる。すると沙希は喉を鳴らし身を震わせ始めた。

 

「んっ♡くぅ……♡」

「どうした?」

「なんでもない……からぁっ♡」

「遠慮するなよ」

 

 俺がそう言うと沙希は悔しそうな顔をする。どうやら図星らしい。

 ならばとばかりに更に激しく責め立てると沙希の口からは甘い吐息が漏れ始める。

 さらにクリトリスを刺激すると一層大きな声で喘ぎ始めた。

 

「ひゃあっ! ♡あっ♡だめっ♡」

 

 そう言いながらも沙希は必死で声を抑えようとしているが全く意味を成していない。寧ろ逆効果と言っても過言ではないだろう。そんな姿を見せつけられて興奮しない男は居ないだろう。無論俺も例外ではない。

 だがここで焦ってはいけない。あくまで沙希の要望通りのプレイをする必要がある。つまり紳士的に振舞いながらも徐々にペースを早めていくというものだ。

 しかしそれが難しいのだ。何しろ相手はあの川崎沙希である。下手したら半殺しにされる可能性もあるのだ。慎重にならざるを得ない。慎重になった結果がこのザマな訳なのだが。

 

「ん……♡んふうぅ……♡♡♡」

「声、我慢してるのか?」

「そ、そういうワケじゃあ……♡♡♡」

 涙目で言い淀みながら沙希は視線を泳がせる。こんな所も、いや、こんな所が堪らなくかわいい。

 

「でもさ、声出した方が気持ちいいぞ?」

「バカ……♡そんなこと……言わないでよ……♡」

 

 沙希の腰を支えながら俺は一旦動きを止める。少し不安そうな表情で振り返る沙希の顎をくいっと持ち上げ──―唇を重ねた。

 

「ん……んむっ!?」

 

 最初は驚いたように身体を強張らせた沙希だったが、すぐに力を抜いてキスに応じてくる。浴室の湯気に混ざって唾液が交換される淫靡な音が響く。舌を差し入れると、控えめに迎え入れてくれる柔らかな感触。

 

「んふ……♡ん……れろ……♡」

 

 唇を離すと銀色の橋が二人の間にかかり、ふわりと消えた。

 

「バカ……急に……♡」

「キスは嫌か?」

「……嫌なわけ……ないでしょ……♡」

 

 拗ねたような口調でありながらも頬は薔薇色に染まっている。その顔が堪らなく愛おしい。

 俺はゆっくりと向きを変え、対面で沙希と密着する形をとる。正面から見た彼女はやはり美しい。長い睫毛に縁取られた瞳は潤み、整った鼻筋と淡く色づいた唇が絶妙なバランスで配置されている。均整の取れたプロポーションはまさに女神のごとき完成度だ。

 

「綺麗だな……沙希」

「……っ♡」

 

 照れくさそうに目を逸らす仕草がまた可愛い。なので又しても唇を奪う。

 今度は最初から深く──舌同士が絡み合う濃厚なものだ。

 その間も下腹部の接合部は緩やかに律動を続けている。

 

「んちゅ……♡れろ……♡んんんっ♡♡♡」

 

 キスしながら腰を前後に揺らす。

 いわゆるキスハメというやつだ。

 浴室の蒸気と興奮で沙希の全身が汗ばみ始めている。

 肌と肌が触れ合うたびにぴちゃりと音を立てて吸い付き合い、離れる度に透明な糸を引く。

 

「ぷは……♡んあっ……♡♡♡これ……やばい……♡」

 

 唇を離した沙希の口から恍惚の吐息が漏れた。

 潤んだ瞳で見つめ返してくる表情は完全に牝のそれだ。

 普段の凜々しい面影は微塵もない。

 

「どうした?」

「ハチの……キスしながらするの……すごい気持ちいい……♡♡♡」

 

 素直な感想に俺の下半身がズクンと疼いた。

 沙希の細い腰を掴む手に少し力が入る。

 それを敏感に察知したのか、彼女の方からもギュッと抱きついてくる。

 柔らかな乳房が潰れるほど密着してくる感触に理性が飛びそうになる。

 

「あんっ♡♡♡いきなり♡♡♡

 動いたらダメだってば♡♡♡」

「痛かったか?」

「痛くはないけど……♡♡♡」

 

 沙希は困ったように眉根を寄せるが、その顔には明らかな期待が滲んでいる。

 

『ほらほら~八幡くん。沙希ちゃんもっと激しくされたいって顔してるよ? 遠慮することないんだよ?』

 

 邪神様の囁きが頭の中に直接響く。

 確かに今の沙希を見れば一目瞭然だ。

 朱に染まった頬、潤んだ瞳、忙しない息遣い。

 全てが雄弁に「もっと欲しい」と訴えかけている。

 

「……優しくするのも大事だけどさ、沙希が本当に望んでるのは別のモノだろ?」

「なっ……♡」

 

 図星を突かれたらしい。

 沙希は一瞬言葉に詰まった後、俯いて小さく呟いた。

 

「……わかるんなら……♡……好きにして……いいよ……♡」

 

 震える声での許可に背筋がゾクゾクとした快感が走る。

 そうと決まれば話は早い。

 俺は一度完全に抜き去ると──

「ひゃあっ!?」

 ──思いっきり突き入れた。

 

「んあっ♡♡♡ひっ♡♡♡いきなりぃ♡♡♡」

 

 待ち構えていたかのように子宮口が降りてきて先端を迎え入れる。

 沙希の背中が大きく仰け反り、爪が俺の背中に食い込む。

 それでも容赦せず再び引き抜いては突き入れる。

 

「あ゛っ♡♡♡だめっ♡♡♡そんなの♡♡♡イッちゃう♡♡♡」

 

 浴室に響く悲鳴じみた嬌声。

 だが決して苦痛の声ではなく──極上の愉悦に溺れる牝の啼き声だった。

 沙希の長い脚がガクガクと震えている。

 その両膝に手を添え抱え上げると──立ちバックの体勢をとった。

 

「きゃっ!? ♡♡♡あぁっ♡♡♡深いっ♡♡♡ダメぇっ♡♡♡」

 

 下から激しく突き上げられるや重力と自重によって深く結合部が繋がり合い──今まで届かなかった最奥まで貫かれる感覚に

 沙希は目を白黒させ口の端から涎を垂らすまでに悶えていた。

 

「あ゛っ♡♡♡お゛っ♡♡♡お゛ぐぅっ♡♡♡すごっ♡♡♡い゛っ♡♡♡」

 

 獣じみた咆哮。

 普段のクールな仮面は完全に剥がれ落ちて、本能剥き出しの牝と化している。

 浴室の壁に映る俺たちの歪な影が絡み合って踊る。

 

「沙希……気持ちいいか?」

「はひっ♡♡♡きもちいいれすっ♡♡♡ハチのが♡♡♡おまんこぐりぐりされて♡♡♡あたまおかしくなりそっ♡♡♡」

「そうか、俺も沙希のマンコが気持ちよすぎておかしくなりそうだぞ」

 

 呂律が回らなくなる程の快楽に溺れている沙希。

 その髪を優しく撫でながらも腰の動きは一切緩めない。

 寧ろ更に激しく、リズミカルに打ちつける。

 

「ん゛ほぉっ♡♡♡イグっ♡♡♡またイクゥッ♡♡♡んおっ♡♡♡」

 

 絶頂を告げる嬌声と共に膣壁が痙攣し──まるで生き物のように蠢いて俺を搾り取ろうとする。

 だが俺も限界だった。

 

「くっ……沙希……出すぞっ!」

「きてぇっ♡♡♡なかっ♡♡♡ナカに出してぇっ♡♡♡いっぱい種付けしてぇっ♡♡♡」

 

 その懇願に応えるように──

 俺は沙希の最深部にありったけを注ぎ込んだ。

 

「あ゛ぁぁぁぁぁっ♡♡♡きてるぅ♡♡♡あったかいの♡♡♡ドクドクって♡♡♡いっぱい出てるぅ♡♡♡」

 

 灼熱の奔流が沙希を染め上げる。

 沙希は陶酔した表情で天を仰ぎながら全身を震わせて余韻に浸っていた。

 やがて弛緩したようにずるりと崩れ落ちようとする彼女の身体を慌てて支える。

 

「……ハチ」

「ん?」

「……ありがとね……すごく……よかったよ……♡」

 

 完全に蕩け切った声色。

 どうやら満足して頂けたみたいで何よりだ。気付け代わりにディープキスをした。

 沙希も抵抗せずに応じるだけでなく積極的に舌を絡めてくる。

 気を許した相手にはとことん尽くすタイプなんだよな。

 そんな所も彼女の魅力の一つだ。

 さて……次はどこだ? 

 

『おっとおっと! 八幡くん次の目的地は雪ノ下建設だよ。さあ行こうか』

(ええ~……)

 

 よりによって難関中の難関の敵本拠地……。

 いやまぁ夢の中だし雪ノ下姉妹にも

 邪神様が俺とのやり取りを伝えてるんだろうから大丈夫か……。

 とりあえず、俺は更衣室に戻り服を着直した。

 

「……行っちゃうの?」

「わかってくれ、沙希。俺にはやらなきゃいかん事がある……」

「そっか……でも、帰ってきてね。

 私、いつまでも待ってるから」

 

 まるでロボアニメの最終決戦じみたやり取りの後に送り出されたのだが、他の女性の所に行くというのだから俺ってばほんとバカ。

 

 ー

 

「あの、つかぬ事をお伺いするのですが……」

『何かな?』

 

 俺の目の前には雪ノ下の住んでいるマンションもとい洋風のお城がある。

 無論ラブホではない。

 夢の世界とはいえ、もうムチャクチャというしかない。この邪神様は。

「ひょっとして陽乃さんの所は無しで雪ノ下の所だけですか?」

『ん? 姉妹丼が望み?』

 

 ダメだこの邪神様……早くなんとかするべきだった。

 

(まあそんな事は邪神様にとって些末事なんでしょうがね……)

 

 さて雪ノ下の部屋に入るのだが流石にお邪魔しますって言っても留守の筈だ。ましてやサンタコス姿の男がいるとなれば通報案件だろう。

 ここは魔法の橇の出番である。

 先程と同じ様にベランダから入り込む。

 

「お邪魔します……」

 

 流石に小声になるのは仕方がないだろう。

 雪ノ下の部屋はシンプルながらもセンスの良さが光るインテリアで統一されていた。

 埃ひとつ落ちていないのは流石だが……。

 と、いうか……雪ノ下の家ってこんな感じだったっけ? まるで豪邸じゃないか? 

 まあ夢の世界だから何でもアリか。

 

「……」

 

 さて、雪ノ下だが寝室を探すしかないな。

 恐らく熟睡しているであろう雪ノ下に挨拶(?)しに来たわけだし。

 それとなく廊下を進んで行くと寝室らしき扉が見えてきた。

 

(雪ノ下……いるのか?)

 

 ゆっくりとドアを開けてみると―。

 

 ー

 

「ふあああっ♡やめてぇ♡ ねえさぁん♡」

「何で? 雪乃ちゃんのオマンコが

 ちゅぱちゅぱ〜♡って私の指に吸い付いてきてるのに? 昔から甘えん坊なんだから」

「しらな……ああっ♡ひぃっ♡ 指抜いてくださいぃっ♡ こんなのは違いますっ♡」

「ふぅ〜ん。じゃあこれは何かなあ♡

 ドロッドロのネトネトな雪乃ちゃんの本気汁じゃん♡ これで八幡君のチンポをコーティングしてジュボジュボしてたの?」

「し、知りません♡しりませんんっ♡♡♡」

 

 そこにはなんと姉妹による禁断のレズプレイが繰り広げられていたのだった……。

 というかこれ夢の中だよな? 現実だったら相当ヤバい光景だが……。

 雪ノ下はといえば両手で枕を握りしめて

 必死に耐えようとしている様子だが──完全に快楽に溺れて蕩けきってしまっていた。なお、枕はちゃっかりとイエス枕である

 

『ふむふむ。仲が良いようで何よりだよ』

(どこが何よりですかねぇ……)

 

 邪神様の的外れなコメントに心の中でツッコミを入れる。

 しかし、目の前で行われている姉妹の睦み合いは想像以上に刺激的で蠱惑的だった。

 

『おーい八幡くん。見ているだけでいいのかなー?』

(いや、何すりゃいいんスか?)

『まあ見てなさいって♪』

 

 邪神様の指示通りに見守っていると──。

 陽乃さんが雪ノ下の両腿を掴むと左右に割り開いた。露わになった秘所からは大量の蜜が滴り落ちているのが見て取れるほどだ。

 

「んふ♡ 雪乃ちゃんったら

 こんなにヒクヒクさせちゃって♡」

「やぁっ……恥ずかしいです……」

 

 羞恥で顔を赤く染める雪ノ下だったが、それ以上に強い期待がその瞳から読み取れた。そして、その花弁に陽乃さんの舌

 が触れる。

 ぺちゃっ♡ちゅぷっ♡れろれろぉ〜っ♡

 

「ひゃあっ♡あああっ♡だめぇ♡そんなところ舐めないでくださいぃっ♡」

「どうしてかな? 雪乃ちゃんのクリちゃんが大きくなって『もっともっと』って言ってるみたいだけど?」

 

 そう言いながら、陽乃さんは執拗に雪ノ下の敏感な部分を攻め立てる。

 舌先でチロチロと転がしたり、唇で優しく挟んだり……。その度に雪ノ下の口からは甘い嬌声が漏れ出る。

 

「んひぃっ♡あああっ♡ダメですぅっ♡そんなところ舐めたら……おかしくなっちゃいますぅっ♡」

「いいよ♡ もっとおかしくなっちゃっていいんだよ♡ だって夢なんだから♡」

 

 

『まあ、そういう事だから遠慮なく雪乃ちゃんをハメ潰してあげてね?』

(ハメ潰すって言い方どうにかなりません?)

 

 邪神様の言い方はともかくとして──。

 とにかく行動あるのみ! そう思った俺はベッドに近づき──二人の前に姿を見せた。

 

 雪ノ下は驚愕に目を見開きながら俺を見る。

 

「あら〜? 八幡君じゃない♡ 

 遊びに来てくれたんだね〜」

「……ええまあ」

「ほら〜雪乃ちゃん。 八幡君が来てくれたよ♡」

 

 陽乃さんの言葉に雪ノ下の顔が緩くなる。しかしすぐに我を取り戻して反論してきた。

 

「ど、どど、どういうこと!? 

 け、警察を呼ぶわよ!!」

 

『わはは。混乱してるねえ。まあ楽しんでいってよ』

 

 と、邪神様の声が聞こえてきた気がしたが今は気にしないでおこう。というか気にしたら負けだ。

 ともあれ俺は雪ノ下の手を取り、唇を重ねる。

 

「んちゅ……ぷはっ……んむっ……」

 

 最初は抵抗していた雪ノ下だが名は体を表すというか雪のようにあっさり溶け、次第に身を委ねてきた。

 

「……比企谷君」

「悪いな雪ノ下。お前を犯しに来た」

 

 俺の言葉に雪ノ下は呆然とした表情で固まってしまう。しかし数秒後には理解できたらしく──その顔が真っ赤になっていった。

 

「な、何を言っているのかしら……?」

「言葉通りの意味だぞ。今からお前を徹底的に犯す」

 

 雪ノ下が後ずさるのを見て──逃さないように抱き寄せると再び唇を奪う。

 そして右手で胸元を探り──ブラ越しに乳房を鷲掴みにした。

 柔らかくも小さな膨らみは手のひらに吸い付くようでありながらも適度な弾力がある膨らみかけも至高。ソースは雪ノ下。

 

「んんっ♡んんんんっ♡」

「あはっ♡雪乃ちゃんったら八幡君に押し倒されて嬉しそうな顔してる♡」

「ち、違います!!」

 

 必死に否定しようとする雪乃の唇を封じるように再びキスで塞ぐ。転じて陽乃さんは嬉々とした表情で俺たちのやり取りを見守りながらも、空いた左手で雪ノ下の背筋をゆっくり撫でまわし始めた。

 

「ダメだってば……そんな……はぁあぁっ!?」

 

 抵抗する言葉は途切れがちになり、代わりに漏れ出てくるのは熱い吐息だ。陽乃さんの指が腰椎のあたりを掠めた瞬間、雪ノ下の身体がびくんと跳ねる。

 

「やっ、やめなさい姉さんっ……そこ弱いのにぃっ……!」

「あらぁ? プライド高そうな顔してても身体は正直者だねえ。おっぱいも気持ちいいんでしょ?」

 

 と、陽乃さんはどこか意地悪く微笑みながら俺の手の上から自分の手を重ね、雪乃の胸を揉みほぐす。ブラジャーがずり上がり、淡いピンク色の先端が顕になった瞬間——

 

「ひぃっ!?」

 俺たちの親指が突起をピンと弾く。敏感になったそれはすぐに硬くなり、雪ノ下の背中が弓なりにしなる。

 

「乳首ビンビンじゃん。やっぱり感じてんじゃん」

「ちがっ……違うの……! これは生理現象でっ……ああぁっ♡」

 

 さらに追い打ちをかけるように陽乃の舌が雪乃の耳を這い始めた。

 

「ふふっ♡ 照れないでよ雪乃ちゃん。私たち姉妹なんだからもっとオープンにならなきゃ。ほら八幡君も言ってるよ?」

「ああ、そうだぜ。ほらもっと腰上げろよ」

 俺の手が下腹部へと伸びるとどうした事か。閉じるどころか逆に大きく股を広げてしまった。その隙にショーツの隙間から指を侵入させる。

 

「ひゃあぁぁっ♡だめっ♡そんなトコまでっ♡」

「ふーん……すっごいヌルヌル♡ 八幡君の指がすぐ食べられちゃったね♡」

「そ……そんなことっ……んくぅっ♡」

「嘘つけよ。自分でも濡れすぎだって分かってるくせに」

 

 雪ノ下が震える指で俺の腕を掴むがほとんど力が入っていない。むしろより強く押し当てられている感覚すらある。

 

「ほら雪乃ちゃん。素直になりなさ〜い♡ 八幡君のオチンチンが欲しいって言っちゃえ♡♡♡」

 

 陽乃さんの囁きに促されるように俺の指が奥へ奥へと進んでいく。温かい媚肉が絡みつき、離れない。その度に雪乃の腰が痙攣し枕を掴む指先に力が籠る。

 

「ふぁああっ! ♡ お願いしますっ! 姉さんも比企谷君もやめてくださ……ああぁぁっ!! ♡」

 

 指先が何かに引っかかりそこを重点的に責めると雪乃は悲鳴に近い声を上げて悶絶した。

 

「あは♡ Gスポだねえ。雪乃ちゃんの弱点覚えちゃった♡」

「や……やめ……ひぃっ!?」

「おっと逃げんなって」

 思わず逃れようとする雪乃の肩を掴み固定する。指を2本に増やしバラバラに動かしながら同時に勃起した乳首を強く摘んだ。

 

「いやあぁぁぁっ♡ イクッ♡イッちゃうぅぅぅっ!!! ♡♡♡」

 

 身体を弓なりに反らせ盛大に潮を吹き上げる雪乃。それでも責めを止めず寧ろ加速させていく。膣内を掻き回すスピードを上げつつ陰核を親指で押しつぶすように刺激する。

 

「さ、雪乃ちゃん♡八幡君へのお強請りは?」

「……し、知りません! 犯したければ……勝手に犯せば……いいわ……!」

 

 なんとか毅然に振る舞おうとする雪ノ下に興奮しないと言えばウソになる。

 しかし、どうも……。

 俺は妙な所で繊細らしく、乗り切れない。

 

「んー……♡じゃあ雪乃ちゃんじゃなくて私としよっか♡ 雪乃ちゃんに見せつけるつもりでハメ潰してねっ♡ あっちは一人で指で弄ってるから♡」

 言うや否や陽乃さんが俺に跨ってくる。

 どうやら雪ノ下を弄んだ時に興奮していたらしい。ドロリとした蜜が俺のサンタ服のズボンに垂れて染み込みだした。

 

「わっ!?」

 

 突然の出来事に思わず声が出た。陽乃さんはニッコリと妖艶に笑いながら器用に自らの指で俺のズボンのジッパーを下げていく。

 

「ほら見てよ雪乃ちゃん。八幡君のおちんぽが私のために準備万端だよ?」

 

 露出された男性器を見て雪ノ下の顔がさらに赤くなった。悔しそうに唇を噛みながらも視線は外せない様子だ。

 

「くっ……なんてはしたない真似を……!」

「はしたないのは雪乃ちゃんでしょ? 一人で慰めることしかできないなんて寂しいね〜」

 

 嘲笑うように言い放ちながら陽乃さんはチロチロ、と舌先でカリ首を舐めた。生暖かい感触に背筋がゾクリとする。

 

「あんっ……♡ 八幡君のここ……熱いね♡」

 

 そのまま亀頭部分をぱくりと口に含みじゅるじゅると卑猥な音を立てて吸い上げる。快楽に耐えきれず呻き声が漏れてしまう。

 

「……ッ!! 陽乃さん……」

「んっ♡ 味も濃い♡ 結衣ちゃんも川なんとかさんもこんな美味しいの味わったのかな? ねえ八幡君♡」

 

 そう言いつつ口を離すと今度は指で竿全体をしごきながら顔を寄せてきた。紅潮した頬と潤んだ瞳で見つめられると否応なしに欲情してしまう。

 

「こ……の……痴女が……」

「あれぇ? 罵る割にはココビンビンじゃん♡」

 

 雪ノ下が怒りに震えながらも指先が自らの秘所を掻き回している姿が見える。羞恥と屈辱に塗れながらも快楽を求める矛盾した姿に加虐心が燃え上がる。

 

「ほら雪乃ちゃん。八幡君も早く挿れたいって♡ 気取ってばかりでヤラせてくれない雪乃ちゃんにはうんざりだってさ♡♡♡」

「そんな事は……ぐうっ!?」

「んんんん〜〜〜〜っ♡♡♡」

 

 恋人握りに移行しつつ陽乃さんがあっという間に自身の中に沈めていく。すでに潤沢な愛液が塗れわたっていた為一気に根元まで飲み込まれた。

 

「おほぉっ♡ 最高だよぉ〜〜っ♡♡♡」

 

 腰を上下にグラインドさせながら歓喜の声を上げる陽乃さん。その度に彼女の豊満な双丘が大きく揺れ動く光景は目に毒だった。思わず下腹部に血流が集中してしまう。

 

「あ……ああっ!? なんで私……指……!?」

「ふふっ♡ 悔しいならこっち来ればいいのに〜♡」

 

 嘲笑う陽乃さんに対し雪ノ下は涙目で睨みつけることしかできないでいる。プライドが許さないのか或いは……。

 

「ひ……比企谷君! あなた正気なの!?」

「お前の姉さんに押し倒されたんだからしょうがねえだろ……」

「ッ!!」

 

 その言葉に怒りと羨望が入り混じった表情を浮かべる雪乃。しかしその目尻には小さな涙の粒が光っていた。

 

「わ……私は……絶対認めないわ……!」

 

 震える声でそう呟きながらも無意識に動かしていた指の速度が速まっているのを見逃さなかった。陽乃さんも気づいているらしくより一層激しく腰を使い始めた。

 

「くうっ♡♡♡ これっ♡♡♡ いいっ♡

 私だけ裸で八幡君とハメるのっ♡♡♡

 ケダモノになっちゃったみたいで♡♡♡

 ほら見て雪乃ちゃん! 八幡君のおちんぽが私の中で暴れてるよおっ♡♡♡」

 

 結合部を雪ノ下に見せつけるように腰を浮かせてピストン運動を続ける陽乃さん。卑猥な水音と打撃音が部屋中に響き渡る。

 

「やだ……やめてください姉さん……!」

「んん〜? やめないよ〜♡♡♡

 ああっ♡益々興奮しちゃってるの自分でもわかるうっ♡♡♡」

 

 雪ノ下は自らの指で局部を弄りながらも陽乃さんと俺との交わりを目で追っている。その目には拒絶と渇望の相反する感情が渦巻いている様にも見えた。

 しかし……種馬ならばともかく姉妹の当て馬にされるのも如何なものか……。

 どぢゅん!! 

 

「おふっ♡♡♡急にいっ♡♡♡

 突き上げるの♡なしいっ♡♡♡」

「なんでです? ケダモノに襲われているなら反撃するのは当然じゃないですか? 

 そんなワケで対戦宜しくお願いしますね」

 

 陽乃さんの胸に負けず劣らず稔った尻に

 手を回し無遠慮に突き上げる。

 

「あっ♡おっ♡だめっ♡それ気持ちよすぎ♡♡♡ 八幡君のおちんぽで子宮ガン突きされるのっ♡♡♡

 姉妹プレイ最高♡♡♡」

 

 雪ノ下は悔しそうに唇を噛み締めながらも指使いが止まらない様子だ。屈辱と嫉妬で混乱しているのだろう。その表情さえ嗜虐心を煽るには十分過ぎる要素だった。

 

「ひっ♡ひぃっ♡♡♡イグっ♡♡♡

 八幡君のチンポにまた負けるぅ♡♡♡

 悔しいっ♡八幡君のマジカルチンポさえなければ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡♡♡」

 

 ぶしゅっ♡♡♡ ぷしっ♡♡♡と

 涙や鼻、涎を垂らして騎乗位敗北ダブルピースアクメに浸る陽乃さんに対して雪ノ下も鼻を鳴らす。

 

「はっ♡はっはっ♡♡♡ねえさん♡

 ねえさんがあんな無様な姿を私に見せるなんて♡♡♡ 気持ちいい♡♡♡

 返り討ちにあっているねえさんの痴態をみながらオナニーするのっ♡♡♡

 たまらないのおっ♡♡♡」

 

 などとまくし立てながらまるでノリノリのロックンローラーがギターをめくるかの如く自らの体を弄り回す雪ノ下。

 夢のなかとはこの二人、メチャクチャ倒錯してるよなあ……。

 俺の中での二人はこういうイメージではない筈なのだが……潜在的にこういうシチュエーションを望んでいたのか? 

 

「ひいいっ♡♡♡ いくっ♡♡♡

 はちまんくんのチンポでいくっ♡

 ちょうだい♡ ちょうだい♡ 

 はちまんくんのチンポミルクで雪乃ちゃんを伯母さんにしちゃおうよおっ♡♡♡」

「はあっ♡ああっ♡出しなさい♡

 比企谷くん♡私からも命令よ♡♡♡

 姉さんを堕として♡孕ませて♡

 身も心も屈伏させてっ♡♡♡私の目の前でっ♡♡♡」

 

「くっ……陽乃さん……! 雪ノ下……!」

 

 二人の嬌声に応じるように射精衝動が込み上げてきた。最後に渾身の一突きを叩き込む。

 

「あああぁぁ〜〜〜〜〜〜っ♡♡♡」

「きゃああぁぁ〜〜〜〜〜〜っ♡♡♡」

 

 ほぼ同時のタイミングで陽乃さんと雪ノ下の身体が弓のように反り返り絶頂を迎えた。

 

 

 陽乃さんが気を失う中、雪ノ下は満足気に微笑んだ。夢の中での異常な快楽に囚われつつも不思議と罪悪感は湧いてこなかった。これが邪神様の支配する夢特有の狂気なのだろうか……? なら……。

 

「はあ……♡はあ……♡姉さん……♡

 なんて卑しくて無様なのかしら……♡」

「おい」

「なにかしら……あら? まだそんなに元気なの?」

 

 まだ勃起状態のペニスを見て雪ノ下は僅かに眉を上げる。先程までの挑発的な態度はどこへやら少し躊躇した様子だ。

 

「次はお前だ雪ノ下」

「……冗談でしょう? 比企谷君。今ので十分疲れているでしょう?」

 

 明らかに焦った口調で話題を逸らそうとしているのが見え透いている。だが敢えて強引に迫った。

 

「おいおい、俺をあまり甘く見るなよ」

「ひっ……!? あああっ!! あ〜っ!!」

 

 前戯もなしの強引極まる挿入であったが

 雪ノ下の膣穴は強張るどころか寧ろ誘い込むかのような動きで迎え入れる。奥へ進むにつれ襞が蠢き絡みつく感触が脳髄を痺れさせる。

 

「あっ! ひぃっ♡や……やめなさい比企谷君……そんな乱暴に……あっ♡」

「お前の姉さんの方がよっぽど乱暴だったと思うがな」

 

 パンッパンッ! と激しい抽送に合わせて白い肌が波打つ。結合部からは既に泡立った体液が溢れ始めている。

 

「違……これは夢だから……! 夢だから感じるだけで……本当はこんなこと望んでなんか……!」

「そうだろうな」

 

 しかしこれは俺の夢なのか? 

 ひょっとして他の誰かが見ている夢なのか……? 俺は何かを振り払うかの様に思い切り腰を振った。ずちゅずちゅと卑しい水音と泡立ちがまるで泡沫の夢を暗示するかの如くに。

 邯鄲の夢だろうとなんだろうと俺たちが

 セックスしているという事実がここにあるだけで俺は……。

 

「ひっ♡ひぃっ♡ああっ♡だめっ♡そんなに激しくされたら壊れちゃう♡♡♡」

 

 腰を掴み乱暴に腰を打ち付けると雪ノ下が悲鳴のような嬌声を上げた。しかしその瞳には確かな悦びの色が浮かんでいるのを確認できる。

 彼女の抗議を封じるべく上体を倒し唇を重ねると抵抗する間もなく舌が絡み合う。互いの唾液を交換しながら貪るようなキスに没頭していった。同時に膣壁がキュウっと収縮し子宮口が亀頭へ吸い付くような感触を感じ取る。

 

「んん──っ!!」

(ほら雪ノ下。素直になれよ)

 

 心の中で呼びかけるようにしながら更に激しく律動を続けていく。先程よりも締め付けが強くなり限界が近いことを悟った。

 

「ああっ! ダメッ! もうイクッ!!」

「……出すぞ雪ノ下! 全部受け止めろ!!」

 

 子宮口に直接叩き付けるように精液を放出すると同時に雪ノ下も大きく仰け反り痙攣した。ビクビクッ!! と幾度となく打ち震えた後にぐったりと脱力する。

 

「はぁ……はぁ……終わり……よね?」

「ああ終わったさ。少なくとも今日はな」

「今日は……? これからも私や姉さん……由比ヶ浜さんや川崎さんを辱めて堕とそうというのね……♡本当に……最低ね♡」

 

 真意は定かではないが……

 何故か満ち足りた顔で俺の頬を撫でる雪ノ下の仕草はとても扇情的であった。

 蕩けた瞳で見つめられると何とも言えない征服欲に駆られる。思わずもう一度唇を奪った。

 

「んちゅ……れろ……はぁ……♡」

 

 舌を絡ませ合いながら二人共満足そうに微笑み合ったところで不意に意識が遠退いていった……。

 

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