ふるまぴ!【♡R18版♡俺は、フルマッピングボーナスで迷宮を無双する。〜毎日コツコツ探索してたら何でもできるようになってしまった。だからこれからはバカ弟子たちを育成していくぞ!〜】 作:龍々山ロボとみ
♡(三人称視点)♡
ムミョウ・シンメン。
イオリ・シンメンの娘にして、かの大剣豪ムサシ・シンメンの孫娘だ。
ムサシの興した双月流剣術の正統後継者にして、双月流剣術の免許皆伝を目前に控える身でもある。
剣術の腕はたいそう達者で、身の丈の小ささをものともしない剣捌きは、若さと将来性を十二分に感じさせてくれる。
さて、そんなムミョウだが、実は12歳になるまで
今でこそ、さすがにもう寝小便を垂れることもなくなったが、それでもたまに朝目が覚めた時にハッとするときがあり、
特に、夢の中で雨に降られたり川に落ちたりして水びたしになると、それにつられて尿意を催してしまい、慌てて飛び起きて
起きている間はもちろん尿意を我慢できるのだが、寝ている間の尿意は如何ともしがたく、
実家の庭の物干し竿でムミョウの敷布団がお日様を浴びるたび、ムミョウは顔から火が出るような思いを抱きつつ稽古に励んだ。
なにせ、物干し竿の置いてある庭は、剣術の道場からもよく見える位置にあるのだ。
オネショで濡れた敷布団を干すと、ほかの門下生たちにも丸見えになってしまうのである。
それも幼い頃なら気にならなかったが、10歳を超えたぐらいからは恥ずかしくてたまらなくなった。
大きくなっても寝小便癖が治らないということもそうだし、
なにより、お漏らし跡の残る布団が他の門下生たちに見られて、クスクスと笑われるのが本当に嫌だった。
「ムミョウ殿は、今日もまた赤子のようにお漏らしをしたようだぞ」
「剣の腕はピカイチになっても、お股のほうはいつまでたってもお子ちゃまのようであるな」
「いやいや、それを言うなら背丈も肉付きもとんと成長せぬ。果たして、あれで免許皆伝などできるのやら」
「まことに然り。まったくもって哀れすら感じる」
とかなんとか。
それはまぁ、色々と言われてきた。
大剣豪ムサシの血を継ぐ剣士であることは間違いないが、チンチクリンでションベン垂れの少女であるということで、どうしても嫉妬ややっかみを浴びてしまうのだ。
ムミョウは、実力もないくせに陰口ばかり叩くような輩が大嫌いだったし、そんな奴らは稽古の中でことあるごとにボコボコに叩きのめしてきた。
「文句があるなら稽古で拙者から一本取ってみるがいい。話はそれからでござろう」
そうやって。
鍛えて、強くなって、ねじ伏せて。
だから余計に他の門下生たちとは溝が開いて、何かあればすぐに嫌味を言われたりするから敵意にはとても敏感になっていって、
それでも鍛えて、鍛えて、鍛え続けたムミョウは、
とうとうあとは、父親にして現当主のイオリから合格をもらえれば免許皆伝、というところまでこぎつけた。
だが。
「木剣を取れ、ムミョウ。俺に勝てれば合格だ」
最後の壁が、果てしなく高かった。
ムミョウの
いや、はっきり言えば勝負にすらなっていなかったかもしれない。
速く、鋭く、重い剣を嵐のように繰り出し、疲れ知らずで何合、何十合でも打ち込んでくる。
同じ双剣でも、ムミョウの剣は片手で軽々受け止められるのに対し、イオリの剣はうまく受け流すか、双剣を重ねて耐えなければ受け止められない。
それでは手数ですら勝ることができず、一方的に叩きのめされるのは当たり前であった。
ムミョウの挑戦が二十回を超えたころ、父親はムミョウに問う。
「まだ続けるか、ムミョウ」
剣を持てば鬼の如く厳しい
「……はい゛。ムミョウは、……グスッ。諦めたぐありま゛せん……!」
ムミョウは、悔しさに涙を滲ませながら頷いた。
「ならば、我が
そうして父から渡された地図と手紙と路銀を手に、ムミョウは不退転の決意を胸にアカシアにやってきた。
額を地面に擦り付けて、石にかじりついてでも
そのつもりでアカシアに来て、……けれどムサシに会うことすら叶わず、
やむなく、手始めに別の探索者の青年に弟子入りすることになって……、
「ひぐっ、……グスッ」
ムミョウは今、訓練場に併設されたシャワー室で、泣きながら熱い湯を浴びていた。
ザァザァと頭上から降り注ぐ湯が、顔や首に伝って流れていく。顔を伝う湯に混じって、あとからあとからあふれてくる涙がタイル床に落ちていっていた。
「ふぅっ、ふぅぅ、……ふうぅっ」
生まれて初めて感じた本当の死の恐怖と、命がこぼれ落ちていく感覚。
タッキーに幻想体の首を落とされてスウゥッと意識が薄れていき、次の瞬間には夢から醒めたように五体満足の生身に戻っていた。
あの時の、固く冷たい感覚を思い起こすたびに背筋がゾワゾワとし、熱い湯を浴びているのに寒気が走る。
しかも最悪なことに。
幻想体の首を落とされた瞬間に、三途の川に放り込まれて溺れたように感じたムミョウは、緩んだ股から幼子のように漏らしてしまった。
それをタッキーに見られてしまったものだから余計にタチが悪いし、
あんな辱めを受けたのに、怒り出すこともできずに泣いてしまったことが、一番ショックだった。
あの場でのことを思い出すたびに、恐怖と恥ずかしさと、怒りと情けなさと自己嫌悪でまた涙があふれてきて、そんな自分の弱さが嫌でまた悲しくなって……、
結局自分は、あの口先だけの連中の言うとおり、免許皆伝などまだまだほど遠い泣き虫のお子ちゃまなんじゃないかと、
そういうふうに思ってしまうのだ。
「ムミョウちゃーん! 湯加減は大丈夫ー?」
薄い仕切り戸の向こうからツバサの声が聞こえ、ムミョウはハッと顔をあげた。
「も、問題ないでござるよ!」
「はーい! 使い方が分からなかったらまた言ってね! あと着替え、ここに置いとくね!」
「かたじけない……!」
ムミョウは、なにからなにまでお世話をされて、ツバサたちにも迷惑をかけてしまったと思うが、そんなことはまったく気にしていない様子のツバサに余計に申し訳なさを感じた。
「それにしてもタッキーったら! いきなりあんなことするなんて! あとであたしが怒っとくね!」
「い、いや、それは構わないでござるよ! 拙者が、その、未熟だったが故のことにつき……」
するとツバサが「違うよ!」と声を大きくする。
「あれは完全にタッキーが悪いよ! だって、何をどうするかの説明をちゃんとしてないんだから! だからムミョウちゃんがビックリして、服を汚しちゃったんでしょ!」
「……それは」
「ムミョウちゃんはちゃんと綺麗にして、スッキリしてから出てきてね! あたしは先に行ってタッキーに文句言っとくから!」
それだけ言ったあとドタドタと走り去る足音が聞こえた。
それからユミィの「まぁ、気にすることないぜ。ボクらのほうがよっぽどヒドい目に遭ったりしてるからな」とか、
モコウの「ター師父は鬼畜ヨ。けど、信頼はできるからダイジョブヨ」とかいう声が聞こえたあと、同じく2人がシャワー室から離れていく足音が聞こえる。
あとにはシャワーの水音だけが響くようになり、ムミョウはパチャパチャと跳ねる水音に包まれながら、ふとまた、首を刎ねられたときのことを思い出す。
「……んっ♡」
するとムミョウは半ば無意識に、立ったままつるつるのワレメからシャーーっとおしっこを漏らし、ぶるりと身体を震わせていた。
それからまた、自分のした(死に際を夢想して甘イキしてお漏らしした)ことにハッと思い至って恥じ、半泣きで股間を洗ったのだった。
なお。
「な、なんでござるかこの
当然、着替えなど持ち歩いていないムミョウは、ユミィの着替え一式を借りることになったのだが。
「ほとんど紐ではござらんか!? え、ほんとにこれを履く……?」
ユミィの、白レースのスケスケTバックをおそるおそる履き、
「スースーする! すごくお尻がスースーするでござるよ!?」
半袖ブラウスとミニスカートというあまりにも頼りない布装備に、ムミョウは顔から火が出そうになったのだった。