※この作品はR-18です。

獣耳奴隷たちを救いたい   作:紫傘

1 / 1

獣耳少女たちとエロいことしたいなと思って書き始めただけの妄想駄文です。
同類の方々はどうぞ、一応ストーリーあります。




Prologue
第一話 こんな世界は間違っている


「お坊ちゃんは、とても優しい方ですね」

「お坊ちゃんは、こんな私たちでも愛してくれているんですね」

「お坊ちゃん、どうか、どうかお願いいたします」

 

「ずっと、私たちに優しいままで________」

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーー

 

 

 

貴族街の一角、この国の王族にほど近い家名を背負うステファンローグ家。

産まれたときから自由な暮らしを確約されていると言ってもいいその家を捨てようと、俺、ミツカは荷づくりをしていた。

 

「ご、ご主人様、ほんとうによろしいのですか?」

 

俺の傍らで荷づくりを手伝ってくれている、猫耳が生えた桃色髪の給仕服の少女が問いかけてくる。

彼女はルゥル、奴隷なので家名などはない。俺が5歳の頃から俺専属のメイドをしている。まあ彼女の所有権は父にあるのだが。

当時の彼女の年齢は不明だが、見た目は俺と同じぐらいだったのでおそらく3歳か4歳。獣人の方が人間よりほんの少し寿命が短い影響か、成長が早いのだ。

現在は身長こそあまり伸びなかったものの、肉付きはしっかりした女性のものとなっている。だからこそこういった状況になっているわけだが。

 

「いいんだよ、とことん愛想が尽きた。あのクソ親父、俺がいないからってまたルゥを……!」

「わ、私は大丈夫ですから!それよりも家出なんかしちゃったらご主人様の住む場所が……」

 

そして今は家出の準備中。それももう二度とこの家には戻ってこない、完全な絶縁をするための準備中だ。

事の発端は父がルゥを"使って"いた事。

アイツは俺がいないときにルゥを呼びつけている。ここ3年はそんな事もなかったのだが、思ったよりも早く用事を済ませ帰ると、部屋にルゥがいなかったのだ。

もしやと思って父の部屋に飛び込むと、鎖を引っ張られ、背後から肉体を蹂躙されるルゥの姿があったのだ。

父をぶん殴って引き剥がし、自分の部屋に連れ帰ったのが昨日のこと。

その翌日に出ていこうとしている行き当たりばったりの計画ではあるが、幸い父は忙しく、それでいて家族に興味もないので抜け出すのは容易だろう。

ただ、家出によって家名を傷つける事になるので無理にでも連れ戻しに来るだろうが……。

 

「俺はボロい宿でも我慢できる。でもルゥが傷つくのは我慢できない」

 

もっと前から家出をしなかったのは理由がある。

俺が13歳になった頃ぐらいだろうか、父はルゥの情緒と肉体が成長し、頃合いだと見ると俺にルゥを使うように命じた。貴族社会において奴隷をどう使っているかは重要らしい。

幼い頃から一緒に育ってきたこともあり、俺はルゥを家族同然、いや、家族以上と考えているし、獣人だから、奴隷だからと差別するのが当時から嫌いだった。だから拒否したのだが、これが駄目だったのだろう。

父はまだ幼い俺に見本を見せるためか、俺の男としての欲望を煽ろうとしたのか、はたまた自分がそうしたかっただけなのか。その場でルゥに命令して犯し始めた。

その日からルゥへの呼び出しが始まった。何度か邪魔してやったが、完全には止めきれなかった。それがぱったりと止んだのが3年ほど前。だからすぐに家出をする必要がないと思っていたのだ。

だが昨日の様子を見るに、俺が気づいてなかっただけで定期的に呼び出されていたのだろう。

彼女は隠すのが得意だ。今彼女が浮かべている少し困ったような笑顔と、昨日彼女を部屋に連れ戻した後に浮かべた笑顔の違いが俺には分からない。

……もしかしたら、彼女はこの家に居たくて、連れ出そうとしているのはただの俺のわがままなのかもしれない。

 

「……ルゥ、正直に言ってくれ。この家に居たいならそれでいいんだ。ちょっとでも嫌って気持ちがあるのなら、俺が連れ出してルゥのことを守りたい」

「……………」

 

俺がそう言うと彼女は俯いてしまった。

どう断ろうか考えているのかもしれない、気を遣わせてしまっているのかもしれない、と俺の中を不安が駆け巡る。

だが……。

 

「いえ、私はこんな家にいたくありません」

 

彼女は顔を上げてそう言ってくれた。

 

「当主様も、奥方様も、兄(あに)様も、弟様も……。私は、この家の方がみんな怖いです」

 

ルゥは身を抱きしめてカタカタと震える。

父以外にも、俺の兄、弟、そして母すらもお抱えの若い男にルゥを貪らせて愉しんでいたのだろう。

俺は歯噛みする。心底反吐が出るこの家に。そしてそんなことにも気づいていなかった馬鹿な自分に。

 

「ですがご主人様だけは私のこと、褒めてくれて、可愛いって言ってくれて、撫でてくれて、抱きしめてくれて……大切に、してくれて……。ご主人様が、ご主人様だけが私にとっての安心できる居場所です」

 

俺の右手を取り両手でぎゅうっと握りしめてくる。

 

「でも、そんなご主人様が私のせいで苦しむなんて、絶対に嫌なんです」

「俺が苦しいって思うのはルゥが苦しい時だけだよ」

 

空いている左手をルゥの背中に回し、ゆっくりと抱きしめる。

 

「一緒に行こう、ルゥ。絶対に俺が幸せにするから」

 

そう言うとルゥは俺の胸に顔を埋めて泣き始めた。

 

10年以上も一緒にいたのに、彼女の泣き声を初めて聞いた気がした。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーー

 

 

 

予想通りに家から抜け出すのは容易だった。

人通りの多い道を通り抜けていく。首輪を着けた獣人が半分ぐらいと、それ以外がもう半分。

店先では首輪を着けた少年少女が客引きをし、人に命令された別の少年少女がその店まで買いに走る。

まだ昼間かつ大通りだというのに、裸で首から《格安風俗》の書かれたボードを掛けた少女がいたり、その隣に《試用品》と書かれた少女が拘束されていたり、憂さ晴らしかはたまたただの気分か、暴力を振るわれる少年がいたり……。

そのどれもが獣人だ。裏通りに入ればもう使い終わったとばかりに精液に塗れた意識のない少女や、今まさに男に囲まれ犯されている少女もいるだろう。

右手に繋いだルゥの手をぎゅっと握り、足早に通り過ぎる。

向かう先はこの通りでも一際大きい店。

看板には奴隷商と書かれている。

 

「店長はいるか!」

 

扉を開いてすぐに叫ぶ。

すぐに気がついた店員が恭しく頭を下げてくる。

 

「いらっしゃいませ、購入でしょうか?それとも……売却でしょうか?」

 

店員が俺の後ろにいるルゥを見てそう言う。

 

「黙れ、店長を呼べと言った」

 

家紋が入った装飾物を見せてやると、失礼しました。と頭を深く下げ奥に引いていく。そう時間がかからないうちに個室へと案内された。

 

「これはこれは、珍しいお客様ですねぇ。奴隷嫌いのスウェハンローグ家の御子息がどういったご要件でしょうか?」

 

部屋に入ると丸い眼鏡とクルンと弧を描いた髭がトレードマークだと嘯くここ一帯でも有数の奴隷商、トギフォンスがいた。

彼はこの店を経営する店長であり、この国の国王にすら献上できるほどの高級奴隷すら持つ敏腕商人、とのことだ。

スウェハンローグ家もこの店と懇意にしており、屋敷に数いる奴隷たち、そしてルゥ、彼女もこの店で買った商品だ。

当時5歳の俺は父に連れられこの店に来たものだが、客たちの下卑た笑顔、奴隷たちの恐怖に歪んだ表情、全てを諦めたような表情、そしてまだ無垢であろう希望に満ちた表情……。

幼いながらもその全てが気持ち悪いものに感じたものだ。

 

「立ち話も何でしょう。どうぞ、ご着席を」

 

髭を伸ばしては離しを繰り返しながら席へと勧めてくる。

そこには当然のようにルゥのスペースは存在していなかった。

 

「……立ったままでいい。単刀直入に言う、彼女の首輪を外してくれ」

「不可能ですな」

 

まるで俺の発言を予想していたかのような間髪を入れない返答だった。

 

「……だったら____」

「所有者の変更ですか?では以前の契約書を」

 

今度は先回りされて返答される。彼はニヤニヤとこちらを嘲笑うように眺めながら言う。

 

「どういたしましたかぁ?お持ちではないのですかぁ?契、約、書」

「……契約書は、ない」

「おおかた、家出でもするつもりなのでしょう?そこの奴隷を連れて。その為には首輪は文字通り枷になりますからねぇ」

 

この首輪には様々な機能があるが、その中でも解除しておきたいのは強制力だ。効果は単純に所有者の命令には逆らえないと言ったものだが、ルゥの所有者は父である。

父からの命令を直接はもちろん、言伝、手紙、魔法等で与えられればその通りに動く以外の選択肢は与えられない。

家出中にもしルゥに命令が与えられればどうなるか、それ以上は想像したくもない。

 

「クフフッ、まあ貴方のお父様は位置特定のオプションは付けませんでしたからねぇ。あまり気にしなくても良いのでは?」

 

位置特定。首輪と対になる魔晶を利用し、奴隷の現在位置を割り出すシステムだ。

父に限らず、このシステムを利用する者は少ない。理由は単純、奴隷などいくらでも替えがきくし、逃げたところでスラムの連中の慰み者になるか、魔物や猛獣の餌になるかだ。

だが利用する者も勿論いる。奴隷をどうしても逃がしたくない者。そして……。

 

「契約だ。俺名義で位置特定を付けてくれ」

「クフフッ、そんなにも大切なのですか?その奴隷が」

 

この国では例外中の例外、奴隷のことを大切にしている者だ。

これも予想の内だったのだろうか、机の上に既に用意されていた紙をこちらに渡してくる。契約書だ。

用紙に記入するのに流石に座らずを得ない、ルゥにごめんなと小さく呟くと、気にしないでくださいと返ってきた。

 

「ところで、この後はどちらに?」

 

記入中、そんな言葉を投げかけてくる。

 

「言うと思ったか?クソ親父と仲が良いあんたに」

「仲が良いなどととんでもありません!ただ私共を懇意にしていただいているだけですよ」

 

両手を上げて大げさに反応する。

 

「ただ貴方が心配なだけですよ。この先どうやって生きていくのか、ね」

「……どういう意味だ」

「そのままの意味ですよ。家を捨てた元貴族に生きていけるのか、とね。教育がしっかりしているので学問の道に進むつもりですか?不可能です。家名がないものは受け入れられません。ではいままで学んだ音楽や書の道を?これも不可能です。仕事道具を置いておく家がない」

 

例を挙げて一つずつ否定していく。彼の話し方もあるだろう、俺の中で焦燥感が生まれていく。

 

「貴方に接客ができますか?工事の経験は?これらもわざわざ高い賃金を払って人間を雇いません。無償でいい奴隷がいますからねぇ?その奴隷を働かせるなら別ですが、外に出したくないでしょう?」

「何が言いたんだ!」

 

机に拳を打ち付ける。トギフォンスはクフフッと笑うとこう言った。

 

「冒険者になるんですよ。依頼によっては大金持ちに!食料も自給自足可能!貴方の嫌いなこの国を出ても続けられる!……イイコト尽くめでしょう?」

「………」

「クフフッ、それと……冒険者向けのいい奴隷が入っているんですよ。売れ残りですが……貴方にとっては好都合でしょう?」

「……それが、狙いか」

 

睨みつけるがニヤニヤと笑っていて効果がなさそうだ。

それに、彼の言う通りでもあった。貴族時代に学んだことは生かせない。簡単な仕事はわざわざ人間を雇う必要はないし、雇ったとしても俺のように慣れていない人物よりも慣れた人物を雇い入れるだろう。

別の国に渡って働くにしても今の俺の所持金では渡れて1、2国だ。追手が迫れば簡単に捕まってしまうだろう。

彼の言う冒険者は合理的な選択だ。国を渡る毎に新たな仕事を見つける必要も無し、冒険者カードが関所を通る証明書になるとも聞いたことがある。

ただし、一つだけ問題がある。

 

「俺は剣を振ったことなんてない。精々少し魔法を使えるだけだ」

 

問題はそこである。冒険者を目指す者は鍛錬してきた者が多い。新人ですらも一定の強さを持っているのだ。

そんなところに一人で行けばどうなるか、パーティなど組めるはずもない。ソロで依頼を受けても魔物に襲われて死あるのみだ。

 

「だから言ったでしょう?冒険者向けの奴隷があるのですよ。お安くしておきますがぁ?」

 

この国で奴隷を連れている冒険者は珍しくない。荷物持ちはもちろん、戦闘奴隷、囮役、肉壁等にも使われている。もちろん、旅先での性処理にも。

奴隷なのでパーティを組むにも支障はない。何も文句は言えない、最適な選択だろう。

何よりルゥと四六時中一緒にいることができると言うのが大きかった。

 

「……分かった、見せてくれ」

「クフフッ、ええ、こちらにどうぞ」

 

トギフォンスが部屋の奥にある分厚い扉を開く。

通されるのは牢屋が並んだ大きな通路。ここに入るのは5歳以来だ。

 

「殺してやるぅゔ!!!!」

「いやだいやだいやだいやだいやだいやだ……!!」

「おにーさぁん、あたしのこと買ってくださぁい……えへへぇ……」

 

怨嗟の声、悲痛な声、媚びてくる声。

怒り、絶望、恐怖、欲望、そして、虚無。

様々な感情が入り乱れるここは、まさしくこの世の地獄だ。

 

「ご、ご主人様……」

「大丈夫だ、ルゥ」

 

怯えたルゥが腕に抱きついてくる。彼女も購入されるまではここにいたが、当時の俺は目と耳を塞いでいたのであまりよく知らない。

 

「しねえええええええ!!!!」

 

道中、奴隷の一人が俺に向かって黒パンを投げつけてきた。

本来奴隷は害を与える行動を行えないが、黒パンを投げつけるだけ、怪我にもなるはずがない、だからこそ行えてしまったのだろう。

 

「……失礼しました。厳しく躾いたします」

 

トギフォンスはそれを咎めた。掌をパンパンと打ち鳴らす。

どこからともなく俺の身長を優に超える大男が2人、先程の奴隷の檻に入っていった。

何が起きるか察した俺はルゥの目と耳を塞ぐ。

 

「あ、あぁぁあぁ、ごめ、ごめんなさい、も、もうしませんから、許して……」

 

少女も何をされるか察したのだろうか、先程までの表情とは打って変わって恐怖に満ちた声を出す。

男たちが少女を組み伏せ、申し訳程度に着させられていたぼろきれを破りさる。

 

「ひっ、ヤダヤダヤダぁあ!!!助け____」

 

少女が檻の隙間から俺に向かって手を伸ばす。だがその手は届かないし、少女の声も続かない。

目を逸らす。少女の絶叫が通路中に響く。

 

「……悪趣味だ、わざとだろう」

「さて、なんのことでしょう?確かにこの通路には生意気な奴隷がいると記憶していましたが……」

 

声を遮断しきれず一連の流れを察して震えているルゥを抱きしめながら、早く行けと急かす。

トギフォンスはクフフッと笑い、言い放つ。

 

「これもお客様への大事な演出ですので」

 

では、こちらへ。とトギフォンスは先導する。

未だ震えが止まらないルゥを安心させるように抱きしめ、頭を撫でる。そして彼女の手を引き、足早にトギフォンスの下に向かった。

案内されたのは比較的静かなエリアだった。

生気がない奴隷が多く、値札も銀貨1枚と露店で肉を買うほどの値段しかしないものが多い。

後のことを考えて今俺が自由にできる手持ちは金貨5枚、このあたりの奴隷なら50人は買える量だ。

 

「さて、着きましたよ」

 

案内されたのはそんな場所の一番奥、少し大きめの檻に少女たちが寄り添うように三人入っていた。

少女の一人は狼の獣人だろうか。おそらく銀色に輝いていたであろう毛並みはボロボロで、土や泥に塗れて荒れている。

 

「一番左は狼の獣人、こちらは戦闘奴隷です。狼の獣人は何と言ってもその健脚!人間では出せない速度で魔物を殺して回ってくれることでしょう。ああ、もちろん囮としても」

 

トギフォンスがそんな説明をしてくる。狼の少女は虚ろな目でこちらを見つめるだけで動く気配がない。

 

「その隣、中央の奴隷ですね。東方より仕入れた狐の獣人です。通常の狐の獣人は特にこれと言った技能を持ち合わせていないのですが、これは違います。なんと魔術を使えるのです!!こちらかなりレアなのですが……巻き込みが怖いとのことで売れ残りました」

 

栗色の髪をした大きな耳を持つ獣人だ。彼女も本来は黄金に輝く綺麗な毛並みだったのだろう。俯いて動かない。

最後に残っているのが、ルゥと同じ桃色髪の獣人だ。垂れ下がっている耳だけでは種族が想像できなかった。

 

「こちらは耳だけでは種類が多く判別が難しいですが、犬の獣人です。もともとは性奴隷だったのですが……見ての通り身体つきが貧相かつまだ幼いのでね、そういった趣味の方に売れるのかと思っていたのですが見込み違いでした。処女ではありますが戦闘奴隷としての販売ですので今回は割増金はございません。性処理に使っても良し、ストレス解消に使っても良しです。戦闘は……まあ肉盾程度にはなるでしょう」

 

トギフォンスの説明通り、まだ10歳前後といった見た目だった。彼女はこちらを見て目に涙を浮かべながら狐の少女に抱きついている。

 

「さて、早速ですが料金はこちらです」

 

そう言いながら木板を俺に見せてくる。

そこには一つ銀貨5枚、三つセットで金貨1枚と書いてあった。まるで物を売るかのような書き方に腹が立つがこれが普通なのだ。怒りをそっと飲み込む。

そして考える、彼女たちはたったの金貨1枚。ここ周辺の奴隷たちを考えると高めではあるが、一般の奴隷と比較すると非常に安価だ。そして圧倒的に予算よりも安い。

しかしこれほど安価なのには理由があるのだろう。この男が厄介払い代わりに押し付けてきているのかもしれない。

ただ、この後のことを考えると選択肢は一つだろう。

 

「買う」

「即決、おみそれしました」

 

三つの魔晶を渡してくる。これが首輪とリンクしていて、破壊した者の魔力が首輪に通り、命令を強制させる仕組みになっている。

魔晶を割るとトギフォンスが牢屋を開けて少女たちを俺の前まで連れて来る。

 

「さあ、これからお前たちの主人となる人ですよ。挨拶を」

「「「………」」」

 

三人は何も言わない。当たり前だろう。これからどうなるかなど奴隷には分かっていることだ。

 

「お前たち____」

「大丈夫だ、挨拶はいらない」

 

トギフォンスが叱責しようと口を開くが止める。

そうだ、必要などない。俺はルゥとの日々を守るために彼女たちを購入した。他の人間と何ら変わりは無いのだ。

だが、もちろん乱暴に扱うつもりも、捨て札として使うつもりもない。

 

「彼女たちにも位置特定の契約を頼む」

「よろしいのですか?追加で銀貨3枚必要になりますが」

「構わない」

 

金に余裕がある訳ではないから奴隷を逃がしたくないと言う気持ちもある。しかしそれ以上に購入したこの子達も家族だ。大切にしてあげたいと言う気持ちが大きかった。

彼女たちにじっと視線を向けていると、横から笑い声が漏れてきた。

 

「何がおかしいんだ」

「クフフッ、いえ失礼。異端児と呼ばれるだけのことはあるなと思っただけでございます」

「………」

 

そんな呼び名は初めて聞いたが、どうせ家族の誰かが俺が奴隷を大切にしていることを揶揄したのだろう。正直なんと呼ばれようがどうでもいい。

 

「ルゥ、彼女たちのこと頼めるか?俺が話すと怯えさせてしまいそうだし」

「はいっ、お任せください!」

 

ルゥはトテトテと小走りで少女たちに近づき、笑顔で挨拶してはぶんぶんと握手している。少女たちの表情や態度に変化はないが、少しでも気持ちが楽になっていてくれたらいいなと思う。

 

「クフフッ、それでは参りましょうか」

「ああ」

 

ルゥに声をかけ、再び位置特定の契約書を書くために元の部屋へと足を進めた。

手っ取り早く書類にサインをし、少女たちの購入と契約の手続きが終わり、奴隷商を後にしようとしたところで声が掛かる。

 

「再び奴隷がご入用になりましたら、是非とも当店をよろしくお願い致します」

 

優雅に例をするトギフォンス。

 

「二度と来ない」

 

そう吐き捨てて店を出た。

夜まではバレないだろうとはいえ、追手のことを考えると早めにこの国から発ちたい。

だが、と購入したばかりの少女たちを見る。ぼろきれのような布1枚と首輪だけ。髪も荒れているが風呂に入れている時間はないだろう。

時間は昼時、少女たちはろくに飯を食べていないだろうし、俺自身も腹が減っている。

 

「ルゥ、そこの屋台で全員分の昼飯を買ってくる。その間店で彼女たちの服を見繕ってくれないか?」

「承知いたしました。ほら、皆さん行きますよー」

 

全員仲良く手を繋いで歩いていった。犬耳の少女だけはこちらをチラチラと気にするようにしていたので、気にするなと言う意味を込めてひらひらと手を振っておく。

彼女たち、特にルゥからあまり目を離したくはないがすぐに買って戻れば問題ないだろう。俺は露店街まで走り出した。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーー

 

 

 

「いらっしゃ……なんだよ、畜生共か」

 

店に入ると店員の方から軽蔑の視線とともにそんな言葉を向けられます。同じ奴隷の方が店番をしている店ならそうでもないのですが、人間の方が店番をしている店に入ると必ずこんな視線を向けられます。

 

「申し訳ありません。ご主人様から新たな奴隷の服を購入しろと命じられましたので、店内を見させていただいてもよろしいでしょうか」

 

ステファンローグ家を表す紋章が入った袋を見せます。

ご主人様は私が買い物をするときにはいつもこの袋を持たせてくださいます。たとえ奴隷であろうとも貴族の所有物に手を出したら罪に問われるから、と。

 

「ああ、貴族様のペットか。さっさとしてくれ、店が獣臭くなる」

「ありがとうございます」

 

渋々といった感じで道を開けてくださいます。この袋が無ければ蹴り出されていたことでしょう。そんなシーンを何回も見たことがあります。

深々と頭を下げてから店内に入ります。

買うものはもう決めてあるので一直線に目当ての場所へ。目的地には使用人用の服売り場。

一般的に奴隷は使用人ではありません。奴隷は奴隷、それ以上でもそれ以外でもない、家畜と表すのが一番近いかもしれません。

ですが貴族様にとっては奴隷も資産の一つです。

奴隷を着飾らせることによって対外に資産力をアピールする、そのようにご主人様は言っていました。なのでステファンローグ家の奴隷は皆さん給仕服を着ています。

 

「皆さんはどの服がよろしいですか?」

 

振り向き、三人に問いかけますが返事はありません。

 

「スカートはロングですか?ミニですか?肌を出すのが苦手な子ならこれもいいんじゃないでしょうか。みんな可愛いからなんでも似合いそうで困っちゃいますね!」

 

ショーウィンドウに並べられた何種類かの給仕服の前でゆっくり歩を進めていきます。わざと大きな声で場を盛り立てる様に言うことで彼女たちが反応しやすいようにします。先ほどの店番の方がうるさそうにしていますが、手を出そうとはしてこないので大丈夫そうです。

 

「……あの」

 

クイッと袖を引っ張られる感覚に振り向きます。

声を掛けてくれたのは狐の子でした。

 

「どうかしましたか?」

「……あれ」

 

彼女が指を差した先には一風変わった給仕服、東方のものでしょうか。フリルが付いているのは一般のものと変わりませんが、布地が白黒だけではなくカラフルです。

 

「緑の、ほしい……です」

 

彼女に絶対に似合うであろうその服の値段を見てみると、なんと金貨15枚。た、高い……。

私がいただいた資金は金貨20枚。買えないことはないですがご主人様がどこまでお金を持ち出しているか分からない上、奴隷にそんな大金をつぎ込むのはいくらご主人様でもしないでしょう。

それに一般の給仕服でも金貨3枚はします。他の子たちのぶんが買えなくなってしまいます。

 

「うーん、ごめんなさい。ちょっとお金が足りないですね」

「……あ、ごめ、なさい……」

「わわっ、大丈夫ですよ!そんな事で誰も怒ったりしませんから!」

 

怒られると思ったのか、恐怖した表情で涙を流し始めます。

奴隷への叱責は暴力と共に行われるもの。私も当主様や奥方様にはよく殴られたり蹴られたりしていました。もちろんご主人様はそんなことをしません。

彼女たちもそうだったのでしょう。この場にご主人様がいたらそんな方では無いと分かってもらえたのですが。

カランコロンと入口のベルが鳴ります。誰かお客様が来たようです。

 

「いらっしゃいませ、ようこそお越しくださいました。本日はどういったご要件でしょうか」

 

店番の方が対応し始めたようです。私たちの時とは違って丁寧な口調です。

 

「いい、大丈夫だ」

「あ、お客様、そちらには……」

 

引き止めようとする声とこちらに向かってくる足音が聞こえます。私には声で誰が来たのか分かりました。

 

「ご主人様!」

「うおっ、びっくりしたぁ……。どうした、ご機嫌だな」

「ご主人様のことを考えていたら、ちょうど来てくださいましたので!」

「そ、そうか……」

 

ご主人様は苦笑いで私の頭を撫でてくれます。もう片方の手には小包。お買い物は終わったようです。

 

「それにちょうどよかったんです」

「丁度いい?何が?」

「この子があちらの服がいいそうなのですが……」

 

狐の子の肩がビクンと跳ねて震え始めます。先ほどと同じように怒られると考えているのでしょう。それに今回はご主人様もいますから、さらに怖いのでしょう。

 

「あー、金貨15枚……」

 

難しそうな顔でお金が入った袋を眺めています。こちらを振り返ると、狐の子ではなく他の二人に声をかけました。

 

「お前たちは欲しいやつあるか?」

 

表情が変わらない狼の子も普段は怯えている犬の子も少しだけ目を見開いて驚いています。二人は顔を見合わせると意を決したような表情で言いました。

 

「ぼくは、動きやすいやつ」

「わ、わたしっ、肌、嫌、です……」

「ん、そうか。ルゥ、すまん、選んでくれ」

「はいっ!」

 

私が二人の望み通りの服を選んでいるうちに、ご主人様は店番の方を呼びます。

 

「この服、この子にあったサイズでくれ」

「は、はぁ……よろしいのですか?」

「いい、さっさとしろ」

「か、かしこまりました」

 

狐の子が望んでいた東方の給仕服。ご主人様は買ってくださるそうです。彼女もこれには先ほどまで震えていたのも収まり、ご主人様に話しかけました。

 

「あ、の……いいんです、か?」

「正直あんまり良いとは言えない。でもまあこれから頑張ってもらうんだし、な」

「…ぇ……」

 

ご主人様の言葉にまた震え始めます。その言い方だとこの先ずっと苦しませるって受け取り方になるじゃないですか、ご主人様……。

 

「大丈夫ですよ、頑張りの前のお礼みたいなものです。ご主人様は酷いことしないですから。ご主人様、二人にはあの服がいいと思います」

 

慰めながらご主人様に選んだ服を伝えます。また店番の方を呼び、サイズに合ったものを用意していただきます。どうやら少し時間がかかるみたいです。

 

「でしたら、待っている間この子たちに名前をつけてあげましょう!」

 

ご主人様が忙しそうにしていたので言えていなかったのですが、ちょうど待ち時間もできました。私は切り出します。

 

「名前、か。そういえば決めてなかったか」

 

色々考えることが多くて忘れてしまっていたのでしょう。ご主人様は頭を抑えてため息をつきます。

 

「俺が決めてもいいのか?」

「ご主人様以外に誰が決めるんですか?」

 

奴隷は名前を持ちません。正確には持っていた、が正しいでしょうか。奴隷になったその時に名前を含めて全て奪われるのです。

私の名前を付けてくださったのは残念ながらご主人様ではなく、当主様です。

ご主人様は狐の子、狼の子、犬の子を順番に眺め、言います。

 

「ツバキ、シル、ミーシャだ」

 

三人はお互いの顔を見回し、確かめ合うように小さく名前を呼び合います。嬉しさよりも困惑が勝っているでしょうが、認めてくれたようです。

 

「これからよろしくな、みんな」

「よろしくお願いしますっ、ツバキちゃん、シルちゃん、ミーシャちゃん!」

 

三人は小さく頷き、少しだけではありますが笑顔を見せてくれました。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーー

 

 

 

無事に服を買い、着替えさせたところで向かった先は冒険者ギルド。

道中、買った肉串を食べながら冒険者について説明する。

討伐等の依頼を受けて街の外に出て魔物を狩り、素材の売却や報酬で金をもらう。簡単に言えばそれだけだ。

一応彼らの存在意義は魔物を狩ることによって周辺の安全を守ること。魔物から取れる皮や角を卸すことだろう。

国の兵士や騎士も魔物を狩ったりするが、自国周辺のみ。冒険者ギルドには本部こそ存在するものの、完全な独立組織。国同士の戦争が起こったとしてもどこにも協力せず敵対もしない、完全な中立だ。

所属している冒険者たちはやはりその街出身の者が多い。

ここ、フランズカ王国では男性の冒険者が多く、奴隷を連れての任務が多い。よって、依頼達成数が多いベテラン冒険者だが、本人の実力に伴っていない、というのがよくいるそうだ。

 

「うわ……」

「……くさい」

 

ギルドに近づいたところでルゥとシルが唸る。振り向くと全員鼻を塞いでいた。

もう少し近づいたところで俺にも分かった。確かに臭う、完全に冒険者ギルドからだった。

獣人は人間よりも圧倒的に鼻がいい。彼女たちにこの匂いはキツイだろう。

 

「パパっと済ませて出よう。少し我慢してくれ」

 

ギルドの扉を開く、そこには最悪の景色が広がっていた。

大体の人間が昼間っから酒盛り、床には吐瀉物や食べかけの料理が散乱している。

あちらこちらで殴り合いの喧嘩、罵声、物が飛び交う。

当然のごとく奴隷もいるが、酌をさせられていたり、サンドバッグにされていたり、裸で踊らされていたり、果てには複数の男に群がられていたりもしている。

 

「……全員俺から離れるな」

 

左手はルゥと、もう片手は特に気の弱いミーシャと繋ぎ、受付まで歩く。残りの2人は服の裾を掴ませておく。

幸いといったところか、絡まれることもなく誰かが怪我をする訳でもなく、無事に受付までたどり着く。

全員をカウンター側に立たせ、その後ろを守るように俺が立つ。受付には適当そうな女が座っており、俺たちが目の前に立っているのにも関わらず爪を弄って気づいていない。

 

「おいお前、冒険者登録だ」

「あん?あ〜はいはい。じゃ、これ書いて」

 

1枚の紙を放り投げてくる。名前や年齢など、簡単なプロフィールを書くようだ。

 

「あと4枚だ」

「は?あんた奴隷にまで書かせるつもりなの」

「必要ないのか」

「必要ないっつーか面倒なんだわ。どうせ死ぬ奴らを登録してもこっちの仕事が増えるだけだし」

 

態度は気に食わないが、言っていることはまあ的を得ている。

この街の冒険者は奴隷を使い捨てにしているのだろう。周りの惨状を見ればよく分かった。

 

「大丈夫だ。無駄死にさせるつもりは無いからな」

「……ふーん、あっそ、じゃあ書けば?」

 

追加で4枚バサバサと投げ捨ててくる。ため息をつきながら回収し、それぞれの前に置く。

 

「ご主人様、私は大丈夫ですが、その……」

 

ルゥに言われて気がついたが三人は字が読めないし書けない。それに年齢も不明だが……まあ見た目通りにしておけば大丈夫だろう。三人の分は俺が代筆した。

受付の女は俺から紙を受け取るとあ〜と声をあげて奥へと引いていった。

しばらく待っていると戻ってくるとともにカウンターにバラバラとカードのようなものをばら撒く。冒険者カードだ。

全員に配ろうかと思ったが、仕舞うところが無いだろうと考え、俺が預かっておくことにした。

女は仕事を果たしたとばかりに爪いじりを再開している。俺たちももう用はないため、出口に向かう。

行きは問題なかった為、油断していた。

 

「兄ちゃん、いい奴隷連れてんじゃねぇか」

「やっ……!」

 

横から手が伸びてくる。太い腕に身体を軽々持ち上げられたのは、ツバキ。片腕を吊り上げられ、苦しそうにしている。

 

「おーおー、可愛い顔だなぁおい」

 

男は空いた手でツバキの細い首を掴む、そのまま締め上げた。

 

「が…っ……ゃ……」

 

ツバキは苦しそうに藻掻くが男が手を緩める事もなく、それどころか更に強い力で締め上げる。

 

「手を離せ。誰の奴隷に手を出している」

 

家紋を見せつけながら男を睨みつける。数度瞬きをするとニヤリと笑い、ツバキの離した。

ツバキは床に倒れ込み、ヒューヒューと必死に息を吸う。

 

「大丈夫か?」

「ぁ……ごめ…なさ…ぃ」

「謝るな、お前が悪いんじゃない」

 

ツバキの身体を抱え起こす。見た目通り、とても軽かった。

 

「ご、ご主人様……」

 

ルゥが怯えた表情で袖を引いてくる。

俺たちは先ほどまで騒いでいた冒険者たちに囲い込まれていた。

 

「お貴族様よぉ、ちょーっとあんたの奴隷貸してくれないかい?さっきまで使ってた奴隷がぶっ壊れちまってよぉ!」

 

周囲の男たちが大笑いする。

ルゥは完全に怯えており、俺の腕に縋り付いている。シルはミーシャを抱きしめながら男たちを睨みつけるが、その身体は震えている。

 

「ごめ、なさい……!わたしの、せいで……」

「違う。大丈夫だ、静かにしていろ」

 

男たちを睨みつける。

 

「そこをどけ、命令だ」

「おいおいそりゃないぜぇ!こーんなに大人数で"お願い"してるのによ?」

 

その言葉からは断ればボコボコにするという意味が簡単に読み取れる。

貴族に楯突けばどうなるのか知らないのか、怖くないのか、それともそんなことを判断できないほどに酔っているのか、男たちは一向に退く気配がない。

完全に放置されているが、一瞬だけなら出口までの道を作ることができるだろう。

 

「みんな、俺の合図で出口まで走れ」

 

ツバキを横抱きに抱える。

俺は戦闘なんかできない。この男たちを倒せる喧嘩の技能も無ければ剣術もからっきしだ。魔法だって魔術師が使うようなド派手な魔法は撃てない。

ただ、基本的なものは全部使える。

拳を握り込む。男たちの視線が全部俺を向いているのを確認する。

 

「……走れ!」

 

拳を突き上げ手を開く。瞬間、ギルド中が真っ白な光で照らされる。基本中の基本、光弾を発生させるだけの初級魔法、《ライト》。

 

「があっ!!」

「目がぁ!?」

 

俺を見ていた男たちは全員もれなく目を焼かれる。

出口へと一直線に走る。道中の男は仕返しを含めて蹴っ飛ばしておく。

俺が一番最初に出口までたどり着いた。次にルゥ。ミーシャもシルに引っ張られながら走ってきた。これで全員。

 

「あばよバカども」

 

言い残し、外へと走る。

向かう先は関所近くの乗り合い広場。

クソみたいな家を捨ててクソみたいな国を出る。

 

 

 

ここから、俺たちの旅が始まった。

 

 

 

 




この せかい けもみみ に きびしい

第一話は説明することが多くて地の文ばかりになりますね。
読みにくかったら申し訳ありません。

誤字・脱字報告、ご感想ぜひお願いいたします。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
点
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※評価値0,10は一言の入力が必須です。参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。