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ある日の休日、蓮夜は自らの所有する日本のある地方の土地に建てたマンションを訪れていた。
一見して普通の高層マンションであるここは、物理的、魔法的なセキュリティが備わった要塞に等しい建造物だ。
それ以外にも眷属でこそないが、高い能力を保有している相応の護衛官も在中しており──もちろん全員女性──セキュリティを突破されても撃退ないし蓮夜たち救援が来るまでの時間を防衛することが可能だ。
下手なものは入って来れず、仮に無理に入ろうとすれば二度と生きては出て来れない。
完全に制圧するには、相当な戦力が必要であり、そんな大軍を動かせば蓮夜たちに気づかれ、かといって皇帝ディハウザー・ベリアルとその眷属クラスの少数精鋭にしてもやはり簡単に突破できないため蓮夜たちに気づかれ、といった蓮夜たちには好循環、襲撃を企むものには悪循環な機構が成り立っている。
そんな十重二十重と物理的に、魔法的に、さらに策略的にと防衛機構が張り巡らされているといった裏の事情は物々しい要塞じみた高級高層マンションの用途は、蓮夜の眷属以外の女の子たちのただの宿舎だ。
ここには、蓮夜に身も心も捧げた、あるいはこれから捧げる女の子たちが暮らしており、紫ノ宮夏花とその母親もここに住んでいる。
処女、非処女、年頃の女の子から妙齢の美女といったさまざまな女性たちがそれぞれの理由で保護されて住まうここは、蓮夜の後宮としての役割を担っていた。
女性たちは、ここで蓮夜に養われるだけでなく、自分たちも役に立つためにさまざまな技能はもちろん、女としても磨きをかけている。
各方面の業界で活躍する彼女たちのなかには、現役、引退、デビュー前に関係なくアイドルなども存在しているほどだ。それだけでも蓮夜がどれだけ容姿、性格、能力のすべてに長けた女の子たちを抱き込んでいるかがわかるだろう。
「──あ、蓮夜。おかえりなさい」
そう言って出迎えたのは、紫ノ宮夏花だ。長い髪を下ろし、メイド服に身を包んでいるのは、彼女がここではメイドとして活動しているからだった。
「ああ。ただいま、夏花」
挨拶を返す蓮夜に夏花は微笑み、楚々と歩み寄ると「失礼します」と言って身を寄せ、背伸びして唇を捧げる。
「ん、ちゅ……ちゅっちゅっ、んちゅ……れろぉ……くちゅくちゅ……っ」
清楚なキスからすぐに淫靡なディープなものへと変わり、大きな胸を押し付け、愛撫さながらの口付けで夏花は蓮夜を歓待した。
「はぁぁぁ……」
数分ほどして唇を離した夏花は、うっとりと表情を蕩けさせた。その表情の色っぽさ、唇と唇を繋ぐ唾液の糸が見た目の清楚さに反するようでいやらしい。
「それで、最近はどうだ?」
蓮夜は、抱き寄せた夏花の106センチの爆乳を揉みしだきながら訊く。
「あんっ、んぅっ……わ、私は蓮夜の、はぁん、メイドとしていろいろ勉強してるよっ……んんっ、いずれはぁ、シルファさんと交代でぇ、あぁんっ、蓮夜の傍に仕えられるかも、ってぇ……!」
すっかり蓮夜専用に揉みほぐされた爆乳は、夏花の立派な性感帯だ。大きくゴツゴツした男らしい手に触れられ、夏花の豊乳は大喜びだった。
「そうか、頑張ってるな」
ご褒美とばかりに蓮夜は、夏花の乳首を摘んで引っ張った。
「あっ!? ふあぁぁぁあああんっ!」
その刺激に夏花は、背を反らして腰を突き出すようにして絶頂した。ショーツ越しに潮が噴き出してアクメ顔を蓮夜に見下ろされ、マゾアクメを迎えている。
蓮夜は、絶頂中も夏花の乳首をスリスリ、カリカリと指や爪先を使って責め、絶頂を継続させる。
「んはぁっ……! ゃ、乳首ぃ、そんなにいじめちゃっ……! ゃああああっ! んぅ、はぁ、はぁ、はぁ……はあぁぁぁ……」
ようやく絶頂を終わらされた夏花は、甘く満足げな吐息を洩らした。服とブラの上からの愛撫だけでも、生半可な男など及びもつかない満足感だった。
(まあ、他の男なんて知らないし、知る気もないけど)
と、夏花は内心で溢す。彼女は、多少流されやすいところはあるがそれでも蓮夜以外に心はもちろん、体を捧げる気はない。
(そんなことになったら死ぬつもりだしね)
そう思って夏花は、自らの下腹を撫でる。
そこには、蓮夜のモノである証の淫紋が刻まれている。普段は見えないが、性行為中は鮮やかなピンク色に浮かび上がり、さまざまな効果をもたらすのだがそのなかのひとつに主人──蓮夜を裏切った際の罰則が盛り込まれていた。
裏切りの程度にもよるが、望んで体を他者に許した場合、淫紋は死ぬまで終わらない絶頂が始まり、その女の子をイキ殺すのだ。これは蓮夜のモノになることを真に誓った女の子全員に刻まれている。
もちろん、効果もすべて把握したうえでだ。
(もしそうなったときは、心変わりしてるから後悔するんだろうけど……いまの私は蓮夜にすべてを捧げてるんだから。当然だもんね)
いまの夏花にとってもし将来蓮夜を裏切ったのなら、そんな自分は想像するだけで憎くたらしくて仕方ない。だからこれは万が一の際の自分による自分への復讐だった。
「夏花、どうかしたか?」
「──ううん、なんでもないよ。私は蓮夜が大好きなんだって改めて思っただけ」
そんなかわいいことを言う夏花に蓮夜は、そっとキスした。
「んっ……ありがとう」
夏花は嬉しそうに微笑む。最近、ますますかわいく、そして綺麗になっていた。
「あ、それで私の近況の続きだったね。私はそんな感じで、あとはお母さんなんだけど。お母さんは、歳上組のひとりとして家庭的なことから、エッチなことまで女の子たちにいろいろ教えてるよ」
元人妻である夏花の母は、さまざまな経験を積んでいる。女の子たちの技術向上へとひと役買っていた。
「あ、もちろん、お母さんも蓮夜に身も心も捧げるって言ってたから。近々淫紋も刻むことになるって」
「そうか。それは楽しみだな」
夏花の報告に蓮夜はそう言って頷いた。
「それで、今日は新しく蓮夜のモノになった女の子たちの躾けだよね」
夏花は、今日蓮夜が来た目的を確認した。
教育、調教、躾けといったものが終わった女の子たちは、蓮夜にすべてを捧げることになる。これは定期的におこなわれることで、今日は複数人の女の子をいただくことになっていた。
「ああ、そうだ。準備はできているか?」
「うん。ご主人さまを待たせるわけにはいかないからね。ちゃんと身支度して部屋に待機してるよ」
夏花は当然のようにそう返した。蓮夜とこうしていて時間が遅れたが、蓮夜が待たせるのは当然かまわないのだ。
そして、夏花に案内されてエレベーターに乗り、最上階へと向かう。その階層は、蓮夜の専用フロアであり、選ばれた女の子が呼ばれ、そこですべてを捧げ尽くすのだ。
最上階に着き、いくつもある扉のうちのひとつの前には、ひとりの美少女が控えていた。
その美少女は、夏花と同じメイド服を纏った──結城明日奈だった。
先日、彼氏の桐ヶ谷和人の寝取らせプレイに初めて臨んだ明日奈だったが、その相手となった蓮夜によって半日ほどで完堕ちしてしまったのだ。
それからは、元恋人の和人と別れ、夏花同様に蓮夜の保護下に入り、メイドをしている。
もともとの能力が高いこともあり、明日奈はメイドとしてほぼ即戦力となり、夏花や他のメイドたちとともにこのマンションの維持、蓮夜たちのバックアップなどをしている。
「──おかえりなさい、蓮夜くん」
蓮夜に気づいた明日奈が頬を赤くして微笑む。
「ああ、ただいま」
そう言って蓮夜は、明日奈に近づくと抱き寄せてその唇を奪った。
「あ……んっ、ちゅっ……」
驚くのも一瞬、明日奈は身を委ねる、応えるように受け入れる。
くちゅくちゅと唾液と舌が混ざり合う音が響き、明日奈の唇を堪能した蓮夜は、そのスカートに手を入れた。
「あんっ!」
少し指を動かせば、くちゅくちゅとこちらでもいやらしい音がした。
「準備万端だな」
「んぅっ……だ、だってすぐに蓮夜くんにシてもらえるように、あんっ、みんなで準備してたからぁっ」
蓮夜に耳元で囁かれながらショーツの上から秘部を撫でられるだけで、明日奈はたまらなくなってしまう。
「そうか。なら今日は時間もたっぷりあるし、楽しみながら教育してやろう」
蓮夜のその言葉に明日奈も、夏花も蕩けた笑みを浮かべた。
「それじゃあ、蓮夜──」
「あなたのために教育した女の子たちを──」
「「ご堪能ください」」
そして、夏花と明日奈は、そう言って両開きの扉の前に立つと同時に開け、蓮夜を導いた。
蓮夜はその一室へと足を踏み入れた。
そこは、広く調度も手入れも行き届いた部屋だが、使用用途は明白だった。
大きなベッド、お風呂場、冷蔵庫やキッチンにトイレなど三大欲求のすべてを満たすための内装は、まさにただひたすらにセックスするための専用部屋だった。
その部屋には夏花や明日奈と比べても見劣りしない、まさに百花繚乱と呼ぶべきさまざまな美少女たちが蓮夜を待っていた。
『──おかえりなさいませ』
ひとりひとりがアイドルに匹敵ないし凌駕するような美少女たちが、一糸乱れぬ所作で一礼し唱和する。
彼女たちが今日、蓮夜にすべてを捧げ尽くす女の子たちだった。
蓮夜が部屋に入り、ともに入室した夏花と明日奈が扉を閉めた。
甘ったるい匂いが充満した室内は、女の子たち自身から発せられるものであり、焚かれた香のものでもあった。
女の子たちは、身も心も、生涯のすべてを捧げる準備が整っているのだ。
いまこのときから蓮夜が満足するまでの淫靡な宴が始まるのだ。
END