※この作品はR-18です。

お隣の爆乳親子   作:音有五角

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第一章「あどけない誘惑」

 昨日の酒によって痛む頭に苛まれつつ、僕は凛ちゃんと歩いていた。ぷるぷると揺れる爆乳、なんとけしからん……ではなく。なんでこの子、僕に対してどこか好意的なのだろうか。お母さんに言い寄られるの、嫌というわけではないのか。

 

「おかあさんの言う通りですね」

「ん? なにが」

「おっぱいとお尻ばっかり見てきます」

「っ!?」

「大きいの、好きなんですか?」

 

 凛ちゃんが悪戯っぽい笑みを浮かべる。童顔なのに、やたらと似合う。小悪魔的で可愛いというか……ではなく! 年下の女の子に動揺させられるのは、大人の男としてどうなんだ!? なにか言い返さないと!

 

「あ、あのね。なんてことを言うんだ。大体、僕はこれでも二十九なの。もうすぐ三十路なの。君みたいな年の子は、妹みたいなものだから」

「え。妹、ですか……」

「そうそう」

 

 もちろん、そんなことはないけどね。

 

「女の子、ではないですか……?」

 

 しゅん、とうつむく凛ちゃん。やばいって。そんな顔しないで。マジでテンション下がるなって。

 

「ま、まあ、可愛いとは思うけどね」

「本当ですか?」

 

 えへへ、とすぐに機嫌を直す凛ちゃん。なんだか僕は、この子に振り回されているような気がする。

 

 ペースが狂うな……。

 

 凜ちゃんは嫣然とした笑みを浮かべると、小さく囁いてきた。

 

「……今日、部屋に来てくれませんか?」

「は? あ、え?」

 

 あまりに突然すぎる誘いに、狼狽した。

 

「いいですよね?」

「あ、いや、な、なんで……?」

「昨日、あんなことをしてくれたんですから……」

「あ、あんなこと?」

「はい」

「それって……?」

「とても、とてもここでは言えないです……」

 

 ぽっ、と顔を赤く染める凜ちゃん。一体なんのこと!?

 

「ちょっと、凜ちゃん。それってどういう意味――」

「あ、バスが来ましたね」

「いやいや、気になってそれどころじゃないけど!?」

「ふふふ」

「ふふふ、じゃなくて! なんか怖いから!」

「大丈夫ですよ。わたし、ちゃんと十八歳の誕生日迎えましたから」

「あんまり大丈夫な要素じゃないって! たしかにもう成人ってことだから、ギリセーフだけどさ!? え、てか、やっぱそういうことなの?」

 

 昨日の記憶がないだけに、つい連想してしまう。言えないことをしたって――いや、どう考えてもアレなんだけど。マジでなにも覚えてないぞ。もったいない――ではなく。色々と問題だろ。相手は高校生だよ? 僕は三十目前の大人だよ? 茨木さん心配しちゃうよ。

 

 頭の中がグルグルと混乱しながら、僕はその日のスタートを切ることになった。結局、凜ちゃんは面白がって、詳細を教えてくれなかったのである。

 

 

 

 

 正直なところ、妄想してしまった。

 

 茨木さんほどではないにしろ、その娘とだけあって、ものすごくグラマラスなボディラインをしている。

 

 あれほどの爆乳。脱がせたら、一体どれほどの絶景が広がることなのか……。

 

 結論から言えば、凜ちゃんもオカズになるってことだね。我ながら単純な奴である。でも、男という節操のない機能の都合上、仕方ないね。というかあんなにエッチな体つきを見せられたら、こうもなる。

 

 というわけで、ものすごく悶々としている。ましてや、あんな思わせぶりな態度をとられたら、意識しちゃうよ。僕だって男だから。単純だから。下半身と脳みそがそれなりに繋がっているから。

 

 そんな男の日(?)に限って、仕事は定時で終わる。

 

 いっそ寄り道でもしようかと思った。だけど、ほとんど強引に連絡先の交換を迫られた僕のスマホは、凜ちゃんからのメッセージを従順に受け取った。

 

 ――おにいさん。今日、早く来れそうですか?

 

 仕事という体で、未読スルーにしようとした。だけど、次のメッセージでそうはいかなくなった。

 

 ――わたし、待っていますから。

 

 シンプルだけど、やっぱりこういうのでやられてしまう。

 

 正直、急すぎてちょっと警戒していた。彼女が僕に惹かれたきっかけ(なのかは確定ではないが)ならしい、昨日の夜のことをなにも覚えていない。

 

 そんな状態で、うんと年下の女の子の好意に鼻の下を伸ばすのは、誠実じゃない。

 

 ……なんて真面目ぶったけど、もうわりとどうでもいいんだ。

 

 ぶっちゃけると、困惑しているっていうのが強いんだよ。だけどそんなの情けないから、言い訳ぐらいは許してほしいものだ。大人の余裕ってやつね。

 

 隣の部屋の呼び鈴を鳴らす。中からはやはり、凜ちゃんが出てきた。

 

 部屋には簡単に上がらないようにしよう。そうしよう。茨木さんに悪いから。

 

「おにいさん。来てくれた♡」

 

 凜ちゃんは露出の多い、黒のランジェリーを着ていた。胸の谷間がくっきりと出ていて、足が艶めかしく出ている。エロい。

 

「お邪魔します」

 

 エロに釣られ、僕は秒で上がってしまった。

 

 ではなく!

 

「なんて恰好しているの!?」

 

 部屋に上がってから言うのはいささか滑稽だが、仕方ない。

 

「誘っているんですよ?」

「誘い方がストレートすぎる! もっと遠回りすることを覚えて!」

「だってそういうのだと、スルーされそうなので」

 

 そらそうだよ。告白→承諾→君と僕で合体は、エロアニメとかでよく見る展開だけど、現実だと警戒するものだから。段階は踏んでおくれ。尺の都合、とかそういうのもないから。ほいほいついて来ている僕が言うのもアレだけどね。そんな僕でも色々と疑って、思いとどまるんだよ。

 

「とりあえず。話をしよう、凜ちゃん」

「おにいさん、真面目なんですか?」

「常識なだけ。すれ違ったりはしたけど、ほとんど会ったばかりじゃないか、僕達。なのに、どうして」

「一目惚れです」

「は?」

「元々、おにいさんのこと、ちょっといいなって思っていたんです。タイプなので。そうしたら、昨日はあんな……いやん、いやん」

 

 わざとらしく言って、頬を両手で抑えいやいやする凛ちゃん。

 

「その昨日の夜っていうやつ、マジで気になるんだけど」

「ふふふ。もちろん、こういうことですよ?」

 

 ぴろん、とランジェリーのヒラヒラ部分をめくり、軽い悩殺ポーズを決める。

 

 ……それで惑わせると思っているのか。ちょっと、むかついてきた。

 

「あんまり、大人を舐めない方がいいよ」

 

 僕はそう言って、その華奢な両肩を抱いて壁際に追い込んだ。だけど凜ちゃんは悪戯な笑みを浮かべて、挑発的に言うだけだった。

 

「やっと、その気になってくれましたか?」

「……本当に、君は」

「おかあさんの代わりに、わたしがあなたを甘えさせてあげます」

 

 十代とは思えない、妖艶とした声で囁いて、僕の背中に両腕を回す。

 

 わかった。僕も男だ。

 

 凜ちゃんの誘いに答えよう。

 

 ランジェリーを脱がし、すとんと床に落とす。魅惑的な肌色が、目の前に現れる。ぷるん、と大きな爆乳が揺れた。メロンのようにたわわに実った二つの膨らみ。透き通るように綺麗な肌。大きな胸とお尻とは裏腹に、お腹と腰回りは適度に締まっている。そのおかげでただでさえ大きな膨らみが、より煽情的に協調され、アンバランスささえ感じた。

 

 生で見る女の子の裸は、なんでこんなにも魅力的なのだろう。無条件で興奮させられる。つんと尖ったピンク色の乳首に口を当て、両手でおっぱいを揉む。手の中で温かい膨らみがとろけ、舌で舐めた乳首は少し硬くなった。凜ちゃんは「あ、あ♡」と艶めかしい声を上げながら、されるがままにされている。僕は、ふとあることに気がついた。

 

「……なんか、恥ずかしそうにしてない?」

「そ、そんなことないです」

 

 凜ちゃんは両目をぎゅっと強くつむり、顔を真っ赤にしている。感じている、興奮している、というのは正解じゃないだろう。羞恥を感じている、という印象であった。

 

「い、いいんですよ、好きにして」

 

 先ほどとは違い、凜ちゃんの声には余裕が無くなっている。

 

 ……どうやらこの子、無理をしているようだ。

 

 僕が母親に憧れているから、母親のように色っぽくなろうとしている……ということなのだろうか。

 

 だけど本当は、恥ずかしくてしょうがないんだ。

 

 だって中身はまだ、十代の幼い女の子なのだから。

 

「……」

 

 なら、優しくてしてあげよう。

 

 いや、むしろここで止めるべきだ……。

 

 ――という風には、ならない。

 

 僕はどちらかというと、節操がないタイプだ。そもそも、人妻とわかっていて茨木さんに近寄っている男だよ? 良心なんてあるわけがない。

 

 むしろ、この背伸びしている少女に、嗜虐心すらそそられる。

 

 最初の警戒心はどこへやら。

 

 僕は素直に、この子を滅茶苦茶にしてやりたいと思った。

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