クロスハンター こかんがあちーぜ! 他作品ヒロインと豪快えっち集 作:北村 貴之
エピローグ ホライズンに訪れる平和と未来
月影流の師匠ガンテツの用意した裏修行を幾度となく行い、強くなったシロー。
その内容とは、和室の中にいる女性と激しく愛しあい、種付けした女性に関する能力を得るというものだった。
シローはガンテツの用意した未知の食材を使用して調理された料理、秘密裏に隠してあった危険なドリンクのせいで、あの和室で12歳が持つとは思えない巨根を勃起させ、対面した女性を次々と犯し、貪ってきた。
まだ幼い顔つきのシローは、その巨根を使い、和室内の女性に種付けし、能力を得て強くなっていった。
そのため、日に日にシローは強くなっていった。
特殊能力を得て次々と魔王ザガンの仕向けてきたモンスターたちを倒していく彼を、ザガン軍はシローを警戒対象とみなした。
しかし、そんなことはシローには通用しなかったようで、ザガン軍を追い込んでいった。
シローと彼の仲間たちは、ザガンの元に乗り込むべく、ホライズン中に散らばった神器を集め、ホライズンの言い伝えにある伝説の船「テンショウセン」を復活させた。
ザガンの本拠地であるザガンパレスは、険しい岩山の上に建てられた巨大な城で、難攻不落の城だった。
しかし、シローの仲間たちは、テンショウセンの船でザガンパレスに攻め込んだ。
ザガンパレスを覆う瘴気を神器の力で吹き飛ばし、シローたちは見事ザガンパレスに潜入することに成功した。
そんなシローたちに魔王ザガン直属のモンスターたちが迫りくる。
ザガンが数多の異界から呼び寄せた強力なモンスターたちだ。
シローたちは、臆することなく彼らを倒しつつ、ザガンパレスを進んでいった。
異界の魔物たるザガンの巣食う居城のためか、禍々しい雰囲気を醸し出しているが、シローたちは確実に前に進んだ。
ザガンのいる間に、ザガンに洗脳された父、勇者リュウが待ち構えていた。
思いもしなかった父との再会にシローは躊躇うが、襲いかかるリュウと戦わざるをえなかった。
しかし、シローは強くなっていた。
数多くの冒険と厳しい修行を経て、父をいつの間にか超えていたのだ。
そんなシローに、リュウは敗北した。
そして、ザガンにかけられていた洗脳も解け、本当の自分を取り戻した。
「父さん…」
「…シロー。大きく…、なったな。そして強くなった」
敗北して横たわるリュウは、久々に見る息子を、感慨深く見つめていた。
シローも、そんな父の顔を久しぶりに見た。
「父さん…、生きていたんだな…」
「すまない…。ザガンに操られていたとはいえ、お前に酷いことをしたようだ…。だが、もう大丈夫だ」
リュウは息子を安心させるように微笑んだ。
そんな父を見て、息子は安心したのか、目に涙を浮かべた。
「あまり喋るな。いま傷の手当てを…」
シローはやむを得なかったとはいえ、リュウに重傷を負わせてしまった。
あまりにも強くなりすぎた自分を一瞬だけ呪った。
「いいさ…。私はザガンに操られた身。魔剣聖にされて数多の生命を奪ってしまった。今更、傷の手当てなど…」
「そんな…!」
「そんなことより、早くザガンを…」
そこまで言うと、リュウは目をつむった。
そして…。
「シロー…。ザガンを倒せ…」
リュウはそう呟くと、シローの腕の中で事切れてしまった。
脈がなかったのがその証拠だ。
父が動かなくなったのを見て、シローは無言で俯いていた。
しかし、その顔は涙を堪えていた。
父に再会し、殺してしまったというのに…。
「…ザガンを倒そう」
リュウを地面に優しく寝かせ、シローは踵を返した。
そして、彼は前を向いた。
その顔にはもう涙はなかった。
シローは一言呟く。
「最後の戦いだ…。ザガンを倒してやる」
父との別れを経て、ようやくザガン下へとやってきたシロー一行。
玉座に鎮座したザガンは、凄まじい殺気を放っていた。
紫色の屈強な身体と角、翼がいかにも魔王という風格を醸し出していた。
「来たか…、勇者」
ザガンは玉座に座ったまま、シローを睨みつけた。
「ザガン…。貴様を倒しにきた。そして、ホライズンの返還も兼ねて来た」
シローはそう言い放ち、剣を構えた。
そんなシローに、ザガンは鼻で笑った。
「ふん…。貴様がいくら強かろうと、異界の王たる私を倒せるかな?」
「関係ないな。お前を倒すだけだ!」
シローはそう言い放ち、ザガンに向かって駆け出した。
仲間たちもそれに続く。
ザガンは玉座から立ち上がると、シローを迎え討つべく身構える。
そして、シローは全力で剣を振るった。
「クッ…!なんだこの男は…。まだ少年というのにこの力はいったい…!?」
シローの実力に驚くザガン。
異界の王を自称するザガンだが、その力は未知数だ。
強力な攻撃を次々とシローたちに放つものの、シローのみはどういうわけかその攻略法を知っているためかほぼダメージを受けていなかった。
しかも、シローは普通の人間ではあり得ない攻撃をザガンに仕掛けてくる。
「月影流奥義…。龍王天空斬!」
シローがそう叫ぶと、彼の背に生えた白い翼が大きくなり、広がった。
すると、シローは目にも止まらぬ速さで跳躍し、その羽でザガンを斬りつけた。
「グゥッ…!?な、なんだそのスピードは!?」
突然訪れた激痛に呻くザガンだが、シローの猛攻は止まらない。
彼はあらゆる角度から斬撃を繰り出し続ける。
ザガンは回避しようとするも、シローの素早い攻撃に回避を許されなかった。
それを見ていたトレジャーハンターのロープは、
「シローのやつ…。ここまでやるとは…」
と驚いていた。
ザガンはシローからの猛攻で、後退していく。
「グゥッ…!貴様…、ただの少年とはいえ人間の分際で…!」
ザガンは怒りに燃えた目でシローを睨むが、シローはその眼光を物ともせずに、斬撃を繰り返していく。
ザガンはもうボロボロだ。
幸い立ってはいるが、もう耐えられそうにはない。
次に強烈な攻撃を喰らえばもう終わりだろう。
そんなザガンに追い打ちをかけるかのように、シローは、剣を投げ捨て、ザガンの懐に強烈な正拳突きを放った。
シローのその拳は赤熱化しており、光を放っていた。
ブゴォン、と激しくも鈍い音が聞こえた。
満身創痍のザガンに、強烈なまでの鉄拳が叩き込まれた。
「ガハァッ!?」
ザガンは口から血を吐いた。
鉄拳によって身体がくの字に曲がり、両足が地面から離れた。
そのザガンをシローはがっしりと掴んだ。
そして、彼は必殺技を放った。
「月影流秘奥義…、満月一閃!」
そう言った瞬間、シローの右手に光が宿る。
その光は手の中で膨れ上がり、巨大な光の剣となった。
彼の手から解き放たれた光の刃はザガンを貫いた。
ザガンは悲鳴を上げた。
「ぐぎゃあああああああああッ!?」
ザガンの身体から鮮血が飛び散った。
シローはザガンをその場に捨てると、剣を拾いに行く。
そして、
「拳が…。熱ぃぜ…」
と静かに呟いた。
その間にも、ザガンは光に包まれ、その身体を徐々に消失させていった。
「馬鹿な…!?この私が…!?嫌だ…。消えたくない…!こんな場所でぇぇぇっ!」
魔王ザガンは断末魔の叫びを残しながら、消滅した。
そんな光景を見て、仲間たちが歓喜の声を上げた。
「やった!やったぞ!」
「ついに倒したんだ…。魔王ザガンを!」
シローは爽やかな顔で天を仰いでいた。
ザガンを倒したという実感を感じている顔をしている。
魔王ザガンを倒したことにより、この世界を平和に戻すことができた。
ザガンによる爪痕は深いものの、シローたちにより、その爪痕も完全に癒されるだろう。
そして、シローたちはホライズンへと凱旋したのであった。
魔王ザガンを倒し、ホライズンを奪還した勇者シロー。
圧倒的な強さでザガンを翻弄したとされているが、その強さの秘訣を知る者はいなかった。
しかし、彼が修行していた道場で、気になる情報が舞い込んできた。
ガンテツが師範を務める月影流の道場の中に、秘密の場所があるという。
シローは度々道場を留守にしていたが、道場に帰ってきても姿を消していたことがあったという。
そんなシローは、道場にあるという秘密の場所に言っているのではないかという噂があった。
そこはなんと、道場の地下にあった。
ガンテツしか知らないとされているが、道場内の物置に隠し通路があり、そこを通ればその「秘密の場所」であった。
なんでもそこはガンテツの「裏修行」の舞台とされているそうだ。
そこは広い空間なのだが、観音開き型の大きな扉と照明以外は何もなかった。
その大きな扉から、ある声が聞こえてきた。
「ぬおおっ、股間が、あちーぜっ!」
その声は紛れもなくシロー本人の声だった。
そして、しばらく扉越しに声と音を聞いてみると…。
「あひぃっ…!あっ、あっ
あっ…」
女性…、というよりは少女の声が聞こえてくる。
どうやら扉の向こう側で喘ぎ声がするようだ。
シローのうなり声も聞こえてくる。
「ぬおおおっ!」
「あっ、あっ、あっ…」
そんな声が扉越しに聞こえてくる。
シローが何をしているのかは大体想像がつくが、あえてその扉を開かないでおこう。
シローはとんでもない手法で、強さを手に入れていたようだ…。