無口無表情でダウナー系の幼馴染は僕の部屋でくつろぎすぎている──ダウナー系で隠れ巨乳美少女な幼馴染がオナニーしているところを見かけてしまってから、僕が彼女と生ハメセックスを繰り返す仲になるまでの七日間 作:しじままどせ
僕と悠里が交際を始めてから一週間ほどが経った。
付き合い始めて何かが変わったかというと、実のところほとんど何も変わっていない。相変わらず悠里は放課後になると僕の部屋に入り浸っていたし、僕の部屋でだらだらとくつろいでいっている点も変わりはなかった。
キスをすることは何回かあったけれどセックスをすることはなく、ただゆっくりと時間だけが流れていた。
といってもこの一週間でセックスをしなかったのは、その間ずっと悠里が生理だったせいもあるのだけれど。生でのセックスを敢行する前に『生理前だから……』とか言っていたのは本当だったらしい。
それはともかくとして。
「あの、悠里……」
「んー……」
それはともかくとして、ひとつだけ、悠里に変化があった。
僕の部屋でくつろいでいる際に、パンツが見えなくなったのだ。
悠里は今、僕の部屋の中心に敷いてあるラグの上に腰掛けて漫画本を読んでいる。もう何度読んだか分からない少年漫画だ。学校帰りに直接ここへ来ているから彼女は制服姿で、白いブラウスと黄色いカーディガン、それから以前より少し丈の長くなったスカートを穿いている。
そのスカートは体育座りをしている悠里の膝に巻きつくように抱え込まれていて、だから彼女のショーツはおろかふとももさえも見えていない状態になっていた。
いや、正しい。それ自体は実に正しい。
そもそも異性の部屋で下着が丸見えになってしまっている状況というのがかなり不健全だっただけで、悠里がこうして僕の前で下着を隠す動作をしてくれるようになったことはかなりの成長であると言えなくもない。
以前の悠里は僕に『好き』と言えなかったから体と態度で誘惑しようとしてパンチラを見せていた訳なのだから、僕に『好き』と言えるようになった今は下着を見せつける必要がなくなったのも必然で、それは実に正しいことで……。
けれど僕は残念に思っていた。
失って初めて気が付く大切さ、みたいな使い古された言説があるけれど、今まさにそういう感じだ。悠里のショーツが見えなくなって心乱されなくなったのは歓迎すべきことであるはずなのに、それを今更ながら残念に思っている自分がいたのだ。
「んー……?」と悠里が漫画本を床に置いてこちらを見上げ、首を傾げた。
どうかしたの、とでも言いたげな表情だ。普段は眠たそうな彼女の瞳がこちらを捉えていて、その目の綺麗さ、無垢さ、大きさにドキッとする。
まさか『悠里のパンツが見たいです』だなんて言えない。
だっていくらなんでもそんなことを言うのはダサすぎる。相手に『好き』と言うのとはわけが違うのだ。恥ずかしすぎるし、情けなさすぎる。
そうして悶絶する僕を悠里は感情の読めない目で見つめている。
「じろじろ見て、なに?」
「あ、いや、なんでも……えっと、好きだよ、悠里」
「……ムッ」
苦し紛れに僕がそう言うと、悠里は明らかにムッとした表情をした。僕が苦し紛れであることを察したらしい。
そして膝立ちになって、本棚の手前に座っているこちらにズイッと手を伸ばしてきた。
「う……」と思わず呟く。
悠里の甘い香りが鼻腔をくすぐって、それから彼女が僕の首をするりと撫でたのだ。そのまま彼女の手が僕の顎のラインに沿うようにして頬を撫で、やや上を向かせてくる。
すると彼女と目が合った。
綺麗な目だ、と思った時には悠里の顔が近づいてきていて、唇が重なっていた。
「ん……ちゅ、ん……ん……っ♡」
触れるだけのキスが一度、二度と唇に降ってくる。柔らかい。それから、なぜか甘い。悠里のキスだ。
目を開けると、そこには目を細めている悠里の顔があった。頬にスッと朱が差している。その綺麗さに目を奪われそうになって、僕は慌てて目を背ける。
「な、なんだよ、急にキスしたりなんかして」
「恋人だから……これくらいは当然」
「そ──それはそうだけど……」
「あは……♡」
こちらが照れているのがバレているのだろうか。悠里は自分の両手の手のひらで僕の両頬を挟んで、僕の目をじぃーっと眺めてくる。
キスに関しては、悠里からしてくることも多くなった。というか悠里はこれを愛情表現だと捉えているらしく隙を見てやってくるのだ。この点は、交際を始める以前よりも彼女が積極的になった点だろう。
昨日などは学校の物陰で両頬を挟まれてキスをされたくらいだ。ぶっちゃけ、めちゃくちゃドキドキはしたけれども。
とはいえ両頬を挟まれた状態で見つめられるとドギマギしてしまうわけだけれども。
「当ててみよっか……?」と悠里がいきなり言った。
「当てるって、な、なにを?」
「今なにを考えているか」
「ぼ、僕が何を考えているか……? べつに僕はやましいことはなにも──」
「──えっちなことを考えてる」
こそ、と悠里は小さな声で言った。こちらの脳髄を蕩かすようなささやき声だ。
「うぐ……」
「近ごろわたしのパンツが見れなくて、また見たいなーって思っているけど言い出せなくて、だからわたしのお尻とかスカートとかをつい見ちゃってる……」
「そ、そんなことは」
「ない……?」
「……ッ」
なくはない、というか一字一句その通りなので黙るしかない。
そんな僕の様子をからかうかのように悠里はまたクスッと笑い、それからまたちゅ……♡と僕の唇にキスをした。今度は先ほどよりも深く押し当てるようなキスだ。ちゅ、ちゅ、ちゅっ♡と角度を変えながら何度も口づけをされる。
そして悠里は立ち上がって、座っている僕を静かに見下ろした。
目の前に悠里のスカートのプリーツが見える。顔を上げれば前にせり出すような悠里の大きな胸があって、その奥に彼女の悪戯っぽく笑っている顔が見える。
「えっち……わたしのパンツ、見たいんでしょ……」
ささやくような声のままそう言われた。
明らかにからかわれている。図星を突かれて僕が慌てる様子を面白がっているのかもしれない。ぐぐぐ、と思わず歯噛みする。
「べ、べつに僕は悠里のパンツなんて……子供の頃からいつもずっと見えていたし、ぶっちゃけ悠里のパンツくらい、見たくなんて……」
「めくっていいよ」
「──は!?」
「パンツ見たかったら、わたしのスカート、めくってもいいよ?」
「めくっ!?」
びっくりして思わず目を見開いて悠里の顔を見上げた。彼女は感情の読めない顔でこちらを見下ろしている。
うぐ……と唸った。
だって悠里のショーツが見たいかと問われたら、見たいに決まっているのだ。スカートをめくり上げていいと言われたら、めくりたいに決まっているのだ。
「んー……?」と悠里は促してきている。決断を迫られている。
いや、ここでスカートをめくってしまったらまったく稚児の空寝だ。あまりにも情けない、ダサすぎる。
けれども、けれども悠里のスカートが目の前でひらひらと揺れている。彼女の膝は見えているけれど、ふとももは見えていない。スカートのプリーツの内側に隠されている。
そのスカートの内側を想像する。滑らかな肌のふとももと、内ももから秘部にかけての筋、それから悠里のショーツ。どう見てもペニスの生えていない、恥骨の分だけ盛り上がっているだけののっぺりとした恥丘。
ショーツは何色だろうか。布面積はどれくらいだろうか。あれだけ毎日のように見ていたショーツなのに、今日はまったく想像もつかない。
「がんばれ、がんばれ……♡」
応援だ。悠里から応援をされてしまった。
そこまでされてしまうと、もうこちらは抗いようもない。こうなったらもう悠里のスカートをめくり上げてパンツを見よう。
「あとで文句言っても聞かないからな……!」
だから僕は悠里のスカートの裾を指で摘まんだ。そのままゆっくりとつまみ上げていく。
膝小僧、ふとももが見えて、ふとももの上の方、そして──
無。
そこには何もなかった。つまりショーツはそこにはなかった。ただひっそりとした悠里の割れ目がそこにあって、恥丘のふくらみがあって、そけい部があって、ヘソがあって、それだけだった。他に何もありはしない。
つまり悠里は下着を身につけていなかったのだ。
だからショーツなど見えるはずもない。悠里は今日ずっと僕の部屋でノーパン状態で過ごしていて、漫画を読んでいるときも、音楽を聴いているときもずっと下着を身につけていなかったということになる。
「──ッ」と思わず息を飲んで悠里の顔を見上げた。
彼女は『我が意を得たり』と言わんばかりに目を細め、笑っている。悠里の手のひらの上であったらしい。完全にしてやられた。
「ざんねん、パンツは見えませんでした……」
「な、な、な……なんでパンツ穿いてないんだよ」
「なんでだと思う……?」
「う、あ……ッ」
唸った。目の前にある悠里の秘部からは淫蕩な香りがしていて、そこから溢れた蜜が彼女の内ももをつぅー……♡と伝っていくのがはっきり見えたのだ。
つまり悠里は欲情していて、明らかに僕を誘ってきている。
その状態でずっとこの部屋にいて、ずうっとタイミングを伺っていたのだ。つまり僕を誘惑して『その次』へといたるタイミングを。ずっと、黙ったままで。
「悠里って、本当に……本当に大事なことを言わないよな……」
「うん、これがわたし。いやだ?」
「嫌じゃない、嫌じゃないけど……」
「んー……ベッド、いこ?」
「い、行こっか……」
もう、こうなってしまっては、することはひとつだけだ。
だから僕も立ち上がって、悠里の体を抱きしめて、そのままもつれるようにしてベッドへと向かっていった。
結局のところ僕と悠里の関係性はこんな感じなのだ。
僕たちは両思いで、互いに互いのことが好きで、けれどもそれを言葉で上手には言えなくて。でも今は両思いだということを互いに了解していて、だから言葉以外で誘えばそういうこともできなくもなくて。
そして悠里が求めてきてくれるということが僕は嬉しくてたまらなくて。
だから──
だから──このあとめちゃくちゃセックスした。
めでたしめでたし
おしまい