催眠玩具船団・オラクル 作:どろまみれ
25.
出す場所に、入っていても。
ずうっとお尻の穴に感じていた異物感は、いつの間にか無くなってしまった。
ルーサーに何度も男性器を入れられたせいだろうか。それともこうして、あいつの
きっと多分、どちらもだ。
どっちであろうと、どうでもいいと思った。
「―― ん゛アッ……。……ッ、くぁ……」
「ぶぼっ……ありが! ありがッ……ありがとござ、ますゥッ……!」
お尻への男性器の抽挿を歯を食いしばって耐えるわたしの隣。
パティちゃんはルーサーの指示通り、お礼を言いながら喘ぐようになってしまった。
わたし達の後ろで、無言のまま腰を振っている竿人形がふたつ。
キャスト。それもアークス上層に食い込んでいる人物。
レギアスとジグ。
六芒均衡のトップと、伝説に謳われる刀匠……の、ハズだった。
「―― チンポ1、射精する」
「―― チンポ2、射精する」
彼らがお決まりの文言を復唱すると同時、冷たい腰がお尻に打ち付けられた。
付けられた生体パーツ、勃起した男性器が疑似精液をどばどばと注ぎ込んでくる。
いつまでたっても気持ちが悪い感覚を飲み込んでいると。
隣では、またもや姉が絶頂を宣言していた。
「あぃ……ひぐゥゅ!? ……んがっ、ひはっ……いっっグ!!!!」
手と足は固定されて動かないため、頭だけをがくがくと上下させながら。
床には涎の水溜まり。無駄にでかい乳を汗が伝ってぶるん、ぶるんと揺れている。
なんとか射精を受け止めていると、レギアスとジグは男性器を抜いて
なんだろうと顔を上げると。
同時に、扉が開く。
「―― ふむ」
わたし達を陵辱している張本人 ―― ルーサーが姿を現した。
周囲をきょろきょろと見回す。視線が合う。
「どうやら今回の実験は、進捗よろしいようで何よりだ」
「……ッ、死ね」
せめても彼を睨み、呪詛を吐く。今のわたしに出来る精一杯。
同時に腹に力が入ったせいで、尻穴からぶりぶりと、先ほど注ぎこまれた液体が噴出されてしまい……その開放感に、背筋をぶるりと振るわせるという無様さよ。
そういうこちらの様子を……よりにもよって無様な部分だけはにやりと見咎めて。
ルーサーは手のひらをかざし、指示を出した。
「ふたりは消えろ。レギアスは変わらず機械的な任務。ジグは性玩具の開発を続けたまえ。……ああ、先日の玩具は良い出来だった。今回のこの
「恐縮です」
リバーブの効いた音声で無機質に、ジグが応じる。
そのまま余計な動作無く。命令通りレギアスを伴い、実験室から出て行った。
「……さて」
残された部屋の中央で、ルーサーは中空の椅子に腰掛け足を組む。
粒子の机に肘を着いて。子どもみたいな無邪気な楽しさで、わたし達を見た。
「本格的に働いてもらおうか、僕の玩具たち。具体的には今の、思春期と発情期が同時に来た猿みたいなアークスの状況を……もっと楽しくするための触媒さ」
細い指を弄ぶようにスイと結ぶ。
ただそれだけで、わたし達の所属が書き換えられてゆく。
チームに加入させられた。名前は『@♯!』。
伏せ字になってしまったことにルーサーは嘲笑を溢していたが、彼が持つ権限でそのまま受理してしまった。
わたし達に
クーナちゃんが着せられているのと同様の、しかし肌色の……身体に密着する全身タイツ。
光沢がある。もはや全裸みたいなものだ。乳首は隠れるよう当て布があるようだが、性器やお尻はくっきりと浮かび上がる。悪趣味としか言いようがない。
その上で、
サブユニットは通常の防具と違い、装備部位が自由なのがセールス・ポイント。
……悪い予感は的中する。装備部位は3ヵ所。乳首と、女性器と、尻穴だ。ブラシと吸引器付きのニップルドーム。女性器を覆いつつ、同様にクリトリスを刺激するクリティカルカップ。そして無造作に尻穴に突き刺される、ピンクの蛍光色の浣腸器。
「同量かそれ以上の薬液漬けにはなったハズだ。……これで、どうだい?」
ルーサーが指を鳴らすと、拘束が解かれた。
今すぐ殴りかかろうとするも、どさりと床を舐めてしまう。
力は入らない。尻穴から液体が漏れ続ける。それが気持ち良くて、前からも液体を拭きだした。
長期間拘束され、絶頂を続けた身体は動かない。勝手に動いているのは、性器と尻穴だけだ。
「試すとしよう。クーナで得た実験結果に汎用性があるのかどうか。壊れるか、どうか」
地面に倒れ、自分の排泄物に塗れたわたしの顔を、ルーサーが片手でつかんで持ち上げた。
彼の目が、わたしの目を捉える。
「――
が
ぴ。
ぱぁんと、天井が地面になって。
イモウトの中身が攪拌された音がした。
頭の中に、ケツ穴、気持ちいい、だけが、残されて。
「クハッ。身体とエーテル体の人為的な
彼の手から離れ、足が地面に付く。
今度は身体に力が入った。倒れ込むことなく ―― ぴしりと。
彼の前で気をつけを、
「自我は十分に残っている。そこを消してしまっては意味が無い。この結果も含めて含めて成功だろう。あとは……そう。売り物の映像の撮り溜めも十分。用意した拘束用の
ひとりごとだ。わたしへ向けられたものではない。
それでも返答代わりに。尻穴から、残った精液を拭きだしながら。
わたしは、自然と、敬礼をしていた。
>>パティ
所属チーム:『@♯!』
女性器:未通
尻穴使用:↑800回、経験人数3人
>>ティア
同上
>>サブユニット:クリティカルドーム、クリティカルカップ、アナルシリンジ
防御力は1。局部を覆うだけの性能しか無く、見た目と相まってアークスとしての尊厳を奪う。
耐性は無い。
全身スーツ調に誂えられた完全版ゼルシウス(全身タイツ)に合わせるための専用防具で、刀匠ジグ(源氏名:β630)によって開発された。