催眠玩具船団・オラクル 作:どろまみれ
49.
虚数空間を離れたルーサーは、マザーシップの内部に居室を得た。
初めから彼の目的はここにしかない。ここにいるシオンに心を開かせることしか、ないのである。
波打つフォトン色の
幾何学の渦の中心にひとり、ルーサーは思索に耽る。
「―― やはり待つしか無い、か。シオンの活動が活発になってきているのは、判る。マザーシップの……惑星シオンの挙動を観察すれば一目瞭然だ。だが、これは、何だ……? シオン自身が動くのでは無く、誰かに……。……くっく。僕は図らずも、彼女と同じ結論に行き着いた……いや。行き着けた、ということなのか?」
唇が吊り上がり。
同時に、シオンと同じ思考経路に辿り着けた(かも知れない)という事実に、凄まじいまでの興奮を覚えた。
勃起した。彼は椅子を立ち上がると、ズボンのテントを張ったまま。テレポーターを作動させて研究室へと降りていった。
虚数機関に劣らない……どころか。マザーシップ内に
そこには以前より遙かに強度を増した装置の数々が並んでおり。
「んぐぉっ!? ……イク、イクぞぉおぉおおおおおぉぉおっ……!!」
「いっぐ……! まんこ、ポルクス1、まんこ、イグッ……ウ゛ッウ゛!!!」
姉と同様に
今はポルクス1と呼ばれている少女が、大男と性交を繰り広げていた。
男は全身をポルクスらと同様のタイツに覆われ……しかし、肌の露出面積はやや増えており。
ハイレグのタイツが頭まで伸び、全頭マスクで覆われ。四肢末端には黒色機械の手甲と具足。二の腕と
無論。男性器はそのまま、タイツをコンドーム代わりに貫きながら勃起し、ティアの尻穴という名の性器を貫いている。
……どころか。ルーサーによって不断的なバフテクニックを精巣及び海綿体にかけられ続けた男の性器は、萎えること無く精液を吐き出し続ける、歯車と化していた。
「ご、おっ……出るっ、出るッ……」
「ほ、ぉッ……!!」
もはや高圧浣腸でもしているのではないかという勢いで、男の精液が吐き出され。
満タンになったティアの後ろの性器からは、ごぼごぼと、水音を鳴らしながら流れ出て……未通の前の性器を伝い。有機性のある床に、吸い込まれて消えゆく。
「はッ……はァッ……」
タイツの男は射精の虚無感に身体を預けたまま。
すっかり改造を施されたティアの上部に全身を預け、息を整えている。しばらくすればまた勃起し、腰を振るピストンマシーンとしての稼働を再開するだろう。
ルーサーはその様子を見ながら、思う。
この男では駄目だろうな……と。
無様に腰を振り続けるこの男は、六芒の6。個体名を『ヒューイ』と呼ばれるアークスである。
ルーサーが
彼は六芒均衡ではあるが……つい先日までは、只のアークスだったのだ。その席に座らせる前から仕込みさえしておけば、洗脳を仕掛けるのも難しくは無かった。
ルーサーとしては、
とはいえやはり、駄目だ。
この男ではシオンの計画に触れることすら、出来ないだろう。
「くっ……チンポッ……! おおおおおぉぉぉォォォッ!!」
「ひぐっ!? うっ、う! ……んあっ、あっ……ふあっ……!」
再び抽挿を開始したようだ。
男性器を通して精液を……体内部に存在する『創世器適合者のフォトン』を吐き出し続ける機械としての、作業を。
ルーサーは思う。ヒューイでは駄目だと感じるが……そこに、明確な理論は存在していない。
あくまで感覚的なものだ。具体的でも整然ともしていない。だがしかし、ルーサーは己の感覚を
シオンは誰か、他の人物を使うつもりだ。
きちりとアークスの人員に、宇宙の運命を託すつもりなのだ。
そう、気付いた。
自分も同様に……「ルーサーではない人員」を間接的に動かす方が、彼女の意に沿うのだろうと考えていたところだ。
そのためには、ヒューイではいけない。
突飛で突然変異な戦闘力と。超人的な感、類い希なるフォトン・センスを持つこの男では、駄目だ。
もっと普遍的で。一般的で。道に迷い。ダーカーに
どこにでも居るような。そういうアークスこそが ―― 運命を弄ばれるに、相応しい。
「おォ……! で、るッ……ハァァッ!!」
「んオッ!? ケツマンコッ、いッ……グ!!」
どうやらかけたかったようだ。
ぼんと音を立てながら尻穴から勢いよく抜き出された巨根が、ティアの白い尻目掛けてびゅうびゅうと精液を噴き出している。
ティアはティアで、とっくに閉じなくなった尻穴から精液を逆流させて。ぶふぅと汚い音をさせながら腹をすぼませながら、何とか息を整えているようだった。
……気に入られたようだし。これから完成する予定の『模倣創世複合兵器・ディオスクロイ』の運用主はこの男にしておこうか。そういう風に、ルーサーは決めておく。
元より、双子を組み込んでこそ完成する兵器。現存する創世器と同様に……「アークスを演算のための生体回路として活用する」兵器こそ、模倣創世器なのであるからして。
これらは開発中の
同時に、異なるフォトン回路を並列運用するための……あの襲撃の際に見た、
彼は、既に自分の手元を離れた。
いつかはぶつかることになるのだろう。
その日を、ルーサーはとても
楽しみにしながら、彼は量子タブレットを開いた。
ずらりと並んだアークス人員の名簿の中から、ピックアップしていた1名で指を止める。
―― 短い金髪で、未だあどけない中性的な顔つきをした、アークス候補生の写真。
「―― このアークスにしようか。今の僕の実験を活かすことが出来る
激しい恍惚に染め上がった顔のまま。
ルーサーは
「―― ご、ェ」
豊かな胸をもち。妹に比べ、笑うことの多かった表情は完全に失われ。
ツインテールは復活したが……だからこそ、そこを持ち手にされてしまい。
髪だけで持ててしまうほど
口の中に歯はひとつとてない。
舌は徹底的なピアッシングを施され、裏側を刺激するよう調整がされている。
喉はそのまま、濁声を発するために残してあるのがポイントだ。
顔は一切弄っておらず、パティと呼ばれていた頃のまま。
首にはカウベル。耳だけは変更されており、人の物ではなく牛のものとなり、そこに品質管理のためのバーコードタグがぶら下げてある。
牽引するための鼻リングは、腰をぶつけると邪魔なため消去した。
今は尻穴は使っていない。たびたび、調整のために人形に使われている。
だから、ルーサーは使わない。他人が射精したオナホールを使用する趣味は、彼には無い。
「オ゛ェッ……ゴォ、ゴボッ……ゴッ、オッ、ブッビュッ」
白目に裏返り、涙を流し。鼻血を流し、鼻水を流し。
アークスの精液(と含有フォトン)で
そんな彼女の顔が、ルーサーはとてもお気に入りだった。洗脳の深度があがり。彼女と彼女の「肉体の変更権限」を奪い取ったルーサーの、新たな趣味といえるだろう。
「……ふぅ」
嬌声と。濁声と。熱感と。
シオンと、その先の未来のことを想いながら。ルーサーが射精をするまでのとても長い間。
マザーシップに似つかわしくない原始的な肉音が、延々と響いていた。
>>パティ(ダルマオナホ)
状態:混濁、前後不覚
性器:未通
尻穴:経験人数/4
喉:拡張済
>>ティア
状態:服従、常識改変、意識清明
性器:未通
尻穴:経験人数/4
喉:拡張中