催眠玩具船団・オラクル 作:どろまみれ
51.
女が
三角型の、獣の耳のような金の髪を頭頂部で振るわせ。
整った目鼻立ち。普段は前髪に隠されている右目を、涙で濡らしながら。
『イ゛ギっ!? ……ひぁ、ぁっ、ぁぁぁ、ぅ゛ぉぉぉおッ……!』
レギアスは、目の前で、
裸身に備えた乳をぶるぶると揺らし、必死の形相で首をぶんぶんと振りながら。
拘束された四肢の内……液体を注入された尻を。その尻穴を、ぎゅうと力を入れて
かつて自らが愛した女性が……アルマが。そこに居た。
それを見上げる
夢にまでみた彼女を。2度と邂逅叶わぬと思っていた彼女を。
その苦しむ姿を、ただただ、見上げるしか。
アルマ、と。彼女の名を呼びたかった。
しかし六芒の一・レギアスの身体は動かない。声帯も、震えることは無い。
右手は動かない。左手も動かない。両脚は当然、動かない。
首だけが自由に。可動域を越えず。ただただ、悶える彼女を眺められる角度まで、持ち上げられる。
自らのフォトン能力に耐えきれなかった身体に、キャスト化術を受けた……その代償、とでも言うのだろうか。
それとも。多数のオラクル民を、少なくともその場しのぎで守るため。アークスを半ばルーサーに売り渡し……彼の玩具にしてしまった、その報いとでも言うのだろうか。
自罰に苛まれながら。
レギアスはただ、前を見上げる。
『イヒャッ……ひ、ぐ、っ……ゥッ! ウッ!? ンハゥッ!!!』
ぶしゃあ。
股から飛び出した液体が、レギアスの硬質の頭部に降りかかる。
フォトンを含有した鋼材によって出来た肌は、彼女の愛液を受け入れることは無く。ただたた滴り、床に水溜まりを作っていった。
こうして悪趣味な晒されかたをしているのは、当然、ルーサーが原因である。
先日のダーカーによるアークスシップ襲撃に際して、レギアスはとあるアークス隊員に斬りかかった。
ヒースクリフ。そしてルーサーが作成した『模倣創世器』の、回路。これらを除去できれば、彼の計画にほころびを作り出すことが出来る……と考えたからだった。
結果は敗北。
見事に時間を稼がれたうえ、宇宙空間への打ち上げという足止めをくらい。おまけに六芒均衡に属したヒューイと衝突したせいで、事態の隠蔽も不可能になるという最悪の結末を招いたのだった。
何が悪かったのか、と考えることはない。
全ては失敗したという結果が悪い……と、レギアスは考える。
それでも。それでもだ。
その報いが、これなのか。
『イッ……グ! ンァァァッ!!』
絶頂に絶頂を重ねたアルマが、股から排泄物を噴き出した。
当然の如く。当たる位置に設置されたレギアスの頭部は、その割を食うはめになる。
あんまりではないのか。
自分は兎も角、彼女には関係が無いではないか。
2度と浮上はしないと思っていた彼女が。こうして再び、その意識を取り戻したならば。……その身をもって【巨躯】を封印せしめる、という大役を成した彼女にくらいは。幸せな結末があって欲しいと。そう願うのは、いけないことなのだろうか。
そういうレギアスの願いを。想いを。
ルーサーが設置していった機械群が、
『え……え? そ、そっちは……ンィィッ!?』
当たり前だろう、と言わんばかりに。アルマの尻穴に、
挿入されたと同時。 むぃぃんと抽挿音が響いて、彼女の中へ……シリンジの中に詰まっていた、真っピンクの液体が注入されたようだった。
受け止めきれず。かといって尻穴から出すのも躊躇してか。
ぶびびっと音を鳴らしゼリー状のものを多少溢したが、それ以降は尻穴をしめたようだった。
『これ、何……! か、身体の中の……吸い込まれて、いく、みたいな……ひんっ』
疑問を呈する間も与えられず。前の穴に挿入しっぱなしだったイボ付きのディルドが、再び稼働を始めていた。
そのまま順次、稼働を再開する。
胸を締め上げるように揉んでいたチューブが再び、乳房を引っ張り始め。
乳首を吸引しながら刺し貫いていたアームが四方八方、縦横無尽に乳首を振り回し。
すらりと伸びた脚も腕も。白く、法術士らしく肉の薄い太股も。全部を全部、自分が股から噴き出した液体で汚しておいて。
前穴のディルドが。ドリル状に回転。
『―― イギィィィィィィッ!!』
ギュルルルルル! という凄まじい音が、股から響く。
ともすれば裂けるのでは無いかという程の速度で回りながら、それでも、アルマの性器は愛液を噴き出していた。
『おごっ! ほぉぅっ!? ぉぉ、おおおおおおぉぉぉぉッッッ!?』
口をぽかりと、Oの字に開いたまま。
涎を吹き飛ばし。涙を流し。鼻水を垂れ流し。
ついでとばかりに、とめどなく。再び小便を吐き出し始めた。
理屈としては理解している。
あの後。マジックユーザーとしての全力を解放したアルマは……アーカイブの。アカシックレコード上を漂う情報体の一部と成った。
未だアークスであっても完全解析は不可能な、宇宙の全てを記録した情報集積体である。そこからルーサーは、おそらくレギアスをこうした目に合わせるためだけに、アルマをエーテル体の状態でサルベージしたのだ。
今の彼女は、その実験体。
エーテル体を「なんでもない」に貼り付けられ。ただ物質化だけをさせられた、惨めなフォトナーと変わりない有様である。
だから。性的な衝動も受け入れられるし……。
その生殺与奪は、未だ、ルーサーに握られている。
『ぅぅぅうううッッ……! ぉぉっ!? お、お尻……これ……だめっ! ぇっ! ぇっ……』
可能な範囲で前屈みになり。歯を食いしばって、アルマは耐える。
腹に力を入れたが、逆効果。よく見れば彼女の腹は、段々とゴム
そこに力を入れたのだから……どうしようもない。
樹を見計らってか。尻穴には
『無理ッ、無理だよっ!? んがぁっ……が、あ、あァッ……』
前屈んで、仰け反って。暴れて、耐えて。
がちゃがちゃと四肢を動かしていたが、それもしばらくすると収まった。
『―― フーッ、フーゥッ』
冷や汗がぷつぷつと噴き出している。
余裕無く吐き出される吐息。それだけで精一杯だとばかりに、彼女の肩がゆっくりと上下する。
肌が白いせいだろう。赤く染まり始めた頬と顔が、彼女の力の入りようをそのまま表わしていて。
耐えている顔。
が。
『……えへ』
アルマが唐突に、にへらと解けて笑った。
その笑顔は虚空では無く。地面に倒れているレギアスだけに、向けられている。
『ごめんね、ギーくん。せっかく……んぎぃっ……。……また、会えた……の゛ッ! に、ィッ……』
ずるり。尻穴に挿入されたままだった……元栓の役割を果たしていたシリンジが抜けた音だ。
レギアスの位置からは、彼女の尻穴がよく見えた。
抜けた後の。広がっては閉じてを繰り返し。
……ピンク色の顔を覗かせるたび。前穴から液体をびしゅびしゅと噴き出す、卑猥な穴。
『んフッ……。ぎ、ガ、ァッ……。アークスの、皆のこと……手伝ァッ……て! あげたかッ……た、なぁ……フギッ……』
広がってゆく。今度はもう閉まらない。
液体では無く、固体だ。チューブゼリーのような……ピンク色に透き通った。フォトンとエーテルが高濃度で無理矢理に結合させられた、
あれは、判る。
ルーサーがロのカミツの様な情報体を掌握する際 ―― それらをシリコン状のオナホールにするための、
人間を情報体へと変換し、詰め込むための。シリコン状に形成するための。
ヒトをヒトでなくするための、浣腸液である。
アルマも理解しているのだろう。
歪んだ表情を無理矢理に耐えている。それだけだ。
『ギーくんと、もっと、お話……イ゛!! ……。んは、ひ、ふっ……。んっ。……したかった、なぁ』
何も話せないよりは良かったのかも知れない。そんな諦めに近いことを、レギアスは思う。
……そうか。諦めの笑顔か。そうも、思い至る。
『……わたし、っていう存在は、消滅は、ね。しないと、思う……ケド、う、ぶ』
開いた口から、涎がだらりと流れ出した。
形の変わり果ててしまった乳房の間を流れ落ちて。腹を横切り、太股を伝い。
ぽとり。
『……さよなら。ごめん、ギーくん。君のこと、苦しませちゃうだけだから、もう、出しちゃうね?』
彼女が笑顔を
ごつり、と。レギアスはその顔を、完全に床へと横たえた。
『―― んぉぉぉっぉぉお゛ッッ!! うんちっ……ッ出ちゃ……あ、あぁぁぁぁあッ!? ダメッ、ダメッ……あ、わたし……お尻からッ、出てく、ヴッ!?』
汚い音を発しながら。
尻からピンク色のゼリーを噴き出して。
レギアスの頭上にそれら全てが、降り注いでゆく。
『ほぉぉぉぉっ! んおっ、キモチッ、良っ! イッグ! イッグ……ゥ!』
排泄音が続く。
いくら注入された物体が無菌であっても。消化液の類いは、どうしようもない。
『死ぬ! 死んじゃう!! わたし、ほぉぉぉっ゛……! 無くなるぅ! 消える……! こんな、お尻から、出てって……ェ!! ギーくんにうんちぶっかけてぇッ……ギモヂィィィッッ!!』
ついでとばかりに絶頂をかまし。
感度を上げられた股から、最後の液体を全て噴き出し。
『―― ア゛ッヒ! ……ぃ。……ぅ。……。……』
だらり。あへぇと表情はなく舌はぶら下がり、白目を剥く。
アルマが定着させられていた身体は弛緩し、2度と力が入ることは無い。
結局彼女とレギアスは、会話を交わすことすらなく
床には湯気をもうもうとたたせた、ピンク色の異物と。彼女自身が垂れ流した排泄物と。
排泄物によく似たスクラップの人形のみが、転がっている。
アークスの物語が始まるまでに積み上げられた責を、全て負うかのように。
彼も。彼女も。その再会までもが、失われたのだった。
>>アルマ(マジックユーザー)→(オナホール)
使用人数:0(新品)
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所有者:ルーサー