【原作完結】僕の脊髄ぶっこ抜きアカデミア【オリジナルストーリー開始】 作:ぶっこ抜きデク
「全てを返して貰うぞ!!オール・フォー・ワン!!」
「また僕を殺すか?オールマイト!!」
互いがぶつかり合うだけで、衝撃波が発生してあたりに砂塵と瓦礫を巻き上げ叩きつけてくる!!強さの次元が違う、それをこの場の全ての者へ見せつけるかのような事態をその目で見た緑谷ことスコーピオンも唖然とした。
おそらくは、今初めて……自分はヒーロー、オールマイトの本気を目撃しているのではないかと。期末試験の重り無し、手加減無し、本気で敵を倒しにかかる……かっちゃんの憧れた姿。
それを素手で、互角に渡り合う最強の敵AFO……ヴィランの首魁の実力!
「ずいぶん遅かったじゃあないか、バーからここまで5キロあまり、僕が脳無を送りゆうに30秒は経過しての到着……衰えたねぇ、オールマイト?」
「貴様こそ何だ……その工業地帯の様なマスクは!だいぶ無理してるんじゃあないか?」
宿敵同士の会合、そして会話……コミックや映画のワンシーン!これが映画だったらポップコーンにナチョスとコーラが欲しくなるが現実!!4DXも真っ青のリアルがそこで起こっていた。
「6年前と同じ過ちは犯さん、AFO!爆豪少年を取り返す!そして貴様を今度こそ……刑務所にぶち込む!!貴様の操るヴィラン連合諸共!!」
拳を握りしめて突進するオールマイト!しかし、AFOは優雅な余裕ある仕草で左腕を突き出した。
「それはやる事が多くて大変だなぁ、お互いに!!」
左腕が膨張し!凄まじい風圧の風がAFOの手から発生!!その力に負けオールマイトが吹き飛ばされ、瓦礫に叩きつけられた!!
「オールマイト!!」
その衝撃の景色に爆豪が叫んだ!無敵のヒーローがここまで追い詰められるという現実を叩きつけられる!
「心配しなくても、あの程度では死なないよ?だからここは逃げろ弔、その子を連れて……」
繰り広げられる激闘を前にして、この衝撃波と風の中でも、緑谷の着る忍び装束の袖を4人は離さなかった。こんな場所に飛び込んだら、緑谷は必ず死んでしまう、どうにもならない、それでも彼は行くと分かってしまうから。
だが、その袖は虚しくも手から離れた。
「心配するな……俺はスコーピオン……我が仮初の命を賭け、弟弟子の友たる爆豪は、必ず助ける!」
右手の親指を立てるサムズアップと笑顔を見せてから、緑谷は面頬を取り付けた。違う、キミは緑谷出久、スコーピオンじゃあない、ただのヒーローの卵でしかない。
それでも彼は、蠍の仮面を被って、親友の為に死地へ向かう!個性の力を使い瓦礫を引く反動で飛び、高々と舞い上がり、全てを見下ろす場所まで!
「めんどくせぇ……!!」
AFOはその力により、倒れ伏していた黒霧の個性ワープゲートを強制発動させた。目の前には5人、そして背後にさらに1人、計6人のヴィラン!!オールマイトはAFOと対峙してこちらには来ない!
目の前のヴィラン達は自らを無理矢理にでも連れて行こうとして本気でかかって来る!
特に厄介なのは……あのシルクハットのヴィラン!自分や常闇を球体に閉じ込めた輩で厄介極まりない!それに触れずどうやって切り抜ける!?
「俺が触れさえすれば勝ちだ、全員で囲ーー」
シルクハットのヴィラン、Mr.コンプレスのセリフはここで途絶えた!!上空から飛来した影が、その脳天向け急降下し!!踏み抜く形で着地!!
「ぎぎゃぁあああ!?」
その踏み付けの一撃で、Mr.コンプレスの頭蓋は砕けた!!
「な、なんだなんーー」
さらに!!その次の刹那!!隣にいた全身タイツのヴィラン、トゥワイスの右膝が思い切り踏み砕かれ、逆方向に折れ曲がり骨が飛び出た!!
「ひぎゃあがぁあーーー!!痛い痛ぁああああーー!!」
そのままバク転、バク宙から捻りを加え爆豪の背後に着地した。
「な、だ、誰だ!?」
「何が……起こった?」
唐突の乱入者に、AFOもオールマイトも動きが止まった。ただ、死柄木はその姿では無く…‥フードの下から見えた眼差しと放たれた殺気に身体を震わせた!
「オールマイトよ!!この少年と有象無象は俺に任せよ!!」
暗示をかけろ!!今の俺は誰か!?自らに言い聞かせろ!!我が名は、貴様らを討ち倒すために地獄より蘇った不死の忍者!!
「俺の名はスコーピオン!!悪を討つ為地獄から蘇った……怨霊忍者なり!!」