※この作品はR-18です。

【原作完結】僕の脊髄ぶっこ抜きアカデミア【オリジナルストーリー開始】   作:ぶっこ抜きデク

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125話 キミの脊髄をぶっこ抜きたい

神野区モニター前は、この一連の事態に大爆笑に包まれていた。

 

「だーはっはっはっはっ!?マジかよ!!金的だ金的!!」

 

「あのヴィランもんどりうってるよ、かわいそー!」

 

「今年最高のヒーロー珍プレーだよ、まさにチンプレーだ!!」

 

 そして、その映像を見ていた切島、轟、飯田、八百万、は、愕然とするしかなかった。

 

「み、みど、いや、スコーピオンが戦ってるの、ヴィランの親玉なんだよな」

 

「ええ、そうみたいですわ……それ相手に彼は……」

 

「禁じ手を叩き込んだのか……敵とはいえ、可哀想と感じてしまうな」

 

「まずいな、思い出して内股になる……あれ絶対潰したぞ……」

 

 あの土壇場でそれを使うのかと、周りの爆笑に取り残された4人、そして合流した爆豪はというと……。

 

「あのクソ忍者……まさかクソヴィランの師匠か何かか?」

 

 爆豪勝己、未だにスコーピオンの正体に気付かず。

 

 

 

「いいよっし!!やった!!大成功!!金玉二つ潰してやった!!」

 

 血濡れた右手でガッツポーズをキメるスコーピオン……いや、緑谷。その足元で悶絶して内股になり、股を押さえるAFOが、痛みと悲しみを乗せて叫んだ。

 

「ヌウファあああああ!?ひ、酷い!酷いじゃあないかキミ!?こんな事ヒーローがしていいのかい!?オールマイトですらここは躊躇ったんだぞ!!んぐあはあぁあおああああ!!」

 

 正義のヒーローの戦い方じゃ無い!それを悪の親玉に言われた緑谷は、忍び装束からスマホを取り出してカメラ機能を起動させながら反論した。

 

「残念だったね!スーパー戦隊シリーズにはごく稀だが金的を叩き込むシーンがあるから、その反論は論破ね!ほら写真撮ってSNSに晒してあげるよAFO!金玉顔が金玉潰されて苦しむ様をねぇ!よーし完了!」

 

 さらに、その苦悶顔を写真に収め、スコーピオンのアカウントのSNSにアップして、世界中に晒し上げにするという悪魔の所業を目の前で行ったのだ。

 

 さて、そろそろオールマイトは息を吹き返しただろうか。選手交代だと個性の引き込みの力の反動で、2人の元へ緑谷は着地した。

 

「んんっ……ご老人、オールマイトよ、体力は戻ったかーーあいたーー!?」

 

「こんの馬鹿弟子!!心配かけさせおって!!」

 

 スコーピオンとして役を羽織った緑谷だったが、即座にグラントリノから頭を引っ叩かれた。ばれていたか、だったらやばいな、オールマイトも怒ってるなぁと緑谷は恐る恐る見つめると……。

 

「ぷっ、くっ、はははは、あーははははははははは!!」

 

「お、オールマイト?」

 

「お、おい俊典、大丈夫か?」

 

 オールマイトは笑ってしまった、こんな愉快で腹が捩れる事は初めてかもしれない。この目の前に現れた自分の後継者は、役を羽織ってまで全てを投げ打ち、傲慢にも助けに来たと宣い、そして自分の宿敵を相手にまるで遊ぶように翻弄してみせたのだから。

 

「全く……緑谷少年キミは……飛んだ問題児を私は後継にしてしまったなぁ……」

 

「あー……やっぱり後悔してます?でしゃばってごめんなさい」

 

「いいや……けど後で、雄英の全ての教師からそれぞれ2時間説教は必要になるな、私も含めて!嫌なら除籍だが……どうしたい!?」

 

「えー!?そりゃ無いですよ!!けど……間に合って良かったです、オールマイト」

 

 助けに来れて、間に合って良かったと笑う緑谷にオールマイトも笑って立ち上がる。しかし、自分の余力では押し切れないと、オールマイトはどうするかと考え、緑谷を見て思い立った。

 

「少年……今の私の余力では、AFOを押し切る事はできない……時間を稼いでもらったがな」

 

「そうですか……師匠、何かいい案あります?」

 

「オールマイトの力がなければ、奴の数多の個性の壁を打ち破るは難しかろうよ……」

 

 虚を突く戦いでも、AFOを倒し切るのは今の状況では難しいと宣うグラントリノ、ならばとオールマイトは提案した。

 

「緑谷少年……私は、キミと共に戦えば、奴を倒せると思っている」

 

「つまり……?」

 

 その提案が出た瞬間、緑谷は人生最大級の衝撃を叩き込まれたのだった。

 

「だから……私の脊髄を抜いて欲しい、緑谷少年!!」

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