【原作完結】僕の脊髄ぶっこ抜きアカデミア【オリジナルストーリー開始】 作:ぶっこ抜きデク
「ぬふぐおぁああ……あの小僧コケにしおってえ……!」
AFOは、ようやく金玉を個性によって治療、再構築が完了して痛みから解放された。まさかの場所を破壊されて不意を突かれた、有象無象のガキでしかないと思ったがもう許さないと立ち上がる。
「頭に来たぞ!ジワジワと嬲り殺しにしてやる、命乞いをしても決して許し……は……」
だから、オールマイト達の方で、何が起こっているかなど、見向きもしなかった。
金色の風が吹き荒れて、先程まで傷ついていたオールマイトの姿はどこにも無い、風が止み……その場に立つ金色の鎧の男の姿にAFOは絶句した。
「な、なんだその姿、いや!貴様……何者だぁ!?」
現れた金色の鎧を纏う男は、仮面から晒された口元をニヤリと笑顔にして言う。
「『おいおいAFO?頭まで耄碌しちまったか?さっきまで私たち戦っていただろう』」
重々しく雄大な歩みの力強い事、今からお前を倒すと物語るような姿に、AFOは、後ろに一歩下がり理解する。
『まずい』と『逃げねば』と。
その金色の鎧を纏った男は、言い放つ。
「『覚悟しろ!オール・フォー・ワン!!貴様の野望はここで潰える!!何故かって?』」
それは平和の象徴、闇を照らす希望の証、金色の光。
「『私が!帰って来た!!』」
緑谷出久『象徴の大鎧 金色』
装着完了!!
『驚いたな少年……まさか、私に変身するとは!武器でなく変身アイテム!考えた事も無かった!!』
肉体は変化し、自分自身ではあるが景色から何まで違う。その有様に緑谷は驚く、本当に変身ができるなんてと。そして響き渡るオールマイトの声に安心と高揚を沸き立たせた。
『じゃあ……行きますよオールマイト!』
『ああ、行くぞ少年!!共に!!』
互いに了解を取り合い、遂にAFOに向けて勢いよく飛びかかった!
「!?衝撃反転!!」
変身したがなんだ!!こちらには蓄えた数多の個性がある!!そんな派手な鎧を砕いて姿を晒してくれるとAFOは左手を翳した。
「『ぬぅううん!!」』
翳された手に、剛腕が唸りを上げる!衝撃が確かに反転して右腕に伝わったーーが!
「なーーにぃ!?」
それすらも無理矢理に押し通して、黄金の拳がAFOの顔面を殴り抜き、肉体がバウンドした!!
『少年!!あれやってみよう!!せっかくだから!!』
『はい!!』
宙を舞うAFOの身体に、さらにアッパーカットが叩き込まれ対空し、裏拳で肉体は回転し、そしてAFOは背中を見せ頭から落下する中、両手に金色のエネルギーが可視化して、それを背中に叩きつける!!
「『エアフォース・コンビネイション!!金色!!」』
「ぬぐぁああああああ!?」
その衝撃に瓦礫を巻き込み、奥へ奥へ吹き飛んでいくAFO!!さらに!!
「『ワン・フォー・オール!!フルブースト!!』」
飛んでいくAFOに、金色の雷を纏い、音速ミサイルのように高速で移動してなんと先回りし、タイミングを合わせ右のアッパーカットで軌道を上空へと無理矢理切り替えた!
「がっ……か!!」
『次は僕の番だ!!合わせてください!!』
『おうともさ!!』
上空へ打ち上げられたAFOに、自らも飛翔!空を越え成層圏まで吹き飛んだAFOに追いつき右足を天高く振り上げる!
「『マイティヒールクラッシュ!!』」
「ごううぶふ!!」
金色の雷と紫色の雷を纏った踵落としを叩き込まれ、一気に元の瓦礫の場所に叩き落とされるAFO、クレーターが出来上がり、大の字に磔となるが、即座にあらゆる治療、回復の個性を回して逃走を図る。
「まずい、まずい、こんな事態……予想できるか!逃げなくては、身体を……再構築……」
「『ゴールデンアンカー!』」
「ぬぁああ!?」
立ち上がって逃走を図るAFOの身体を、地面から現れた金色の鎖が拘束し、ゆっくりと金色鎧のオールマイトが降下して来る。
「『最初に言ったことを覚えているか!AFO!!今回こそ……貴様を刑務所にぶち込むと!今日がその日だと!!」』
地面に着地すると、ゆっくり身を屈め、右足に黄金の雷が迸る!!そしてーー!AFO向けて走り出し、飛び上がった!!
『『ユナイテッドぉおお!!』』
頂点に達した瞬間!前転宙返りを行い!
『『ステイツオブゥウウウーー!!』』
そして思い切り足を伸ばし、その胸板向けて蹴りを放った。
「『スマァアアアアアアアッシュ!!』」
「ぬわぁあおぁあああああああ!?」
拘束の鎖が砕け散り、地面を引きずりながら瓦礫を巻き上げ、黄金の衝撃波が神野区を照らした。