※この作品はR-18です。

【原作完結】僕の脊髄ぶっこ抜きアカデミア【オリジナルストーリー開始】   作:ぶっこ抜きデク

13 / 697
13話 キミ、ヤー◯ムから来た?

「さあ!!始めようか有精卵ども!! 」

 

 オールマイトの呼びかけと共に、続々とその身に戦闘服へ身を包んだ1-A生徒達が、演習用グラウンド・βに入場する。皆、それぞれの要望と個性届けにより学校関連の会社が被服控除として、最新の戦闘服が送られる。

 

 皆が皆思い思いの戦闘服に身を包む中、緑谷出久も無論戦闘服を渡されてそれに身を包む……筈だった。

 

「すいません、遅くなりました」

 

「む!来たか少年!遅い……ぞ……?」

 

 オールマイトすらも、その装いにギョッとしたし、クラスメイト達も流石に固まった。

 

「て、テメェクソヴィラン!?ヒーローコスチュームっつってんだろうが!!」

 

 爆豪が流石にふざけてんのかとツッコミを入れた。何しろ……その装いは明らかにヴィラン側の服にしか見えない……というかもはや、夜に蠢く人ならざる獣を狩る狩人にしか見えなかった。

 

「み、緑谷少年……一応聞くがそれは被服控除で頼んだ戦闘服かな?」

 

 一応、一応確認の為に聞いてみるオールマイトに、口元を覆う布をずらして答えた。

 

「あ、これ自前です、いずれヒーローになった時に着れたらと考えていて、中学卒業前くらいから自分で作りました」

 

「そ、そうか……服飾もいけるんだなキミは……むむっ!!」

 

 自前で作ったにしてはレベルが高すぎるし、ヴィランじみているという爆豪の意見は最もである、しかしオールマイトは気付いてしまったその帽子の形!まさに自分の前髪を模しているじゃあないかと!

 

『奥ゆかしい……』

 

 まさか帽子で私の前髪を表現するとはと、オールマイトは見入る。まさか私の悪堕ちifとかだったりするのか少年よ!あるもんな!コミックとかでマルチバースとか!そう納得してオールマイトは言い放つ。

 

「ではこれより!対人戦闘訓練を執り行う!!」

 

 

 

 雄英高校1-A、記念すべき初訓練は、屋内の戦闘訓練となった。オールマイト曰く『基礎を知る為の実践』らしく、これでまず試しに行った後、総評や改善点を見つけ学習、基礎を積み上げていくのだという。実戦あるのみという事かと、

 

 ルールは、2人1組に組み、ヒーロー陣営と味方陣営に別れ、ビル内での戦闘となる。ヴィラン側は核弾頭を10分守り切るか、ヒーローを捕縛したら勝利、ヒーロー側は爆弾を確保するか、ヴィランを捕縛したら勝利となる。

 

 なんともアメリカンなケースだと、くじ引きによって決められたバディ、麗日お茶子と出久はこの訓練に臨む事になる。

 

 その対戦相手は……爆豪、飯田ペア!

 

 

 

「よろしくね、出久くん?」

 

「こ、こちらこそどうも……」

 

「あはは、そんな畏まらないでよ」

 

 

 

 女子とまともに喋ったのは久々かもしれない。何せ中学時代の女子達は男子同様自分を殺しに来てたからなぁ、原因自分だから仕方がないのだけどと、感慨深さを感じながら頭を下げた。まー山猿ばかりだった、まともなのはかっちゃんくらいだったもの、るーるーるーと涙を流す。

 

「ええ!?何で泣いてるの!なにかあった!?」

 

「色々……ありまして……」

 

「もしかして、爆豪くん?キミをヴィラン扱いしてくる……」

 

 麗目の質問に涙が止まった、そして首を横に振った。

 

「違うよ、かっちゃんは僕にとって……最大のライバルで、1番の理解者で……うん、拠り所かな?そんな感じ」

 

「そんな風に見えんけど……」

 

「僕が勝手にそう思ってるだけ、かっちゃんにとって僕は、正しくクソヴィランだからね」

 

「えー……そこ認めちゃうんだ……」

 

「だからこそ……勝たないとね、いや勝つ」

 

 中学時代幾度と対立して終わらせて来た衝突……今一度この雄英にて戦う事になるとは、口を隠す布を持ち上げ目元だけを覗かせ、心を冷たく落ち着かせた。

 

 訓練開始のブザーが鳴り響いた。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。