【原作完結】僕の脊髄ぶっこ抜きアカデミア【オリジナルストーリー開始】 作:ぶっこ抜きデク
荷解きと整理が完了してもう夜になってしまった……緑谷は他の男子と共に一段落していたのだが……。
「お部屋披露大会しませんか?」
芦戸からの提案により、部屋を披露することとなってしまった。そう言えば……他人を部屋にあげる事も、他人の部屋にお邪魔する事も自分は今まで無かったなと思った緑谷は、他の男子が難色を示す中、抵抗無くそのままあれよあれよとトップバッターを張ることとなってしまった。
「ささ、じゃあ記念すべきトップバッターは……みどっちのへやー!」
そんな緑谷の部屋に突入した女子たちを迎えたのは……。
「おほー!オールマイトのフィギュアやタペストリー!オタク部屋ってやつですなぁ」
「それだけじゃなくて、よくわからないヒーローのフィギュアに、こっちは昔のDVDやブルーレイ!」
「そこまで目ぼしいものは無いと思うけど……」
オールマイトの他にもヒーロー一色で染められた部屋。壁側のラックや棚にはヒーロー特撮のDVDやブルーレイでびっしりだ、しかし……ふと違和感に気付いた者達が居た。
「……なぁ、瀬呂入った時から見て気づいたんだけどよ」
「あぁ上鳴、斜め上にあるあれ……」
「なんだあのでけぇ剣……」
男子たちが目を引いた物、それは……『クソでかい大剣』だった。斜め上に固定されかけられたそれに、女子たちはギョッとした。
「え?な、何かなこれ?」
「禍々しさと神聖さを感じますけど」
「おっきい剣だねー……」
葉隠、八百万、麗日がそれぞれなんだあれと尋ねて来たので、緑谷は説明した。
「あー……あれは、牙狼斬馬剣のレプリカ」
「牙狼斬馬剣?」
「黄金騎士牙狼の武器……DVDがここから…‥ここまでかな?かっこいいよ、良かったら見る?」
ラックのDVDを指差して、めちゃくちゃあるなと指差しただけで分かる量を指し示す最中ーー。
「う、うわー!緑谷くん、これは、これはダメだよー!ベッドの下に隠すやつ本棚にそのままにしたら!!」
「なぁにぃ!?エロ本か!!」
「隠さないとか猛者か緑谷!!」
峰田が本棚から取り出した数冊を床に広げて、お前これは隠すやつ!と注意した。ベッドの下に隠すやつだと!?つまりエロ本か!!男子勢がこぞって集まるそこには……。
「いや、エロ本かこれ?女性ヒーローの写真集とかか?」
「まぁ健全寄りだよな……」
裸体とかガチのじゃあ無い、しかし女性ヒーローの写真集グラビアという、まぁ、好きなら買う人居るという物ばかりだ、上鳴も瀬呂もまぁこのくらいと頷いた。
「チッチッチ……お前たちは緑谷の性癖を知らないから、そう見えるだけなんだぜ?」
峰田実、緑谷出久とはエロトークフレンズである。お前達はどうしてこの写真集を緑谷が購入したのか分かるまいと、女子置いてけぼりの話が始まった。
「緑谷はレオタード好きの鼠蹊部フェチなんだよ!見ろ!この写真集は全部!えぐいレオタード着た女性ヒーローばかりなのさ!」
「「「な、なんだってーー!?」」」
「あれ?言ってなかったっけ?」
女子の前で、性癖暴露をされた緑谷だったが、言ってなかったかしらという反応に女子達はあっ、となった。
緑谷出久は確かに性欲こそあるが、情緒がお子様で、その手の話題の羞恥心が曖昧だと。
覗き穴での赤貝事件で鼻血を噴き出したかと思えば、体育祭でミッドナイト先生の鼠蹊部を見て呟いたり……これは色々教えてあげなければと女性陣は緑谷に話しかけた。
「あのね緑谷くん、そういった本は女の子が見つけると軽蔑するから、持ってこないかちゃんと隠すべきなんだよ?」
「そうなんだ、知らなかった」
「あと、このような場所で性癖を晒された場合は怒るべきなんですよ、恥ずかしい事ですから」
「あ、へー……」
「てか緑谷、そのあたり友達と語ったりは?」
「そんな友達居なかったから……」
「次からは気をつけようね、緑谷くん?」
まさかの、クラスメイトの女子陣から情操教育を受ける様に、男子陣は困惑するしかなかった。