※この作品はR-18です。

【原作完結】僕の脊髄ぶっこ抜きアカデミア【オリジナルストーリー開始】   作:ぶっこ抜きデク

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134話 一度は夢見るだろう……業務用ホイップクリームがある生活

峰田の発言により、女子たちの部屋も披露するべきだとなった、お部屋披露大会は『A組ベストセンス決定戦』となった。これに芦戸はノリノリで了承、男子で好き放題言われた勢も峰田に同調し、女子部屋も披露する事となった。

 

「これで女子の部屋を物色できるぜぶへへへへ……それが、峰田くんの最後の言葉だったんだ」

 

「なーもう許してくれよ緑谷ぁー……」

 

「信頼を裏切る、相澤先生、今日僕は身をもって知りました」

 

 ここまで長引くドン引きの景色だったらしい峰田の劣情を代弁し、お部屋披露大会は継続した。

 

 

 

ーー切島くんの場合ーー

 

「多分女子にはわからねーぞ、この男らしさは!!」

 

「うん……」

 

「彼氏にやってほしく無い部屋ランキング2位には入るね」

 

「あついね、熱苦しい!」

 

 男らしさ詰め込んだ部屋に、緑谷は……少々理解できなかった。トレーニング器具は理解できたが、なぜ大漁旗が?と首を傾げてしまった。

 

「あと、フローリング傷つくからサンドバッグの下はマット敷こう?手伝うから」

 

「た、確かに……次住む奴らの事考えねーと」

 

 一番気になったところを緑谷は指摘して、トレーニングマットをサンドバッグの下にしっかり敷くのを手伝ったのであった。

 

 

 

ーー障子くんの場合ーー

 

「何も無い……」

 

 机と布団一式!ミニマリストにも程があると、緑谷は呟いた。

 

「まぁ幼い頃からあまり物欲が無いからな……」

 

「そっか、じゃあ僕の家の倉庫にある、オールマイトの等身大フィギュアを……」

 

「いや、いい」

 

 要らん世話だと却下された緑谷はしゅんとしたのだった。

 

 

 

ーー瀬呂くんの場合ーー

 

「ェエジアンス!」

 

「素敵ぃー!」

 

 アジアンチックなこだわりある部屋には、高校生というより立派な大人じみた風格、こだわりを感じさせる。まだオシャレの勉強中の緑谷も、これは凄いと緑谷は声も出なかった。

 

「ふっふっふっ、ギャップの男、瀬呂くんだよ!」

 

 

 

ーー轟くんの場合ーー

 

 クラス1のイケメン男子かつ、3本指に入る実力者の部屋に女子たちはやはり気になる様子。

 

「さっさと済ましてくれ、眠ぃ」

 

 そうして扉を開けた先に広がる室内は、瀬呂を軽々超えて来たのであった。

 

「「和室だーーー!?」」

 

「作りが違くね!?」

 

 部屋自体作りが変わってしまっていた!!

 

「実家が日本家屋だからよ、フローリングは落ち着かねぇ……」

 

「理由はいいわ!」

 

「当日即リフォームとか、どうやったんだお前!?」

 

 今朝荷物搬入して、どうしたらこうなるんだと聞く上鳴と峰田に、轟は言った。

 

「……頑張った」

 

 と、そしてーー。

 

「いやー大変だったよ、畳の搬入とか壁紙とかさ」

 

 その後ろでまた安全第一ヘルメットに『有限会社緑谷住建』のロゴが刺繍された作業着の緑谷が居た。

 

 え?ノリ?まじで手伝ったの?と上鳴と峰田がギョッとする中……。

 

「すまねぇな緑谷、またコーヒー奢る」

 

「うん、いつでもいいよ缶コーヒーブラックね!」

 

 どうやらマジだったらしい。さっきも爆破解体したりと、この子はどうしたらそこに辿り着くのかと、2人は呆然とするのだった。

 

 

 

ーー砂藤くんの場合ーー

 

 男子最後となった砂藤くん、特に変わり映えしない普通の部屋だが……その部屋に入った瞬間、緑谷は気付いた。

 

「あれ?シフォンケーキ焼いてた?」

 

「あーいけね!?忘れてた、早く終わったから皆で食べようと焼いてたんだ!!」

 

 緑谷出久は、休日に砂藤とスイーツ巡りを楽しんだりしているが、偶に作ったお菓子を試食させて貰ったりもして、好きなものになっていたのだ。

 

「ホイップがあればもっと美味いんだが……食う?」

 

「「「「食うーー!」」」」

 

「「模範的意外な一面かよーー!!」」

 

 葉隠、麗日、芦戸、緑谷が返事をして、上鳴と峰田が叫んだ。そして緑谷ははっ!と気付いて女子達に言った!

 

「あ!待って!そう言えば……」

 

 砂藤の部屋を後にして、しばらくして緑谷が戻ってくると、その手にはーー。

 

「砂藤くん!あるよホイップ!!業務用!!」

 

「おお!?助かる!!マル◯ニチロのフローズンホイップ!!」

 

「「何であるんだよ!?」」

 

 何故それを持ってるんだ、緑谷が持って来たのは冷凍保存タイプの業務用ホイップクリームだった。

 

「いや……子どもの夢じゃない?一度でいいからホイップクリームが常備された生活……コーヒーとかココアに浮かべたり……」

 

 店であるやつ、家でやりたくならないかと、それに対して女子たちは頷いた。

 

「分かる、分かるよ緑谷くん」

 

「泡立てるの大変ですものね、ホイップ」

 

「らく◯くホイップとか、直にと考えてやろうとしてママに怒られたり、あると思う」

 

「そして体重の目盛りに一喜一憂するのです」

 

 それはもう一度は人生で考えない事は無い、背徳の甘味の地獄……緑谷よキミはそれに躊躇いなく手を出す様はーー。

 

「うう、緑谷くん、キミはやっぱりヴィランだよ……」

 

「甘いものは甘いだけ美味しいからね、って失礼な、君と同じヒーローの卵だよ麗日さん」

 

 こうして、ホイップありの砂藤特製シフォンケーキを皆で堪能したのだった。

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