【原作完結】僕の脊髄ぶっこ抜きアカデミア【オリジナルストーリー開始】 作:ぶっこ抜きデク
男子勢はこれにて終了、いよいよ女子達の部屋にお邪魔する事になった。
ーー耳郎さんの場合ーー
「恥ずいんだけど……」
そう呟いて開いた先は、それこそ瀬呂や轟と同じくらいに拘っていた。
「思ってた以上に楽器楽器してんな!?」
上鳴がそう言う程、様々な楽器にCDの棚、好きなバンドのロゴポスターと、初めて入る女の子の部屋に緑谷は、こんな感じなのかなーとお邪魔して、楽器を眺めた。
「……このギターって……オーダーメイド?」
「え?うん、パパが入学祝いに会社に作って貰ったんだ……もしかして緑谷もギター弾いたりしてる?」
「ヒーローソング弾いてみたくて、下手の横好きだけど、多分かっちゃんのが上手く弾けると思う」
見た事無いギターだから気になった、そしてそこから話の花が咲いてきた。
「そーいや緑谷めちゃくちゃ歌上手かったよなー」
「そうそう!すんげー力強い声で歌うんだ」
上鳴と峰田とカラオケにしばらく行けてなかったのを思い出す。久々に行きたいなと思いながら耳郎が尋ねた。
「どんなギター持ってるの、フェンダー?ギブソン?ESP?」
緑谷が弾いてるギターのメーカーが気になった耳郎が尋ねて、緑谷はこう言った。
「ゼマティス」
メーカー名を言った途端、耳郎がピシリと固まった。
「え?待って、グレコのゼマティスじゃなくて?」
「うん、本物の……父さんが途中で投げ出さないようにと、やるなら一生物で持てって、宝の持ち腐れです……」
緑谷もこればかりは苦笑ものの話で、困っていると語る。
「そんな高価なギターなのか?」
上鳴の質問に耳郎が代わりに答えた。
「トッププロが使うギターなんだよ、イギリスのメーカー……今は日本が商標とライセンス持ってて、下がよくて70万円、上行くと……一品物で値段がつかないやつがあったりするから……写真ある?」
「なーー」
「ななじゅーまん!?下が!?」
緑谷が、これとスマホのフォトを見せて耳郎は首を横に振った。
「あーだめだ、200万はするやつ、今売ったらもっと高いかも」
そんな物を、彼の父は一生物かつ入門で買って来たのか……過保護というか、そこまで金持ってたのか緑谷家はと一同が驚いた。
「耳郎さん貰ってくれない?やっぱりちゃんとした人が持つべきだよ」
「あんたは私を殺す気?父さんに怒られるよ、友達からゼマティスのギター貰ったなんて言ったら」
ーー葉隠さんの場合ーー
「どーだっ!」
ピンクに統一した、ぬいぐるみもある部屋。いかにも女子っぽい部屋だと男性陣がつぶやく中、これが女の子の部屋のスタンダードなのだろうかと、考えている緑谷だったがーー。
「プ、プルスウルトラ……」
「正面突破かよ!?峰田くん!!」
峰田が、葉隠の引き出しに手をわきわきさせて開けようとした所業を目撃した緑谷はーー。
「ごめん、八百万さん、お金払うからある機械今から作ってくれない?」
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!許してください!!反省しますから!!」
「そーいうのは犯罪だからマジにやめよーな峰田くん?僕も友達を肉団子にしたくないからさ?」
「み、緑谷くん、その辺に……」
緑谷により宙吊りにされた峰田、その下には無機質なローラーがキュラキュラと回っていた。全自動挽肉マシーンである、お前さっきの部屋の件もあってまたかと、眼差しはより冷たくなっていた。
「あ、改めて……緑谷って怖いのな……」
「ヒーローの発想じゃあないよ……」
上鳴と尾白は、そのスプラッタ映画でしか見た事ない所業をそうコメントし、青山は何故か知らないが異様に震えていたのだった。