【原作完結】僕の脊髄ぶっこ抜きアカデミア【オリジナルストーリー開始】 作:ぶっこ抜きデク
そうこう手遊びでまた1日が過ぎてしまった。まずいな本当にと緑谷は焦燥が滲み出す程に追い詰められていた。
が、それなら気分を変えようと、緑谷が訓練後に向かったのは……開発工房だった。
雄英高校一階『開発工房』ここではヒーロースーツの改良やヒーローガジェットの開発が日夜、サポート科の生徒によって授業と並行して行われている。
緑谷出久のガジェット『グラップルガン』やヒーロースーツのコートに内蔵された『滑空翼』も、ここで開発した物である為、馴染み深い場所であった。
「そういえば……あれの再申請通ったかな」
そして、とある代物を頼んでおり、それの申請が通ったかも気になっていたので顔を出す事にしたのだった。
「成る程、自身を浮かす方に注力するのか!」
「うん!機動力付ければ、職場体験で習った格闘術ももっと活きるし!飯田くんは?」
工房に入ろうとした緑谷の耳に、聞き慣れた声がしたので、そちらに向いた。麗日お茶子と飯田天哉が会話しながら、こちらに向かっていた。
「俺はやはり……レシプロのデメリットを軽減したい、開発工房でラジエーターの改良をお願いするつもりだ」
2人も改良に来たらしい、緑谷はそちらに向いて手を上げ、軽く挨拶する事にした。
「麗日さん、飯田くん」
「おお緑谷くん、お疲れ様!」
「あ、出久くん!出久くんもコス改良?」
「こらこら、廊下は走らない!」
2人が緑谷に気付いて手を上げ、麗日は走って向かって来た。まぁそんな所と言おうとした矢先、緑谷は開発工房から異音が聞こえてハッ!とした、これやばいと、そして自分はもう間に合わんと、走って来た麗日に声を上げた。
「麗日さん!止まって!」
「えっ!?」
唐突な緑谷からの指示にピタリと止まった瞬間ーー開発工房から喧しい音と共に爆発が起こり、緑谷はそれに巻き込まれた。
「出久くーーーん!!?」
「緑谷くん!!?」
すまねぇ、後は頼んだ……そんな清々しい笑顔を最後に見せた緑谷は爆煙に巻かれ、開発工房周辺が見えなくなる。
「お前なぁ……思いついたもの何でもかんでも組むんじゃあないよぉ……」
開発工房から出て来たのは、サポート科担当教師、パワーローダー先生だった。呆れた声でこの爆発の原因に注意をしている。
「へっへっへっ……失敗は発明の母ですよ、パワーローダー先生?かのトーマス・エジソンが仰ってます……作ったものが計画通りに機能しないからと言って、それが無駄になるとはーー」
その注意に対して講釈を垂れているのは生徒らしい、煙から出て来たシルエットに、麗日はああ!?と現状に唖然とした。
「今そう言う話じゃあないんだよ!一度でいいから話を聞きなさい!!発目!!」
麗日は思い出した、先の体育祭にて自分は彼女と、そして常闇と緑谷で組んだ人物だと。その彼女が、爆発に巻き込まれた緑谷の上にのしかかっている。
押し倒したように、まぁそれは仕方ないとしよう……ただ、その……服だ、捲れ上がっていた。
まろび出ていたのだ、なかなか立派な乳房が。
そのまま緑谷の胸板に押し付けられていて、緑谷を巻き込んでいた事に気付いて起き上がるや緑谷に声をかけるのだった。
「おや!貴方は私の顧客第一号じゃあないですか!お久しぶりですねぇ!」
「お……おっ!?」
そして目を開けてしまった緑谷は、そのまろび出た立派な二つの乳房と桜色の尖りを見てしまい、鼻血を噴き出して気を失ったのだった。
「み、緑谷くん!?キミも!!か、隠したまえ!!早く!!」
飯田もメガネが割れるほどの事態に赤面してそっぽを向いて注意すると、発目はああと気付いて乳房を震わせながら立ち上がる。
「おや失敬……まぁ見られたところでなのですが……」
「お前は恥じらいも持ちなさい!女の子なんだから!!あーもう、ティッシュがいるな!!」
ズレたインナーを直し乳房をしまい、これで良しという様にパワーローダー先生は、血を吹き出した緑谷を見て工房に戻って行った。
麗日は……この時思った……私もそれくらいせないかんのかなと。とりあえず血が口に流れ窒息しない様に緑谷を横にして、鼻周辺の血を拭いてからちゃっかり膝枕をしてあげるのだった。