※この作品はR-18です。

【原作完結】僕の脊髄ぶっこ抜きアカデミア【オリジナルストーリー開始】   作:ぶっこ抜きデク

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149話 雄英高校にヴィラン居るって!ヴィラン居るって!?

「あぁーーたたたたたたたた!!」

 

 一次試験開始から即座に始まった、他校による雄英潰し、投げ放たれたボールを前にして緑谷は早速ガジェットである『イーヴルヌンチャク』の三節棍モードで打ち払う。

 

「ダークシャドウ!」

 

『あいよぉ!』

 

「ええい!」

 

 A組全員による防御、常闇のダークシャドウがその両手で一気にボールを掴み、麗日は自らに無重力を付与して飛行、回避する。

 

「よっしゃあ!総大将に続け!!」

 

「溶かしてしまえば再利用は!」

 

 総大将に続けと瀬呂も奮し、両肘からテープを射出してボールを次々絡め取り、芦戸は両手から酸を噴射してボール自体を溶かして防御と攻撃手段であり合格への手段を封じにかかる。

 

「回避や迎撃できない方はこちらへ!」

 

「ケロっ……凄まじい弾幕ね」

 

「ごめん八百万ちゃん!」

 

 八百万は四方にシールドを作り出して防御体勢に、そこへこの場では少々分が悪いと蛙吹と葉隠が入り込んで事なきを得る。

 

「ぬぉああああ!!」

 

「そうっりゃあああ!!」

 

 飯田は自慢の足で駆け回り弾幕を駆け抜け、峰田はもぎもぎを連結させたムチでボールを瀬呂の様に絡め取り、そうして攻撃の第一波は止んだ。

 

「ほぼ弾くか……」

 

「やはりこんな物では、雄英はやられないな?」

 

 その防御を見て溢すは真正面に陣取る、試験前に交流した傑物学園の二年生達。その1人、青い肌にラッパーが着るようなダウンのスーツを着た男は、その手に握ったボールをコネ回すと、まるで鉱物の様な硬さを持つ角ばったボールへ変化させる!

 

 傑物学園、真壁漆喰!個性は『硬質化』両手で捏ねたり擦ったりした物を、ガッチガチに硬くするその個性で固めたボール達を、崖の下に放り投げた。

 

「任せた」

 

「任された」

 

 それをキャッチしたのは、こちらも傑物学園で先程束の間の交流があった、スカーフを巻いた黒髪ロン毛の少年だった。

 

「これうっかり僕から一抜けするかもだけど……そこは敵が減るって事で多めに見て貰えるとありがたいなぁ?」

 

 両の手に持った、真壁より渡された片手二つずつの計四つのボールを発光させて、何やら踊るようなルーティンを見せる。

 

「ターゲットロックオン!!」

 

 そうして、投げ放たれた硬化したボールがまず、上に飛んだかと思えば、一気に斜め下へ向かい地面へーー。

 

「セリフが長い!」

 

「なにっ!?」

 

 うち一個だけ、軌道がさらに切り替わり、そのまま緑谷の手へ向かい収まった。だが!残り三つはそのまま地面に潜り込み、雄英A組に突き進む!

 

「一つ奪われた!?だが、残り三つは地面の中だ!軌道は分かるまい!!」

 

 同じく傑物学園!投擲射手次郎!個性は『ブーメラン』!手にしたものを好きな軌道で投げる事ができる!!地面の中ですらも!!

 

「三つ地面の中か!皆、気をつけーー」

 

「下がって!うちがやる!!」

 

 警戒を皆へ放つ前に、耳郎が任せろと最前列に出るや、両耳のイヤホンジャックを、両手の小型スピーカーらしきものを付けたグローブへ挿入、そのまま地面に押し付ける!

 

「ハートビートファズ!!」

 

 音の衝撃波が地面へ伝わり、緑谷達A組と傑物学園の間の地面を抉り、持ち上げる!その攻撃に投擲達は足を崩す!

 

「地面を抉りやがった!?しかぁし!!」

 

 だが、それだけでは止まらないと現れた三つのボールが地面から現れるや、峰田に向かって急降下する!

 

「うぉお!?オイラに来たあ!?」

 

「アシッド・ベール!!」

 

 だがそれは、芦戸の生み出す酸により溶かされて、峰田には当たらなかった。

 

「助かったぜ、良い技だな!!」

 

「ドロドロにして壁を張る防御技だよ!」

 

 この追撃も凌ぎ切った、ならば……と、緑谷は奪った固くされたボールを握りニヤリと笑う。

 

「反撃開始だ……まずはそこのロン毛から狩る!」

 

 緑谷はイメージする、手とボールが互いに『それなりの硬さのゴム』で繋がるイメージを、そしてそれを頭上でぐるぐる回して勢いをつける!

 

「な、なにをーー?」

 

「まずい!?避けろ投擲!!」

 

 反撃に指名された投擲に、真壁が叫ぶ。

 

「脳漿ぶちまけろ!!」

 

 そう言い放った緑谷は、固くされたボールをリリースポイントで個性を解除して投擲!!そのボールはヒュンッと音を鳴らし、投擲の右耳を切り裂き、背後の岩を砕いて爆散させた。

 

「外した!!くそっ!!」

 

 緑谷がイメージしたのは、投石機。スリングと呼ばれる紐と皮で作る石器時代からある狩りの武器だ。

 

 投擲は、そして真壁は唖然とした。こいつ今……殺しに来た!?ターゲットに当たろうと今のは良くて内臓破裂だぞと、緑谷の反撃に戦慄する。

 

「待って待って!雄英にヴィラン居るって!?殺しに来てるよあの子!!」

 

「アーカイブで見たけど……マジのヴィランだね、彼は……」

 

 同じく傑物の、轟にサインをねだった中瓶畳と、挨拶を最初にしに来た真堂揺も、緑谷の反撃が試験の範疇を超えていると冷や汗を流して呟いたので、地獄耳の緑谷イヤーがそれを聞き漏らす事は無く、言い返した。

 

「失礼な!!ちゃんと仮免受けに来たヒーローの卵だ僕は!!」

 

「い、いや緑谷、今の反撃はダメだって……ヴィラン言われて仕方ない……」

 

「そ、そうだよ緑谷くん、ちゃんとターゲット狙わないと」

 

「殺したらダメだ、総大将」

 

 が、瀬呂と口田、障子にあれはあかんと指摘され、緑谷はしょぼんとするのだった。

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