※この作品はR-18です。

【原作完結】僕の脊髄ぶっこ抜きアカデミア【オリジナルストーリー開始】   作:ぶっこ抜きデク

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153話  1440人へ送るBye Bye Bye 下

緑谷からの唐突な奇襲、さらには挑発にこの場で崖から見下ろしていた受験参加者が……流石にお前ふざけるなよと次々地上へ、緑谷と同じ場所に降りて来た。

 

「言いやがったな!調子に乗るなよ雄英!」

 

「泣いても許さねぇ!後悔させてやる!」

 

 彼らはヒーローを目指す者だ、その為に学んで来た。しかしその前に……まだティーンで多感な時期でもあるわけで、この挑発に乗ってしまった。対する緑谷、いやマジに降りて来て殴り合いに来たかもしれないと、もう個性使ってどうこうしようとか考えられない程冷静さを失った相手達にニヤリと笑う。

 

「ほんとに来ちゃった、キミらヒーローとしてそれは如何なの?まぁ……やりやすいけどさ!」

 

「やれぇええ!!」

 

 NSYNCの名曲が鳴り響く中で、緑谷はボールを手元で弄ぶ。誰かの号令で、1人がまず突っ込んできたので、無造作にボールを胸元のターゲットへ投げて当ててやれば、あ!とそれに反応したので、緑谷はそのまま足を掛けて左へ無造作に押した。

 

 それだけで、どんな個性かも分からない受験生は地面にキスし、次に殴りかかって来た生徒の左拳を前腕で打払い、左のボールを持った手で頬を左フックのように叩きつけながら、さらにその勢いで回転裏拳を叩き込み、しまいには右の足で引っ掛けるようなサイドキックでこめかみを踵で蹴り抜いた。ボールを介している為大丈夫、当てようとしたら外しただけだ。

 

 まだまだ続く、握ったボールとイーヴルヌンチャクを個性で繋ぎ合わせ、簡易のフレイルを作り上げ、まだまだ殴りかかって来た傑物生徒に、左、右と振り抜いて叩き込んでいく。ターゲットに当たらないなぁ!?ボールをぶつけてるだけだから大丈夫だろう。

 

「ほらほら!こっちおいで!!」

 

 一波潜り抜けて誰もいない背後を確認してから、緑谷は両手でおいでおいでと指を動かし挑発しながら、ダンスの続きを踊る。左右に腕をアッパーカットする振り付けを見せる中、まだ降りてない挑発に乗らなかった組が声を上げた。

 

「上から狙え!徹底的に波状攻撃でやつをーー」

 

 そう、その選択は賢い、ちゃんとよく見てるしヒーローらしい、挑発に乗らずよく見てる。ただーー。

 

「ダメですよ、後ろも見ないと……」

 

「どわぁあ!?」

 

 後ろも警戒しなければ、こうして押されて落ちてしまうだろう?突如現れたもう1人の陽動、現見ケミィに押されてまた1人が緑谷のダンスステージへ落下した。

 

「なぁ!?士傑生!?」

 

「東と西が手を組んだのか!!」

 

「はい次行ってらっしゃい?」

 

「「ぎゃあああ!!」」

 

 まるで猫のように飛び交い、その度気配も消えて全く追えない彼女の個性か?はたまた技術に、次々と受験生が落とされていく。

 

「く、くそ、真面目にーー」

 

「ムーンサールトーー!」

 

「ほげぇ!?」

 

 立ちあがろうとした受験生に、緑谷がムーンサルトプレスにて追撃、さらに空中に舞うボールをキャッチしてーー。

 

「そら避けろ!!

 

「パヒュン!!」

 

 背後の男子受験生にライナー送球!お腹のターゲットを狙ったが当たったのはナウイムスコ♂!そんな場所に付けるからいけない!!わざとじゃあ無いんだ!!

 

「ユーメイヘイミーバーイッエインノーライ、ベィビバイバイバーアイ」

 

 いよいよ緑谷は歌いながら、首切りポーズを左右にステップしながら行って挑発をさらに過激にしていく!

 

「こっのぉ!!良い加減にーー」

 

「ほら二つ目!残り一つ!!」

 

「え!?」

 

 挑発に乗っていたら、女子の受験者がさらにボールをぶつけられ、気付いたらすでに二つが赤く灯っていた!

 

「ま、待て!?俺もだ!!」

 

「うそ、私も!!」

 

「俺も、あいついつの間に!?」

 

 この隆起したステージに、10人は集まったか、その受験者全てとまでは言わないが漏れなく二つ、もしくは一つターゲットを赤く染められていた事に今更気付かされる。

 

「頃合いだね……瀬呂くん!麗日さん!フィニッシュ!!」

 

「よしきたぁ!!」

 

「解除!!」

 

 そうして、緑谷と現見に気を取られていた受験生は気付かなかった、このステージの真上に浮かぶいくつもの瓦礫、そして……それに伸びる瀬呂のテープの存在に!!

 

 瓦礫が落下し、それに繋がったテープが他校受験生を巻き込み、絡め取り地面へ磔にしていく!そして、そのテープに絡まなかった撃ち漏らしを瀬呂が、次々縛り上げていく!

 

「な、なんだ、テープか!?」

 

「くそ、動けない!?」

 

 その場にいた受験生、全て一網打尽に拘束してしまった様に、緑谷は予想外だと目を見開いた。

 

「お、おっと……まさか全員拘束するなんて……何人か撃ち漏らすか逃げられると思ったら……」

 

「麗日にテープ渡して瓦礫に浮かせた、簡易的な捕縛網ってところよ!」

 

「私はみなさんが瓦礫に当たらない場所まで、緑谷くんが誘導するのを待ってたんです!」

 

 陽動作戦とは言ったけど、まさかここまで凄い罠まで仕掛けるなんてと、緑谷は感嘆した。やっぱり強い、皆僕なんかよりヒーローだわと緑谷は胸を熱くした。

 

『えー現在通過者76名です、早くしないと定員ですよー?』

 

「時間も無ぇし、すぐ他が襲ってくるだろう……貰うぜみなさん!!」

 

 目良の放送を聞いた緑谷、麗日、瀬呂……そして降りて来た士傑の現見が、それぞれボールを持ち、捕まえた受験生のターゲットに次々押し当て始めた。

 

「き、キミら一年だろ!?勘弁してくれよ、俺らここで仮免取っとかなきゃいけねんだよぉ!!」

 

 そのうちの1人が、緑谷を見上げ命乞いをして来た。それを聞いた緑谷は、彼にこう返した。

 

「そんな見苦しい命乞いをヴィランにも吐くなら、ヒーローにはなれないと思いますよ、先輩?」

 

 にっこり笑って、最後のターゲットにボールを押し付け、緑谷は条件を満たした。

 

 雄英高校1年A組緑谷出久、麗日お茶子、瀬呂範太。

 

 そして士傑高校2年現見ケミィの計4名。

 

 一次試験突破!!

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