※この作品はR-18です。

【原作完結】僕の脊髄ぶっこ抜きアカデミア【オリジナルストーリー開始】   作:ぶっこ抜きデク

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172話 ナッツパンチにバフ乗せや属性付与は邪道である

その自己紹介からすぐの事ーー。

 

 1年A組は体育館γに集められ、体操服に着替え……轟を除いて通形ミリオと対峙していた。その理由は……。

 

『言葉よりも体験で!俺たちがインターンで培った経験を感じた方がいいよね!!なら、俺とA組全員で戦ってみようよ!!』

 

 というわけで、A組VSビッグ3の1人、通形ミリオと模擬戦闘を行う事になった。

 

「あの〜マジっすか?」

 

「マジだよね!」

 

 流石にそれは舐めすぎでは?そんな気持ちが少しある瀬呂の質問に、マジだと答える通形は、足を伸ばしたり腕を伸ばしたり柔軟を続ける。ふと、ざわつくA組の中に、微かにその声は聞こえた。

 

「ミリオ……止めた方がいい」

 

「うおお!?」

 

 壁に頭をつけて小さく、よく耳を傾けてやっと聞こえる声で天喰環がボソボソと喋るのを聞いて、峰田がびっくりした。

 

「インターンについては形式的に、こういう具合でとても有意義ですと、語るだけで十分だ……皆が皆、上昇志向に満ち満ちているわけじゃない……立ち直れなくなる子が出てはいけない……」

 

「立ち直れなくなるって……」

 

 切島が天喰の話に尋ねると、ああと波動が、芦戸の触角をみょんみょんと指で弄びながら、代わりに答えた。

 

「聞いて知ってる!昔挫折しちゃってヒーロー諦めちゃって、問題起こしちゃった子が居たんだよー、知ってたー?大変だよね通形?ちゃんと考えないと辛いよー?これは辛いよー?」

 

「おやめください〜」

 

 何とも他人事に、そんな話をするのかとA組の皆が思う中緑谷は……芦戸さんの触角がやはり気になってしまった、あんな風にもじつくんだ、どんな感触なんだろうか?触ってみたいな……けど触るのはダメだよな絶対と、初めて女性故にできそうなスキンシップの敷居の低さを羨ましいと感じるのであった。

 

「待ってください、我々はハンデありとは言えプロとも戦っている」

 

 とは言え、流石にこのハンデは待てと常闇が反論した。

 

「そして、ヴィランとの戦いも経験してます!」

 

 自分たちは確かに一年だが、それでもそれなりの危険を乗り越えて来た自負があると。

 

「先輩ぃ?他はともかく、俺がんな心配される程、そんな雑魚に見えんのかよ!」

 

「あ、爆豪!自分だけ違うみたいに言いやがった!まぁ体育祭優勝したから言うかお前は……」

 

 爆豪は特に火がついた、そこまで低く見られる事を彼のエゴと上昇志向は許さなかった。他はってなんだと上鳴の反論を聞き流し、それに対する通形の応答はーー。

 

「うん!いつどっから、来てもいいよね!一番手は誰だ?」

 

 胸を貸してやる、掛かってこいと自信満々だ、そうなったらもう歯止めは効かなくなる。

 

「俺がーー」

 

 と、切島が出たところで、緑谷が出ようとしたが……。

 

「おっと、総大将は下がって、まずは俺ら、な?」

 

 上鳴に腕で遮られ、後ろに下がったと言われ緑谷は少し残念な顔をした。

 

「えぇ……そんなぁ」

 

「ああ、俺たちにまずは経験させてくれ、緑谷」

 

「……わかりました」

 

 障子からも複製腕に遮られ、なら仕方なしと後ろに下がった。まぁまず、かっちゃんが先陣切るから、それを観察してから立ち向かうのも良しだなと、緑谷は最後列まで下がった。

 

「近接隊は一斉に囲んだろうぜ!!」

 

「よっしゃあ!そいじゃあ先輩……折角のご厚意ですんでご指導!よろしくお願いします!」

 

 砂藤の声に切島も続き、A組全員が個性を発現させ構える中、緑谷は最後列の耳郎が居る場所まで下がりーー。

 

「その自信満々な面ぁ!泣かしてやんよ先輩ぃ!!」

 

 先駆けに突貫した爆豪が飛びかかり、早速一撃をーーとなった瞬間ーー。

 

「あーー」

 

「な!?」

 

 爆豪ですら、呆気に取られた事態が起こった。通形の体操服……いや、下着を含めた衣服全てが、ハラリと落ちて全裸になったのだった。

 

「うわぁあああああーー!?」

 

「今服が落ちたぞ!?」

 

 耳郎が、角度的に見えてしまったらしい叫びを上げ、瀬呂が何事だと唖然とする!

 

「ああ、し、失礼!調整が難しくてねーー」

 

 個性のデメリットか?緑谷が耳郎の叫びをよそに注視し、観察し……うおっでっか……となる中、あっけに取られた先駆けの爆豪はーー即座に顔に怒りを浮かべてスライディングに切り替えーー。

 

「なんつーもん見せてんだテメェはぁあああ!!」

 

 手のひらの爆発で股間を焼きに行った!!

 

「あかーーん!?かっちゃんいくらなんでもそれはあかんでぇぇーー!!」

 

「そうだ爆豪!!ナッツパンチは、何も個性無しで殴るからナッツパンチなんだぞ!?邪道だ邪道!!」

 

「ふざけるなよ爆豪!お前のそれはただの爆破で股間を破壊する、だ!恥を知れ恥を!!」

 

「いや違う障子くん!?そっちじゃない!!轟くんまで!?」

 

 1年A組に伝わる体術秘技、ナッツパンチを自らの爆破を組み合わせた技で、股間を破壊しに行った爆豪に緑谷は、自分でもそれはやらないぞと焦る、対して障子はそんなの邪道だ邪道と怒り、不参加で相澤先生と見学する轟もふざけるなと声を上げ、緑谷はツッコミを入れた。

 

 しかしーー。

 

「元気いいね、しかし……ちんちんへの攻撃はだめじゃないかな?」

 

「な!?」

 

 爆豪はそのまま背後に、通形の身体をすり抜けノーダメージの様に愕然とした。

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