※この作品はR-18です。

【原作完結】僕の脊髄ぶっこ抜きアカデミア【オリジナルストーリー開始】   作:ぶっこ抜きデク

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191話 なお、アンペア数は40mAとの事

『仲良いですよ、はい!今でも度々連絡取り合ってますし、彼が日本に居る時は一緒にラーメン食べに行ってます、後輩であると同時に友達だよね!イズクは!』

 

 現No.1ヒーロー『ルミリオン』は、記者に笑顔で答えた。記者は驚いた様子に、当時の事をルミリオンは語り続ける。

 

『お互い同じヒーローマニアで、個性のピーキーさから努力してたのもあってすぐ打ち解けたんですよねぇ……懐かしいなぁ……あ!真反対なのにって思ったでしょ?実際そうなんだよね!』

 

 オールマイトの引退の後、様々な事件で崩壊したヒーローを建て直したのが彼だ。正確には彼だけでは無い、様々な新たなヒーローが志を継いだ中で、彼が先陣を切り旗を振り走っていたのは間違いなかろう。

 

 そんな『平和の象徴』たる彼は全く正反対の『恐怖の象徴』と仲がいいと来た。当たり前だ、解決した事件も、戦い方も、何もかもが違うヒーロー二人がまさかラーメン屋で隣に座って仲良く食べるなんて想像できようか?

 

『俺がこうして平和の象徴やれてるのは、後輩が恐怖の象徴張ってるのも実際あるんだよね、俺ができない事をやってくれてるし、イズクの苦手は俺がやる、適材適所だよね!だから、不仲説は全くの嘘だよね!不仲ならチームアップしないもん!』

 

現No.1ヒーロー、ルミリオン氏のインタビュー。

 

 

 

『イーヴルヒーロー・イズク大全』

 

関係者及び目撃者インタビュー集より抜粋。

 

 

 

 AM.8:30 死穢八斎會本部前ーー。

 

 

 

 警察及び、ヒーロー……包囲完了!!正面玄関には警察官とヒーローが逃がさない様にと取り囲み、さらに機動隊も配備。裏口側にも逃走防止の為ヒーロー、警察官が待機して取り囲む形になった。

 

「令状読み上げたら、ダー!っと行くんで、速やかにお願いします」

 

 指揮を取る警部がそう言って、扉の前に向かうのを、ロックロックは見て舌打ちした。

 

「しつこいなぁ……信用されてないのか……」

 

「そう言う意味やないやろ、意地悪やなぁ」

 

 先に警察が令状を見せなければならないのが決まりなのだ、しかたあるまいとファットガムが言うが、ロックロックの文句が続いた。

 

「そもそもだ、ヤクザ者なんて陰でコソコソ生きる日陰者だ、ヒーローや警察見て案外ちぢこまったりしてなーー」

 

 個性の時代、取り締まりの強化や、ヴィラン組織の台頭もあってもはや廃れた極道、ヤクザという組織。今日まで生きながらえているのではない、虫の息なだけと楽観視混じるロックロック。

 

 そうして、インターホンを警部が押そうとした瞬間ーー。

 

 筋骨隆々の、ペストマスクを被った大男が、扉を殴り破って出て来た。その瞬間のヒーロー達の行動は早かった、ファットガムが近くの警官を抱き寄せ、イレイザーヘッドが捕縛布で衝突が無いように引き寄せ、緑谷も個性で警官を引っ張り、構成員らしき大男の被害から警官を守った。

 

「何なんですかぁ……朝から大人数で……」

 

 気怠げな喋り方をする大男……警察がリストに挙げていた構成員、死穢八斎會は『鉄砲玉・八斎衆』の一人!

 

 活瓶力也!!個性『活力』触れた相手から活力を吸い取り、巨大化する個性!!

 

「おいおいおい!待て待て!勘づかれたのかよ!!」

 

「いいからみんなで止めーー」

 

 敵からの先制攻撃!!兎も角止めなければとヒーロー達が身構えた瞬間ーー。

 

「あん?なんだこりゃあ?紐?」

 

 活瓶の身体を、細い紐がまとわり付いていた。それこそ、その巨躯ならば引きちぎれてしまうか弱い、細い紐が。

 

 そして、その紐を取ろうとした瞬間ーー。

 

「バァババババババババババババババ!!!」

 

 活瓶は叫びを上げてピーン!!と筋肉が硬直してその場に倒れ痙攣を始めたのであった。

 

「うぉおおなんだぁああ!?」

 

「こ、こりゃあ高圧電流やないか!!電線でもちぎれたか!?」

 

 感電しているのだ!活瓶が!!さっき飛び出してまさか電柱の電線が切れて当たったのかと、ファットガムとロックロックが痙攣する力瓶を見下ろす中……傍に立っていた緑谷が何やらスマホと、銃を向けていたのが目に入った。

 

「グラップルガン・チェンジオプション……チャージズマテーザー、130万Vの電気の味はどう?ヤクザ屋さん?」

 

 緑谷愛用のグラップルガン!その先端はパーツを取り替え、様々なオプションを発動する様に改造されていたのだった!

 

 線を切り離し、本来のグラップルパーツを取り付け、懐にしまった緑谷は背中のホルスターからショットガン型ガジェットを取り出して、警察に言う。

 

「さっさと確保しちゃって入りましょう、こいつはもうしばらくは立てないでしょうから」

 

「あ、ああ、か、確保!!」

 

 警官達が感電して気絶した力瓶を拘束するのと、たったの数秒で早速リストに挙がっていた構成員を無力化したのを見たファットガムは、同じインターン生の切島に尋ねた。

 

「な、なぁ切島くん?雄英って……あんな恐ろしい子が今居るん?」

 

 それに対して切島は苦笑しながら答えた。

 

「緑谷は、その……別と考えて欲しいっす」

 

 警察がそのまま入って、緑谷も先陣を切り出したのを見た切島……その数秒後、彼らはまたドン引きの景色を見る羽目になる事を、まだ知らない。

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