※この作品はR-18です。

【原作完結】僕の脊髄ぶっこ抜きアカデミア【オリジナルストーリー開始】   作:ぶっこ抜きデク

198 / 697
195話 重要な部屋に監視モニターって何故かあるよね!

「エリちゃんはどこだぁあああ!!」

 

「治崎ぃいいい逃げるなぁああああ!!」

 

 ルミリオン&イズク、死穢八斎會地下迷宮の壁を、緑谷のOFAMで強化した蹴りで破壊して、最短経路で突破中!サーの見た『予知』で見たエリちゃんの部屋まで、緑谷が壁を蹴り壊して行く!

 

「出ぇて来ぉおおおおいいい!!」

 

 何枚蹴り破ったか知らない!だがうねりが止んだあたり、入中とやらの個性の範囲から出たのは理解した!こうなったらとっとと治崎を捕縛しエリちゃんを救出させて死穢八斎會を降伏させてやると、また壁を蹴り壊した先にはーー。

 

「イズク!この扉!!」

 

「おっとっとっとっと!?」

 

 次の壁を蹴り壊そうとしたが、緑谷が止まる。無機質な、両開きの自動ドアが見つかったのだ。資料にあったエリちゃんの部屋ではない……部屋ではないが。

 

「ここって……」

 

「ドアのセンサーは反応しない、中に入ってみる!」

 

 ヘルムを投げ渡されて緑谷がキャッチし、ミリオが自動ドアの中に入る。内側からは簡単に開けるらしい、自動ドアがゆっくり開いた。

 

 その先にあった景色を見て、緑谷はギリリと歯を食いしばる。

 

 無機質で、清潔にされた手術台……様々なメスや、注射器……名称が分からない手術道具の数々……パソコンは壊されて情報を取られない様にしている。

 

「なんて惨たらしいことを……」

 

「反吐が出ますよ……あんな子どもにあいつは何を……!!」

 

 言った通りだ、治崎はエリちゃんを切り刻んで研究していたのだ。そしてふと、手術室の壁には似つかわしくない物が目に入る。無数のモニターだ、電源は落とされている……。

 

「これ、監視モニターか?こちらを見張るための……」

 

「電源を探してみるよ!」

 

 恐らく侵入者や、構成員を監視するための監視カメラのモニターだろう。ミリオはそれを稼働させる電源を見つけ、レバーを引き上げた。

 

 映り出す映像……地下のいくつかの監視カメラ、さらには現在外部の組員がヒーローと警察に捕縛されて取り押さえられている映像、そして。

 

「環たちは……無事みたいだな、戦闘があったみたいだけど、無傷で突破してこっちに向かってるみたいだ」

 

 広間にはぐったりした、構成員3名が警察に取り押さえられて拘束されている。切島や先生、ナイトアイも向かっている中、いくつかモニターを見ていた緑谷ははっとしてその一つを指差す!

 

「ルミリオン先輩!あのモニター!」

 

 見つけた、治崎だ!誰かもう一人を従えてエリを連れて逃げている!悠々と歩いて!それを見つけた緑谷は、そのカメラ映像の番号と、さらに示された地下迷宮に記された番号を照らし合わせ、現在地の手術室から近いと割り出した。

 

「よし……イズク!行こう!」

 

 今どこに治崎とエリちゃんが居るのか分かった、ならば向かおうと振り返りドアから出ようとしたミリオ。

 

 が、ここで緑谷はまた気づいてしまった。

 

「あーー、待ってください!先輩、これ!?」

 

「どうしたの?」

 

 余程の事かと、緑谷がさらに別のモニターを指差した。そこにも治崎と、エリを抱える側近らしき男の姿があった。

 

『別の位置の監視カメラ』に映っていたのだ。

 

「治崎達が……二人ずつ居る!?」

 

「顔も肉体も変装には見えない……」

 

 カメラに映る二人の治崎、二人のエリちゃん。まさか、こうなることを見越して錯乱のためにわざとこのモニターをはかいしなかったのかと緑谷と通形は戦慄した。

 

 地下迷宮から……出口は三つある。一つは自分たちが侵入した場所、二つ目と三つ目はそれぞれ正反対の方角にあり、カメラ映像はそれぞれからの物。

 

 緑谷は即座に連絡を取ろうとスマホを取り出したが、無論圏外!トランシーバーでも用意しとくべきだったと緑谷は歯噛みする。

 

「多分……これは……ヴィラン連合のトゥワイスの個性か?」

 

「確か、2倍に増やす……とかだったよね?」

 

 こんな芸当ができるのは、ヴィラン連合のメンバー、分倍河原仁……ヴィラン名『トゥワイス』の個性しかないと、緑谷は思い出す。

 

「らしいですけど……詳細までは知らないんです、けどどちらかが偽物で、どちらかが本物という事でしょう」

 

 その詳細を緑谷は知らない、際限なく増やせるのかまでは。ただ、林間合宿時の話では、火を操る『荼毘』を複製して、それが合宿所の補習組を襲ったのは知っていた。その時はまるで、本物の様に個性すらも複製したと聞いている。

 

「四の五の言ってられないよね、イズク」

 

「連絡も取れないならば……僕たちがそれぞれに行くしかない!」

 

 ならばもうやれる事は、これしかあるまいよと、二人は扉から出てそれぞれ違う方角の壁に向いた。

 

 ミリオはそのまますり抜けた、緑谷は再び壁を破砕して……それぞれの治崎達を追走した!

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。