※この作品はR-18です。

【原作完結】僕の脊髄ぶっこ抜きアカデミア【オリジナルストーリー開始】   作:ぶっこ抜きデク

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22話 さよなら雄英高校

バレなくて済んで良かったのか、見せて引かれても信じてもらうべきだったのか。蛙吹に引かれて峰田を抱えながら、彼女のカエルの個性の水泳スピードで、陸地まで向かう。

 

「血の匂いがするわ」

 

「……」

 

「怪我してないかしら、緑谷ちゃん」

 

「強いて言うなら、心が」

 

「冗談言えるくらい、余裕なのね」

 

 そうして、陸地にたどり着いて、先生に言われた通りに、逃げるための経路を緑谷は探そうとして……。

 

「あ……」

 

 巨躯なる筋肉だるまのヴィランに、組み敷かれ腕をへし潰されている相澤先生をその目に入れてしまった。

 

「対……平和の象徴改人……脳ーー」

 

 手首を纏う首魁のヴィランが……何かを言う前に、それは起こった。無謀なヒーローでもない学生、まだこの学校で訓練を積んでいる学生が、一瞬で筋肉だるまのヴィラン『脳無』に接近し、その頭部を……脊髄ごと引き抜いたのである。

 

「は?」

 

「えーー」

 

「なーー」

 

 蛙吹も、峰田も、首魁のヴィランも……気の抜けた声を上げる。そして脳無は……首から吹き出す血の噴水を止める為か、失った頭部を探そうとしてるのか、頭部のあたりを必死に触ろうとして、乗り掛かっていた相澤の背中から崩れ落ちた。

 

 緑谷の右手には、脳無の脊髄付き生首が握られていて、そして天井を見て目を閉じた。

 

 ついに……やってしまったと。

 

 しかして、悔いはないと……いつかこうなる日が、きょうだったのだと。そうして、首魁であろう手首だらけの前衛芸術ヴィランを睨みつける。

 

「はぁあ?はぁあああ!?なんだお前その力ぁ!そんな個性でヒーローなんかなろうとしてんじゃあねぇよぉおお!誰なんだよお前はよぉおおお!?」

 

 現れた敵、それが先生を傷つけ、クラスの皆を殺そうとしている……皆が散り散りになったこの場で、戦えるのは僕しかいない。

 

「み、緑谷ちゃん……アナタ……」

 

「ひぃいいい!?く、くび!首がもげてるぅううう!?」

 

 蛙吹さん、峰田くん……ごめん、クラスのみんなもごめん、かっちゃん、ごめん、相澤先生、オールマイト、ごめんなさい。それでも今は、こいつらを……このヴィラン達を皆殺しにしてでも、皆を守ると決めたんだ!

 

「恐怖しろ……」

 

 引き抜いた筋肉だるまのヴィランの脊髄を投げ捨て名乗りを上げる、僕のヒーロー生活は、始まる前に終わるだろう。

 

「そして、泣き叫べ!」

 

 それでもいい、終わったっていい!皆を守れるなら、僕は敵を殺す!その最後を飾るなら、せめて名前くらいはヴィランに刻み込んでやる!

 

「お前の目の前にいるのは、悪の個性を宿しながら、正義を成す男!雄英高校1年A組緑谷出久!!個性は……脊髄……ぶっこ抜きだぁあああ!!」

 

 さようなら、ありがとう、1-Aよ、お元気で。そうして緑谷出久は、相澤先生が相手取ったヴィランの壁に突貫した!

 

「なんだぁ!?ガキが突っ込んでくるぞ!!」

 

「かまわねぇ!やっちまーー」

 

 最初に目の前にいたヴィラン2名!その頭部をそれぞれ左右の手で引っ掴みーー。

 

ZUGYAGYAGYAGYAGYAAAAaaaa!!悲鳴も断末魔も上げる間も無く!2人のヴィランは脊髄を頭ごとぶっこ抜かれ、即死!そのまま地面に痙攣して崩れ落ちる!

 

「な、にー!」

 

 その近くにいたモヒカン頭のヴィランに、冷たい捕食種の如く双眸が狙いを定めた!瞬間!

 

「せりゃああああーー!」

 

「あがぁあーー!!」

 

KRAAK!!緑谷の膝がモヒカンヴィランの股のナッツ二つを粉砕!!彼の遺伝子はここで途絶えた!それで終わらない!!

 

「死に腐れ!!」

 

「うわあああ!?」

 

「ぎやぁあああ!!」

 

ZUBABABAAAAaaa!!そのままモヒカンヴィランの脊髄をぶっこ抜き、脊髄の端を握り締め、周りのヴィランに叩きつけた!

 

「ひ、ひっ!うぁあああーー!」

 

「Get Over Here!!」

 

 戦意喪失して逃げ出すヴィラン達!その1人の首に巻きつくは鎖!そのまま引き込まれて!!

 

SMAAAAAASSHHH!!緑谷のアッパーカットにぶっこ抜かれて空を舞う、ヴィランの生首脊髄は、前衛手首ヴィランの足元に落下した。

 

「な、な、なんだよぉ、これぇ!ヒーローが人殺してんじゃあねぇよぉ」

 

「残念だったね……ヒーローの中には……血も涙もなく悪を殺し正義を執行するキャラクターだって居るんだ!!」

 

「コミックの中だけだろォオオ!?」

 

 これはなんだ、なんだあいつは!こんなヒーローが居てたまるか、いや、ヒーローですら無いガキがここまでできるのか!そんな血濡れ上半身裸のガキが、指を刺して宣告する!

 

「Finish Him!!」

 

 死の宣告!それと共に踏み込んだ緑谷に、前衛芸術ヴィランが手を伸ばしたが、それを手で打払い胴体をガラ空きにする!!

 

「バ、イ、オレントォオオオ!!!ラァアアッシュ!!!」

 

 叩き込まれる殺意の連撃!さまざまな急所に、容赦なく叩き込まれる必殺の連撃が、頭蓋を肋骨を大腿骨を!上腕骨を粉砕していく!!

 

「フェイ!タリィ!ティイイイイイーーーー!!」

 

 最後の正拳、それを胸板に叩き込み、吹き飛ぶ前衛ヴィラン……その姿は最早……人の形をなんとか保っている、自動車事故にあったかのようにまでなっていた。

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