【原作完結】僕の脊髄ぶっこ抜きアカデミア【オリジナルストーリー開始】 作:ぶっこ抜きデク
「集合をかけたのに……遅いな皆……」
「慣れねぇ正装で手間取ってんじゃねぇか?俺も、結構ギリギリだったし、女性陣は化粧とか……」
セントラルタワー7番ロビーにて、雄英生徒パーティ出席者は集まっていた。時間通り集まっていたのは、飯田に轟、そして上鳴と峰田だった。
まだ姿が見えない者が多いと、時間厳守で最初に来た飯田が、こうも遅刻が多いとはと嘆くと、そもそもパーティの正装に着なれてなくて手間取っているやもしれないと轟はフォローした。
「な、なんつーかよ、改めて緊張しねぇか?峰田、なぁ?俺こんなの着たの初めてだよ」
「おちおち、落ち着こう上鳴!緑谷の父ちゃんがわざわざ選んでくれたんだ、ビシッとしないと!」
正装を久からコーディネートされた上鳴と峰田は、しっかりと着こなせているかと互いに確かめ合っていた。
そうして皆が待っている中、ロビーへ最初に現れたのは麗日お茶子だった。
「ごめーん!遅刻してもうたぁ!」
「「おおーー!!」」
ピンクのパーティドレスに身を包んだ麗日が現れ、そのすぐ後にまた扉が開けば、八百万が現れその背後に耳郎が、八百万の影へ隠れるようにしながら入ってきた。
「申し訳ありません、耳郎さんが……」
「「オーイエス!イエス!!」」
クラスメイトの普段見せない可憐なドレス姿に上鳴と峰田が興奮して声を上げる。八百万の影に隠れた耳郎も出てきながら、両耳のイヤホンジャックを弄りながら出てきた。
「うち、こういう格好はその……何というか……」
「耳郎ちゃん似合っとるよ!恥ずかしがらんでもいいって!」
恥ずかしがる耳郎に麗日は似合ってると笑って声をかける中、上鳴と峰田はーー。
「馬子にも衣装って奴だな!」
「女の殺し屋みてぇ……」
などと、コメントを呟いたが為に彼女のイヤホンジャックが耳に突き刺さりーー。
「黙れ」
「「あだぁぎゃあぃあああ!?」」
音波攻撃で、脳を揺さぶられたのだった。峰田は痙攣して倒れ、上鳴は手に膝をついて揺れに何とか耐えた。
「何だよ褒めたじゃんかぁ……」
「褒めてないんだよ、その言葉は……あんたらも着られてるって感じだよ全く」
お返しに2人の正装も似合ってないと憤りを見せながら耳郎が呟く。
「あれ?出久くんは?」
「まだ来てないみたいですが……」
さて、そんな中で出久の姿を探す麗日と八百万。しかし次に開いたのはパーティ会場側のドアだった。
「みんなここに居たの?パーティはじまってるわよ?」
現れたのはメリッサだった。ブルーのドレスに化粧もして、ヒールで走って揺れる双丘に上鳴と峰田はテンションが上がった。
「うおーー!真打ち登場だぜ!!」
「やべーよ峰田俺どうにかなっちまうよ、どうしよーー!?」
こんな美人とパーティをご一緒にできるとか、テンション最高潮だと2人して涙を流す。しかしだ、轟は彼らを現実へ引き戻すキレのいい台詞を放つのだった。
「緑谷の婚約者、綺麗だな……」
「「そうなんだよなぁ!!くっそー緑谷ぁ!!」」
女性に対してあまり反応が無い轟ですら、驚いてそうこぼした言葉に上鳴と峰田の涙が血に染まった。
「ああ、ごめん皆……遅刻したから入ってるものかと」
そのメリッサの背後から、最後に現れたのは緑谷出久だった。
「てんめー緑谷ぁ!!羨ましいなぁこらーーあ……」
「せめて知ってる女の子紹介……お……」
せめて悪態の一つは吐かせてもらう、そうしてメリッサの後ろからドアを出て現れた緑谷の正装に、2人は沈黙した。
「どうかした?」
2人だけでは無い、飯田に轟、麗日に八百万に耳郎も、彼の正装にはあんぐりと驚くしかなかった。
父親が選んだ正装らしいが、よくわかっているというか、確かに着こなしているのは凄い。しかしだ……紫に黒を基調としたそのスーツとコートに、皆が言った。
「あの、緑谷くん……ヒーロースーツもそうだが、ヴィランだな見た目」
「わりぃ緑谷、似合ってるがどう見ても悪の財閥の代表にしか見えねぇ」
「緑谷くんは相変わらずやねぇ、でも似合っとるよ」
「着こなすのが難しいのに、着られてないですわ……やはり体格もあるのでしょうか?」
「あー……うん、逆に凄いね緑谷……」
「なぁ、緑谷……ス◯ブラでガ◯ンを崖から放り投げてなかった?」
「同じ技擦って即死コンボで顰蹙買ってなかったか?」
「よーし、上鳴くんに峰田くん、最速風◯拳から空Nルートで彼方まで殴り飛ばしてやるからそこに並べ、誰がカァ◯ウヤァミ◯ィマァだこら」
だれが冷血御曹司だお前らはと、拳を打ち鳴らして緑谷は上鳴と峰田を星にしてやろうとしたが、流石に轟が止めたのだった。