【原作完結】僕の脊髄ぶっこ抜きアカデミア【オリジナルストーリー開始】 作:ぶっこ抜きデク
25話 放送倫理機構
「ダメでしょ、幾ら何でも彼が出たら」
雄英高校職員会議は、難航を極めていた。来る行事の、とある問題が解決しないのだ。教師の1人スナイプがそうまず難色を示した。
「全国のトッププロも観戦するし、全国放送だ……そんな場所でもしも彼が個性を使いでもしたら……」
「それを言ったら私は18禁ヒーローなのに毎年出てるのだけど?」
「貴女はR-18だが、この子は後ろにGが付くんだ、スナッフビデオを全国放送する気か?」
スナイプの意見に合意したのはエクトプラズムであった、なら私はどうなのだと倫理的に同じだから出せというミッドナイトに、全然違うだろとブラドキングが反論する。
「この行事は……生徒達の登竜門です、それを個性がどうで彼だけ奪うのは違うと思いますが」
「しかし放送倫理がなぁ」
相澤は生徒の機会を奪うのは駄目だと断固賛成の意思を取り、プレゼント・マイクは放送の倫理がと踏み込めない。
「ふむ、ではこうしましょう……」
根津校長は、教師たちに提案し……。
「では、緑谷出久が最終種目出場となった場合、このルールを行使する事にする。さて、次の議題だが……ヴィラン襲撃事件のーー」
オールマイトが次の議題に移った。
いよいよ……一年に一度のイベントが迫る。
『雄英体育祭』
かつてあったオリンピックが形骸化し、その代わりとなった、雄映高校の体育際は、いずれヒーローを目指す者達の祭典であり、彼らにとっては最大のチャンスでもある。
全国放送は勿論、さらに全国のヒーロー達が事務所のサイドキックスカウトの為に観戦しに来る……ヒーロー科にとってはまたと無い機会なのだ。
ここで活躍すれば、プロヒーローへの大きな一歩を踏み出せる。こればかりは、1-A全員、やる気に満ち溢れて待ち遠しいと活気が出ている。
「ふっ……ふっ……」
無論、緑谷出久もその1人で、早速トレーニングに励んでいた……教室で。
「す、すげぇ!砂藤を背中に乗せながら片腕の小指一本で腕立てしてやがる!?」
もはや曲芸じみた筋トレを興奮して見る切島に、緑谷は汗に濡れた笑顔で言った。
「切島くんも……乗って……いいよ……」
「マジィ!?わぁ、まじでペース落ちてねぇ!」
砂藤と背合わせで緑谷の背中に乗り、更なる負荷をかけようと腕立てのペースを落とさない様に声を上げる。
「汗くせぇんだよ!家帰ってやれやクソヴィラン!!」
「たしかに、爆豪くんの言うとおりだね?キミの肉体美は見飽きないが、汗の匂いは少々堪えるよ、まるでロウリュしたサウナじゃないか」
汗でサウナになってると、こればかりは爆豪がキレるのは分かると、窓を開けて青山が換気する。
「おーっす、うおっ!何この湿気!?フィンランドサウナ!?」
「はよー、うっお……朝から眼福」
上鳴と耳郎が、たまたま同じタイミングで教室に入って湿度凄まじい教室と、緑谷のボディラインに感想を漏らした。
「楽しみで仕方なくてさ、体育祭……身体が疼いて仕方なーー」
「服を着ろ緑谷」
「さぶぅううう!?」
「そして男の嗜み、AX◯」
楽しみで筋トレで疼きを押さえていたんだと宣った矢先、登校した轟に触られて身体を氷で冷やされ絶叫し、その場にパタリと倒れるや、さらに制汗剤まで噴射される緑谷。
「……いい匂いだね……僕8×◯使ってるけど何使ってるの?」
しかし……自分がこんな場所で筋トレしてるのが間違いだとは理解している為やり返しはせず、立ち上がるやむしろ制汗剤が何かを緑谷は聴きながら制服を着るのだった。
あのヴィラン襲撃……いや『緑谷個性暴露事件』から、緑谷はクラスメイト達とさらに打ち解けていた。