※この作品はR-18です。

【原作完結】僕の脊髄ぶっこ抜きアカデミア【オリジナルストーリー開始】   作:ぶっこ抜きデク

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幕間 ケツア◯の呪い

「よっし、じゃあ作戦会議始めようか」

 

「「「イエッサー!!」」」

 

「おおう……勢いが凄い……」

 

 緑谷チームは、来る物間&心操チームとの演習に備え作戦会議を開始した!初戦の蛙吹チームの勝利に負けてはいられない、特別参加者の心操が入る相手チームを今度はこちらが迎え撃つ。チームメイトの峰田、芦戸、麗日は緑谷の号令に敬礼で応えたが、そのノリに緑谷はちょっとびっくりした。

 

「まぁとりあえず楽にして……相手の出来る事やこちらができる事を纏めて、どうするか考えよう」

 

「よっしゃ」

 

「コンボつくろー!必殺っぽいの!!」

 

「心操対策、考えねぇとなぁ……」

 

 初戦を終え、作戦タイムを取れる陣営もA組B組共に集まりだした。自分達の個性でできる事、どのように攻め、守るか、主軸とするのは?

 

 この対抗戦は、一年の総浚い。実力の確認でどの位置に自分は居るかを確認する演習でもある。

 

 

 

「よし、まず勝利条件を確認しよう」

 

 緑谷はそう言って自らのノートに書き記した。

 

 

 

勝利条件

 

①相手チーム5人のうち、4人を牢屋に入れる。

 

②物間寧人のケツ◯ナの完全破壊。

 

 

 

「条件②が簡単だから、そっちを狙ってーー」

 

「出久くん?真面目にやろうな?」

 

「あ、はい、すいません」

 

 流石にあかんよ?にっこり笑って緑谷を注意する麗日に、緑谷は悪ノリを謝罪して勝利条件②を横線で消した。

 

「さて……改めて僕たちのチームの個性を纏めてみるとなんだけど……遠距離攻撃に乏しいチームだと思う」

 

「言われてみりゃ……確かに」

 

 まず自分達の個性を纏めてみた結果、全員の間合いが近、中距離戦に特化していると緑谷が述べ、峰田が確かにと頷いた。

 

「麗日さんの無重力で物を浮かせて投げつけてはできるけど、連射力には乏しい、対して……相手の柳レイ子さん、個性によっての遠隔操作が遠距離を担えてる……」

 

「ほほー……」

 

「さらに、小大さんの個性、サイズが、あらゆる物の大きさを変えれるから、それを使ったコンビネーションは使ってくるのが予測できる……タンクを小さくしてポルターガイストで飛ばして元に戻して叩きつけるとかね?

 

「出久くん、よう皆の個性知っとるね……」

 

 次々と、対戦相手陣営の個性を暴露してそこから何をしてくるかを予測する緑谷に、麗日は驚いた。そして思い出す、雄英体育祭時点で緑谷は『一年生全員、全学科の個性を頭に叩き込んだ』と、豪語していた事を。

 

「あの時の言葉、本当やったんやな……凄いわ」

 

 自ずと出てきてしまった麗日の言葉に、緑谷は笑って言う。

 

「今はもう、全学年全生徒の個性を頭に入れてる、何だったら今年のプロヒーロー名鑑の全ヒーローの名前と個性もね?」

 

「マジかよ!?」

 

「流石ヒーローオタク……」

 

 緑谷出久はヒーローオタク、幼少からヒーローになる為様々なヒーローの事を綴ったノートは今でも書き綴っている。そして、その情報は戦いにおいて武器となる。ノートにつらつら相手の個性から如何様な手段を使ってくるかをどんどん記していった。

 

「小大さんのサイズに、柳さんのポルターガイストからのコンボ……近接は庄田くんのツインインパクト……あ、これでポルターガイストで操る物を時間差で更に暴れさせたりもあるか……そして、こちらのコミュニケーションを断つ妨害工作の心操くんに、誰にでもなれるジョーカーな物間くん……厄介極まりないチームだよ」

 

 B組は、遠中近距離全て揃って更には妨害工作付きのバランスよし厄介極まりなしと緑谷は評した。特に、と緑谷はこのチームの一番厄介な奴として物間を『ジョーカー』と評し、ノートに記した名前に丸で囲んだ。

 

「コピーだっけ、相手の個性をそのまま真似できる……誰にでもなれる個性って事だよね」

 

 物間の個性、その厄介さにジョーカーと評した緑谷へ芦戸が頷いた。

 

「触ってしまえば、触った相手の個性を5分間は使えちまうんだよなぁ……あ、でも確か三つまでとか聞いた事あるな」

 

 その個性のいやらしさに、峰田は歯噛みするが、ふとそのコピーできる個性は三つまでと聞いた事があると思いだす。それを聞いた緑谷は峰田に待ったをかけた。

 

「その情報、どこから出てきたの?」

 

「え?あー……何だっけか、林間合宿だっけ?」

 

 情報の出所を尋ねられた峰田は、どこだったか噂か、林間合宿中に聞いたようなと呟く。

 

「古いな、高く見積もっとこう、彼も僕らと同じ成長してるんだから、10分は持つと仮定し……この演習中は触れ直して無制限使える手立てもある……その三つしかコピーできないもブラフな可能性がある」

 

 数ヶ月前の実力と、この日の実力は明らかに更新されているとしか思えない。高く見積もって当たろうと、油断をしないように掛かる事を決める。より強い仮想敵として緑谷は物間を設定した。

 

「て事は……この演習中物間は、触れさえすればオイラたちを含め全員に、無制限になれる、くらい身構えとかないとダメか」

 

「それやったら、どうやってこっちは攻めようか」

 

「私たちの個性って、向こうに比べたら本当に応用の幅が無いからね」

 

 相手は応用から幅広い戦術が取れる個性が揃った相手。対してこちらは……。

 

 

 

 麗日お茶子!個性『無重力』!触れた相手や物体を無重力にして浮かす事ができる!

 

 

 

 芦戸三奈!個性『酸』!溶解液を体から分泌する事ができる!

 

 

 

 峰田実!個性『もぎもぎ』!粘着力の高い球体を頭部からちぎって取り出せる!その球体は、自身にだけはバネのように跳ねる性質を持つ!

 

 

 

 緑谷出久!個性『脊髄ぶっこ抜き』!相手の頭部ないし、頸部を掴んで脊髄を引っこ抜き、殺害する事ができる!ハメ直したら蘇生可能!そして、相手の脊髄を支点に相手を手元に引き寄せる事ができる!

 

「不利……」

 

「不利だ……」

 

「うん、不利だね」

 

「こうしてみると、やっぱり緑谷の字面が一人だけ恐ろしいよなぁ」

 

 相手に対してのこちらの、近、中距離しか対応が難しい偏りようよ。そして改めて緑谷の個性だけ仰々しいなと峰田は頷いた。

 

「ねぇ〜緑谷ぁ……もう開始と同時に全員の脊髄を刈り取りに行くのがいいんじゃないかな?」

 

 もう面倒だ、緑谷がB組の首をぶっこ抜けば勝てるじゃんと芦戸がぶー垂れて言うが、緑谷は流石にできないと断る。

 

「ダメに決まってるでしょ、授業中でも僕のそれは禁じ手として、先生方にはストップ掛かってるんだ、授業にならないからって」

 

「実践だったら最強なんだよなぁ……」

 

 授業にならないと緑谷の脊髄ぶっこ抜きは、先生方々からの封印解除命令が無いと授業で使用禁止になっている。その代わり、緑谷はその個性から派生した『引き寄せ』を授業では使っている。

 

 ここまで偏ったチームだと、戦略の幅が少ないと皆の士気が低下する中、緑谷はにっこり笑って3人に言った。

 

「けど……向こうには無い、こっちの強みはあるよ」

 

「え?そんなのあった?」

 

 確かにアンバランスなチームだ、しかし、こちらには向こうには無い強みがあると緑谷の言葉に、麗日が尋ねた。

 

 

 

 

 

「じゃあ、勝利条件の確認と行こう」

 

 そして緑谷とぶつかる物間&心操チーム。庄田がまずは勝利条件の確認からだと宣う。

 

「まず、相手チーム全員を自陣の牢屋に入れる事」

 

 柳レイ子がまず第一の条件を確認し……。

 

「もしくは……時間いっぱい物間くんのケツ◯ナを死守する事……」

 

 そして第二の勝利条件を口に出して、物間はびっくりした。

 

「小大さん!?何言ってんのかなぁ!?」

 

「現実的にみれば、条件②を達成されないように立ち回るのが無難だが……」

 

「心操くんまで!?」

 

 と、物間=ケ◯アナ図式という呪いは、B組にまで侵食していた。それもこれも皆、緑谷出久が原因である。

 

 体育祭が始まりであった、物間の自業自得ではあるが、爆豪に爆破され、轟に凍結されてそこから緑谷に脊髄をぶっこ抜かれて、自らの脊髄をケツア◯に突き刺され一晩オブジェにされたのが始まり。

 

 そして職場体験後、期末試験前。こちらも自業自得で、ステインの件を言ったら緑谷の逆鱗に触れ、緑谷と峰田の『ヒーロー業界1最低なコンビネーション』こと『ソーリー・バービー(今から貴方の彼氏のケツ、めちゃくちゃにするの)』によって峰田ビーズに貫かれ救急搬送された。

 

 三度目は文化祭、準備期間中に挑発したら、遂にB組の泡瀬に木材でブスリ♂された。

 

 全部自業自得の逆恨みだが、ここまで呪いを広められた恨みを物間は緑谷に抱いていた。この直接対決で、物間は是が非でも緑谷に、A組に勝ちたくて仕方なかったのだ。

 

「冗談はさておいて、気をつけるべきはやはり……」

 

 庄田が冗談はここまで、真面目に作戦を練ろうと方向修正に入る。そして戦うA組で一番気をつけるべきはやはりと、黒のヒーロースーツらしからぬスーツで皆と語らう緑谷の姿を見て言う。

 

「緑谷だよね、一人だけ個性がおかしいもん……」

 

「それだけじゃなくて……単純に近接が強い、勝てる人居る?」

 

 柳レイ子も、小大唯も弱気な感想が出てくる。

 

 

 

『A組総大将』緑谷出久。

 

 

 

 体育祭優勝の爆豪勝己、準優勝にしてエンデヴァーの息子たるサラブレッドの轟焦凍を差し置いて……未だに『雄英高校一年最強』と呼ばれるその実力に偽りは無い。

 

 自分達の相手を再認識して、B組もまた、作戦を練り始めた。

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