※この作品はR-18です。

【原作完結】僕の脊髄ぶっこ抜きアカデミア【オリジナルストーリー開始】   作:ぶっこ抜きデク

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265話 ライン越え、あかん!

最終戦が始まった、緑谷はその引き寄せで配管に自らを反動で引き寄せて飛び交い、チームである他の3人より先に進んでいく。これを、作戦と呼べるだろうか……しかしこの組み合わせでまともにやり合うならこれしか無いと緑谷も、麗日も、芦戸も、峰田も合意してくれた。

 

 

 

 

 

「四つほど作戦を立てたんだけど、聞いてくれないかな?」

 

「お、何々、どんな作戦?」

 

 自分たちの番になる猶予を使い、緑谷は4つほど作戦を立てたと3人に確認と選択をお願いしていた。集まった皆の前で、まず一つと作戦を提示する。

 

 

 

作戦その①『もぎもぎゼログラビティ空爆作戦』

 

「おいらと麗日の個性を使った作戦っぽいな、何するんだ?」

 

「まず、障害物や瓦礫を集める、そこにもぎもぎを取り付けて、麗日さんの個性で浮かせて無作為に投げつけて、解除して降り注がせて数打ちするって作戦」

 

「派手な作戦だねぇ……」

 

 第一の作戦は、無差別空襲による捕獲作戦。もぎもぎを取り付けた瓦礫を麗日が浮かせ、投げに投げまくり空襲による攻撃。相手の遠距離戦に対してこちらも遠距離でやり合う方法だが、麗日が手を上げた。

 

「街の被害を無視する事になるよ、被害は最小限に抑えんと」

 

「うん、それ度外視の作戦だからまぁ総評で絶対言われるよね……」

 

 麗日から、訓練で被害の度外視は指摘されると待ったをかけられた。

 

 

 

作戦その②『シンプルイズベスト、囮作戦』

 

「これ、作戦と言えるかなぁ……僕が敵陣に切り込んでガンガンに掻き回して、そこを突くって」

 

「まぁこのメンバーでやるなら一番はこれかもしれないなぁ」

 

「アタシは構わないよ」

 

 ただの独断先行を、作戦とは呼べないのではと言う緑谷に、この面子で戦うならば一番いいかもしれないと峰田が言う、芦戸も頷き、麗日も一番妥当かと納得する。

 

 

 

作戦その③『アシッドレイン作戦』

 

「アタシが主役の作戦!?どんな作戦なの!!」

 

 その作戦名から、自分主体の作戦と聞いてワクワクする芦戸に、緑谷は淡々と語った。

 

「まず、僕の鎖なり持ち込むワイヤーなりつかって芦戸さんに括り付け、ゼログラビティで浮かせます」

 

「うんうん!」

 

「空中から相手方の侵攻してくる範囲に芦戸さんの今一番強い酸を空から噴射して、酸性雨を降らせて溶ける前に降参を促す、早く洗い落とさないと化学火傷や失明すらーー」

 

「怖ぇえんだよ緑谷!!倫理的にアウトだよ!!」

 

「「えー?」」

 

「えーじゃないよ、二人とも」

 

 峰田が流石に待ったをかけた。訓練の範疇で考えろと言われ、緑谷と芦戸が不満げな顔を見せるが、麗日もあかんよと止め、この作戦は却下された。

 

 

 

作戦その④『ヴィランになりきれ!人質作戦』

 

「お互いヒーローであり、ヴィランというわけなので、この作戦どうかなと……」

 

「おい、マジで一線越えるのはやめてくれよ……」

 

 最後の作戦はもう物騒極まりないと、峰田がとりあえず話を聞く事にする。そして緑谷からの作戦が語られた。

 

「まず……小大さんか柳さん、どちらかを全力で見つけて確保します」

 

「うん?物間くんや心操くんやなくて?」

 

「女性である事が重要なんだ」

 

 あ、この時点でもうダメだと峰田は緑谷のヒーローらしからぬ倫理皆無な作戦を予想してしまった。

 

「捕まえたどちらかを見えやすい場所に拘束して、芦戸さんの酸の威力を見せつけ、これを顔にかけられたくなかったら降伏しろと脅迫をーー」

 

「「「却下ぁああ!!」」」

 

 3人は緑谷に思い切り叫んだ、ヒーローの取る作戦じゃあねぇよと。

 

「駄目かぁ」

 

「「「駄目に決まってんだろ(でしょ)!?」」」

 

 もう!このヒーローの皮を被ったヴィラン!!超えちゃいけないラインを易々踏み越えるなと、絶対ダメだと4つ目の作戦は却下された。

 

 当然である。

 

 

 

ーーというわけで、お叱りを受けて3人から正座させられながら話し合いをした結果、作戦②でいく事になった。

 

 爆豪チームと変わりないが、被害を最小限かつ、チームアップで戦うならばこれしかあるまいと緑谷は、紫色の稲妻を体に走らせパイプ群の上を跳ねて進んで行く。

 

 自身が囮になり、掻き回して、隙を作る。その為に彼方此方を飛び跳ねた緑谷だが……開始2分で接敵は無い。

 

 となるとーー緑谷が思いつく相手の作戦は、柳レイコを主体とした遠距離戦かと考え、いよいよ緑谷は相手の牢屋近くまで踏み込む事に決めた瞬間ーー突如、視界の外からドラム缶が勢いよく緑谷向けて向かってきたのであった。

 

「はぁあぁ!!」

 

 思い切り蹴り抜いてドラム缶を弾き飛ばし衝突を回避する緑谷、パイプの上に着地してあたりを見回し、下方の地面にいよいよ敵を見つける。

 

「やっぱり来たね、キミ達ならまぁその手を取ると思ったよ」

 

 三つの時計を指で弄びながら、物間寧人は言った。

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