【原作完結】僕の脊髄ぶっこ抜きアカデミア【オリジナルストーリー開始】 作:ぶっこ抜きデク
「んで、話して貰おうか?仲良くいちゃついて隠してたことをよぉ?」
「やっぱり覚えてたかーー……」
「ちゃんと話しておかなきゃならいよね、キミには……」
実践報告会を終えたからそのまま今日の授業も終えて寮に帰る……とはならなかった。仮眠室のソファに座ったオールマイト、そして対面に座す爆豪と緑谷……話とはつまり……。
「OFAってあんたの個性……そんでもってクソヴィランのAFO因子と、OFAの欠片……洗いざらい吐いてもらうぞ」
「とりあえず……ホワイトボード用意していいかな、かっちゃん」
緑谷出久の個性、そしてオールマイトの個性、AFO因子についてだ。
12月の、ヒーロー公安委員会による『ヒーロー育成プロジェクト』における、那歩島の事件にて……緑谷出久は、爆豪勝己と『融合』した。
この時に、緑谷と混ざり合った爆豪は、緑谷のうちに抱えていた物や景色を見たらしい。そこから……全てが露呈した。
爆豪がヴィラン連合に攫われ、神野の戦いでオールマイトと緑谷が合体した事も。それにより、オールマイトの個性OFAの欠片と、歴代継承者の意識が緑谷に宿った事。
それにより、緑谷出久は何故か『変身』が可能となるばかりか、歴代のOFA継承者の個性が『変異』して発現した事も。
その原因は……。
「テメェも災難だなぁクソヴィラン……あの金玉の因子をガキの頃に打ち込まれたなんざ……」
『AFO因子』緑谷出久の血液より検出された、個性因子情報より照らし合わせた結果、AFOと10%の同パターンの遺伝子が見つかり、その因子は名付けられた。
「マジやめてかっちゃん、タマキンの因子って本当……あってんだけど言い方一つで身の毛がよだつから」
「ヴィラン相手だからこう言ったらなんだけど、正式名称を言おうね二人とも」
正式名称は言おう、ヴィラン由来で言いたく無いのはわかるけど。と、オールマイトから注意が入った。
「成る程な……荒唐無稽だが納得できらぁ、俺の脊髄を剣にするわ、オールマイトに至ってはベルト、半分野郎は槍に……個性を引き出して自分の武器として扱うのは、AFOの個性、奪取と譲渡が因子に刻まれてるからか」
「理解が早くて助かるよかっちゃん……」
さて……これだけ話した後だ、爆豪のかっちゃんの反応はいかに。ふざけんなとめちゃくちゃ怒るのか……はたまた大変だったなという哀れみか……爆豪は……ニヤリと笑って叫んだ。
「勝ったぁあああああああーーーー!!」
「うるさ!?ちょっ、何一体!?」
唐突な勝利宣言と、嬉々とした顔で緑谷の顔を指さして爆豪は言い放つ。
「テメェは所詮!色々借り物しておいて俺に追いつかれた挙句に、エンデヴァー事務所のインターンで追い越された!!テメェは無様な失敗続き!!俺は爆破一つで着実に成功!!ヒーローとしてはテメェに天と地の差をつけたわけだ!Q.E.D!!」
いよいよもって俺はおまえを追い越したぞと宣言する。長年の鬱憤全部をここで晴らしてやったぞと笑顔を見せる爆豪に、緑谷は……。
「言ってくれるね……確かに今は追いかける側になったさ、けど……キミの目指す勝って救うヒーローとやらには、僕より強くないといけないんじゃあ無いかなぁ?はっきり言って……今の僕はエンデヴァーとガチバトルで勝つくらいは実力とやる気に満ち溢れてるよ?」
ヒーローとして追い越された、それは認めよう事実だ。しかしNo.1ヒーローを超えるなら、僕と戦って勝ってからにしてくれるかと……緑谷は久々に売り言葉に買い言葉と爆豪に乗った。
「ああ?半分野郎に体育祭に負けた雑魚ヴィランの言葉なんざ聞こえねぇな?」
「つい最近まで僕に怯えてたエセヒーローが言うじゃあないか、ええ?」
「こらこら二人とも……」
二人して立ち上がり額をぐりぐり擦りあってメンチを切り出し、ついに二人して同時に言い放った。オールマイトは、競い合うのはいいが流石に喧嘩はやめなさいとなだめにかかるが……。
「「表に出ろやぁああああ!!クソヴィラン(エセヒーロー)!!」」
二人して一気にヒートアップして襟首を持ち喧嘩が始まろうとした。
「や、め、な、さ、い!!」
この日、オールマイトは久々にマッスルフォームを発動し、二人に拳骨を振り下ろし……雄英高校校舎で震度5弱が計測された。
「い、引退したんじゃねぇのかよ……」
「いたぁい……久々のオールマイトタンコブ……」
「これでも鍛え直して、10秒は戦えるようなってるのさ!いや本当、久々に私が!鉄拳制裁の為に来たごぱぁ!!」
オールマイトの鉄拳制裁により、二人してうつ伏せで、タンコブを作って痙攣するのだった。