※この作品はR-18です。

【原作完結】僕の脊髄ぶっこ抜きアカデミア【オリジナルストーリー開始】   作:ぶっこ抜きデク

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scene2 イズクと??? 仲良く喧嘩しな

 爆音と煙があがった瞬間には、緑谷も爆豪も轟も買い出しの食品を投げ捨てて一気に飛び出していた。エンデヴァー事務所のインターンの賜物か、煙からアフロとリーゼントの男が逃げ出して、叫びが上がる。

 

「宝石強盗だぁああ!捕まえてくれぇえーー!」

 

 宝石店の強盗事件!白昼堂々とはよくまぁと緑谷達はヴィランに迫る!

 

「くそ!ヒーローだ!!」

「いつものところだ!ケース頼むぞ!!」

 

 二人のヴィランがそれぞれの道に分かれた!アフロのヴィランは何やら光と軽い爆破で勢いをつけ、リーゼントのヴィランは自らの身体を竜巻にして逃げる速度を上げた!

 

「テメェらは右いけ!」

「わかった!!」

 

 爆豪の指示で緑谷と轟はリーゼントのヴィランに、爆豪はアフロのヴィランの対処に向かう!

 

「どけどけどけぇえーー!!どけっつってんだろーー!」

「うわぁああ!?」

「きゃああ!?」

 

 街路の一般人を空中に巻き上げるリーゼントのヴィランに、緑谷は自分がやるべき事はと手をかざす!

 

「人形使いの糸!!(マリオネイター!!)」

 

 エンデヴァー事務所で手にした新たな個性の深化!!巻き上がった一般人達をしっかり空から引き寄せて安全確保しながら、緑谷は轟に叫ぶ!

 

「轟くん!犯人を頼む!!」

「まかせろぉ!!」

 

 轟が建物の壁面を氷で凍結させながら滑り、リーゼントのヴィランを追って裏路地に消えた。それを確認しつつ緑谷は、しっかり安全重視で操り人形の糸で助けた人々を下ろしてから、後を追う!

 

 裏路地は凍り付いて、奥には伸びたリーゼントのヴィランを轟がすでに見下ろしている状態だった。

 

「轟くん!」

「緑谷!ケースが無ぇ!!」

 

 呼びかけた瞬間、まだ事件は解決してないと理解する。たしかこのリーゼントのヴィランがケースを持っていた筈だと近づいた最中、ふと右の視界に緑谷は捉えた。

 

 にんまり憎らしげに笑って、ケースを抱えた少年に、緑谷は緑色の瞳をビカァアアン!と赤く光らせた。

 

「仲間が居たか!!待て!!」

 

 そこからのロケットスタートで追跡した緑谷だったが、すぐ噴水広場に出ると、仲間の少年の姿は見当たらなかった。

 

 撒かれたか?あんなすぐに?何か個性を使ったかと注視してあたりを見回した最中……クラックションが鳴ったので、その方向を見れば、少年の姿を見つける。

 

「早いな、逃げ慣れてるあたり……常習犯か!!」

 

 こんなにすぐ距離を広げているその足の速さ、恐らくこの街で盗みに慣れているヴィランだろうなと、緑谷は即座に自らを引き寄せ、噴水の上で一度着地してから即座にまた引き寄せ少年との距離を詰める!

 

 しかしまた少年の姿が消えたが、即座にあたりを見回すとマンションの外壁の非常階段を駆け上がっている姿を捉えた!

 

「逃すか!!」

 

 緑谷は懐からグラップルガンを取り出しつつ、引き寄せで自らを高く飛翔させ!その少年に追いついた!

 

「うおお早ぇえ!?」

「大人しくお縄にーー」

 

 グラップルガンで簀巻きにしてやると向けた瞬間、緑谷の視界が遮られたーーそして。

 

 ぶぅう!?

 

「あーーぎゃああああああ!!」

 

 凄まじい悪臭が緑谷の顔面を覆い尽くし、緑谷は自由落下した。

 

「へへっ、残念でした」

 

 落ちゆく中、ピンクの小鳥が翼で中指立てたのと嬉々として落ちていくのを眺める少年を見て、緑谷は左右に顔を振るい悪臭を遠ざけた。あの小鳥……顔面に屁を叩き込みやがったと、着地した緑谷はーー二、三歩ふらついてから、少年の逃げた先を見上げ……。

 

「逃すと思ってるのかあああ!!」

 

 緑谷、怒りの個性行使による大ジャンプ!!建物の高さを悠々と超えてなんと少年の前に降り立つ!

 

「その首!ぶっこ抜いて殺る!!」

「どぁああ!?」

 

 明らかに捕まえれるタイミングかつ、臆した隙を取った!が……その最中でもこの少年は驚愕から一気にニヤケ面になるや、アタッシュケースを空に投げて、何と緑谷の頭上を軽業師の如く飛び越えた!

 

「なにっ!?」

「この町で俺を捕まえれると思ってるのかい、ヒーロー」

 

 まさか抜かれて逃げられるとは思わず、さらにそのまま次の建物まで見事なジャンプで着地し、一気に駆け抜ける様に……ヴィランながら緑谷は感服してしまった。

 

「素の身体能力であれか!?見事なーーじゃない!!」

 

 緑谷とその少年の、パルクール鬼ごっこは続く!引き寄せ、そして『人形使いの糸』を使えば楽に捕まえれると思うだろうが、緑谷の個性は『動き続ける標的』には狙いを定める事ができなかった、真っ直線に前へ進む標的ならまだ可能だが、この少年見事にあちこち様々な障害物から何でも使い、緑谷は自らの足で追跡する事を余儀なくされた。

 

「元気か!」

「ぶへぇえ!?」

 

 窓をノックしたと思ったら、その家の飼い犬が窓を開き緑谷の行手を阻み。

 

「するするするー」

「おぶ!か、海外のタコ足配線」

 

 路地裏からパイプを降りたらエアコンのケーブルに絡め取られ。

 

「ああ!洗濯物が!!」

「Get Over here!!」

「あ、ありがとう……」

「そ、そう言うのは部屋干しがいいですよー!」

 

 洗濯物を宙にばら撒かれて無視もできないので引き寄せたら、若い美人のえっぐい下着を引き寄せてしまい赤面する羽目になった。

 

 そうしていよいよ、緑谷の視界から少年は消えてしまった。

 

「まだ遠くには行ってない筈……!」

 

 逃してたまるか、まだそう遠くには行ってないと緑谷は追跡のため、空を引き寄せ飛翔した。

 

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