※この作品はR-18です。

【原作完結】僕の脊髄ぶっこ抜きアカデミア【オリジナルストーリー開始】   作:ぶっこ抜きデク

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scene13 合流

 放たれる機関銃の弾丸の雨から逃れる様な飛翔!唐突に現れた軍用ヘリに、緑谷は叫んだ。

 

「軍用ヘリ一機なんてヒーロー1人に割く戦力じゃあないよ!?しかもここ国境だぞ!?ヒューマライズはオセオンとクレイドに戦争させる気かぁ!!」

 

 いかにヒーロー相手とは言え、軍用ヘリまで持ち出してくるヒューマライズのヴィランに、馬鹿じゃないのと苛立ちが爆発する。しかもこんな国境で軍用ヘリを運用して攻撃なんて国際問題待ったなしだと緑谷は叫んだ。

 

「そりゃ世界中に喧嘩売ってる思想団体だからな、今更ルール無用だろ!」

「うわぁそうだった!こいつらそんな団体だった!!下っ端にはマシンガン配備するくらいには資金も装備も充実してたし倫理観なんて今更だったぁ!!」

 

 抱えたロディに、そもそもヒューマライズ自体が世界中にテロで喧嘩売ってる奴らだろと事実を言われてその通りだったと頷く緑谷。そして、ヘリで待ち構えたベロスは弓矢を構え宙舞う緑谷に向け狙いを定める!

 

「左目の恨み!!蜂の巣にしてやる!!」

「ロディ捕まって!!」

 

 ロディに決して離すなとつたえ、放たれた数本の矢を回避する緑谷。しかし矢は追尾機能を持ち、回避した緑谷を追跡する!

 

 緑谷は考える、こいつらがやろうとしてるのは、おそらく『追い込み漁』だろうと。このベロスの追尾する矢でこちらを追い込み、機関銃の範囲まで追い込みそこで蜂の巣にするのが目的だと。

 

 ならばと緑谷は右手に意識を集中させ、返ってきた矢を目掛け手を伸ばした!

 

「黒爪ぇ!!」

 

 OFA.M(ワン・フォー・オール.ミラージュ)の中の個性の一つ、それが変異した『黒爪』が、緑谷の右手の5本指先全てから弾け飛び現れ、伸びて矢を粉微塵にする!

 

「ちぃいい!!」

「使え!!」

 

 矢を防がれたベロスに、同乗していた目元を仮面で隠したヴィランが、拳から鉄球を産出してベロスに手渡した。ベロスはその鉄球を弓につがえ、そして放つ!放たれた鉄球は、その着弾までの間に巨大化して緑谷とロディを押しつぶしにかかった!

 

「!?ごめんロディ!!」

「のわぁあああ!?」

 

 宙舞う緑谷が、ロディを一度離して互いに離れる様に『人形操りの糸』で引き離し、鉄球を回避した。ギリギリ当たる間際をすり抜け、離したロディとジュラルミンをキャッチしようとしたがーー。

 

「撃てぇ!!」

「ファイヤ!!」

 

 ついにそれまで使うかと、緑谷向けてミサイルが放たれた!

 

「うおああああああああ!?嘘でしょおお!!」

 

 放たれたミサイルを真正面に迎え、緑谷は背中を逸らしなおかつミサイルの軌道を無理矢理上空に逸らすよう引き寄せた。

 

 ミサイルは確かに空へ向かった、そして凄まじい爆発音を鳴らし、その爆風は離れてはいても宙の緑谷とロディは崖の上に叩きつけた。

 

「っつぁああ……ロディ!大丈夫!?」

「あ、ああ……!?ケースが!!」

 

 無傷ではないが受け身は取れたらしい2人は互いに安否確認した直後、ロディはケースが離れた場所に落ちたのを見て取りに走り出した。

 

「うぁああ!?」

「ロディ!!」

 

 しかし、それを上空から阻む様に巨大な鉄球が阻み、ロディはケース諸共がけに投げ出されーーそれでもケースを掴み、崖に手をかけた。

 

「ロディ!今助けにーー」

「死ねぇええええ!!」

「くぅうう!」

 

 引き寄せで助けるため駆けつけようとしたが、軍用ヘリの機関銃が合流を許さないとばかり緑谷向けて掃射!そして同乗していた仮面のヴィランが拳から鉄球を生成しながら降りて、ロディの捕まる崖に着地する!

 

 ああこれはまずい、ロディはこの状況に腹を括ったのか渇いた笑みと共に、ケースを空へ投げながら叫んだ。

 

「受け取れ、イズクぅううううーーー!」

「ロディ!!」

 

 ケースが空を舞う、そして真上で巨大な鉄球を掲げるヴィランが声を上げた。

 

「人類の救済をぉおおおーーー!」

 

 その鉄球が振り下ろされる前に、ロディの捕まっていた崖は崩れ落下した。此処で終わりか、弟と妹に申し訳ないなとゆっくり落下していく中ーー背中に冷たさをロディは感じた。

 

「ぁあぁあぉああああーー!?」

 

 その次に感じたのは浮遊感、落ちたはず、なのに上がっていると、ロディは驚きながら景色の変化に叫んだ。

 

 気付けば、鉄球のヴィランが氷漬けにされ、ロディは氷の柱に支えられてそのまま崖の上に下ろされていた。

 

「氷……!まさか!?」

 

 そしてこんな大規模な氷を生み出せる個性を持った人間は、緑谷は1人しか知らない!その出現位置を追って目を向けるや彼は言った。

 

「暗号送るなら、もう少しまともなやつにしてくれ」

「轟くん!」

 

 轟焦凍が、遂に緑谷との合流を果たした。そしてーー。

 

「国境でんなもんバカスカ撃つんじゃあねぇよ!!クソカルトがぁあ!!」

 

 爆豪勝己も合流し、軍用ヘリに攻撃を開始した!

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