※この作品はR-18です。

【原作完結】僕の脊髄ぶっこ抜きアカデミア【オリジナルストーリー開始】   作:ぶっこ抜きデク

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scene17 多分死んでない……多分

 クレイド飛行場から、一機のセスナ機が飛び立った。その操縦桿を握るのはロディ・ソウル。スマホのマップを頼りに、見事な操縦で空を飛んでいた。

 

「大丈夫、操縦の基礎は分かってる……ビビってる場合じゃねぇ……!」

 

 ロディの考えは単純。飛行機で本拠地に向かう、であった。無論無免許飛行だが世界の危機だ、そんな悠長な事言えるわけがない。兎に角、三人をヒューマンライズの本拠地に連れて行けるのは、今自分しか居ないんだと汗を垂らしながら操縦桿を握りひたすら目的地へ向かう。

 

 その後ろ、客席となる後部にて緑谷、爆豪、轟は戦闘準備のためにヒーロースーツへ着替えていた。

 

「轟くん、ヒーロー協会には連絡したんだよね?」

「ああさっき送った、あとは俺たちで本拠地を叩いて、必ずトリガーボムを止める」

 

 ブーツのファスナーを止め、ベストを羽織った轟がそう言うと、爆豪もガントレットのレバーを引いてしっかり動作確認をして言った。

 

「イカれたクソ共を……ぶっ潰す!」

 

 2人とも焚き付けるように言葉を口に出す中、緑谷も左右ガントレットのブレードを確認し、そしてつま先、踵に仕込んだブレードの動作確認を終え、懐から苦無を取り出すや鎖分銅の先を切り替えて、右袖に仕込み終えた。

 

「殺してでも守る……世界を、ヒーロー達を!!」

 

 セスナはクレイドの空を飛び、ヒューマライズの本拠地へと向かった。刻々とタイムリミットが迫る……世界のヒーローは、クラスメイト達はどうなっているのか、不安に駆られるがそれを振り払って、目的を達成すると緑谷は集中した。

 

 セスナの窓を雨が叩いて揺れが強くなり始めた。あれからどれだけ時間が経った?残り時間はと考える中、ロディが声を上げた。

 

「近いぞ!あそこが本拠地ーー!」

 

 その言葉を聞いて、緑谷も、爆豪も、轟も搭乗口へと向かった。

 

「着陸するから捕まってろ!」

 

 近場でセスナを着陸させる気らしい、しかし緑谷はロディに言い放った。

 

「ロディはこのまま引き返して!」

 

 そして搭乗口を開くレバーを下ろして、ドアが開く。緑谷の言葉とその行動にまさかと、意味を理解しながらもロディは聞いた。

 

「何でだよ!?」

「パンピーは大人しくしてろ」

 

 爆豪もぶっきらぼうに釘を刺す言葉を吐き念を押した。

 

「ここからさきはーー」

 

 轟も同じく、この先協力者でも一般人は行かせないと気持ちは同じ。そしてーー。

 

「「「ヒーローの仕事だ!!」」」

 

 三人はセスナから飛び降り、ヒューマライズの本拠地へ降下した。

 

 本拠地からいくつも見える閃光と、飛来して耳を過ぎる風切り音。マシンガンの掃射を前に、爆豪が先陣を切る!

 

「雑魚共は引っ込んでろ!!」

 

 彼方がマシンガンならこちらはAPショットの掃射だと、手のひらから放たれる爆破の弾丸が、ヒューマライズ本拠地の前に陣取る団員達を爆風で無力化していく!

 

 しかしヒューマライズも、本拠地を襲撃されたとあっては苛烈な抵抗を見せた!基本無個性の団員ながら、所属する個性持ちの団員も存在していた!両手の砲身からビームを発射する団員を見て、緑谷は自らを左右に引き寄せ回避しながら着地を目指す!

 

「団員の中に個性持ちが!」

「傭兵だけじゃあねえのか!!」

 

 先に着地した轟が炎を噴射して団員の砲撃を制圧!しかしーー!

 

「きいゃああああああああああ!!」

「ぐぅう!?音波がーー!?」

 

 音響兵器の様な音波を放つ団員が爆豪の動きを封じにかかった!そこで緑谷は着地した瞬間、一気に距離を詰めーー。

 

「黙れ!!」

「ごげぇ!?」

 

 団員の喉に拳を叩き込み、声の代わりに口から血が吹き出しながらその一撃の威力に後頭部から叩きつけられ、破裂した水風船の様に後頭部から血が飛び散った!

 

「えーー!?」

「あ、ひっ!?」

「うぉああしゃああああああ!!」

 

 さらに、近場で団員が無惨な姿となって恐怖した無個性の団員2人へ緑谷は飛びかかり、1人目の顔面を殴り抜けば、顔面は陥没して血を撒き散らしながら地面に叩きつけられ、2人目は腹を思いきり蹴り抜き、足が地面から浮き仮面が外れ血を吐き出して膝から崩れ落ちた。

 

「かっちゃん!!」

「わぁっとるわ!!」

 

 団員のマシンガンを回収して両脇に抱え、緑谷は音波攻撃が止まり自由になった爆豪に声を張り上げる!言わんでもわかると爆豪は入り口へのAPショット掃射を開始した。

 

「緑谷!!」

 

 轟が緑谷を呼ぶ、氷を足下に形成しながら滑る様に移動する様を見て緑谷は自らを空に引き寄せ跳躍して轟の前に立ち氷の上に乗りながら、回収したマシンガンの二丁の内一丁は肩に提げ、もう一丁を構えて視界の団員向けて容赦なくトリガーを引いた。

 

「どけどけどけぇぇええ!!死んでも責任取らないぞ!!」

「うわぁああ!?ヒーローが撃ってきたぁああ!?」

「問題だろこれぇええ!?」

 

 そっちが撃ってくるならこっちも容赦しないと、一応威嚇射撃という名目で足下を狙いながらマシンガンを乱射して緑谷は道を切り開く。

 

「爆豪!!ここは任せた!!」

「指図するんじゃあねぇ!!」

 

 轟の指図、頼みを罵りながらも爆豪は正面の団員を鎮圧する為に残り、緑谷は轟と共にヒューマライズの本拠地を正面より突破した!

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