【原作完結】僕の脊髄ぶっこ抜きアカデミア【オリジナルストーリー開始】 作:ぶっこ抜きデク
「「「「死ねよ!!ヒーロー!!」」」」
雪崩れ込む、災禍の波……一人が増やし、そのまた一人が増えていく。無限増殖の個性!トゥワイスが次々現れ、侵入して来たヒーロー達を押し返す!
「こ、こりゃあ、トゥワイスやな!?こんなに増えるんか!?」
「何と言う物量だ!!」
前線組のファットガム、そしてシンリンカムイが現れた物量の波に驚愕する!数は力!兵力こそ力!それを見せつけるかのようなトゥワイスの波に、解放戦線ヴィランが勢いついた!
「トゥワイスが押し返した!このままヒーローを押し返せぇ!」
「勝てる、ヒーローに勝てるぞ!」
戦況を劣勢から、均衡までは持っていったか……解放戦線がそのままトゥワイスの分身共々ヒーローへ向かう!
「通しません!!」
「キュオオァアアアアアアーーー!!」
「「「ぬあーーー!?」」」
しかし、ヒーローが易々と通すわけが無い!背後にいる人々を、インターン組を守る為にセメントスはセメントの壁を押し潰しギャングオルカは音波攻撃で分裂したトゥワイスを攻撃して消し去っていく!
「本物以外は倒せば消える!範囲攻撃で押し潰していけ!!」
「後衛が来るまで持ちこたえろぉ!!」
敵味方とトゥワイス入り乱れる乱戦、上空から弾き出されたホークスも、このままでは駄目だと戦列に加わるため降下する。
「おっと、アンタは俺が相手しようか」
「!?」
降下するホークス向けて蒼の炎が放たれる!セメントスの攻撃で外壁が崩され、内部が丸見えの群訝山荘の廊下から、見上げて手をかざす黒髪にツギハギの皮膚の男に、ホークスは阻まれた。
「荼毘……!」
「そう邪険にするなよ、少しの間は仲間だったじゃねぇか……なぁ?鷹見啓悟?」
「!?」
その名前を呼ばれて、ホークスは目を見開いた。
「何故……その名前を……!」
「母さん元気か?唯一の家族だもんな……いや、牢屋に居る父親は?生きてんだっけ……獄中で死んだっけ?」
どこまで知っている……どこから漏れた?そう思案したがホークスは切り替えた。今は、目の前のヴィランを拘束する事を考えろと、風切り羽の剣と剛翼でホークスは攻撃にかかる!
「おっと、早いな……」
「くっ!?」
豪ぅっ!吹きすさぶ熱風と蒼炎が、剛翼の攻撃とホークス自身の突撃を阻んだ。焼け落ちる羽が、階下へ灰となって消えていく。相性が悪いと泣き言が出そうになるが、ホークスは飲み込んだ。
「素晴らしい家族だよなぁ?父親は連続強盗殺人犯のヴィラン、そのヴィランからNo.2ヒーローが生まれた……鳶が鷹を産んだわけか、うちとは大違いだ……そのヒーローが正義と平和のためにうちの仲間を真っ二つだ……暴力性はオヤジ譲りか?」
何者なのだ、この荼毘というヴィランは……ホークスは自分の捨てた本名、家族構成……さらには父の事まで知る荼毘に問いかける。
「連合でお前と死柄木だけだった……素性を調べて何も出なかった人間は!何者だ!お前は!!」
そうだ、死柄木弔と荼毘、この二人だけは素性が調べても全く出なかった。素性が出ない人間、個性から今は調べがつくこの国で戸籍すら見当たらない男だった。
まず言わないと思った、自ら名前を明かすヴィランなど居ない。バカな問いかけだと、しかしーー。
「ーーー」
「!!」
その名前を、荼毘の口から聞いた瞬間、ホークスは蒼炎に包まれた。
ーー同刻、蛇腔市内ーー
「この一帯は対ヴィラン戦闘区域になる恐れがあります!ご家庭や近隣に身動きが取れない方!または連絡が取れないという方が居ましたら、お教えください!」
「こっからは護送車だ!街から出ろ!!」
エンデヴァー班後衛組、及びインターン生、蛇腔市の避難誘導継続中。バーニンのハキハキとした呼びかけ、そしてぶっきらぼうな爆豪の呼び掛けで、避難誘導で護送車へ蛇腔市市民が順次乗って市外の避難所へ送られていく。
「ありがとうね、ふわちょこ饅頭あげるよ」
そうして護送車の列からおばさんが、爆豪に礼をと饅頭を渡して来た。
「口乾くわ!いいから行け!!」
「ご厚意だよ、貰っとき?」
「テメェはふわちょこ饅頭が気になるだけだろ!」
そんなご厚意にも相変わらずな爆豪に、麗日が邪険にしないのと忠告したが、お前は食い気なだけだろと返された。しかしおばさんは、まぁまぁと爆豪の手にふわちょこ饅頭を優しく手渡した。
「お年寄りにもああなのね……」
ここまで態度が変わらないと逆に清々しさすらあると、蛙吹が呆れ果てた。
護送車に次々、避難民が乗り込んで行く。原稿があるからビルを壊さないでくれと頼む会社員、人間だけじゃない、飼い犬や猫、ペット達をアニマこと口田甲司が引き連れて乗っていく。
『こちらナイトアイ、1丁目の避難が完了した、今護送車に同乗して避難所へ向かっている』
『オーケーナイトアイ、こちらタカカズだ、バーニンの区域が恐らく最後の避難民だ、逃げ遅れが無いかしっかり隅々、奥の奥♂まで確認してくれ』
インカムの連絡で、現在自分達バーニンの下で動くインターン組の区域が最後の避難になると連絡がされた。交通網の統制が取れているのか避難時間が予定より早くスムーズに出来ている。
『老人ホームやマンションに残った人も、一棟一棟確認したが見当たらない、このままそちらに帰還します』
インゲニウム……飯田の通信も聞いた。つまり、今緑谷達が誘導している人達が最後らしい。そんな避難民も護送車に乗り込み発進していく。
後衛のヒーロー達も、避難誘導を終えたらしく歩きながら帰還する姿がちらほら見えた。
「どうやら避難は無事終えたみたいだね、とりあえずは一段落だよね」
「みたいですね、ルミリオン先輩」
避難に関しては何もアクシデント無く完了したようだと、合流した通形に言われ頷く緑谷。しかし……じゃあ未だに蛇腔病院の血染まりの姿はと、山の上に鎮座する病院を見上げた緑谷。
そういえば……前衛側は戦闘中とは聞いたが経過報告があがって無いなと疑問を感じた。インカムを操作して前衛側に繋げたが全く通信が上がってない……。
交戦がまだ続いているのか?歩きながら自分も避難所へ向かう事にした最中ーー。
景色が一変した。
「え、あ……え?」
「どうしたんだい、イズク?」
自分の周囲の建造物から、足元の道路……それだけじゃない。話しかけて来た通形先輩も、前を歩く爆豪や轟インターンのクラスメイト達……背後を振り返れば安心し切ったヒーロー達までもが血に染まっている。
何よりーー最早最初から赤に染められたかのように、蛇腔病院が赤く染まっていた。
『来るーー』
そして聞いた、緑谷出久が知る声……これは、初代OFAの与一の声だった。
『人の枷から解き放たれし力の膨張ーー超越者が来る……止めるんだ』
警鐘、そして明らかな異様たる景色……これを聞いた緑谷はまず確認した。この赤い景色はどこまで続いているのかと、遥か先で、歩いてはいられない。
緑谷はすうっ、と息を吸って大声で叫んだ。
「総員退避ぃいいい!!すぐに、すぐに逃げてぇええ!!」
その叫びと同時に、蛇腔病院がまるで滑落したかのように土煙が上がった。
ワン・フォー・オール・ミラージュにより変異した歴代個性のまとめ、
初代 個性の譲渡→貸与
・自身の保有する個性を他人へ貸し付ける。実は無自覚で発動しており、死穢八斎會のミリオとの変身、ヒーローズライジングの爆豪との変身は、これが関与している、発動条件は肉体接触。
二代目 不明
まだこの個性は覚醒へ至ってない。
三代目 不明
まだこの個性は覚醒へ至ってない。
四代目 危機感知→死の気配
あらゆる死の気配を可視化させる、それは空間、攻撃、さらに他人の死の気配すらもその目で見る事が可能。ただし、見れる場所に入ったから必ず死ぬわけではない、ヒーローは死地に飛び込むのだから。
五代目 黒鞭→黒爪
全てを切り裂く黒き爪、どこまでも伸びて敵を切り裂く。ただし爪自体は脆い。発動の際には毎回指が爆発する為逐一痛みに耐える必要がある。
六代目 不明
まだこの個性は覚醒に至ってない
七代目 浮遊→◯ー◯◯
身体の◯や◯から飛び出した◯が、◯ー◯◯に◯形して◯を◯ぶ事ができる。また、◯◯にも転用可能。
八代目 無個性→変身
一時的に憧れの力を纏い、変身する事ができる。
九代目 脊髄ぶっこ抜き→◯◯◯ ′
それは、魔王を超える力……恐怖の象徴の代名詞……緑谷出久にその時が近づいている……。