【原作完結】僕の脊髄ぶっこ抜きアカデミア【オリジナルストーリー開始】 作:ぶっこ抜きデク
「ただいまーみんな」
「おかえりー出久くん!ナイスぶっこ抜きだったよ!」
「隣、空いてるぞ」
A組指定席へ帰還した緑谷達を、クラスメイトが迎える。麗日と飯田がまず返して席はここだと指差し、尾白とはハイタッチ。
峰田ともハイタッチして頭を撫でようとしたが背後に残像で回られたので周り返し、撫でようとしたがさらに避けられたのでしょぼんとした。
「あ、障子くん、騎馬戦の時の約束だけど……どっちがいい?コーラとスポドリ」
「コーラ貰っていいか」
昼休憩に約束を果たせなかったらしい、わざわざコーラとスポドリを帰る間際に買って来たらしく、騎馬戦での贖罪を障子に果たした。
「どーぞ……ねぇ、何かファ◯リーズの匂いがするけど」
「言わないでやってあげて……うう、怖いもの見たさで見るんじゃあ無かった」
コーラのボトルを障子に渡して自らはスポドリを開けながらフローラルな香りが漂ったのを呟き、耳郎に諭された。そんな彼女はげっそりしており、八百万と芦戸、葉隠に背中を撫でられていた。
「けっ!余裕の勝利だなクソヴィラン、ムカつくぜ……」
さっきまでやっちまえと嬉々として叫んでたくせにと皆が苦笑する中、爆豪なりに迎えた。
「うん!圧勝、かっちゃんも油断はダメだよ麗日さんに足元掬われないようにね?」
「あ、あわわ!そんな焚き付けないでぇ……」
にっこりと、その悪態にも言葉を返し、麗日に転がされたらダメだと焚き付ける様に、麗日が焦るも……。
「俺がテメェらA組に油断なんざするかボケ!誰と当たろうが全力で完全勝利するんだよ!」
それを聞いた麗日は、彼なりに自分たちを認めている事を理解して拳を握りしめた。
「次は……瀬呂くんと轟くんか……ルールを突くなら開幕瀬呂くんが個性で引っ張り出して場外にって手かな」
2回戦の組み合わせを見て、クラスメイト同士の戦いかと、ステージを見る緑谷に切島が、おっとなって尋ねる
「解説の緑谷さん?この試合どう見ますか?」
「ええ、実況の切島さん、まず瀬呂選手の圧倒的不利な個性の差は受け入れなければなりません、実戦であるならばーー」
「いずくっちって一気にノリが良くなったよなー」
解説緑谷、実況切島という役を始めながら2人の試合を観戦する様に、上鳴は出会ったばかりの緑谷からずいぶん変わったなと笑った。
そしてーーー。
「へ、へはへん、ひろよ……」
「悪いな……イラついてた」
巨大な、スタジアムすら越える轟の氷壁を目にして、緑谷出久は汗を一筋流し呟いた。
「困った……ヒーロースーツも欲しいな」
あれば勝ちの目があるのかよ……爆豪以外がそう頭の中でコメントした。