※この作品はR-18です。

【原作完結】僕の脊髄ぶっこ抜きアカデミア【オリジナルストーリー開始】   作:ぶっこ抜きデク

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特典ディスク!脊髄着装編!!
第一回!!ぶっこ抜き体験!!緑谷くんの脊髄ぶっこ抜きを体験して武器になってみよー大会 芦戸三奈編


 それは、ダークマイトが襲来する少し前のお話……A組寮の外での圧縮訓練での事。

 

 

「緑谷さぁ……個性五つも六つも使えて混乱しないの?」

 

 素朴な質問を芦戸よりされた緑谷は、それに対して即座に答えた。

 

「めちゃくちゃする、というか……とてもこんがらがって使えてなかったりする事が多い」

 

 緑谷出久は、神野での一件でOFAの欠片を身体に宿し、歴代の意思も緑谷の方に入り込んだ影響から、歴代継承者個性が発現した。しかし全てが自身のAFO因子によって捻じ曲げられ、より獰猛な形に変異している。それらを全て扱えているかと言われたらそんな事はなく、振り回される事が多いと芦戸に語った。

 

「エンデヴァーに言われたけど、同時にできる事を増やすなら一つずつ確実に覚えてから増やせってね、今なら良くて同時に三つまでかな……単独で使う分には慣れたけど」

 

 今ですらよくて三種類なら同時に使いこなせるが、単独ならより使いやすいと宣う緑谷に耳郎が言う。

 

「ていうかさ……その発現した個性、即座に使えるのがすごいよね?慣れとか必要じゃない?」

 

 そもそもが他人の個性を即座に理解して使えるのが凄くないかと、耳郎に言われた緑谷は頭を人差し指で示しながら少し得意気になって答えた。

 

「体育祭の時に言ったけど……雄英高校の全学生の個性は頭に叩き込んでるし、今なら最新年度版のヒーロー名鑑に掲載されたヒーローとその個性全て暗記してる、そこからもしも自分が使えたら、戦うならとイメージトレーニングしてるよ」

「「あんたが言うと滅茶苦茶怖いよ(ね)」」

 

 そもそもが緑谷出久、オタク気質な少年であり興味を持てばとことん追求していく男であった。日本のヒーローなら個性は全て筒抜けである事実に芦戸と耳郎はシンプルに怖いと呟いた。

 

「あー、だからあの爆豪を武器化した時も扱えてたのか」

 

 ふと峰田が、懐かしい話を思い出して話した。期末試験の際、爆豪の脊髄をぶっこ抜いて武器化した緑谷の個性の中にある技『脊髄着装』の事だ。それだけ蓄えた知識があるから、個性を理解して渡されてもアドリブで使って対応可能なのかと納得する。

 

「今まで武器化したのって、期末の爆豪と仮免で轟の二人だけだよな?」

「士傑の夜嵐もその時にだから……3人になるか」

 

 と、ここで砂藤と尾白が、そもそも武器化したクラスメイトは爆豪と轟しか居なかったよなと思い出す。士傑の夜嵐は抜けばその通りだが、こうして話題に出すと気になってしまうわけだ。

 

「そもそも……爆豪と轟、それと青山だけしかぶっこ抜かれた事が無いわけだけど……」

「あれって……痛いのか?」

「擬似的に死ぬから痛いとかの比じゃないような……」

「うん?」

 

 瀬呂や障子も、それこそ体験者は三人だからどんな感覚なのかと興味が湧いたらしいが、擬似的な死を与えられる痛みだから想像を絶すると思うと口田がおどつきながらも話し、何だか話の方向が危なくなってる様なと緑谷は心配になった。

 

「待って、八百万さんがそう言えば体験したことあるって言ってなかった?」

「と言うかヤオモモ、どんな経緯があって緑谷に頼んだのさ?」

 

 話が広がり麗日が、八百万は唯一女性でぶっこ抜きをしてもらったと言っていたと思い出して、それを聞いた耳郎はそもそもどんな経緯でと尋ねられ八百万は頬に手を当て赤らみながら答えた。

 

「それは……USJの後の事でして、緑谷さんが個性を告白して、改めて思い返せば不思議でならなくなって……体験してみたいと私が申し出たのです」

「言われれば不思議だよねぇ、明らかに死んでるのに刺したら生き返るんだもん」

 

 USJ襲撃事件の後にそんな事が……と女子陣が八百万の探究心と、改めて緑谷の個性の不思議に確かにとなり、葉隠が頷いた。

 

「それで……どんな感じだったのかしらモモちゃん」

 

 体験した人間の感想はと蛙吹から尋ねられて、八百万は赤く頬を染めて詳細に答えた。

 

「首の筋繊維や皮膚がちぎれる激痛の後、意識が途絶えた刹那……えもしれぬ多幸感と共に明滅が来て景色が真っ暗になって……私は床に寝転がっていましたわ……その……癖になりそうでした」

「おおう……いけない雰囲気が漂ってる……」

「癖になるって……」

「痛いマッサージ的な?」

 

 女子陣が八百万の体験談に、痛いマッサージくらいかと呑気に考えているのを見て、この男が声を上げた。

 

「痛いマッサージで済むかボケ、あんなもん二度も三度も受けたかねぇわ」

 

 最多ぶっこ抜き被害者、爆豪勝己が吐き散らした。幼少から今まで、緑谷出久の最多ぶっこ抜き被害を受けた男がそんな生優しくあるかと否定した。

 

「まぁ……二度はごめんだな、俺も」

 

 轟焦凍も、一度ぶっこ抜かれた体験者として二度は勘弁してくれと沈んだ顔で言う。

 

「まぁでもぶっちゃけさ……気にならねえ?」

「何が?」

 しかし、好奇心とは抑えきれないもので、上鳴が気になるといい始め、瀬呂が何がと尋ねれば、上鳴が言い放つ。

 

「俺らが総大将に脊髄抜かれたら、どんな武器になるかって……」

 

 それを聞いたA組一同の表情は様々だ、こいつマジか、マゾかよとドン引きの爆豪や峰田、それでもあれはと苦笑する轟に砂藤、まぁ確かにと気になる者、でもなぁと痛みや死に恐怖ある者と様々だ。

 

「んな気になるならやってもらえや、後悔するだろうがよ」

 

 そんなに気になるならやって貰えと、爆豪はぶっきらぼうに上鳴に言い放つ。

 

「確かに……一回くらい体験してもいいかもだね?」

「あぁ?」

「えっ、ちょっ、芦戸さん本気で言ってる?」

 

 流石に緑谷も自らぶっこ抜かれたい、体験したいなんて流れになるとは思わなかった。芦戸の口走ったぶっこ抜き体験してみたいと言う欲に、爆豪はマジかと真顔になり、冗談だよねと尋ねた緑谷だったが……。

 

「八百万ちゃんも体験したみたいだし……よく知っておくためにいいかもだわ」

「確かに!爆豪くんがどんなふうに生きたまま抜かれていたのか気になるもん!」

 

 こんなキワモノ体験、女子の方が物怖じしないのかもしれない。血を見た時に男性より女性の方が驚かないみたいな話を、昔どこかで聞いたようなと、蛙吹と葉隠が興味を口にした。

 

 

ーーというわけで。

 

 

「第一回!!ぶっこ抜き体験!!緑谷くんの脊髄ぶっこ抜きを体験して武器になってみよー大会、開幕ーー!!」

 

 芦戸のアナウンスと共に、ラッパと太鼓が鳴らされ、緑谷はマジかと呆然とするしかなかった。ブルーシートが敷かれた中心にパイプ椅子が置かれて、緑谷はその後ろで気をつけをしつつ、芦戸にもう一度確認した。

 

「あの……マジでやるの芦戸さん?」

「やろう!せっかくだから!!というわけで青山が居ないから、出席番号2番の私から!!」

 

 出席番号順で、言い出しっぺの先駆けと芦戸がパイプ椅子に座って、やる気を見せた。

 

「ほらぁ、早く早く、すっと!やっちゃいなよ!」

「嬉々として抜かれにいくのは……いや、八百万さんもそうだったし……じゃあ力抜いて」

 

 怒りに任せて度々爆豪の脊髄ぶっこ抜いていた身としては、今更クラスメイトを理由無くぶっこ抜くのはと躊躇ったが、八百万が体験しに自らお願いした事を危篤と馬鹿にしてしまうので辞めた。

 

 というわけで……緑谷は息を吐いて集中し、あまり痛みや恐怖を感じないようにと即座に両手で芦戸の首を持ちーー。

 

「あきゃあぁあはぁあああーー!?」

 

 思いっきり、勢いよくぶっこ抜いた。

 

 

その1 芦戸三奈の場合。

 

 脊髄をぶっこ抜かれた芦戸の身体が、ビクンビクン痙攣してからズシャリと椅子から崩れブルーシートに倒れた。対する芦戸の顔は……恍惚とした表情と共に緑谷の両手に掲げられ光を放つ!

 

「脊髄着装!!」

 

 決め台詞と共に芦戸の脊髄が変形し、緑谷の右手に収まり……現れたのは!

 

「それは……なんだ?銃?」

「いや、銃口が見当たらないぞ」

 

 銃型の武器ではある、本体に芦戸がピースした顔にハートの紋章、しかしピンクの液体シリンダーが取り付けられた、あまり見た事ないなと瀬呂が首を傾げた。さらに同じようなピンクの液体が満ちたシリンダーが、緑谷の上腕にホルスターに何本か挿しこまれていた。

 

「シリンジガンだそりゃ……日本じゃこのタイプは畜産や歯科医でしか見ねぇ、ガンタイプの注射器だ」

「あ、あー!麻酔の!?」

 

 爆豪がその武器の正体を看破した、日本ではあまり見ない、銃型の注射器だと。歯科医ではたまにこのタイプを使う歯科が居て、それか!と峰田は分かった。

 

「成る程……つまり芦戸さん、ピンキーの強酸を直接敵の体内に注射する武器と……」

『そんな人道をかなぐり捨てた武器なの!!私!?』

「あら、喋るのね芦戸ちゃんの紋章」

 

 そんな非人道兵器になるのかと、紋章がガーン!と悲しい顔に変わったのを蛙吹は見つめて、武器になっても意識があって喋ったことに驚くのだった。

 

「あー……成る程、このダイヤルを回して噴霧したりもできるんだ……」

 

 ふと、全容を理解しようと緑谷が、ダイヤルを見つけてこれで注射したり噴霧して液体を散らせることもできるのかと、キリキリ回してーー。

 

「あっ、ちょっと緑谷ぁ……変なとこ触ってる……」

「え!?」

「おいこら緑谷ぁ!!確かめるついでにセクハラかぁ!!」

「い、いや!そんなつもりは……」

「羨ましいぞ緑谷ぁ!俺にも触らせろ!!」

 

 芦戸が喘いで驚き、切島がここで即座に怒り出して誤解を解こうとしたが、峰田が自分も触りてぇと飛び出して、武器化した芦戸を奪うとーー。

 

「あれ?無くなった」

 

 峰田が奪った注射器芦戸が光と消えて、その光が倒れ伏した芦戸の首なし遺体に戻り、光に包まれて芦戸の脊髄は元に戻ったのだった。

 

「どうやら、緑谷の手から離れると元に戻るみてぇだな……俺は遺体の近くに投げられたが、今は即座に戻ったあたり、個性も成長してるみてぇだ」

 

 緑谷が変化させた武器は、緑谷の手から離れたら元の脊髄を抜かれた肉体に返るらしい。俺は遺体に投げ飛ばされていたが、今は離れてようが自動で返るみたいだと、轟が仕様を理解した。

 

「ふぅ……みーねーたーー?」

「ひっ……」

 立ち上がった芦戸が首を回して、そしてセクハラしようとした峰田にぐるりと顔を向けた。

 

「そんなに確かめたいならくらわせてやる!溶解度100%!!」

「待て待て待て!!それ死ぬやつ!!いやぁあああ!!」

 

 峰田はセクハラ未遂の制裁を受ける事になり、芦戸に追いかけ回されるのだった。

 

「えっと……やる?まだ……僕はもう辞めてもいいかと……」

 

 これ以上続けるのかと皆に緑谷が尋ねる、そしてパイプ椅子の方を緑谷が向くと……。

 

「次は私の番ね、緑谷ちゃん」

 

 既に蛙吹梅雨がスタンバッていた。

 

 ぶっこ抜き大会は、始まったばかりである。

 

 

・芦戸三奈の脊髄着装

 

『強酸注射銃』ピンキー・シリンガン

 

芦戸三奈が脊髄着装した際の武器、銃型注射器で、本体の銃と補充用強酸シリンダーの二つに別れている。

 

直接相手に打ち込み内から溶かし!ダイヤルを回す事により噴射モードに切り替え可能!!噴射モードは壁やらを溶かして道を作ったりできるぞ!

 

必殺技は補充用シリンダーを全て装填して相手に全ての強酸を叩き込む。『アシッドオーバードーズ』

 

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