【原作完結】僕の脊髄ぶっこ抜きアカデミア【オリジナルストーリー開始】 作:ぶっこ抜きデク
・麗日お茶子の場合
「ぅいぅう……な、なんか緊張するなぁ……」
「い、痛くなくはするから、とりあえずリラックスを……」
「ん、信じとるよ出久くん」
麗日の番になれば、やはり恐怖や痛みに少しは物怖じするみたいで、痛みは無いようにできるだけするから脱力をと、緑谷は頼むのであった。
「な、何か……いけない雰囲気というか……」
「違う事が過っちまうな……」
蛙吹の時と何か……違う様なと、ちょっといけない雰囲気漂わす2人に上鳴と峰田が呟く。
蛙吹の時も出来るだけさっと、痛みを感じさせない(自己経験によるもの)様に抜いたが、できるだろうかとなりつつ、意を決して麗日の細い首を両手で掴む!
「はぁがぁああ……!!」
呻きながら引き抜かれる、彼女の脊髄と吹き出す血液。そして力なくパイプ椅子に体を預ける麗日の肉体を他所に、緑谷は言い放つ!
「脊髄着装!!」
麗日の脊髄付き生首が、二つの光に分かれて緑谷の両手に宿り……そして現れたのは……。
「こ、これは!?」
「まさかのファンシー!?」
ピンク色の、猫の手グローブであった。今までの武器や容赦無い意匠からかけ離れたファンシーさに、芦戸と葉隠が目を光らせた。
『ええっ!?うちどうなっとん!?』
「麗日さん、あなたファンシーな猫の手のグローブになってますわよ」
「ここに来て可愛い系かぁ……」
緑谷はまさかの形態になった、指の感触も埋もれているので、これはどういう戦い方をすればと首を傾げた。
「あ、肉きゅうもぷについて……おお〜」
「ここはお茶子ちゃんと同じなのね、緑谷ちゃん吐き気はある?」
芦戸が試しに肉きゅうを触れば、足が浮き始めて麗日の無重力が発動したのを見て、その副作用は来て無いかと蛙吹が緑谷に尋ねた。緑谷は……確かに頭のくらつきを感じ始め、これを麗日さんは克服していたのかと、少し彼女の苦労を実感したのだった。
「っしゃああ!今度こそさわったらーー!」
「あ!?また峰田は!!」
ここで、女子陣の変化武器を度々触ろうとした峰田が、緑谷の手に触れようとした。流石にお痛がすぎると、緑谷は飛びかかる峰田を少し折檻する事にした。
「ダメだよ峰田くん」
そう、軽く横に、叩く程度だった……それが。
「どわぁああぁああ!?」
「へっ!?」
峰田は、思い切り吹き飛んだ。さながら当直直線運動で、峰田は茂みに身体を止められたが、浮きっぱなしだった。いかん!やらかしたと緑谷は、確か麗日さんは解除の際手を合わせてたよなと、同じ所作を行い叫ぶ!
「か、解除!!」
「おっと」
「痛ぁ!?」
芦戸はそのまま降り立ち、峰田は茂みから落下した。そしてグローブは光に帰り、麗日の首無し遺体へ戻り光に包まれ、元の状態になったのだった。
「峰田くん大丈夫!?今軽く叩いただけだけど!!」
あまりの吹き飛び様に心配になって声を上げる緑谷、それに対して峰田は立ち上がって首を横に振った。
「い、いや大丈夫だ、ぶっ飛んだけど痛みは落ちた時ので、あんな軽く吹き飛ぶんだな……」
まさか無重力が左右しただけでなく、叩いた力が過剰に作用するとは。勢いよく吹き飛んだから心配したが、叩かれた痛みは無いらしく、緑谷は安堵した。
が、ここで上鳴が、ある事に気付いた。
「え?ちょっ、待って……軽く叩いただけで、あんな勢い良く、無重力が作用して飛ぶって事は……総大将があのグローブで全力で殴ったら……宇宙の彼方まで吹っ飛ぶんじゃね?」
その推論に、雄英1年A組はゾッとした。
見た目はファンシーそのものな、可愛らしいグローブも……他の脊髄着装同様凄まじい殺意を孕んでいた事を理解するのであった。
・麗日お茶子の脊髄着装
『無重手袋』ウラビトングラブ
麗日お茶子が脊髄着装した際の武器で、猫の手を模したピンク色でファンシーなグローブ。つけている間優しい暖かさに包まれており、これで殴られても痛みを感じないくらい柔らかい。
が……触れた相手や物を無重力状態にするだけでなく、軽く殴ったり叩いただけで凄まじい勢いで吹き飛んでしまうという恐ろしい力を持っている。緑谷の力で殴ろう物なら、殴られた相手は地球を飛び出していけ宇宙の彼方してしまうだろう。
必殺技は、全力で殴るアッパーカットで敵を宇宙に打ち上げる『ウラビトンアッパーカット』