※この作品はR-18です。

【原作完結】僕の脊髄ぶっこ抜きアカデミア【オリジナルストーリー開始】   作:ぶっこ抜きデク

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幕間 第二次決戦作戦概要

「これは、最善次善に関わらず、必ずやらなければならない事……分断です!」

 

 第二次決戦前、オールマイトはスターとビリーと共に戦った米空軍と警察、ヒーローの数人のみを集めて対策会議を行なっていた。

 

 この戦いにおいて最も必要な事、それが『分断』であるとオールマイトは語った。

 

「スター・アンド・ストライプ戦のレコードを見る限り、死柄木弔の強さはAFOを優に超えている……そして、AFOの力も神野戦を見た者なら承知のはずだ」

 

 ここまでの戦いを総括した結果、死柄木弔は既に現在のAFOより輪をかけた強さとなっている。さらに自身が、神野で追い詰められたAFOもまた脅威である事は皆も知っているだろうとオールマイトは語る。

 

「プラス、タルタロス襲撃時に見せた電波を用いた連携に加え、二人の思考の共有がどこまで可能かも不確定……二人が"揃って"出てくるだけで、我々は勝てない」

 

 強さだけでは無い、電子機器を破壊するEMP攻撃に、思考を共有した連携と、この二人が同じ場所に存在している時点で我々に勝ち目はないとオールマイトは断じた。

 

「じゃあ……スターとビリーの時に連中、何故それをしなかったんだ?』

 

 当時戦闘に参加していた米空軍パイロットの一人が、スターとビリーとの戦いの時、チームアップして戦わなかったのかと尋ねる。それこそ二人を完封し、我々も殺せただろうにと。

 

「名を呼ばれる事を避けたんでしょう……"新秩序"のルールなら、AFOと呼べば成立してしまうだろうから」

 

 それこそ、できなかった理由はスターにあるとオールマイトは答えた。彼女の個性で名を呼ばれたらそれだけで、完封していたのは逆に米軍側だったから。死柄木のみを向かわせた理由がそれだとオールマイトが言い、ホワイトボードに簡単なイラストが描かれたマグネットを二つ貼り付け、斜線を引きながら、話を繋げた。

 

「だから、第二次決戦においては!最低でも、10km以上二人を引き離す!!これが我々の勝利に必要な、最低前提条件だ」

 

 AFOと死柄木を引き離し、なおかつ合流阻止をしながらの各個撃破、それが勝つために必要な最低条件だとオールマイトが言う。

 

「当然向こうもそうならないように……コマを動かしてくるだろうな……」

「その通りだよ、塚内くん……」

 

 相手側も、それはさせないしやらせないだろうと塚内の指摘にオールマイトは頷き、新たなマグネットをホワイトボードに貼り付けた。継ぎ接ぎ顔のイラストが描かれたマグネット……荼毘を示すマグネットだ。

 

「燃え広がり焼き尽くす火の恐ろしさ……合宿、山荘戦でしかと味わっているその脅威……荼毘が尖兵に来るだけで、我々の足は止まる……!」

 

 オールマイトが荼毘のマグネットの下に燃え盛る炎をマーカーで描きながら語った。エンデヴァーを超える熱と広範囲無差別を焼く面制圧力は、その場にいるだけでこちらの陣営の動きを鈍化させると。

 

「えーとじゃあ、AFOと死柄木を引き離す為に、まずは荼毘を引き離して……」

 

 サーチの個性をAFOに奪われてしまった、ワイルド・ワイルド・プッシーキャッツの一人ラグドールもこの会議に参加していた。つまりは、二人を引き剥がすなら荼毘もまず引き剥がす必要もあるわけでと考え、話す最中……隣にいた玉川が呟く。

 

「荼毘だけじゃないなぁ……」

 

 引き離すのは、荼毘だけではないと。オールマイトは頷いて言った。

 

「そう、全てです」

 

 全員を、引き離さなければならないと、オールマイトはホワイトボードを叩きマグネット達が弾け飛んだ。

 

「敵主力を分断し、各個撃破!その為には敵を誘き寄せる事が条件!」

 

 敵の主力、ヴィラン連合の面々全てを引き離して各個撃破、練り上げた第二次決戦の作戦の流れがここで発表された。

 

 その最初となるのが、敵の誘導……心操の個性で操った青山一家を使い誘き寄せる。誘き寄せるのは……仮説要塞トロイア周辺!セメントス、パワーローダー、エクトプラズムによる短期施行で組み上げた『システムトロイア』を配置したポイントに誘き寄せる!

 

 誘き寄せたら『システムトロイア』を発動させ分断、その後黒霧のワープをコピーした物間寧人によりヴィラン達を目的地に移送する!

 

「分断に必要な数は五つ!最強のヴィラン死柄木は、奴の崩壊に対応した機能を持つ雄英"天空の棺"に移送!」

 

 そして、移送先と分断したヴィラン達へのマッチアップも、こちらで選定済みだとオールマイトは話し始めた!

 

「相澤くんの抹消を物間少年にコピーさせ、相手の個性を封じ込める!オフェンスは緑谷少年を中心に、ベストジーニストやエッジショット、ミルコら上位ランカーを配置!対応させる!」

 

 死柄木に対するは、OFAを現在有する緑谷出久、そして爆豪勝己、波動ねじれ、天喰環、ベストジーニス、エッジショット、ミルコらプロ上位ランカーによる多人数高戦力で対峙する!

 

「同じくAFOは、群訝山荘へ移送……エンデヴァーとホークスを中心としたチームを派遣し対応!」

 

AFOに対応するチームは、少人数で高戦力の選抜チーム。現No.1のエンデヴァー、No.2ホークスのチームアップ。さらに、シンリンカムイ、シシドプロヒーロー達。雄英生徒からは常闇踏陰と耳郎響香が選抜された!

 

「狂気の男荼毘は、神野区グラウンドゼロに移送!炎に対応できる轟少年、エンデヴァーのサイドキックを中心に配置!」

 

 荼毘と戦う事になるのは、弟である轟焦凍を中心に、エンデヴァーのサイドキック達により蒼炎へ対抗できる炎のエキスパート達がサポートに!飯田天哉も轟のサポートとして参戦する事に!

 

「トガヒミコはその行動が予測しづらい為、離島である奥渡島へ隔離!ギャングオルカを中心に、トガヒミコと交戦経験のある麗日少女、蛙吹少女に担当してもらう」

 

 その個性と、突飛な行動から予測がつかめないトガヒミコは本島から離れた島、奥渡島へ離す!担当するヒーローはギャングオルカとそのサイドキック、そして合宿時と蛇腔にて交戦経験がある麗日お茶子、蛙吹梅雨も配置された!

 

「無限増殖する悪の波、トゥワイスは多古場競技場へ送り込む!広範囲殲滅の個性を持つ、13号とタカカズを中心に防波堤としてトゥワイスを無力化する!」

 

 止まらない増殖の個性『2倍』を持つヴィラン、トゥワイスに対峙するのはその波すら飲み込む個性『ブラックホール』を有する雄英教師13号、そして『吸引』を持つナイスガイヒーロー、タカカズ二人を中心としたヒーロー達が無限の増殖を押さえ込み、瀬呂範太、砂藤力道、尾白猿夫の3人がこの無限の悪意の防波堤となる!

 

「分断漏れしたヴィランは、システムトロイアを利用しつつ、残存ヒーローチームで各個撃破する!なお、蛇腔病院跡地で拘束中のギガントマキア、セントラル病院で拘束中の黒霧は、死柄木の復活と共にAFOが奪還に乗り出す公算が大きい為それぞれに人員を配置!」

 

 作戦開始地点にて、システムトロイアで捕縛し損ねたヴィラン達は残存ヒーローチームで対応。指揮を取るヒーローはファットガム、青山優雅もこの場で戦う事となった。

 

 黒霧の奪還に対しては、プレゼント・マイクと警察が対応、障子目蔵、口田甲司は自らここの防衛に立候補した。

 

 ギガントマキアが拘束された蛇腔病院跡地では、Mt.レディにミッドナイトが中心となり、芦戸三奈、峰田実、切島鋭児郎が奪還阻止を遂行する!

 

「これが、私と塚内くん、相澤くんとで考えた……第二次決戦、その作戦の全容です!」

 

 以上が、AFO、死柄木弔、ヴィラン連合……超常解放戦線残党を相手に考えた、最終決戦の作戦である。

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