【原作完結】僕の脊髄ぶっこ抜きアカデミア【オリジナルストーリー開始】 作:ぶっこ抜きデク
それから、安静をと指示された緑谷出久は救急室にて休み、試合観戦はできなかった。どんな試合内容かは知らず、結果は爆豪勝己が優勝した事を報された。なんでも、決勝に進んだ轟焦凍は精魂尽き果てたらしく、あっさり負けたのだとか。
表彰台に杭を打たれ繋がれ、今から俺とクソヴィランの真の決勝戦をやらせろと、オールマイトに啖呵を切ったらしい。無茶を言ってくれるなと、その話を心配で見に来てくれた麗日お茶子が緑谷に話した。
ようやく歩けそうなぐらいに回復して、まだ景色が高熱の時のような揺れや目眩を感じながらも歩いて、ホームルームには参加した。
相澤先生から緑谷は『よく成長した』と、一言肩を叩いて貰った。表彰台に立つより、嬉しかったと緑谷は笑った。この後二日間は休み、そしてそれが明けたら職場体験が始まる……。この体育祭を見たプロヒーローが、指名する事もあるらしい。
ふと、飯田の姿が見えず早退したと聞いたが、理由は聞かなかった。掘り返したり聞き出すのは、身内の不幸だった時に居た堪れなくなるから。
そうしてようやく……下校になったわけなのだが……。彼は逃してはくれなかった。
「クソヴィラン!!今ここで俺とやれや!!本当の決勝戦始めっぞごらぁあ!!」
外出た瞬間終わったわ、かーえりたいのに進めない。という訳で正門前に爆豪が待ち伏せていた。
「勘弁してくれよ……もう参ってるからさぁ……」
「そーだぞ爆豪、目と鼻から血を流してスプラッタだったんだから、休まねーと」
「砂藤くんもそんな、おぶらなくていいよ、歩けるってば、けどゼリーありがとう……風邪みてーにだーるい」
「いつもの丁寧な言葉すら無いな」
緑谷は砂藤におんぶされて運ばれ、さらにエナジーゼリー飲料までぶち込まれていた。固形物はいらねーよと食欲無い中でこれはありがたい、今度またクレープ店で好きなの奢ったげようと決めた。
「全くだぞ爆豪、お前……弱りきった緑谷を倒して満足なのか?」
同じく校舎から出て来た轟が、そうして倒したら満足なのかと煽るように言った。
「んなわけねーだろ!!テメーともあんなあっさり勝っちまったからあとでやるんだよ!!今からエナジー補給して体整えろやクソヴィラン!」
「タフだなぁ……ほんとにかっちゃんは」
「まだいるか、ゼリー」
「だぁいじょうぶ……」
今日はもう疲れた、休み二日間は寝て過ごしたいなと砂藤の背中でグッタリ溶けている緑谷に、また別の声が聞こえた。
「おや、おやおやーー?元学年最強がおぶられてるじゃーないか!!」
「む?」
「うん?」
「ああん!?」
砂藤の肩越しに声の主人を聞いて、あー確かとあまりよろしく無い頭を何とか動かして誰かを理解する。
「ざんねんだったねー!期待されてた割にあっさり負けてさー!?文句あるからこうしていいに来たんだけどさーー学年最強なんて言ってたけど大した事ないんじゃーないのー!?」
「こ、こら!あんたねぇ!!」
「まぁ、運が良かった勝利おめでとう爆豪くん?でもこれで、キミらの実力も理解できた、キミらは上位組だけが強いだけで、総当たりしたら僕らB組の方が強いってことがさーー!」
物間だったか……こいつはと、ケタケタ笑う美男子がへらず口をわざわざ言いに来たらしい。横の人は拳藤さんだったかと見て、緑谷は砂藤の肩を叩けば、は!?と砂藤はその妖気が増大しつつあるのを感じて、足を支えた手を離した。
「かっちゃん、轟くん、ちょっとやり残した事あったからさ、付き合ってくれない?砂藤くんは下がってて」
「ああ、わかったよ」
「元気出たみてぇだな、クソヴィラン、今回だけは付き合ってやらぁ……」
「さ、3人とも程々にな!?」
朱色、紫、蒼紅、三つの闘気が混ざり合い、物間の前に並び立ち、拳藤はすぐ近くの木陰に逃げーー。
「あはははははは!あははは……はは」
「文句があるから言ったんだね、よーしいい度胸だ」
「騎馬戦の時の仕返しまぁだだったなぁ!!」
「口は災の元と、教わらなかったようだな」
物間の笑いが止まる、そして3人は息を合わせ言い放った。
「「「Finish Him!!!」」」
そうして、爆豪の爆発付き右ストレートでぶっ飛ばされ、そのまま空中で轟により氷のオブジェにされた後、緑谷によって凍ったまま脊髄をぶっこ抜かれてから物間は、その脊髄をケツから刺されて愉快なオブジェにされたのであった。
なお……解放されたのは一晩経ってからで、その際ケツを破壊されたので即座に救急の世話になり運ばれたのであった。