※この作品はR-18です。

【原作完結】僕の脊髄ぶっこ抜きアカデミア【オリジナルストーリー開始】   作:ぶっこ抜きデク

537 / 697
ヨロイムシャサイドキック及びヴィラン妄想CVまとめ

ジュウモンジ Cv中井和哉
コウシロウ  Cv内山昴輝
ヨイチ    Cv村瀬歩
マインハート Cv川澄綾子
滑野 Cv土田大

黒丸砲鉄   Cv江川央生


381話 ヴィランの血筋と砕けぬ身体

 マインハートの登場により息を吹き返したヒーロー、自衛隊、警察連合軍。この襲撃を仲間のヒーロー達が来るまで乗り切れと鼓舞し、最前列で戦うマインハートに続けと戦況は激化する。

 

「どけどけぇええ!!轢き殺されてぇかぁああ!!」

 

 その最中、奥から急激なスピードで走ってくる車両があった。巨大な黒塗りのダンプカーである。その荷台部分に増援を乗せた鴉天狗衆が、道を開けて桂駐屯地向けてそのまま突貫しにかかった。

 

「冗談だろ!?突っ込む気か!!」

「駄目だ退避!!退避ーー!!」

 

 その質量を含んだ突貫にはヒーローも自衛隊も堪らず、道を開けるしかなかった。

 

 この一人を除いて!

 

「マインちゃん駄目だ!いくらなんでも!!」

「いえ、止めます!!」

 

 長巻を傍に置いて、守護神ヒーローマインハートが、息を吸い、そして吐きながら!地面が揺れたと錯覚するような猛進と共に、向かってくるダンプカーに突っ込んでいく!

 

「馬鹿が!いかにデカかろうが止めれるかよ!轢かれて死んじまいなぁ!!」

 

 構わずドライバーが瞳孔を開き切り興奮と狂気でアクセルを踏み締め、荷台の増援達もやっちまえと歓喜の声を上げる。やがて、ダンプカーとマインハートが、凄まじい音を上げて衝突した!!

 

 ひしゃげるバンパーに割れる窓ガラスーーそして、しばらく前進したダンプカーは……その進行を止められタイヤが空転し始めた!

 

「は?えーーはぁ!?」

「この程度ォオオっこいしょおおおお!!」

 

 それどころか……押し返された!追突の衝撃を止め切り、あまつさえアクセル全開のダンプカーが!ゆっくり、確実に!押し戻されている!

 

『守護神ヒーロー マインハート』

 

 その個性は……『馬』!!

 

 馬にも種類が様々あるが、彼女は所謂『重馬種』と呼ばれる、巨大な身体を持った馬の種族を個性として体に有している!!かつて軍馬として利用されたその種の名前は『ペルシュロン種』!!その剛力が、ダンプカーの突撃すらも止めて見せたのである!!

 

「ぬぁああぉああああ!!」

「わぁああああ!?」

 

 やがて、前輪が浮き上がって荷台が傾斜が付いたことから、車体を持ち上げられたと理解した荷台の増援が次々飛び降りていき、マインハートは雄叫びをあげてダンプカーの前部を持ち上げて、捻る様に投げて横転させてしまったのであった!!

 

「ふぅ、ふぅ……ふぅ……」

 

 横転させたダンプカーを前に息を切らすマインハート。しかし、真っ当にぶつかった代償が無いわけでくかはなく、鎧甲冑の兜から血が滲み垂れ落ち、膝をついた。

 

「マインハートが止めた!押し返せ!押し返せェエ!!」

 

 それでも、自分の姿を見て勢いがついて戦況は覆りつつあるとマインハートは立ちあがろうとしてーー。

 

「!!」

 

 突如、飛来した物体に反射で腕を交差させて防いだ。左前腕を前にしたクロスガードに、籠手が砕け散る重さと威力に身体が浮き上がり無理矢理立ち上がらされた形になる。

 

「あのヨロイムシャが消えてから、幾らかやりやすくなったと思ったら……まだ居たのかよ?じじいの介護士共」

 

 ごとん、鳴った音から足元に落ちた質量ある黒い塊は鉄球。それが加速して離れて、持ち主らしき男の元へ戻った。

 

 所謂、ラッパーやB系というやつか、黒いレザーコートにスキンヘッド。日サロで焼いた日焼け肌に、ピアスは耳だけでなく唇にまでつけた、黒づくめの男が悠々と歩いて来る。

 

 その姿を見て、マインハートは目を見開き、そして歯を食いしばりながら立ち上がって吠えた。

 

「刑務所襲撃から……捕まっていないと聞きましたが、ようやく出て来ましたか……黒丸!」

 

 黒い球体をキャッチしたラッパーは、ニッカリ笑いながらマインハートに向けて言い放つ。

 

「名前をちゃんと呼べや、俺はHo-Gun・GC(ホウガン・ジーシー)、この京都を牛耳ったかつてのヴィラン、ホウガンの孫だぜ?」

 

 ちゃんとした俺の名を呼べと、黒丸ことホウガンが、黒い球体を手遊びしながら笑う。血を拭い、相対するマインハートは睨みを効かせながら言葉を返した。

 

「恥ずかしいこと、かつての悪党の名を語るしか自尊心を保てないお山の大将が……今更出て来て火事場泥棒に精を出すとは哀れでなりません」

 

 マインハートの鋭い返しにも、ホウガンは笑った。

 

「ほー、言うじゃねぇの?ジジイの後ろでビビってた、じじいありきのサイドキック風情のお前らがどこまでやれるか、試してやるよ!」

 

 ホウガンがそう叫ぶや、自身が持って弄んでいた黒い球だけでなく、その服の袖や懐から、幾つもの黒い球体が飛び出して、マインハートに向かった!

 

「これは……!!」

「いいもんだよなぁ!巷じゃあ秩序もありゃしねぇからブースト剤なんて幾らでも手に入る!!その図体で避けきれっかあ!!」

 

 黒い、質量を蓄えた球体が、マインハートに向かい幾つも、あらゆる方向から放たれ、叩き込まれていく!!

 

「ぐぅう!?あぁああ!!」

「マインちゃん!!くそ!!キサマーー」

 

 あらゆる方向、角度からの脱出不可能な金属球体による殴打が、マインハートの鎧甲冑を破砕していく。それをひたすらに耐えるしか無い様に、ヒーローの一人が助けに飛び出したがーー。

 

「来たら駄目ぇえ!!」

 

 マインが来るなと叫ぶも遅く、側頭部にその黒い球体が減り込み、ヒーローは横飛びに吹き飛び、静かになった。

 

「クリーンヒット、ありゃ死んだな…….そらテメェら!!一気に攻め込めぇ!!」

 

 マインハートを封じ込めて、流れを取り戻したとホウガンの声に鴉天狗衆が一気に攻勢に出た!

 

「はは!ざまぁねぇなぁヒーロー!?あのジジイならこの俺の黒弾を斬ってたかもしれねぇが!そんな暇も与えずボロにしてやるよ!!」

「あうう……」

 

 身体中を、あらゆる方向と角度から叩き込まれる金属球の殴打に、マインハートは意識を朦朧とさせて膝をついた。立たなければ、あの人の、ヨロイムシャのサイドキックとして、刀を受け継いだ一人として倒れてはならないと、手をつき立ちあがろうとマインハートはもがく。

 

「じゃあとっとと、脳みそぶちまけろやァアアああ!!」

 

 全ての球体が、マインハートの四つん這いになって晒された後頭部向けて振り落とされる。いかに強大で巨軀、頑丈な彼女でも死は免れない一撃ーー。

 

 だが、その一撃は阻まれた。

 

「ああ?」

「うあ……あ……?」

 

 彼女の前に現れた、小さくも決して砕けない最強の盾が、全ての球体を阻み、守って見せた!!

 

「烈怒頼雄斗……安無嶺過武瑠!!」

 

 火花散り軋む強固な肉体が!!球体を弾き返した!!

 

 切島鋭児郎が、この窮地の桂駐屯地へ一番に到着したのだった!




セキアカオリジナルヴィラン図鑑!

黒丸砲鉄(くろまるつつがね)

ヴィラン名『Ho-Gun・GC(ホウガン・ジーシー)』

ヴィラン集団『鴉天狗衆』を束ねる頭領。自身を、かつてヨロイムシャが倒した伝説のヴィラン『ホウガン』の孫と言い、京都を牛耳るために鴉天狗衆を結成した半グレかつ、ラッパー。ラッパーとしての活動名も同じである。

GCは、グランチャイルド、つまり孫という事である。

京都の夜の街を支配しようとしたが、かつてのヨロイムシャと、サイドキック達により主要メンバー含め逮捕。その後AFOにより刑務所が襲撃されてから脱獄後は、ヨロイムシャ引退の話を知り、第二次決戦中は身を隠して力を蓄え、決戦の後に活動を始めた。土壌を作るために、救援物資等の強奪を部下に指示している。

日焼けしたスキンヘッドでブラックレザーコート、全身黒づくめのラッパーファッションに身を固めている。

個性は『黒弾(Black Bullet)』

黒い球体を生み出して、自身の意思通りに操る。この球体は重く硬い金属でできているため、それだけで武器として成り立つが、ブースト剤により幾つも球体を生み出して操るオールレンジ攻撃により、ヒーロー達を追い詰める!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。