※この作品はR-18です。

【原作完結】僕の脊髄ぶっこ抜きアカデミア【オリジナルストーリー開始】   作:ぶっこ抜きデク

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幕間 戻って来た日常編
作れ!ヒーローカード!! 上


「一週間の復興派遣、皆ご苦労だったな……色々あったみたいだが、無事戻って来れて良かった」

 

 雄英高校二年A組は、一週間の復興派遣を終えて雄英高校へ帰還し、その翌日教室へ全員揃って登校した。そんな皆を労う相澤先生に、皆は黙りながら話を聞いていた。

 

「さて、海外派遣のヒーローの力もあり日本の復興は凄まじい勢いで進んでいる……辞めたヒーロー達も復興支援の為にと再び立ち上がってくれた者も現れた、その甲斐あってか、お前たち学生派遣は無くとも人員が間に合いつつあると報せがあった」

 

 相澤先生が語る話は、対戦後の復興が進んでいる事。さらには辞めたプロヒーローが復興支援のために再び立ち上がり始め、人員が著しく増え始めたという報せに、皆はざわついた。

 

「えっ……つまりそれって」

 

 上鳴が思わず呟き、相澤先生は頷きながらその通りだと返答した。

 

「ああ、今日この時を持って、雄英高校ヒーロー科は通常授業を再開する事となった」

 

 歓喜の声、ではなく安堵の吐息がA組に広がった。ヒーローとしての活動は確かに必要だが、学生まで派遣されていたのが異常だったのだ。つまりこれは……日常への帰還が目に見えて現れた事になる。

 

「ケロ、長いようで短かったわね」

「仮免持ってない俺まで駆り出されたから、余程だったもんな」

 

 蛙吹は目を細めながらこの回帰を噛み締める中、今年よりA組ヒーロー科に編入した普通科の心操人使も、まだ仮免すら持ってないのにヒーローの管理下で活動させられていたあたり、そこまで人員が足らなかったのが頷ける。

 

「けどようやく、平和が戻って来たって感じるよなぁ」

「まだまだこれからですけど、学生としての本分は勉学ですからね」

 

 砂藤もようやくここまで来たのかと少し肩の力を抜いたように呟き、八百万もヒーロー科ではあるが学生としての本分もしっかり果たさねばと頷く。

 

「で、だ、もう7月なわけだ……授業を止められて二年生で教える内容3ヶ月分が積まれているわけだが……」

「「「「あっ」」」」

 

 しかし、現実を見れば……そこに積まれている本来のやるべき範囲、課題は3ヶ月分あるわけで……それを口に出されて数人は冷や汗流して硬直した。

 

 この流れはあれだ、効率的に夏休みを使っての『勉強合宿』が始まる流れだろう、身構えるA組生徒達に、相澤はニヤリと笑った。

 

「ま、その話はこの後にする事としよう、ヒーローに休息は無いと昔語ったが、偶には休む事も大事だ……」

「「「「!!?」」」」

 

 相澤先生が優しい!?これ絶対裏があるだろと、その雰囲気にA組の爆豪以外が身構えた。爆豪だけは、何が来ようと構わねぇよ超えたるわと、見据えている。

 

「というわけで、授業再開1時間目……ヒーロー活動の特別授業から入ろうと思う、では、お入りください」

 

 そんな相澤先生が、出入り口に呼びかけるや……1人のスーツを着た中年の男性が、和かな笑みで教室に入って来た。この人は一体……ヒーローには見えないが誰だろうと、皆が注視する中、スーツの男性は教壇で一礼して皆に自己紹介から始めた。

 

「雄英高校ヒーロー科、2年A組の皆様はじめまして!山鹿子製菓の営業担当、幌尻豊城(ほろしりとよしろ)と申します!」

 

 突如現れたのは、お菓子の会社『山鹿子製菓』の営業を名乗る男だった……が、緑谷出久はその企業名だけで気付いた。

 

「山鹿子製菓って……あのヒーローズチップの販売元の!?」

「はい、そうですよ!」

 

 男子の誰もが、今でも緑谷は集めている、ヒーローのカードがおまけで入っている『ヒーローズチップ』その製造販売を行なっているお菓子会社からの職員がここに現れたーー。

 

 何のために!?それは特別授業の為!!

 

 幌尻本人より、今回の特別授業が語られた!!

 

「今日はですね、ヒーローズチップのカードを作ろう!という事で、今日は雄英高校ヒーロー科に来させていただきました!!」

 

 その特別授業を告げられた瞬間ーー久々にこの言葉が教室に響き渡った!!

 

「「「「「ヒーローっぽいのきたぁああああ」」」」」

 

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