【原作完結】僕の脊髄ぶっこ抜きアカデミア【オリジナルストーリー開始】 作:ぶっこ抜きデク
プロローグ 全国ヒーロー科合同勉強訓練合宿
「写真撮影とヒーローカードの作成、楽しんでもらって何よりだ……さて、本題に入ろうか」
「ひぃい!相澤先生の笑みが怖い!」
「一体何をやらされるんだ!?俺たち!!」
特別授業のヒーローカード作成を終えた次の時間である。相澤先生はニヤリと笑って本題に入ろうかと語り出した。
今の特別授業で、もう後顧の憂いは無くなっただろう?ここからはまた地獄を始めるとでも言いたげな様子に、芦戸と切島が恐怖した。
「知っての通り、AFO、死柄木との戦いで全国の学校は授業停止となっていた、雄英も、ヒーロー科ではない他の学校もだ、その期間は3ヶ月ともなれば、流石にこれを見て見ぬ振りはできない」
「我々はヒーローを目指す者ですが、その前に一学生……ですからね」
ヒーロー科であろうと、僕たちはそもそも高校生である。高校生である以上、定められた量、範囲の勉強はしなければならないのが事実。飯田が生唾を飲み込みながら、積み上がった『3ヶ月』の科目を受け止めた。
「文部科学省からも、この間の授業の進め方は議題にあがってな、公立私立進めている範囲や、専攻科目でもやはり違う……卒業式をその分遅らせる高校も出てきているわけだが……」
「お、オイラ達は!?先輩達は6月卒業だったからオイラ達もそうだよな!?」
その3ヶ月の遅れを、緩やかに取り戻す方向ならば卒業もその分先延ばしになる。そうだよなと峰田は、できればそう判断したと言って欲しいとばかりに声を上げた。まぁ、分からんでもないなと緑谷は心中頷きはしたが……この効率を良しとする相澤先生が、そんな判断するわけないよなと、しっかり現実を受け止める準備はした。
そして……相澤先生はそれはもう見事な笑顔で皆に言い放った。
「喜べ、お前達は4月に卒業を間に合わせるようにカリキュラムを組んでおいた、昨年の圧縮訓練に準えて、圧縮勉強会をヒーロー科では開催する事となった、名付けて」
峰田が絶望する暇も与えず、正面ボードに映し出された文字を、轟が読み上げた。
「全国……ヒーロー科、合同勉強訓練合宿?」
その合宿名を読み上げた轟に、相澤は説明を始めた。
「全国にヒーロー科を要する学校を、各地方でそれぞれを集めて合同に勉強と訓練を行うという合宿だ、夏休みの7月20日から、8月の20日の約1ヶ月を使い、一気に3ヶ月のカリキュラムを終わらせる事になった」
今年の夏は、圧縮訓練から勉強合宿!
しかも、全国のヒーロー科で実施され地方毎に分けられた同時開催という大イベントというのだ。
「よくもまぁ、まだ復興しきってねぇ中でこんな大規模な事ができたな……」
爆豪がそんな事を呟いた。確かに復興スピードこそ凄まじいが、まだまだ終わってはいない中で全国のヒーロー科を連携しての合宿をやるとは驚いても仕方ない。
「というわけで、雄英高校の二年団全員は、中部地区のヒーロー科と合流して、合同勉強合宿訓練を行う、場所は……」
そんな合同勉強合宿訓練が行われる場所はと、画面が切り替わりマップが展開され……場所が示された。
「国立中央青少年交流の家、富士のさと……富士山の麓にあるこの場所を使い、他校ヒーロー科学生とともに学び、訓練を行ってもらう」
こうして、雄英高校……いや。
中部地区のヒーロー科二年生による、合同勉強訓練合宿が決定したのだ。