※この作品はR-18です。

【原作完結】僕の脊髄ぶっこ抜きアカデミア【オリジナルストーリー開始】   作:ぶっこ抜きデク

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416話 交流戦の陰陽

「この辺りで終わりとしましょうか、セロファンさん、チャージズマさん?」

 

 加礼燈が構えを解いて、ここで終わりにしようと言う提案を、瀬呂と上鳴は頷いた。

 

「いやぁ……やっぱり他所にも強い子は居るもんだな上鳴?」

「本当だわ、井の中の蛙ってやつぅ?ひしひし感じたよぉ、マジ強いなぁ加礼燈さん」

 

 あくまでこれは軽い組み手であり交流を、彼女は忘れてはいなかった。瀬呂と上鳴は、追い詰められた事実を認め、悔しさこそ確かにあるも、その強さに掛け値無しで加礼燈を称賛した。

 

「てか、俺と似た電気系個性じゃんね?後学のためにどんなのか教えてくんね?俺の帯電と結構違う感じだったりするの加礼燈さん?」

 

 上鳴からしたら、同じ電気系個性ながら性質が違うようなと肌で感じたらしい、違いを知りたいと彼女に尋ね始めた。

 

「そうですわね、私の個性"発電"は、上鳴さんとは似て非なる物かと思いますわ」

 

加礼燈魅里安(かれとうみりあ)!!

ヒーローネーム:発電ヒーロー『エレクトレス』!

 

個性は『発電』!!

 

 上鳴同様、電気系の個性だが、彼女の場合はその"発電量"が尋常では無い!たった1人で『県一つを賄える』電力を発電できる!まさに『人間発電所』が彼女なのだ!

 

 ただし!通電できるのは『自分から数センチ離れた場所』までであり、通電させるには自ら直に触れなければならず『放電』が出来ない!!自分の肌や肉体がケーブル代わりとならねば、電気を流せないのだ!!

 

「私の場合、上鳴さんのように放電はできませんの、せいぜいが私から数センチまで……より強い電流を流すならば…….直に触れなければ駄目なんですの」

「はー……成る程、上鳴みたいに思いっきり出せないあたり、範囲攻撃に向かねぇんだ……」

 

 発電量や、放つ電気の威力は彼女が上鳴を上回るが、代わりに触れるか、数センチの間合いしか通電できないというピーキー仕様は、上鳴とはまた違っていた。これに瀬呂は同じ系統の個性でも、体質によってここまで変わるのかと唸る。

 

「けど威力はダンチだったなぁ、俺の電気耐性超えて来たんだもん……」

 

 自分の威力を上回る電撃に、悔しさも確かにあるが尊敬を上鳴は向けた。やはり、世の中上には上がいるなぁと頷く。

 

 ヒーローは決して、雄英だけではないとこの軽い訓練だけでも充実感が凄まじいなと、見ていた緑谷も胸が高鳴る。誰でもいい、できるだけ多くの生徒と戦わねばと、緑谷は花霞姉妹と加礼燈と目移りする最中。

 

 爆破音が響く━━。

 

 それを聞き逃す緑谷ではなかった、間違えようものかこの爆破音は爆豪勝己のに違いない!まだ心臓の傷も経過待ち、右手の動きもままならない中で参加しているのか!?

 

「何やってんだよかっちゃん!?」

 

 ちゃんと見とくんだった!!見学していると思ってたら違ってた!!爆破音が響いた方向へ、自分の交流の機会も捨て置き駆け足で向かうと、そこにも人だかりができていた。

 

 そこには、大戦以降、何故か爆豪の世話を焼いている物間まで観衆の1人として見ていた!

 

「物間くん!もしかしてかっちゃん組み手しちゃってる!?」

 

 緑谷の焦る声を聞いた緑谷に、物間は少し嫌味を込めながら親指で爆豪が居るらしい監修の壁を指差した。

 

「キミ達のクラスメイトだろ?見ておくべきじゃあないのかい?もう終わったよ」

「いやその通りだごめん━━って、もう!?」

 

 まさか、無理して倒れたのかと群衆の先を少し自らを空に引き寄せて、緑谷は現状を確認して━━。

 

「!!」

 

 その景色に驚いた。

 

「大口叩いてた割には……全然だな、お前」

「…………」

 

 ヒーロースーツを身に纏っている爆豪と、尻餅をついて唖然として爆豪を見上げているのは……勇学園の生徒、藤見露召呂であった。緑谷は……その光景を見て、まさかと眉間に皺寄せ物間に一応の確認を取る事にした。

 

「……見てなんとなく流れは予想できるけど、一応聞いてもいい?物間くん」

 

 緑谷の質問に、尋ねる必要なかろう、キミの予想通りの流れがあったんだと、呆れ顔で答えた。

 

「見学してた爆豪くんに、勇の彼が喧嘩売ってね……流石に我慢できずにって流れさ?まぁ、秒も掛からなかったよ」

 

 やはりそうかと、緑谷は髪を掻きながら、爆豪に様々な気持ちが湧き上がった。心配した、手加減してやれ……めちゃくちゃ強くなってるな……だが、その爆豪より心配なのは……。

 

「藤見くん大丈夫か……立ち直れるかな……」

「彼が喧嘩売ったから、返り討ちにされても仕方ないだろう?僕だって目に余るくらいの挑発だったし……」

 

 呆然として、立てない藤見を見下ろした爆豪は、そのまま群衆をモーセのように分けて離れる。

 

 緑谷は心配した……あの負け方は心が折れかねない、観衆の中での秒すら許さぬ瞬殺の敗北……勇の生徒が手を持って立たせてあげていたが、生気が消え去った眼差しのまま手を引かれてその場を離れた。

 

 そして、しばらく様々な生徒と交流と組み手を全生徒が行い、気付けばすぐ時間は来て……初めての合同訓練は終わりを告げたのであった。




セキアカオリジナルヒーロー図鑑!

加礼燈魅里安(かれとうみりあ)

ヒーローネーム:発電ヒーロー『エレクトレス』

 聖愛学院の二年生であり、実は『雄英A組と同じ試験会場に居て、印照達とは別行動して、合格していた』当時の聖愛一年生。身長175cmの、高身長金髪な、現聖愛2年生を束ねるお姉様。

 個性は『発電』で、上鳴同様電気系の個性だが、彼女の場合はその"発電量"が尋常では無く、たった1人で『県一つを賄える』電力を発電できる!まさに『人間発電所』である。

 ただし、通電できるのは『自分から数センチ離れた場所』までであり、全力で通電させるには自ら直に触れなければならず『放電』が出来ない、自分の肌や肉体がケーブル代わりとならねば、電気を流せない為、多数相手よりも強力なヴィラン相手の一対一を得意とし、総合格闘技『修斗』を嗜んでおり、その徒手空拳の強さは尾白、緑谷に匹敵する。

 実は、上鳴が『許容量以上を放電したらアホになる』ように、彼女も『あまり電気を溜め込みすぎると性欲が高まる』という副作用があり、発散しなければならない体質である。毒牙にかかった生徒が実は居るとか居ないとか……現在の標的は小大さんの模様。

イメージ元、オマージュキャラはKOFシリーズの二階堂紅丸。ヒーロースーツも同じで、彼を女体化したら……をイメージして作り上げたキャラクター。

性格は違うけどね!
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