※この作品はR-18です。

【原作完結】僕の脊髄ぶっこ抜きアカデミア【オリジナルストーリー開始】   作:ぶっこ抜きデク

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452話 もう一人の推薦枠

「勿体無い事したなぁ……しっかり気を入れて戦えばゴリ押しでいけたぜ今の?」

 

 生徒達とはまた別の待機場では、モニターからこの交流戦を見て評価する教師達が、斥野と葉隠の試合を語りながらレポートにペンを走らせていた。

 

「入学時から個性の強さから来る慢心が抜けないようで、再三忠告はしたんですが……」

「……この結果で考え直せばいいんだがな」

 

 プレゼント・マイクの話にエクトプラズムは溜息を吐き、片目で相澤は苛立ち戻る斥野を見ながら呟く。

 

 交流戦ではあるが、この戦いでは主に一年生が、いかなる選択をし、その理由と結果を彼らは見ていた。この授業において必要なのは『勝敗』ではないのだ。

 

 ヴィランと対峙した際、討伐するか?時間稼ぎをするか?逃げて仲間を呼ぶか?一年達の判断と行動を見て評価、アドバイスに繋げる為の授業であった。

 

 対して、二年生側には個性の相性で勝てない場合でも、最低限引き分けに持ち込めるかの地力と経験が生きているか?を見ていく。

 

 兎も角次々いくかと、プレゼント・マイクは放送マイクには過剰な声量で言い放った!

 

「さぁ!どんどん行こうぜGuys&Girls!次のマッチメイクはこの二人だぁああ!」

「声を抑えろ山田……うるさい」

 

 

 

 交流戦は次々と行われていく、一年団はなんとか二年に勝つ為に個性も肉体もフル活用!二年団は一年団に負けるなと経験を見せつけようと奮闘する!

 

 

 第三試合 轟焦凍vs紙式折絵

 

「紙では相性が悪い……!」

 

 紙式は轟とマッチメイク!火を操る轟を前にして、脱出ゲートからの逃走勝ちを狙うも……。

 

「相性差があるとはいえ、ここまでよく来れたな」

「……降参ですわ」

 

 自身の式紙を使い陽動と奇襲で隙を作ろうとしたが、相性差とは残酷なもので、全て燃やされ打つ手無しで降参となった。

 

 

 第四試合 蛙吹梅雨VS具来鳴明日

 

「よし……このルートなら見つかりにくいはず」

 

 このグラウンドβの空撮マップを展開できる鳴明日も、隠密での逃走勝ちを選んだのだが━━。

 

「見つけたわよ鳴明日ちゃん?」

「うわぁああ!?びっくりしたぁ!!」

「そんなに驚かないで、ちょっと悲しいわ」

 

 待ち伏せして壁に張り付き同化して消えていた蛙吹に捕まり、あえなく敗北。

 

 一年団、現在0勝3敗1分の負け越し!誰か一人でもいいから白星を上げれるか?最早そのくらいの差が一年間雄英で学んできた事として出てきている中……。

 

 一年に、白星が遂にもたらされたのは第五試合であった!

 

 

『さぁさぁ、一年は誰か一人でも白星を手に入れることが出来るのかぁ!?第五試合!一年生からはA組女子の推薦枠!絆定寺綾(ばんていじあや)こと、救命ヒーローバンド・エイドが入場だぁああ!!』

 

 その一年生とは、毎年4名の雄英推薦入学の一人であり女子生徒であった。ゲートから現れた彼女のヒーロースーツは……。

 

「おほーー!エロすぎだろちょっと!?救助訓練の時もびっくりしたんだよなぁ!」

「いや本当、よく通ったよなあれ……なんていうの?フェティシズムってやつ?」

 

 上鳴に瀬呂がこっちまで恥ずかしくなると赤面する!ピンクのナース服に片目を隠し、腕や太ももに巻かれた包帯!!まさかの18禁系ヒーロー新時代は私とばかりな姿の一年生に二人は待機場で、興奮していた!

 

 そして、その相手をするのは━━。

 

『その対戦相手はぁああ……もぎたてヒーロー、グレープジュース!!峰田実だぁああ!!……絆定寺ちゃん気をつけて、割とマジで』

「「絆定時ちゃん逃げてぇえええ!!?」」

 

 セクハラ大魔王、エロの権現!!もぎたてヒーロー『グレープジュース』こと、峰田実!!まさかのマッチメイクに彼女がトラウマ抱えないか心配になった上鳴と瀬呂はモニター向けて叫んだ。

 

「……バカ二人」

 

 その騒がしい様子に呆れる耳郎をよそに、試合は始まろうとしていた。

 

 

 

『交流戦第六試合、二年A組峰田実VS一年A組絆定寺綾、試合開始』

 

 アナウンスと共にブザーが鳴り響く!この戦いにおいて峰田実の興奮とテンションは頂点に達していた!

 

「今のオイラはヴィランなんだ!多少のアクシデントはあってもおかしくないよなぁ?一年生!!」

 

 もぎもぎを建造物に投げつけては、その弾性により移動する、時には攻撃にも使う『跳ね峰田』により一気に対戦相手の一年生の下へ!欲望が起爆剤かつ燃料となったもぎたてヒーロー、グレープジュースは普段の二割増しで強い!!

 

「見つけたぁ!真正面!!」

 

 対する一年の推薦枠が一人、絆定寺綾!ゆっくりと悠然と歩いて向かってくる峰田を前に微動だにせず!

 

「グレープラァアッシュ!!」

 

 峰田、頭部のもぎもぎを多量に投げつける必殺技、グレープラッシュにて先制!もぎもぎの雨を前にした絆定寺は、焦ることも無く自らの左手に巻きついた包帯を右手で引っ張った!

 

「やぁっ!」

 

 そして!右手で投げられた包帯は、意思持つように自らもぎもぎを付着させ、絆定寺に命中しない空間を作り上げて、他のもぎもぎは落下した!

 

「なぁああ!?その包帯動くのかよ!!」

「被害を防ぐ為、峰田実先輩、貴方を即座に拘束いたします!」

 

絆定寺綾!

ヒーロー名『救急ヒーロー』バンド・エイド!

個性『包帯』!!

 

自らの身体から生えてくる包帯を操る!!この包帯は、絆定寺自身が操り動かせ、頑丈、清潔、伸縮自在!!

 

さらに!!この包帯は治癒力向上、止血効果も持つ!!ヴィラン被害の怪我人はお任せあれ!!

 

 絆定寺の身体中から、それこそ見えている左右の前腕に巻かれた包帯、両太ももの包帯が触手のように、うねり!峰田に襲いかかる!

 

「早い!けど……避けられないスピードじゃねぇ!」

 

 向かって来た包帯に、峰田が取った選択は、距離を取るのでは無く接近!グレープラッシュを防がれたなら、直でもぎもぎを貼り付け拘束しにかかってやると、包帯の触腕に向かい━━。

 

「峰田閃空!!」

「!?」

 

 回避、まるで実体が失われた残像すら見える動きには絆定寺も驚愕で目を見開いた!

 

「どわぁ!?」

 

 が、包帯全てが峰田を捕まえに向かっていた訳では無く。その一本は峰田の足を引っ掛ける為に待ち伏せるような配置をしていた!

 

 そこからはもう、決着までは早かった。

 

「マミーバインド」

「うわぁああ!?」

 

 絆定寺の包帯が、峰田をあちこちから縛り上げていき、鼻と口と目だけは露出する形で拘束してしまったのだった。これでもう、峰田になす術無しと見たか、ブザーが鳴り響く。

 

『勝者、一年A組絆定寺綾』

 

 もう一人の推薦枠、絆定寺綾……一年に初白星を挙げる!!




セキアカオリジナルヒーロー紹介!
絆定寺綾(ばんていじあや)

ヒーロー名:救急ヒーロー:バンド・エイド

雄英高校1年A組女子の一人で、片目を包帯で巻いた青髪の少女……というか全身に包帯が巻かれているが、決して大怪我しているわけでなく、包帯自体が彼女の個性であり、湧き出てくる。

……あと、爆乳である。

インスピレーション元は、エヴァンゲリオンの綾波レイ……そしてモグ波。

ヒーロースーツはナース服ベースだか……包帯も相まってフェティシズムが凄まじい。この衣装を提出した際、ミッドナイトは笑って親指を立てたとか……。

両親は医者であり、本来は医者を目指していたが、ヴィラン犯罪の最前線で戦うヒーローや、被害者の多さに『現場で命を繋ぐ者』として、救助専門のヒーローになりたいと願うようになった。なお、両親も『場所は違えど同じ人を救う仕事』と、彼女の背を押した。

性格はおっとりしているが、いざ現場となると一気に切り替わり、メリハリがある。

個性は『包帯』

自らの身体から包帯を生成し、それを使い拘束や移動を行う。そしてこの包帯には、止血効果や治癒力を高める効果があり、救急治療にも使われる。希少なヒーラータイプのヒーローである。
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