【原作完結】僕の脊髄ぶっこ抜きアカデミア【オリジナルストーリー開始】 作:ぶっこ抜きデク
・ヒーローへの信用と憧れ、そして現状
まず、アメリカにおいてヒーローは日本と同様『憧れの職業』である事は間違いない。
日本ではエンデヴァー、ホークスのスキャンダルによる信用失墜からヒーロー志望、引退したプロヒーローは激減したが、アメリカでは今のところそのようなスキャンダルはあまり無い。
が、キャプテン・セレブリティのような個人の小さなスキャンダルこそあるものの、ヒーロー達もまた法を犯せば裁かれているので、アメリカ全土で見ればヒーローへの信用は世界的に高水準である。
しかし……"自身の子ども達をヒーローにしたいか?"と尋ねられたら、首を横に振る親は多い。
銃社会のアメリカではヒーローも、日本より殉職率が高くヒーロー養成を目的とした学校では在学中にインターンで死亡する学生というのも日本以上に居る。
その為か、ヒーロー志望の学生とその両親には死亡時の覚悟を確認する契約書を交わす学校が大半で、ヒーロー殉職保険専門の保険屋まであり、訴訟も少なくない。
主要都市別に信用スコアを見れば……ダントツでヒーローの信用が低いのはカリフォルニア州のロサンゼルスである。
過去、様々な有色人種に対する差別に弾圧の歴史、警察の汚職という公権力の失墜から、ヒーローもまた信用が低い。一時期、オールマイトが活動してその在り方と人気にに少しは盛り返しはしたが、コンプトンやスキッドロウというスラムからのヒーローの信頼は皆無であり、異形差別で歴史を繰り返してしまった前歴もある。
・ヒーローの質と選民的な差別意識
アメリカのプロヒーローは、ピンキリである。
日本のヒーローは警察の実働部隊として『公務員かつ自営業も可能』と言う、公私が混ざった独特の立場ながら、まず『公僕である』と言う事から実力も内面も一定の水準に満たなければプロから弾かれるため、水準が高い。特に異形差別やらを口にすれば同じヒーローからも凄まじい叱責をされるし、懲戒を突きつけられる。
が、アメリカのヒーローは自営業の側面が強く、警察や軍とは協力捜査すれど、それぞれ独自の組織形態となっている。
ビルボードチャートの順位が上がれば衆目に晒されるわけだが、プライベートはヒーローにもあると考え、主義主張も違う。また、チャート順位も『実力特化』『人気特化』とそれぞれだけで上位に入るヒーローも居るので、上位=強いと言うわけではない。
ただ、100位以内に入るなら『両立して当たり前』の様相はある。
そして……ヒーロー間の差別も未だに解決してない。人種、異形差別するヒーローも少なからず居て、さらに言えば特権階級的な立場から火種となりデモも起こる。
実際、女性スキャンダルこそあるが、差別が一切無しなキャプテン・セレブリティは『上澄のヒーロー』である事は間違い無い。
ちなみに、白人至上主義なヒーローの代表格がサイバー・プリンセスだったりする。