※この作品はR-18です。

【原作完結】僕の脊髄ぶっこ抜きアカデミア【オリジナルストーリー開始】   作:ぶっこ抜きデク

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81話 ごめんかっちゃん、今から物間のケツめちゃくちゃにするの

「いやーしかしさっきは大変だったな緑谷……」

 

 緑谷出久は不機嫌であった、何しろ爆豪が全く話しかけてこない、罵詈雑言すら無しの日々が続いていて、張り合いが無いとむすーっとしていた。

 

 そんな折、食堂にて事件があって、それを切島は大変だったなと、不機嫌な緑谷を気遣いながら尋ねた。

 

「B組の物間だっけ、お前に喧嘩ふっかけてきたんだろ?」

 

「あいつ……ステイン事件の事をね、言ってきたんだよ……で、飯田くんの事もあったのにさ……ライン超えしてきた」

 

 

 

 食堂での事であった、その時緑谷は特におちこんでいたのもあった、愛しのかっちゃんが絡んでこなくて、倦怠期ってこんな感じかなって、焼き魚をいじいじしていたら、物間が後頭部に肘をぶつけてきた。

 

 まぁわざとだろうが、違おうが、放っておこうとしたのだが……ステイン事件の件を掘り返しA組を疫病神扱いしたので、一線を越えやがったと立ち上がり、緑谷は物間へ即座にスタンディングフロントチョークをかけた。

 

『ごめんなさい!うちのが!その辺で許してください!!』

 

『峰田!峰田ぁああーー!あれ出せあれ!』

 

 拳藤が即座に謝りに来たが、此度は許さんぞと緑谷は峰田を呼び、丁度食事していた峰田が来て『あれ』と呼称した物を作り出した。

 

 それは『峰田ビーズ』と呼ばれる、峰田の個性もぎもぎで作られた棒状のロッドである。

 

 ぶっちゃけ『ア◯ルビーズ』である。

 

『いくぞ峰田くん!これぞ、ヒーロー業界最悪最低の協力必殺技!!』

 

『ああ緑谷ぁ!!うぉおおおーーー!!』

 

『待って待って待って!!そこまで日本人の直腸は長くはーー』

 

 緑谷がフロントチョークで固めた相手のケツに、峰田が峰田ビーズを突進し突っ込む彼らの友情奥技、その名はーー。

 

『『ソーリー・バービー!!(今からアンタの彼氏のケツ、めちゃくちゃにするの)』』

 

♂ブスリッ♂

 

♂アーーーッ♂

 

 こうして、悪は救急車に運ばれ去っていったのである。

 

 

 

「峰田が峰田ビーズを物間の尻に突っ込んで救急搬送されたからなー……」

 

「一応情状酌量を貰えたよ……」

 

 流石に騒動として職員室に峰田と呼ばれお叱りを受けたが、物間の尊厳を弄ぶ言動にはブラドキング先生も頭を押さえ、そりゃライン超えだと言った。しかし暴力行為は暴力行為、主犯格緑谷は、しばらくトイレ掃除と反省文30枚にて手打ちとなった。峰田に罰がいかなかったのは、緑谷の罰を見せる事が罪悪感となり、反省につながるから逆に無しとなった。

 

 たしか、自衛隊の罰で1人が失敗したら皆が腕立てさせられるというのがあったなと、緑谷は思い出した。

 

 まぁその程度で済ませてくれてありがたいし、反省しようと自省した中……。

 

「流石はネームド倒した奴は違うなぁ、ああ?気分いいかよクソヴィラン?」

 

 久々に爆豪が悪態を吐いてきた。いつもの風景だと皆が思ったが……明らかに違った。

 

 失礼な話爆豪の悪態やら悪口は小学生レベルだ、バカとかアホとかボケとかカスとかその程度。そうまで嫌味ったらしい悪態を聞いた緑谷は、空気の違いに目を細めた。

 

「嬉しいなかっちゃん、声かけてくれて……喉か舌か言語野やって喋れなくなったのかと思ったよ」

 

「お、おい、緑谷、爆豪?」

 

 そして明らかに、いつもならばはいはいと笑って流していた緑谷も、椅子から立ち上がり、喧嘩前のヤンキーの如くメンチを切るという事態に、話していた切島すら焦りだした。

 

「てめぇはつくずく、俺の神経逆撫でするなぁ……」

 

「逆撫でできる神経あったんだ、キミに?引き抜いても見当たらなかったけど?」

 

 一触即発の事態にクラスが沈黙する、飯田すらやめたまえと言えない程の、触れたら起爆必死のニトログリセリンが放置されている事態だった。

 

「体育祭みたいな半端な結果はいらねぇ……次の期末なら、個人成績で嫌が応にも優劣がつく……完膚なきまで差ぁつけて!テメェぶち殺してやる!轟ぃ!てめぇもなぁ!!」

 

 宣戦布告だった、次の期末でお前に勝つ、体育祭の一位なぞ唾棄すべきゴミだと言って爆豪は緑谷へそう言い切った。さらに、当たり散らすように轟にまで宣戦布告した。

 

 それに対して緑谷は……売り言葉に買い言葉とばかりに言い返した。

 

「ぶっ殺すって……ああ!実技試験中に事故を装ってお前を殺すから、背後には気をつけろって事?やぁだ怖いなぁ……どっちがヴィランだよ、卑怯者の、エセヒーロー」

 

 もうこれ喧嘩始まるだろう、皆がそう思った。しかし、爆豪は言い返しも手を上げたりもしなかった。その代わりに……緑谷が爆豪の頭に手を置いた。

 

 これだけでもう、敬語で謝り倒すのがパターンのぶっこ抜き前兆、脅迫の所作になるが……。

 

「へぇ……謝らないんだ」

 

「やってみろや、首噛みついて頸動脈噛み切ってやる」

 

 その啖呵に、緑谷は手を離した。

 

「どうぞ、お帰りなさいな」

 

「ちっ!」

 

 舌打ちひとつして、ドアを思い切り締めて爆豪は帰った。

 

「久々にガチな爆豪だ……」

 

「焦燥、あるいは憎悪……」

 

 切島と常闇が爆豪の怒る様に呟き、1人緑谷は呟いた。

 

「かっちゃんのばーか」

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